店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
’19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
’20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
’21 休息とは回復であり、何もしないことではない。



2021/08/01 PCオーディオとUSB機器 
 
今日は日曜日ですが、お客様のご来店が少なくじっくりと検証する時間が取れたので、以前から気になっていた事を
確かめてみました。

吉田苑リファレンスPCオーディオシステム(Roonシステム)の核であるエスプレッシーボPCには
USB接続の外付けハードディスクが接続されています。
これは、JPLAY FEMTO用データベースなのですが Roon と JPLAY FEMTO の比較試聴が出来るよう
接続しております。
先日 Roon を再生しながら、その外付けハードディスクを外したところS/N比が上がったように感じました。
今日はその現象を確認したのですが、やはりUSB ハードディスクを接続すると S/N比が悪化する事が
確認出来ました。

こうなると、USB端子に接続されている別の機材も影響するのではないかと気になりだしました。
店頭の環境では、USBハードディクス の他に マウス と キーボードがUSB接続です。
早速この2つを取り外したところ、さらにS/N比が上がりました。

マウスとキーボードが無いと不便ですので、現実的ではありませんが
音質最優先で考えると、USBポートには何も接続せずに全てUSBターミネーターで塞いでしまうのが
ベストでした。

ここまですると、さらに先を聞いてみたくなり HDMI 接続されている モニター も取り外しました。
ここまですると、全てが接続されていたときと比較すると 2割は音質向上しています。
全くお金を掛けずに 2割も音質アップが可能な方法ではありますが・・・現実的ではありませんね。

ですが、この音質は捨てがたいです。
Roon専用PCとして運用するのであれば、PC起動後にRoonを立ち上げてしまえば
それ以降、マウスもキーボードもモニターも必要ありません。
PC起動後に全て取り外す手間は、それ程ではありませんので
本気で音楽を聞くときには有効な手段だと思います。
もしくは、Roon起動後全て取り外して電源を落とさずに常時通電するという荒技も有りだと思います。

少し極端な運用法ではありますが、音質向上の有効な方法ですので実現可能な環境の方は
ぜひ試して見てください。
何よりお金が全くかからないのが良いですね。

 
2021/07/31 SOtM sMS-200ultraNEO スペシャルエディション発売  

吉田苑のリファレンスネットワークトランスポートである SOtM sMS-200ultraNEO にスペシャルエディションモデルが
追加されました。

通常版へ電磁波シールドを追加し、内部配線材を7N UPOCC銅線もしくは銀線へ変更。
さらに、コンデンサーをEvox Rifa 製へ交換してあります。
Evox Rifa は現在別名となっており、過去の名パーツです。
大メーカーですと、このような新規入手が出来ないパーツを使用することは出来ませんが
SOtM さんのような比較的小さな会社の場合、新規入手不能なパーツでも、ある程度まとまった数が
入手出来れば製品化出来ますので、普通使えないマニアックなパーツが使えるのが良いですね。
 
 

右が銅線モデルで左が銀線モデルですが、外観で見分けは付きません。

スペシャルエディションモデルは内部配線に銅線を使うか銀線を使うかの 2モデルから選択可能です。

sMS-200ultraNEO 12V 10MHz入力付き 銅線モデル 275,000円(税込)
sMS-200ultraNEO 12V 10MHz入力付き 銀線モデル 280,500円(税込)

通常モデルからの ヴァージョンアップも可能です。

バージョンアップ費用

銅線モデル 60,500円(税込)
銀線モデル 66,000円(税込)

実は、最初このスペシャルエディションモデルの話を聞いた時あまり期待しておりませんでした。
通常モデルより 38,500円(銅モデル/税込)アップの効果があるかどうか、内容を聞いただけでは
判断出来ず、経験的に多少音色が変化するだけで、クオリティアップの余地は小さいのではないかと
考えておりました。

ですが、実際にスペシャルエディションモデルを聴いてみると、予想以上の効果に驚きました。
十分に 38,500円(税込)を追加投資する価値のある改善効果がございます。
バージョンアップですと 60,500円(税込)ですが、それでもその価値はありますので
今お持ちの方も是非ヴァージョンアップをご検討下さい。

店頭デモ機も早速ヴァージョンアップを依頼しました。

銅線モデルと銀線モデルの2つが選択できるのも、悩ましい選択で良いと思います。
内部配線材が違うだけですが、この両モデルの音質差は大きく、どちらも魅力的です。

銅線モデル
オリジナルモデルをそのままクオリティアップしたイメージです。
オリジナルモデルと比較してS/N比が向上し、解像度が上がります。
そして、一番大きく変化するのがエネルギー密度の向上です。
音の粒子に込められるエネルギーが上がるイメージで、実体感が向上します。
データ再生とレコード再生の大きな違いの一つに、データ再生はエネルギー再現性が弱いという点がありますが
そのエネルギー再現性が向上するのは、データ再生の弱点克服に繋がりリアリティ向上に大きく貢献します。

銀線モデル
オリジナルモデルや銅線モデルとは違い、ゴージャスかつエネルギッシュなサウンドとなります。
エネルギー密度の向上は銅線モデルと同様ですが、良くも悪くも直球勝負な銅線モデルと違い
ふくよかさと、豪華さが追加されオーディオ的な快感に浸れるモデルとなりました。

どちらにするかは悩ましいですが、楽器の音を正確に再現したい場合は「銅線モデル」を
オーディオ的な快感を追求する場合は「銀線モデル」がおすすめです。


SOtM tX-USBultra も同様の スペシャルエディションモデル が発表されております。
こちらは現在試聴機を手配中ですので、効果が確認出来ましたら再度お知らせいたします。

 
 
2021/07/26 TiGLON MGT-Y60S 販売価格 69,800円(税込) 
 
久しぶりの吉田苑オリジナルモデル発売のご報告です。

スピーカースタンドの重要性は先日お伝えしましたが、そのスピーカースタンドの新製品となります。

 

通常は TiGLON さんのスタンドをおすすめしておりました。
すっきりとした見通しの良いスタンドで、5万円クラスのスタンドとして積極的におすすめしていたのですが
天板が 16cm * 21 cm と微妙に小さいのです。

現在主流のコンパクトスピーカーサイズは、幅 18cm ほど奥行きは深い物が多く 25cm 以上有るモデルも
少なくありません。
天板からスピーカーがはみ出しても音質上のデメリットはありませんが、落下の可能性が上がり安心できません。

ですので TiGLON さんにお願いして天板サイズの大きなモデルを製造していただきました。

 
 

白い紙がオリジナルサイズ(16cm * 21cm)です。
オリジナルより3cmずつ大きくして 19cm * 24cm となりました。

 
 

入門クラスおすすめスピーカー Paradigm ATOM-FT を載せてみました。
横幅はほぼぴったり、奥行きは少し足りませんがこれくらいのはみ出しであれば落下の可能性は低くなると思います。

スピーカースタンドは一度購入すると、なかなか買い直す機会はありません。
最初に購入したモデルを永く使う傾向がございますので、最初に奮発して良質なスタンドを購入されることをおすすめします。
 

 
2021/06/25 Polk Audio Reserve R100 77,000円(ペア/税込) 
 
アメリカの Polk Audio が久しぶりに輸入再開です。記憶があやふやですが20年振りくらいでしょうか。
1972年創業のアメリカ老舗スピーカーメーカーで、サラウンド用やサウンドバー等入門クラスに強いメーカーです。

今回は入門クラスの Reserve シリーズのご紹介です。

 

価格の割には高級感のある外観で、安っぽくありません。

 
 

ツィーターはリングラジエータータイプで、中央に樹脂製の鋭い物が装着されています。

 
 

もう一つの特徴がこのジェットエンジンのようなバスレフポートです。
バスレフポートの気流制御では各社様々なアプローチを行っています。
B&Wのディンプルは有名ですよね。
このポートはそこからさらに一歩踏み込んで積極的に気流制御を行おうと開発された
特許技術です。
音を出しながら、ポートに耳を近づけても中域の雑味がほぼ感じられず、低めにチューニングされた低音だけが
素直に出てており、この技術が有効に作用している事が感じられます。

10万円以下のスピーカーとしては優秀なモデルで、位相特性は良好です。
スピードは標準クラスですが、遅いとは感じません。
情報量はクラス標準より少し多いくらいです。

音作りとしては、やや多目の低域と欲張らない高音でイメージ通りの正統派アメリカンサウンドだと思います。
中高域がやや甘めに音作りされており、刺激的な音が耳に刺さることがありません。
それでいて、物足りない感じは無くバランス良く音楽を楽しめます。

同価格帯でライバルとなる Paradigm ATOM がもっと直球でストレートに表現しますので
ATOMがうるさいと感じる方にぴったりだと思います。

使いこなしのポイントはバスレフポートから出る大量の低域の制御でしょうか。
背面にウーハーが付いているかのようにたっぷりとポートから低音が出ますので
背面の壁との距離には注意が必要です。

スタンドに良質な物を組み合わせてあげれば、価格以上の立体的な空間を再現することも可能な
実力も秘めています。

少し乱暴に向き不向きで分けるとすると、楽器の再現性に優れた ATOM に対して女性ヴォーカル等を
色気たっぷりに楽しめる Polk Audio となります。

素材としても魅力的ですので、どう改造しようかと検討中です。
大きな欠点がありませんので、良い点である魅力的な低音の量感と中高域の色気を残したまま
解像度と情報量をもう少し出せるようになると良いな・・・と考えております。

 
 
2021/06/24 おすすめセット Roon + TIDAL 入門セット 

おすすめセットの Roon 編を書いていたのですが、ここに書き込む量では無くなったので
PCオーディオコーナーに専用ページを新たに作成しました。

 
 

PC + iFi ZEN DAC 販売価格 22,000円(税込) という低価格ながら、侮れない実力を持つシステムです。
面倒な設定や難解な操作も無く、初心者の方にも気軽にチャレンジ出来るシステムとなっておりますので
今までデータ再生と距離を置いていた方も、ぜひチャレンジしてみてください。
投資額はハードで22,000円(税込) ソフトは月額 3,400円 ほどでお試し可能です。

データ再生の持つ可能性を感じていただければ! という願いを込めてページを作成いたしました。

可能な限りサポートさせていただきますので、ぜひチャレンジしてみてください。

Roon + TIDAL 初心者入門セット

 
2021/06/11 Ediscreation FIBER BOX2 定価 198,000円(税込) Silent Switch OCXO 187,000円(税込) 
 
香港の新しいブランド Ediscreation の取扱いを始めました。
現在輸入されているモデルは2種類だけですが、本国サイトを見てみると他にも魅力溢れる製品が並んでいて
ワクワクします。
特にオリジナルPCはいかにも音が良さそうで、輸入代理店さんにすぐ輸入してくれるようお願いしたほどです。
最も、サポートや実売数を考えると輸入の実現は厳しそうですが・・・

全ての製品を開発者自らの手で製造し、最終チェックまで行うという徹底した生産体制はFundamentalと同じで
オーディオに対する真摯な思いを感じます。

これからも目を離せない、楽しみなメーカーの誕生です。

日本輸入のトップバッターは、ハブと光アイソレーターの2モデルとなります。

光アイソレーター FIBER BOX2 JAPAN STANDARD MODEL

 
 
 
光アイソレーターとは、前回ご紹介した SONORE Optical Module と同様の機能を1台で済ませることが可能な機材です。

 

使い方は簡単で、オーディオグレードハブをお持ちの場合はルーター(無線装置)とハブの間にLANケーブルで接続します。
オーディオグレードハブをお持ちで無い場合は、ハブとPC(ネットワークプレーヤー)の間に接続します。
それにより、ルーター等で発生するノイズを遮断することが可能です。

その効果は大きく、ルーターがここまで音に悪影響を与えていたのかと驚かされます。

 
 
 
Ediscreation の大きな特徴の一つに必ずアナログ電源を使用する点があります。
この機材にも大型のトロイダルトランスが使われており、丁寧な電源回路が構築されています。

 
 
もう一つの特徴が贅沢なクロックを搭載している点です。
この価格帯の製品では通常搭載されない、OCXO(恒温槽付水晶発振器)が贅沢に使われており、この発振器より
2枚の光変換基板へクロックの供給がされて同期運転が行われています。

 
 
その2枚の光変換基板同士を接続する光ケーブルは、最適な長さを徹底した試聴によって決めた長めの光ファイバーによって
接続されています。

徹底した試聴と、丁寧な作り込みにより完成したアクセサリーで、少し高価ですがそれ以上の価値がある
コストパフォーマンスの高いおすすめ機材です。

S/N比の悪化、エネルギー密度の低下、情報量の低下、解像度の低下、再生空間が狭い、音に実体感が無い、等
お悩みの方は、お気軽にデモ機をご依頼下さい。
その効果をぜひ体験していただければと思います。

オーディオグレードハブ SILENT SWITCH OCXO JAPAN STANDARD MODEL
 
もう一機種はハブです。

 
 
オーディオグレードハブとしては、今まで日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD をおすすめしておりました。
M12 Switch IE GOLD も素晴らしいハブですが、その価格と高価な専用LANケーブル必須という弱点がありました。

 

このハブは、通常のLANケーブルが使用可能で、高価な専用LANケーブルを必要としません。
そのため、より気軽に導入することが可能です。

音質も素晴らしく、エネルギー再現性に関してはM12 Switch IE GOLD以上だと感じました。

 
 
LANポートの下にある小さなスイッチは、LANケーブルのグランドを電気的に遮断するための物です。
オーディオ以外での使用の場合、LANケーブルのグランド(シールド)はノイズ対策として有効ですが
オーディオ用途となると、グランドループの発生というやっかいな問題を起こす事があります。
そのため、このスイッチによりグランドカットのオン/オフが切り替えられるようになっています。
私が試した範囲では、全てのラインでグランドカットした方が好ましい音が出ました。
LANケーブルのシールドをカットするのは大変な作業ですので、スイッチ一つでオン/オフ出来るこのスイッチは
大変有効だと感じました。

 
 
こちらも電源にトロイダルトランスを使用したアナログ電源が組んであり、ACアダプター使用の他社製品と一線を画す部分です。
心臓部の回路は中央の青いシールドケースに収められ、ノイズ対策がなされています。

 
 
クロックもOCXOが贅沢に使用されており、この一点だけでもコストパフォーマンス抜群です。

 
 
手作りならではの半田の乗りです。
ここを見ただけで、丁寧に手作りされているのが分かります。

使用されているパーツも吟味された良い物ばかりで、きちんと音を聞きながらパーツ選定されていることを感じます。

データ再生の大きな壁であった、高価なハブが大幅に低価格となりました。
それでも高価なんですが、今までがあまりに高価でしたので相対的にとても安くなったように感じてしまいます・・・
今まで、価格が原因で手が出せなかった方には朗報だと思います。

こちらもデモ機がを用意しておりますので(可能であれば光アイソレーターとセットで)お気軽にデモ機をご依頼下さい。

 
2021/06/05 おすすめセット データ再生編 
 
今回はデータ再生編です。
久しぶりですので、基本的な部分から書いていきます。
ご存じの方は読み飛ばして下さい。

現代ピュアオーディオの音の出発点は3種類ございます。

アナログレコード

3種中最も古くから存在し、本気で取り組むと最もコストがかかる方法ですが、その頂点は未だに見えません。
最も、腕を要求される方法でも有り全く同じ機材を使用しても、使い方でかなり違う音が出る方法でもあります。
一生掛けて追求するだけの懐の深さを持ちますが、投資額もかなりの額となります。
さらに、ただお金を掛けてもよい音を出す事は難しく、良い音を出すためのたゆまぬ努力を必要とします。
趣味としての奥深さはまさに「趣味の王様」に相応しいと思います。

CDプレーヤー

最も安価かつ手軽によい音を手に入れることが可能で、現在の主流でもあります。
特に、限られた予算でよい音を手に入れたい場合は、他の選択肢より大きなアドバンテージがあります。
箱から出して、設置するだけで80%くらいの性能は簡単に引き出せますので
初心者にも優しく、オーディオと格闘したくない方にもおすすめです。
逆に、購入後の伸びしろが小さく創意工夫による音質向上の手段が限られているのが弱点です。

データ再生

一昔前はPCオーディオという呼び方をしておりましたが、現在はPCを使わない方法が
主流となりつつあるため、データ再生と呼んだ方がしっくりきます。
アナログレーコード程ではありませんが、本気で取り組むとある程度のコストがかかります。
ですが、比較的安価にそれなりのシステムを構築することも可能です。
大きく分けて2つの方法が有り、PCを使用する方法と、ネットワークプレーヤーを使用する方法がございます。

PCを使用する方法は、既にお持ちのPCを使用することで手軽に始められる反面
PC知識を要求される場面があり、少し敷居が高いです。

ですが、ネットワークプレーヤーの初期設定でも、ネットワーク関連の知識が要求されることが有り
データ再生を行う上では、このPC関連知識がどうしても必要となります。

AMAZON 等の大手が配信しているデータ再生を行う場合は、専用機を購入する事で
ほぼ知識が無い状態でも音を出す事が可能ですが、家電製品以上の音質での再生が出来ないのが
弱点です。

そのため、現状ではピュアオーディオレベルの音質を確保するためには、PCかネットワークプレーヤー
が必須の状況です。

ネットワークプレーヤーは前回 DENON PMA-800NE をおすすめしましたので
今回はPCを使用する場合の入門クラスおすすめシステムとなります。

この場合、最も重要なハードウェアはPC本体です。
お持ちのPCを流用するのが始めの一歩としてはおすすめですが、その先はPCの買い換えを視野に入れておくことを
おすすめします。

PC本体
USB DAC iFi ZEN DAC 22,000円(税込)
再生ソフト JRiver27 約7,000円(税込)
別途AMAZON等のストリーミング再生業者と契約する事もおすすめです。

ストリーミング再生専用であれば、再生ソフトは必要ありません。
これからは、ストリーミング再生が主流となると思いますので、再生ソフトは必須ではありません。

約3万円ほどで、データ再生の基礎を勉強しつつその楽しさの片鱗を感じていただけたらと思います。

特に初心者の方には、AmazonMusicHD をおすすめします。
PC本体 + USB DAC だけで始めることが出来、投資額から考えられないほどの
深い音楽体験が可能です。
設定も簡単で、7000万曲が最低でもCDクオリティで聴き放題となり
音楽好きであれば夢のような環境が手に入ります。

ここまで試していただき、その上を目指そうと考えた場合はまず、PC本体の買い換えを検討されることを
おすすめします。

PC本体が音質に与える影響は絶大です。
入門クラスCDプレーヤーとハイエンドCDプレーヤーの音質差以上の差が発生します。

PC本体と音質の関係ですが、10年以上様々なPCを試聴してきた経験を元に順位付けしてみます。

Windows ノートPC
mac
Windows デスクトップPC
オーディオ専用PC

下に行くほど高音質となります。

ピュアオーディオ用途としては、ノートPCは厳しいと考えております。
ほとんどの方はノートPCをお持ちだと思いますので、始めの一歩はノートPCで問題ございません。
ですが、次のステップへ進む場合、まず最初にPC本体の買い換えを強くおすすめします。

デスクトップ型のPC、それもスリム型では無く通常サイズの物がおすすめです。
この理由は、発熱させないためです。
PCは発熱に比例して音質が劣化していきます。
可能な限り大型で冷却性能の高いモデルがおすすめです。

メーカー製(SONY等)PCは余計なソフトが大量に入っている上に無駄に高価となるため
おすすめできません。
BTOパソコン(パソコン工房等)がおすすめです。
PC発注の際に、大事なポイントをお伝えしておきます。

SSDはシリアルATA(SATA)モデルを選択して下さい。 最近は M.2 SSD が増えてきましたが
経験上 M.2 SSD は音がかなり悪いです。

OSインストールSSDへは再生ソフト以外をインストールしないでください。
パーテーションを切ってもダメです。128GB~256GB程のSSDへパーテーションを切らずに
OSと再生ソフトのみをインストールして運用してください。
音源データは必ず、物理的に別の記憶装置へ格納してください。

この2点をクリアするタワー型PCであれば5万円程で購入可能ですので、CDプレーヤーを
1台購入するくらいの投資で大丈夫です。
ピュアオーディオ機器としては、入門クラスの投資ですみますのでぜひご検討ください。

今回おすすめした PC + ZEN DAC + AmazonMusicHD システムはかなりの高音質再生が可能です。
データ再生未経験者の方も、是非チャレンジしてみてください。



2021/05/29 おすすめセット その1 
 
世の中が大変な状態となり、新製品の発売が止まってしまっためネタがありません。
そのため、更新が止まってしまい申し訳ございません。

あまりに更新が無いと面白くありませんので、これから数日置きに私の考えるおすすめセットを
価格帯別にご紹介しようと思います。
基本的にはベストバイでおすすめしているモデルが中心となり、目新しさは無いかも知れませんが
単品でのおすすめとは違い、セットでのおすすめですので少し違った切り口が見えるかも知れません。

まずは、入門クラスのおすすめセットです。

アンプ DENON PMA-800NE 定価 77,000円(税込)
CDプレーヤー DENON DCD-800NE 66,000円(税込)
スピーカー Paradigm Monitor Atom 定価 55,000円(税込)

実売総額15万円ほどで、このクオリティのセットが組める時代になりました。
良い時代になったと思います。
一昔前であれば、このレベルの音を出すためには倍以上の投資が必要でした。
最強のハイコストパフォーマンスセットだと思います。

このセットに、ネットワークプレーヤーである DENON DNP-800NE 定価 66,000円(税込)
を組み合わせれば、ストリーミング再生からBluetooth再生まで可能なほぼ全ての
デジタルメディアに対応可能なシステムとなります。

音色はストレートなモニター調で、ジャンルを問わずどんな音楽も楽しめる万能システムでもあります。
良質なスピーカースタンドと組み合わせれば、ミドルクラスシステムに匹敵するハイクオリティシステムの完成です。

おすすめスタンド
TiGLON MGT-60S 定価 74,800円(税込)

せっかくですのでスピーカースタンドのお話しを少し。
私も昔は普通のオーディオマニアでしたから、音が直接出る訳では無いただの置き台である
スピーカースタンドに予算を割り振ることに大きな抵抗を感じるお気持ちはよく理解出来ます。
今回のケースではスピーカーが5万円ほどですので、おすすめのスピーカースタンドが5万円です
と言われると、とても許容できないと思います。

ですが、スピーカーを生かすも殺すもスタンド次第です。
今出ている音の半分はスタンドの音だとお考えください。
それほど、スピーカースタンドが音質に与える影響は大きいです。

極端な言い方をすると、10万円のスピーカーを3万円のスタンドに乗せるよりも
5万円のスピーカーを5万円のスタンドに乗せた方が、よい音が出る可能性は高いと思います。

コンパクトスピーカをご検討される際は、スタンド込みで検討されることをおすすめします。


 
 
2021/03/25 Paradigm Founder 40B 定価 385,000円(税込)

2021/04/25 展示機導入しました。店頭にてご試聴可能です。
在庫、1台のみございます。

前回ご紹介出来る新製品がありませんと嘆いていましたが、光メディアコンバーターに続いて良い物が入ってきました。
カナダのスピーカーメーカー Paradigm の新製品です。
Paradigm 製品は入門クラスの ATOM が Fundamental 鈴木氏の目にとまり ATOM-FT として
販売されていますし、最上位モデルの PERSONA シリーズも吉田苑のハイエンドおすすめスピーカーとして
紹介しております。
ですが、日本に輸入が始まるタイミングで、上から2番目のシリーズがモデルチェンジ期に入ってしまい
最も面白い価格帯のモデルが輸入されていませんでした。
その上から2番目のシリーズがようやく発売されます。
発売日は5月末頃の予定ですが、先行機としてデモ機が届きましたのでご紹介です。
商品のお渡しは入荷後となりますが、ご予約は受け付けております。

 
 

見た目以上に重量のあるキャビネットです。
フロントバッフルはキャビネットから独立したアルミ板のようです。
この方式はDYNAUDIO の上級機シリーズが採用していましたね。 

 

立方体では無く凝った形状をしています。
この重量ですから、内部の補強材もしっかり入っていそうです。

 
 

塗装はラッカーの厚塗りで、高級感があります。
色は、黒と木目の2色展開のようですが、このモデルは木目です。
黒に近い木目というイメージで、木目は黒に沈んで昔の突き板のようにはっきりと
木目を主張はしません。 

音質は良いです。
この価格帯におすすめスピーカーがありませんでしたので嬉しい登場です。

試聴しての第一印象は昔のDYNAUDIOを思い出しました。
SP25以前の四角い箱の頃のDYNAUDIOで、当時はContour1.1 や 1.3 の時代でした。
あのイメージを現代的に高性能ワイドレンジ化して明るく爽やかにした感じでしょうか。
当時のDYNAUDIOが持っていた、良い意味での暗く重たいイメージは全くありませんので
暗重たい当時のDYNAUDIOの音をお求めの方にはおすすめできませんが・・・
それでもDYNAUDIOを思い起こさせるのは、高域から中域にかけての密度感と滑らかさでしょうか。

解像度や情報量はこの価格帯ではトップクラスだと思います。
エネルギー再現性が高く音に力があり、空間表現力も高く見事にスピーカーが消えます。
レンジは上下ともナチュラルに伸びており、詰まった感じがありません。
最上位モデルほど色付けが強くなく、ナチュラルな音作りで入力に素直に反応します。
2ウェイスピーカーは中抜けして中域が薄くなる事がありますが、良いユニットを搭載しているようで
中域の密度感もしっかりとあり、中抜け感がありません。
キャビネットの強度もしっかり取れており、耳障りな付帯音を感じません。

褒めることしか出来ない欠点が見当たらない優秀なスピーカーです。

あえて、弱点を上げるとすると高域のエネルギーが強い上に脚色せずストレートに
音が出てくるため、録音によっては高域がキツく感じます。
録音を正確にモニター出来るという言い方も出来ますが、誤魔化しは効かないスピーカーだと思います。

個人的には大絶賛と言って良い近年まれに見る超優良スピーカーだと思います。

今週末までは店頭にございますのでご試聴可能ですが、月曜日にはメーカーへ返却しないといけないので
ご試聴のチャンスは今週末だけとなります。
正式に発売されれば常設展示を行います。

Founder 40B FAKiE.wav へのリンク

Founder 40B JAZZ.wav へのリンク


 
 
2021/03/22 SONORE Optical Module Deluxe 定価 68,000円(税別)
及び吉田苑Roon用リファレンスシステム更新のお知らせ
 

更新が開いてしまい申し訳ございません。
色々と新製品を試聴してはいるのですが、ご紹介したいと感じる物が無く更新が開いてしまいました。
そんな中、随分前に発注していた SONORE Optical Module Deluxe が入荷してきました。
SFORZATOさんの新製品も一向に届く気配がありませんし(11月に発注したのですが・・・)
完全な私事で恐縮ですが、去年の5月に注文した自転車も未だに入荷連絡がありません。
間もなく1年経過してしまいます・・・注文したことすら忘れてしまいそうです。
コロナの影響を様々な所に感じます。

この Optical Module Deluxe の仕事は、銅線のLANケーブルを光ケーブルへ変換する事です。
銅線のLANケーブルは電気的な接続となるため、ノイズも一緒に伝送してしまいます。
ですので、電気信号を光信号へ変換することによりノイズから切り離すことを目的とします。

 
 

基本的に2台セットで運用するため2段重ねで撮影しております。
商品代金は1台のお値段ですので、2台購入するとそれなりの投資となります。

実際の接続方法は以下のようになります。

 
 
 
上の画像は吉田苑Roon用リファレンスシステムの一部となります。
左から ネットワークトランスポートの SOtM sMS-200 ultra NEO
中央がハブの 日本テレガードナー M12 Switch IE GOLD
右端が無線LANを受けるための無線装置です。
吉田苑の試聴室にはLANポートが無いため、隣の部屋にある無線ルーターから電波を飛ばしてこの装置で受けております。
一昔前はその大元の無線ルータの性能が悪く、音飛びの原因となっておりましたが無線ルータを新型の高性能な物に
交換してからは、音飛びも無くなり快適に使用出来るようになりました。
安定すると、次は音質が気になりだします。
オーディオグレードの無線装置は世界中探しても販売されていないため、ネットワークシステムの唯一にして最後の弱点
となっておりました。

 

しかし、その弱点もついに克服出来る日がやってきました。
このように、ハブと無線装置の間に挟み込むことにより、無線装置から混入するノイズをシャットアウトする事が
可能となります。

接続方法は以下のような変化となります。

今までの状況
ハブ---銅線LANケーブル---無線装置 
この接続では銅線LANケーブルを伝わり無線装置からノイズが混入します。

Optical Module Deluxe を間に挟むと以下のようになります。

ハブ---銅線LANケーブル---Optical Module Deluxe---光ケーブル---Optical Module Deluxe---銅線LANケーブル
---無線装置

間に光伝送が入る事により、電気的接続が途中で無くなるためノイズが遮断されるようになります。

その結果は、今まで以上の静寂が得られるようになりました。
今までも十分なS/N比が確保出来ており、これ以上静かになることは無いのではないかと考えていたのですが
さらに静かになります。
ノイズに埋もれていた情報が今まで以上に聞こえるようになり、エコー成分が空間へ消えていく様がより長く聞こえます。

さて、効果抜群なことは分かりましたので、次のステップです。

 
 

前回、検証した光接続方法の違いによる音質チェックです。
上の紫ケーブルが シングルモード 下のオレンジケーブルがマルチモードです。
基本的に前回の検証と全く同じ変化を感じました。
シングルモード接続は滲みの無い、ダイレクトな音で、マルチモードは角を落とした優しいタッチの表現となります。

マルチモードとシングルモードの音質差は大きく、積極的に音質を追求する部分だと感じます。

マルチモードからシングルモードへ変更すると、一瞬音数が減り空間が狭くなったように感じました。
ですが、良く聞くとマルチモードの音は滲む事によって空間感を演出しており、個々の音の粒子エネルギーは
落ちているように感じます。
シングルモードは、音が滲むことなく塊として存在するため、一瞬音が減ったように錯覚しますが
正しい位置に正しいエネルギーを保持したまま存在しているように感じます。
空間情報の豊富(情報量の多い)なソフトを再生するとこの両者の違いは顕著に表れます。
現実以上に広い空間表現を行いつつ、厳しくならない程度にわずかに角を落とした優しい音色を広げる
マルチモード。
まさに「生」という生きた「音」を再現するシングルモード。
きつい録音はそのままダイレクトに耳に刺さってくるその再生はまさに、生の音だと感じます。

オーディオに癒やしを求める方にはおすすめできませんが、音楽をそのまま味わいたい方には
シングルモードをおすすめします。
逆に、ストレス発散や癒やしを求める場合はマルチモードが心地良くおすすめです。

モード違いの検証が終わりましたので、次はストリーミング音源(光ケーブル内をデータが通過します)
とNAS格納音源(光ケーブル内をデータは通過しません)の違いを確認しました。
このテストの意味は、光ケーブルを通過することにより音質改善が行われているのか
無線装置が隔離されたことにより音質改善が行われているのかを確認するためです。

結果はNAS格納音源再生時にもストリーミング再生時と同等の効果がありました。
ですので、無線装置を隔離することの重要性が確認出来ました。

以上を踏まえて、吉田苑 Roon用リファレンスシステムへOptical Module Deluxeを組み込む事としました。

吉田苑システムの場合、ハブにM12 Switch IE GOLDというオーディオグレードの物を採用しているため
Optical Module Deluxe を無線装置との間に組み込みますが、ハブに普及品を使用している場合は
ハブとネットワークプレーヤーの間に使う方が良いと思います。
組み込む場所はお持ちの機材により最適解が変わりますので、色々試して見て下さい。
 
 

今までのシステムです。
左上より
マスタークロック Antelope Audio 10MX
Roon 用に特化したPC エスプレッシーボPC改 Roon
DAC Nmode X-DP7
ネットワークトランスポート SOtM sMS-200 ultra NEO
USBリジェネレーター SOtM tx-USB ultra
ハブ 日本テレガートナー M12 Switch IE GOLD
無線装置

 

これからのシステム
上記システムに追加で
光ファイバー(SFP)-LANコンバーター SONORE Optical Module Deluxe 2台 シングルモード接続 

この大袈裟なシステムがこれからの吉田苑 Roon用リファレンスシステムとなります。

CDプレーヤーであれば、CDトランスポートを使用したとしてもDACとクロックの3台で完結する再生装置を
ここまで大袈裟にする必要があるかどうか疑問ですが、音質を追求するとこうなってしまいました。
個々の機材はクロック以外極端に高価な機材を使用してはおりませんが、数が多いので結果として
100万円オーバーのシステムとなってしまいました。
コストパフォーマンスを考慮すると、飛び抜けて高価な Antelope のクロックを Nmode X-CL3 クラスにするのが
良いと思います。

 
2021/01/18 intime 翔 販売価格 66,000円(税込) 翔 DD 販売価格 25,000円(税込) 
 
吉田苑は福岡という立地面からイヤホンを積極的におすすめしておりません。
九州は住宅面で恵まれており、比較的広いご自宅をお持ちの方が多く、さらに通勤時間1時間以内の方が多いため
イヤホンやヘッドホンの需要があまり無いのです。
ですので、吉田苑のホームページ上にはイヤホンの情報がほぼ載っておりません。
ですが、唯一の例外として intime の煌 と轟 を紹介しており、通信販売ページにも掲載しております。
その intime 最上級モデル 翔 とその弟分の 翔 DD の取扱いを始めます。

 
 
最上位モデルの 翔 です。
価格帯としてはミドルクラスではありますが、その実力はハイエンドだと思います。
吉田苑店頭にてスピーカーで試聴している音に近いイメージの音が出てくる、イヤホンとしては大変珍しい音作りがしてあり
強調や付帯音がほとんど感じられません。
だからこそ、このメーカーの製品をおすすめしていたのですが、さすが最上級モデルです。
今まで販売していた煌や轟とはクオリティが違います。
高域のナチュラルな伸びは、今まで試聴したどのイヤホン(他社モデル含む)より本格的で誇張感がありません。
それでいて情報量も多く、刺激感もありません。
スピーカーで聴いていた音楽をそのままイヤホンで聴いても、違和感が少ないモデルはほとんど有りませんので
貴重なモデルだと思います。
良い意味で上質な普通の音のするイヤホンです。

受注生産品のため、納期2週間ほど掛かります。

 
 
1月30日(土)発売の新製品です。
翔の弟分で 翔 DD です。
試聴機を聴いたときは価格未定でしたので、音だけから判断して5万円くらいかな?と想像していましたが
なんと予想の半額の 25,000円(税込)!
コストパフォーマンス抜群のおすすめイヤホンです。

翔 と比較試聴さえしなければ、文句有りません。
高域のナチュラルな伸び、情報量、個性の少なさ等兄貴の良いところは全て受け継いでおり
全ての点で兄貴の8割の出来です。
それでいて、価格は約3分の1というお買い得感!

両モデルとも店頭にてご試聴可能です。
お気軽にご来店ください。

 
2021/01/16 SFP 接続研究中です。 
 
今年最初の更新は今年の目玉になるかもしれない、新しいネットワーク接続の研究です。
PCオーディオであれネットワークオーディオ(ネットワークプレーヤー)であれ、ネットワークへの接続は必要です。
一部のマニアックな方は、ネットワークへ接続すると音質劣化に繋がる、と排除する場合もありますが
一般的にはネットワークへの接続は必須です。

データ再生に興味がある方は去年くらいから 「SFP 光接続 」という単語を耳にされているのではないでしょうか。
何だか面白そうだけど、良く分からない。
という方が多いと思いますので、簡単に SFP をご説明させていただきます。

SFP(Small Form Factor Pluggable)とは、光ファイバーや、一般的な銅線のLANケーブル等の
色々な規格に一つのポートで対応出来るよう設計されたポートです。
つまり、SFPその物はただの受け穴とご理解ください。
その穴へ、対応したモジュールを差し込むことによりそのモジュールに対応した規格を使えるようになります。

つまり、最近話題の「SFP光接続」とはSFPポートへ光モジュールを差し込み、機器間の通信を銅線のLANケーブルでは無く
光接続する事により、ノイズを遮断する事で音質アップを狙おうという考えです。
銅線のLANケーブルは必ずシールドされており、そのシールドは機器のグランド側へ接続されます。
そのため、複数の機材を接続する事が必須のデータ再生の場合、このシールドを介したノイズから逃れることが出来ません。
そこで目を付けられたのが、シールドの必要無い光接続によって機器間を接続する事によってそのノイズを完全に
切り離すことが出来るということです。

 

この機材は SPEC RMP-UB1SFP という Diretta USB ブリッジです。
また難しい機材が出てきましたが、あまり難しく考えずに 「光をUSBへ変換」 する機械と捉えてください。
左側の SFPポートへ光接続でネットワークへ接続し、右側のUSBポートから出力してDACへ接続します。
 
 

このようにモジュールを差し込んで使用します。
今、差し込んでいるモジュールはRJ45用(普通の銅線LANケーブル用)です。

 
 

このように、普通のLANケーブルを接続する事が出来ます。

 
 

そしてこれが 光モジュールを使用した場合です。
このように、差し込むモジュールにより様々な規格に対応出来るのが 「SFPポート」のメリットです。

 
 

そしてこれも同じく光接続モジュールを使用した接続です。
お気付きでしょうか、光ファイバーの数がこちらは1本です。

SFP光接続には、大きく分けてシングルモード(光ファイバー1本)とマルチモード(光ファイバー2本)があります。
そして、このモジュールや接続方法(シングルかマルチ)、さらに光ファイバーの長さによって音質が大きく変化するのです。

1/18 追記
シングルモードで光ファイバー2本もあれば、マルチモードで光ファイバー1本という方式もあるそうです。
ケーブルの本数とシングル、マルチの方式に相関関係は無いそうです。
見た目では区別が付かないと言うことですね。
ご指摘いただきました M様 ありがとうございました。

やっと本題に入ります。

今回は、その「SFP光接続」をする際に使用する方式とファイバー長を探っていこうと思います。

 
 

今回のテスト環境です。
スピーカーのすぐ後ろの床に並んでいる機材でテストを行いました。

 
 

スピーカー DIATONE DS-4NB70
アンプ Nmode X-PM7Mk2
DAC Nmode X-DP7

 
 

NAS fidata HFAS1-XS20
ハブ DELA S100
USB Bridge SPEC RMP-UB1SFP

アンプのボリュームは固定で、一度も触っておりません。
この環境で、接続方式とファイバー長を変更しつつ試聴しました。


試聴に使用したモジュールと光ファイバーです。
光ファイバーは長いほど音が良いという謎情報がありましたので、1m、3m、5m、20m のファイバーを用意しました。

 
 

マルチモード用のモジュールと光ファイバーです。

光接続する場合は、送り出し側(ハブ)と受け側(ネットワークプレーヤーやブリッジ)に各1個ずつ計2個の光モジュールが必要です。
ここには3個有りますが、残り1個はRJ45用です。

 
 

シングルモード用のモジュールと光ファイバーです。
こちらも同様に光モジュール2個とRJ45モジュールとなります。

 
 
まず基準となる標準的な接続から始めます。
今回使用したfidataのNASはUSB接続でDACと直結出来る機能がありますので、まずはこの組合せです。

NAS -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

十分楽しめますが、掛けたコストを考えると少し不満の残る組合せです。

次にSFPポートへRJ45モジュールを差し込み、普通のLANケーブルを使用しての試聴です。

NAS -- LANケーブル -- ハブ -- LANケーブル -- ブリッジ -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

SPECのUSBブリッジが入ったことによりDiretta接続となりましたので、単純比較は出来ませんが
情報量が増え、解像度も上がり空間も大きく広がります。
この接続が普通のLANケーブルを使用した基本接続となりますので、これと比較してどうなるかがポイントです。

モジュールを光モジュールへ変更して光接続でのファイバー長さ違いです。
接続は以下のようになります。

NAS-- LANケーブル -- ハブ -- 光ファイバー --ブリッジ -- USBケーブル --DAC

マルチ 1m.wav へのリンク

マルチ 5m.wav へのリンク

マルチ 20m.wav へのリンク

シングル 1m.wav へのリンク

シングル 3m.wav へのリンク

シングル 20m.wav へのリンク

どの方式、ファイバーの長さであれ通常のLANケーブル接続からかなりの音質向上が感じられます。

マルチモードは 20m の物が最も良かったです。これは今までのアナログなオーディオとは全く違う結果で
驚きました。
長くなるにつれて、滑らかさが増し音像が安定します。
マルチ特有の個性を感じます。
穏やかで丸みを帯びた表現となり、ふくよかで温かみを感じる表現が特徴です。

シングルモードは少し違う結果となり 20m より 3m の物が好ましかったです。
1m よりは 20m が良かったので、シングルにせよマルチにせよある程度長めの方が良い結果が出るように感じます。
こちらは、よりストレートに音が出てきます。
曖昧さが無くなり、フォーカスがぴったりと合うようになります。

マルチモードとシングルモードは好みが分かれるところでしょうか。
女性ヴォーカルにはマルチが合いますし、楽器の個性を聞き分けるような場合にはシングルが合うと思います。

最後に、RJ45 モジュールのメーカー違いの比較です。

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 dir.wav へのリンク

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 FS.wav へのリンク

全く同じ接続方法で、RJ45モジュールのみが違います。
同じ機能を持ったRJ45モジュールですが、製造メーカーにより大きな音質差がある事が分かります。

この結果から考えると、上で行ったシングルとマルチの比較試聴も方式の違いの音質差なのか
モジュール製造メーカーの違いによる音質差なのか判断に迷うところです。

ですので、どちらが良いと言う結論は出せませんが、SFP 光接続のメリットは明確に判断できる結果となりました。

現時点でSFPポート搭載の機材はそう多くありませんが、これから新規導入される場合の
大きな判断材料になるのではないでしょうか。