店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
’19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
’20 速度を上げるばかりが、人生ではない。
’21 休息とは回復であり、何もしないことではない。



2021/01/18 intime 翔 販売価格 66,000円(税込) 翔 DD 販売価格 25,000円(税込) 
 
吉田苑は福岡という立地面からイヤホンを積極的におすすめしておりません。
九州は住宅面で恵まれており、比較的広いご自宅をお持ちの方が多く、さらに通勤時間1時間以内の方が多いため
イヤホンやヘッドホンの需要があまり無いのです。
ですので、吉田苑のホームページ上にはイヤホンの情報がほぼ載っておりません。
ですが、唯一の例外として intime の煌 と轟 を紹介しており、通信販売ページにも掲載しております。
その intime 最上級モデル 翔 とその弟分の 翔 DD の取扱いを始めます。

 
 
最上位モデルの 翔 です。
価格帯としてはミドルクラスではありますが、その実力はハイエンドだと思います。
吉田苑店頭にてスピーカーで試聴している音に近いイメージの音が出てくる、イヤホンとしては大変珍しい音作りがしてあり
強調や付帯音がほとんど感じられません。
だからこそ、このメーカーの製品をおすすめしていたのですが、さすが最上級モデルです。
今まで販売していた煌や轟とはクオリティが違います。
高域のナチュラルな伸びは、今まで試聴したどのイヤホン(他社モデル含む)より本格的で誇張感がありません。
それでいて情報量も多く、刺激感もありません。
スピーカーで聴いていた音楽をそのままイヤホンで聴いても、違和感が少ないモデルはほとんど有りませんので
貴重なモデルだと思います。
良い意味で上質な普通の音のするイヤホンです。

受注生産品のため、納期2週間ほど掛かります。

 
 
1月30日(土)発売の新製品です。
翔の弟分で 翔 DD です。
試聴機を聴いたときは価格未定でしたので、音だけから判断して5万円くらいかな?と想像していましたが
なんと予想の半額の 25,000円(税込)!
コストパフォーマンス抜群のおすすめイヤホンです。

翔 と比較試聴さえしなければ、文句有りません。
高域のナチュラルな伸び、情報量、個性の少なさ等兄貴の良いところは全て受け継いでおり
全ての点で兄貴の8割の出来です。
それでいて、価格は約3分の1というお買い得感!

両モデルとも店頭にてご試聴可能です。
お気軽にご来店ください。

 
2021/01/16 SFP 接続研究中です。 
 
今年最初の更新は今年の目玉になるかもしれない、新しいネットワーク接続の研究です。
PCオーディオであれネットワークオーディオ(ネットワークプレーヤー)であれ、ネットワークへの接続は必要です。
一部のマニアックな方は、ネットワークへ接続すると音質劣化に繋がる、と排除する場合もありますが
一般的にはネットワークへの接続は必須です。

データ再生に興味がある方は去年くらいから 「SFP 光接続 」という単語を耳にされているのではないでしょうか。
何だか面白そうだけど、良く分からない。
という方が多いと思いますので、簡単に SFP をご説明させていただきます。

SFP(Small Form Factor Pluggable)とは、光ファイバーや、一般的な銅線のLANケーブル等の
色々な規格に一つのポートで対応出来るよう設計されたポートです。
つまり、SFPその物はただの受け穴とご理解ください。
その穴へ、対応したモジュールを差し込むことによりそのモジュールに対応した規格を使えるようになります。

つまり、最近話題の「SFP光接続」とはSFPポートへ光モジュールを差し込み、機器間の通信を銅線のLANケーブルでは無く
光接続する事により、ノイズを遮断する事で音質アップを狙おうという考えです。
銅線のLANケーブルは必ずシールドされており、そのシールドは機器のグランド側へ接続されます。
そのため、複数の機材を接続する事が必須のデータ再生の場合、このシールドを介したノイズから逃れることが出来ません。
そこで目を付けられたのが、シールドの必要無い光接続によって機器間を接続する事によってそのノイズを完全に
切り離すことが出来るということです。

 

この機材は SPEC RMP-UB1SFP という Diretta USB ブリッジです。
また難しい機材が出てきましたが、あまり難しく考えずに 「光をUSBへ変換」 する機械と捉えてください。
左側の SFPポートへ光接続でネットワークへ接続し、右側のUSBポートから出力してDACへ接続します。
 
 

このようにモジュールを差し込んで使用します。
今、差し込んでいるモジュールはRJ45用(普通の銅線LANケーブル用)です。

 
 

このように、普通のLANケーブルを接続する事が出来ます。

 
 

そしてこれが 光モジュールを使用した場合です。
このように、差し込むモジュールにより様々な規格に対応出来るのが 「SFPポート」のメリットです。

 
 

そしてこれも同じく光接続モジュールを使用した接続です。
お気付きでしょうか、光ファイバーの数がこちらは1本です。

SFP光接続には、大きく分けてシングルモード(光ファイバー1本)とマルチモード(光ファイバー2本)があります。
そして、このモジュールや接続方法(シングルかマルチ)、さらに光ファイバーの長さによって音質が大きく変化するのです。

1/18 追記
シングルモードで光ファイバー2本もあれば、マルチモードで光ファイバー1本という方式もあるそうです。
ケーブルの本数とシングル、マルチの方式に相関関係は無いそうです。
見た目では区別が付かないと言うことですね。
ご指摘いただきました M様 ありがとうございました。

やっと本題に入ります。

今回は、その「SFP光接続」をする際に使用する方式とファイバー長を探っていこうと思います。

 
 

今回のテスト環境です。
スピーカーのすぐ後ろの床に並んでいる機材でテストを行いました。

 
 

スピーカー DIATONE DS-4NB70
アンプ Nmode X-PM7Mk2
DAC Nmode X-DP7

 
 

NAS fidata HFAS1-XS20
ハブ DELA S100
USB Bridge SPEC RMP-UB1SFP

アンプのボリュームは固定で、一度も触っておりません。
この環境で、接続方式とファイバー長を変更しつつ試聴しました。


試聴に使用したモジュールと光ファイバーです。
光ファイバーは長いほど音が良いという謎情報がありましたので、1m、3m、5m、20m のファイバーを用意しました。

 
 

マルチモード用のモジュールと光ファイバーです。

光接続する場合は、送り出し側(ハブ)と受け側(ネットワークプレーヤーやブリッジ)に各1個ずつ計2個の光モジュールが必要です。
ここには3個有りますが、残り1個はRJ45用です。

 
 

シングルモード用のモジュールと光ファイバーです。
こちらも同様に光モジュール2個とRJ45モジュールとなります。

 
 
まず基準となる標準的な接続から始めます。
今回使用したfidataのNASはUSB接続でDACと直結出来る機能がありますので、まずはこの組合せです。

NAS -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

十分楽しめますが、掛けたコストを考えると少し不満の残る組合せです。

次にSFPポートへRJ45モジュールを差し込み、普通のLANケーブルを使用しての試聴です。

NAS -- LANケーブル -- ハブ -- LANケーブル -- ブリッジ -- USBケーブル -- DAC .wav へのリンク

SPECのUSBブリッジが入ったことによりDiretta接続となりましたので、単純比較は出来ませんが
情報量が増え、解像度も上がり空間も大きく広がります。
この接続が普通のLANケーブルを使用した基本接続となりますので、これと比較してどうなるかがポイントです。

モジュールを光モジュールへ変更して光接続でのファイバー長さ違いです。
接続は以下のようになります。

NAS-- LANケーブル -- ハブ -- 光ファイバー --ブリッジ -- USBケーブル --DAC

マルチ 1m.wav へのリンク

マルチ 5m.wav へのリンク

マルチ 20m.wav へのリンク

シングル 1m.wav へのリンク

シングル 3m.wav へのリンク

シングル 20m.wav へのリンク

どの方式、ファイバーの長さであれ通常のLANケーブル接続からかなりの音質向上が感じられます。

マルチモードは 20m の物が最も良かったです。これは今までのアナログなオーディオとは全く違う結果で
驚きました。
長くなるにつれて、滑らかさが増し音像が安定します。
マルチ特有の個性を感じます。
穏やかで丸みを帯びた表現となり、ふくよかで温かみを感じる表現が特徴です。

シングルモードは少し違う結果となり 20m より 3m の物が好ましかったです。
1m よりは 20m が良かったので、シングルにせよマルチにせよある程度長めの方が良い結果が出るように感じます。
こちらは、よりストレートに音が出てきます。
曖昧さが無くなり、フォーカスがぴったりと合うようになります。

マルチモードとシングルモードは好みが分かれるところでしょうか。
女性ヴォーカルにはマルチが合いますし、楽器の個性を聞き分けるような場合にはシングルが合うと思います。

最後に、RJ45 モジュールのメーカー違いの比較です。

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 dir.wav へのリンク

fidata-LAN-S100-LAN-SPEC-USB-DP7 FS.wav へのリンク

全く同じ接続方法で、RJ45モジュールのみが違います。
同じ機能を持ったRJ45モジュールですが、製造メーカーにより大きな音質差がある事が分かります。

この結果から考えると、上で行ったシングルとマルチの比較試聴も方式の違いの音質差なのか
モジュール製造メーカーの違いによる音質差なのか判断に迷うところです。

ですので、どちらが良いと言う結論は出せませんが、SFP 光接続のメリットは明確に判断できる結果となりました。

現時点でSFPポート搭載の機材はそう多くありませんが、これから新規導入される場合の
大きな判断材料になるのではないでしょうか。