店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。
’19 年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
’20 速度を上げるばかりが、人生ではない。

2020/10/04 DENON PMA-A110 定価 330,000円(税抜) DCD-A110 定価 280,000円(税抜き) 
 
最近絶好調のDENONさんから、気合いの入った記念モデルが発売になりました。
DENONさんは今年創立110周年を迎えます。
110年・・・凄いですね。
世界中見渡しても100年の歴史を持つオーディオメーカーはほとんど存在しません。
日本のオーディオメーカーが少なくなってしまい寂しい状況ですが、DENONさんにはこれからも
日本を代表するメーカーとして、良い物を作り続けてくれることを願います。

そんな110周年の記念モデルとして発売された新製品プリメインアンプ PMA-A110 と SACDプレーヤー
DCD-A110 を展示導入しました。

 
黒とシルバーの中間のような高級感のある色で、かっこいいです。

 
アンプにはDACが内蔵されていますので、PCやTVと組み合わせることも気軽に行えます。
バランス入力が無いのが少し残念ですが、なんちゃってバランスの中途半端な物を付けるくらいならば
無い方が良いとの判断でしょうか。
DACもフォノイコライザーも吟味された良い物が搭載されており、おまけ機能以上の実用的な物が搭載されています。

 
20万円台のCDプレーヤーとしては機構部にしっかりとコストが掛けてあり、トレー開閉が滑らかでハイエンドの風格です。

 
セットで設計されていますから当たり前ですが、こちらもバランス出力はありません。
売上を考えると安易にバランス接続可能にしてしまいたいところですが、音を聞きながらきちんと
設計されているようで、RCA出力のみな点に好感が持てます。

まずは、個々の性能を探るためにセットでは無く、単体で試聴を行いました。

PMA-A110

まずは、アンプからです。
DENONさんは音決めを担当するサウンドマネージャーが替わってから大幅に音作りが変わりました。
このモデルもその流れを汲み、新生DENONサウンドです。
ハイレゾ時代に相応しい、ワイドレンジで高解像度、情報量も多く位相特性も良好です。
最上位モデルである PMA-SX1 LIMITED に通じるクオリティの高さを持ち、空間表現力も高いです。
素晴らしい完成度で、30万円台までの歴代DENONアンプ中最高の出来だと思います。

スピードは、標準的ではありますがアナログアンプとしてはやや早い部類です。
駆動力は高く、価格的にアンバランスなハイエンドクラススピーカーを接続しても、非力な感じはありません。

音作りとしては、ほんの少しだけ低域の上の方を持ち上げて有り、美味しいところを
上手く引き出す感じです。
絶妙のさじ加減で、程よく色が付けてありナチュラル指向の方にも受け入れられるレベルの
色付け加減で、上手くバランスが取ってあります。

空間表現は左右、高さ、奥行きとも十分広く、物足りなさがありません。

DAC、フォノイコライザー内蔵で、見た目も豪華。
中身もしっかり詰まっており、所有する満足感も高く音も良い。
コストパフォーマンス抜群で、隙の無い素直におすすめできる優秀なアンプです。

DCD-A110

次はSACDプレーヤーです。
SACDソフトでの試聴です。

こちらもアンプに通じる良さがあり良く出来ています。
PCオーディオ等を使用して、同等以上のフォーマットを鳴らすことが出来る時代となりましたが
まだまだCDプレーヤーを愛用している方の方がはるかに多く、優秀なSACDプレーヤーの誕生は喜ばしいことだと思います。
アンプ同様、30万円台までの歴代DENON SACDプレーヤー中最高の出来だと思います。

SACD(DSDフォーマット)らしい、滑らかで広く深い表現力は今までのCDプレーヤでは到達できなかった
所まで表現出来ています。
まず感じるのはレンジの広さです。
上下共にエネルギーを持ったままナチュラルに伸びています。
このエネルギーを保持したままレンジが広がる点は、既存のSACDプレーヤーにも難しかった部分で
私がSACDプレーヤーを積極的におすすめしなかった理由でもあります。
その既存SACDプレーヤーの弱点を克服出来た部分だけでも素晴らしいプレーヤーと言えると思います。

情報量も多く、高解像度、位相特性も良好で、スピードも速い部類に入ります。

音作りは素直で、作為的な部分はあまり感じません。
アンプとセットでバランスが取れるように、SACDプレーヤー側では過度な脚色は行っていないようです。

次にCDでの試聴です。
さすがにSACDのような、レンジの広さや情報量の多さは無くなります。
ですが、SACDプレーヤーで鳴らすCDの音としては最上級レベルの音を出す事が出来ていると思います。
残念ながらSACDプレーヤーでCDを再生した場合共通の弱点である、情報量の少なさはこのプレーヤーでも
克服することは出来なかったようで、情報量という点では不満を感じます。
それでも、他SACDプレーヤーと比較すれば頑張っており誤魔化さずに、正面からこの難題を克服しようとした
事を感じることが出来る再生音です。

情報量が少なくなると、それを誤魔化すために音を滲ませて擬似的に音数を増やすテクニックがありますが
それをすると解像度が落ち、定位感も曖昧になります。
このプレーヤーはそういう誤魔化しをせずに、直球勝負で可能な限り音数を増やす努力をしたように感じます。

SACDを再生させれば、トップレベルの再生が可能で、CD再生に関してもSACDプレーヤーで再生するCDとしては
かなりのハイレベル再生が可能という、SACDもCDもどちらも良い音でかつ、1台で聞きたいという方には
真っ先に候補に挙がる優秀なSACDプレーヤーです。

最後に、PMA-A110 と DCD-A110 の純正組合せでの試聴です。

広い空間表現力を持ち、情報量も十分に取れています。
良好な位相特性で、定位も揺るぐこと無く明確に出してきます。
オーディオ的な快感を得ることが出来る、ナチュラルベースの薄い色付けと低域の筋肉質な押し出し感が気持ち良いです。
音楽を聞く道具としての高い完成度と、所有欲を満たす事が出来るデザインと物量投入が両立した
コストパフォーマンスの高いシステムとなっております。

PMA-A110 + DCD-A110 セットでのCD再生音源です。

PMA-A110 + DCD-A110 FAKiE

PMA-A110 + DCD-A110 Jazz
 
 
 
2020/08/29 SOtM sMS-1000SQ Eunhasu 500,000円(税抜き) 
 
高音質USB出力基板やUSBラインのクロック打ち直し装置等、PCオーディオ関連に独創的かつ効果的な機器を開発している
SOtM 社より、Roon Server 対応ミュージックサーバーが発売となりました。


 
 
本家である、Roon から専用サーバーが販売されておりますので、まさか、他社より同等の機能を持ったサーバーが発売されるとは
夢にも思っておりませんでしたので大変驚きました。

しかも本家のサーバーは 248,000円(税抜き)ですから、倍の価格です。

 
 
本家の倍の価格ですから、音質を含め相当なアドバンテージが無い限り売れないと思いますので、自信があるのだと思います。

機能的には本家とほとんど同じなのですが、一点だけ大きな違いがございます。
それは、SOtM の人気商品である高音質USB基板 tx-USBexp を搭載していることです。

私は経験上 Roon を高音質再生させるためには LAN ケーブルによる Roon Ready 接続が必須と考えていたため
USB出力基板に良質な物を搭載する理由が分かりませんでした。
Roon Ready 接続する際には全く必要の無い装備だからです。

疑問はありましたが、とにかく音を聞いてみない事には評価のしようがありませんので
早速接続してみました。
比較対象は本家の Roon Nucleus Rev.B です。
搭載OSはどちらも Linux ベースのオリジナルOSが搭載されています。
おそらく、音質差はこのOSの出来でほとんど決まってしまうのでは無いかと想像しておりました。

起動速度は5秒ほどで起動する Roon OS と1分ほどかかる SOtM OS(Eunhasu OS)でかなりの差があります。
起動後の操作速度も、サクサク動作する Roon OS に比較して 一瞬の間がある SOtM OS で差を感じます。
このあたりの操作感に関しては、初期のRoon OS にも感じていた部分ですので、これからのOSバージョンアップで
対応可能だと思います。

まずは、どちらもRoon Ready 接続しての視聴です。
接続先は SOtM sMS-200ultra Neo で、そこからUSB接続でDACの Nmode X-DP7 へ入力して視聴しました。

Roon Nucleus とは音作りが少し違い、空間はやや狭くエネルギーで聞かせるタイプです。
Roon はスピーカーの外側まで空間が広がりますが、SOtM はスピーカーの間で空間を構築し厚みがあります。
この時点で、価格差ほどの音質差は無いと結論が出かかったのですが
せっかく良質なUSB基板を搭載しているのだから、USB接続で聞いてみようと考え直しました。

sMS-1000SQ のUSB出力から Nmode X-DP7 へUSBケーブルで直結して試聴再開です。
これは、良いです。
スピーカーの外側まで空間が広がり、厚みもしっかりと表現出来ています。
やや奥行き方向の表現力が弱いようにも感じましたが、USB接続でこのクオリティを持つ
Roon再生機に初めて出会いました。
どうやら、USB接続に特化して音作りを詰めているようです。
このモデルに関しては Roon Ready 接続では無く、普通のUSB接続で使用するべきと感じました。

これは朗報です。
今までRoonを再生するためには Roon Ready対応機が必須でしたが、sMS-1000SQ であれば
わざわざRoon Ready対応機を用意する必要が無く、通常のUSB/DACへとそのまま接続して
良い音が楽しめます。

Roon Nucleus Rev.B + Roon Ready対応機 で合計 45万円ほどですから
価格差はあまり無いことになります。

奥行き方向への表現力の高い Roon Nucleus Rev.B
奥行きはほどほどではあるが、その分エネルギッシュな sMS-1000SQ と
面白いライバルの登場です。

sMS-1000SQ にはオプションで、デジタル出力やアナログ出力の増設も可能です。
アナログ出力を増設すれば、これ一台で完結するRoon再生機が完成です。

一点だけ残念な点があります。
他、SOtM 製品の例に漏れず、このモデルも 10MHz クロック入力の増設が可能なのですが
クロック入力端子を増設するだけで 120,000円(税抜き)もします。
クロックの増設では無く、クロック入力端子を増設するだけでこの価格になる理由が分かりません。
好意的に捉えれば、PC用のクロックとUSB基板へのクロック等、複数回路へクロック信号を供給するための
回路を別途用意するため価格が上がるという事なのかも知れません。
おのおのの動作周波数は違いますから、1回路ごとに適合する周波数を作り供給するとなると
それなりのコストが掛かります。
ですが、何の説明も無く クロック入力端子の増設費用 12万円 と言われると困惑してしまいます。
なぜ、この価格なのかという説明が欲しい部分です。


 
 
2020/08/28 再生ソフト JPLAY FEMOT / Roon 徹底比較 
 
最近はデータ再生に関する記事で Roon ばかり取り上げているため

「JPLAY FEMTO はもうダメなのですか?」

とのお問い合わせをいただくようになりました。
大変申し訳ございません。決してそのようなことは無く、今でも最優秀再生ソフトとして JPLAY FEMTO は強く
おすすめしております。
ただ、2年程前にほぼ完成の域に達してしまい、新しい情報が無いため記事で取り上げる頻度が減ってしまいました。
同様に

「JPLAY FEMTO と Roon はどちらが良いのですか?」

とのお問い合わせも良く届くようになりました。
これは、返事が難しいお問い合わせで状況に応じて答えが変わります。
今回は、この
「JPLAY FEMTO 対 Roon」
をじっくりと検証してみようと思います。

まずは、音質評価基準を明確にしておきます。
私が機材を評価する際の基準は以下の通りです。

位相特性
情報量
スピード
S/N比
レンジ

上にある物ほど重視します。
この評価を当てはめると、音質のみの評価では Roon が上です。
Roon を100点とすると JPLAY FEMTO は85点です。

ですので、単純に高音質なシステムを目指す場合は Roon システムをおすすめします。
ですが、ここには重要なコストパフォーマンスという見方を入れておりません。
Roonシステムは確かに良い音がしますが、大変高価です。
ただ、音が出るだけならば、そこまで高価ではありませんが、高音質再生を目指すとかなりの投資を要求してきます。

Roon システムで高音質再生を行う場合 USB 接続では無理ですので、LANケーブルによる Roon Ready 接続が
絶対条件となります。さらに、ハイスペックPCが必要です。
その条件を満たすためには、システム総額として(DACは含みません)最低でも 30万円ほどの投資が必要です。
ハイスペックPCをお持ちであれば、20万ほどで良くなりますが、それでも初期投資はかなりの額となります。

JPLAY FEMTO システムは、お持ちのPCがそのまま流用出来る事が多く、仮に新規導入するとしても
入門クラスの安価なモデルで問題ありません。
そのため、PCまで含めても初期投資が10万円未満(DACは含みません)で可能という、抜群のコストパフォーマンスを誇ります。

コストパフォーマンスではJPLAY を100点とすると Roonシステムは 70点くらいだと思います。

次に安定性を見てみます。
システムとしての安定性は圧倒的にRoonシステムの完成度が高いです。
音飛びや、同じ曲を再生してしまう等の不具合はほぼ起こりません。
対して、JPLAY FEMTO はこの面でかなり不安です。
安定したシステムを一度組んでしまいさえすれば、Roon 並みに安定した環境となりますが
これは運にかなり左右されるようです。
使用するPCやDACとJPLAY FEMTOの相性問題が時々出るようで、新品のPCを購入しても
なかなか安定した環境にたどり着けない、という声をまれにですが聞きます。

導入から安定動作までの安心感という見方をすると
Roon システムが100点 JPLAY FEMTO は60点 という感じです。

次は操作性です。
Roon はRoon専用アプリを使用しますので、限定可能ですが JPLAY FEMTO は様々なアプリが使用可能なため
その使用するアプリによって評価がぶれると思います。
今回は、色々試して最も使いやすくかつ音質が良い(操作アプリでも音は変化します)
fidata Music App を使用するものとして評価してみます。
直感的な操作性や、動作スピード、等はRoon と JPLAY FEMTO(fidata Music App)はほぼ同等です。
問題は、ジャケット写真の表示です。
吉田苑の環境では、様々なジャンルの音楽をデータベースに入れております。
Roon は、その9割ほどのジャケットを表示していますが、JPLAY FEMTO は 1割ほどしか表示されません。
表示されていても不正確な物が多く、ジャケット表示に関してはほぼ使い物になりません。
これは、JPLAY FEMTOの設計思想によるもの(音質最優先でジャケット表示にすらCPUパワーを使いたくない)
だと思いますが、さすがに少し味気ないです。
操作その物には不満はありませんが、操作画面が文字だけというのは弱点だと思います。

ジャケット表示まで含めて考えると
Roon システムを100点とすれば JPLAY FEMTO は65点くらいだと思います。

高価な再生ソフトですので、永く使えるかという視点も大事です。
将来性という見方をすると、会社の大きなRoonが圧倒的に希望が持てます。
Roonはほぼ毎月ソフトウェアアップデートが行われており、アップデートの度に少しずつ音質が良くなっています。
そのためJPLAY FEMTO との音質差を少しずつですが、確実に広げ続けております。
対してJPLAY FEMTOは個人経営の小さな会社のため、開発力という意味では微妙な評価となってしまいます。
実際、JPLAY FEMTOは発売後2年弱経ちますが、アップデートは発売直後のバグ取り以来行われておりません。
それだけ完成度が高いという見方も出来ますが、少し心配な部分ではあります。
JPLAY から JPLAY FEMTO へと進化したように、アップデートでは無く、ソフトその物を新規開発するという
方針なのかも知れません。

将来性では Roon システムを100点とすると JPLAY FEMTO は 30点くらいです。
JPLAY FEMTOの点数が低すぎて驚かれるかも知れませんが、これは単純な開発力の差と
お考えください。
JPLAY FEMTO が将来にわたって、アップデートされる可能性が低いという意味で
音質上の優位性はそう簡単に脅かされることは無いと思います。

音楽鑑賞ソフトとしての完成度という見方をすると、Roon システムの先見性と使いやすさが圧倒的です。
そもそも Roon とそれ以外の 再生ソフトの違いはこの部分が大きく、音楽の間を自在に飛び回り
未知の音楽と簡単に出会うことが可能という Roon システムは、音楽との向き合い方を
根底より覆す威力を秘めています。
驚くほど高価なソフト(生涯ライセンス 約 75,000円 もしくは月額 約 1,100円)ではありますが
それ以上の価値があると思います。

以上を、ご検討の上ご自身に会ったソフトをご選択ください。

少し乱暴ですが、無理矢理結論を出してしまうと、ご予算が 30万円ある場合は Roon システムを
それ以下の場合は JPLAY FEMTO をおすすめします。


 
 
2020/08/10 DENON DNP-800NE 定価 60,000円(税別) 
 
ネットワークプレーヤーの始まりは2007年に発売されたLINN KLIMAX DSからだったと記憶しております。
それから13年経過しましたが、今だにオーディオの主流となるまで普及しておりません。
大変便利で、快適な機材なのですが初期設定の不安もあり、なかなか導入に踏み切れないようです。

ですが、去年から始まった AmazonMusicHD に代表されるハイレゾ音楽配信サービスの利便性とその高音質さは
素晴らしく、新しい音楽体験をもたらしてくれます。
これを利用しないのは勿体ないと思います。

いきなり高額機材を導入するのは不安だと思いますので、まずはこのモデルからはじめてみてはいかがでしょうか。

 
 
実売価格5万円を切っておりますので、最初の一台としては最適だと思います。
もちろん、ここでおすすめする以上は音質も十分です。

ハイエンドモデルと比較してしまうとさすがに、レンジの狭さや、情報量の少なさ等が見えてきますが
入門クラスネットワークプレーヤーとしてはかなりのクオリティを持ち、コストパフォーマンスという見方をすれば
最強勢の一角を担います。
最近のDENON製品と同様の、すっきりとした見通しの良い音作りがされており位相特性も良好です。
そのため、きっちりと空間を表現する能力を持ち、うるさくありません。
うるさくないと言っても、高域を丸めるようなことはしてありません。
ナチュラルに伸びた高域は耳にうるさく感じることはなく、必要十分な抜けと透明度を表現します。

現時点で入手可能な、Amazon Music HD 対応モデルとしては最強クラスの音質を持ちますので
ハイレゾ入門としても最適です。

初期設定等、どうしても不安な点がある場合はお気軽に電話やメールにてお問い合わせください。
ネットワークプレーヤーですので、絶対条件として家庭内にネットワーク環境が必要です。
スマホのWi-Fi接続がご自宅で出来る方であれば、ネットワーク構築は出来ておりますので
そのネットワークに有線で接続することになります。
このモデルは無線接続可能ですので、無線接続も可能ですが無線装置(無線ルーター)の性能によって
音飛びが発生する可能性がございますので、基本的には有線で接続するとお考えください。

操作は本体でも可能ですが、画面が小さく不便です。
お持ちのスマホで操作するのがおすすめです。

最初のハードルを越えさえすれば、新しい音楽の世界へ進むことが出来ます。
この新しい世界は本当に魅力的ですので、ぜひ飛び込んでみてください。
私も出来る限りサポートさせていただきます。

ご注文はこちらまで。

 
 
2020/08/01 Victor EXOFIELD THEATER XP-EXT1 販売価格 100,000円(税込) 
 
世界中の映画ファンの皆様!お待たせしました。
夢のような新製品が発売されます。
技術の進歩って素晴らしいですね。

以前ここでご紹介しました、頭外定位音場テクノロジー「EXOFIELD」のシアターモデルが完成しました。
8月8日(土)発売となっております。
一足先に体験させていただきましたが、凄いです!!
中途半端なサラウンドシステムを組むくらいなら、このヘッドフォンシステムの方が良いと思います。
私も自宅で4.1chのなんちゃってシアターを組んでいますが、勝負になりません。

特筆すべきはその没入感です。
映画は観る物と思っていましたが、このヘッドフォンを付けると参加する事が出来ます。
そこにいるかのようなリアリティ。
ブレードランナー2049 の雑踏シーンを観ましたが、まさにそこに立っている感覚が味わえました。
2049をご覧になっていない方は、オリジナルブレードランナーの雑踏シーンを思い浮かべてください。
あの雑踏のただ中に立っている感覚と言えばお分かりいただけるでしょうか。
ありとあらゆる方向から、様々な言語が遠近感を伴いつつ聞こえてきます。
もうこれだけで私は感動してしまいました。

完璧に調整された、ドルビーアトモスシステムであれば、これに近い感覚が味わえるのかも
しれませんが、普通のリビングシアターでここまで完成度の高いサラウンドシステムは組めないと思います。
特にワンルーム等にお住まいの方には、朗報となると思います。

 

商品構成としては、ワイヤレスヘッドフォンとプロセッサーアンプの組合せです。
ワイヤレスヘッドフォンですので、邪魔なケーブルが無いのも良いです。

購入後、最初に一回だけ測定が必要ですがスマホアプリを使用して簡単に測定可能です。
一度測定すると記憶されますので、次回からは測定不要ですぐに楽しめます。

近日中に店頭デモ機が到着予定です。
映画がお好きな方にとっては夢のような体験が可能なシステムです。
ぜひ、体験にお越しください。

ご予約はこちらより

 
 
2020/07/25 Fundamental PA10 1,200,000円(税別) 
 
待ちに待ったモデルが届きました。
Fundamentalさんの新製品 PA10 プリメインアンプ です。
Fundamental の鈴木さんは、毎回妥協を排した製品を発表しますが、今回のPA10も一切の妥協を排した
入魂の作品となっております。
初めてこのプリメインアンプのプロトタイプを聞いたのは2年前の東京試聴会だったと思います。
その時は 60万円 で発売できれば良いと仰っていたのですが、去年の東京試聴会では
納得出来る物を作るには100万円ほど掛かるかも・・・となり、最終的に1,200,000円(税別)という
高級プリメインアンプとして完成しました。

 
 
本体と電源部の2筐体方式という贅沢な構成となっております。

 
 
Fundamental の最上位モデルである LA10 + MA10 は4筐体でしたから、かなり使いやすくなりました。
さらに、驚くべき新機能として セレクター が付きました!!
上位モデルである LA10 プリアンプは音質のためにセレクターすら廃したストイックな作品でしたから
それと比べると、随分ユーザーフレンドリーな設計となっております。

音質ですが、よく出来ています。
さすがに LA10+MA10 程の凄味はありませんが、このアンプならではの魅力もございます。
まず、音が出た瞬間に感じるのは静けさです。
S/N比の高いアンプ特有の、静かで広い空間からストレス無く音が滑らかに流れてきます。
何の抵抗もなくスピーカーから音が出てくる感覚は、このモデル特有の魅力で
頑張って良い音を出しています!という雰囲気が微塵も感じられません。
ただ、音楽がそこにある。
という、浸透力の高さはストレスフリーに音楽に浸れます。

あまりに滑らかに音楽が出てくるため、一聴しただけでは何の特徴も無いつまらない音に聞こえるかも知れませんが
腰を下ろして、しっかりと音楽と向き合ってみてください。
オーディオを聞いているのでは無く、音楽を聞いている事に気が付いていただけると思います。

全ての音楽好きの方におすすめできる、素晴らしいアンプだと思います。

常設展示しておりますので、ぜひ試聴にお越しください。

 
 
2020/06/20 DS Audio ION-001 定価 170,000円(税別) 
 
静電気はオーディオの大敵です。
特にレコード再生における静電気は、ホコリを吸い寄せるだけでなくノイズの元にもなりますので
今までにも様々なアイデア商品が発明されて、販売されてきました。
今回ご紹介する DS Audio ION-001 はその静電気対策の決定版と言えると思います。

通常の静電気対策は、盤を回転させる前に使用します。
ですが、盤を回転させ針を落とした瞬間から、針と盤の摩擦により静電気が発生してしまい
数秒後には帯電してしまいます。
それを回避するためには、回転中も静電気を除去し続ける必要がありますが
回転している盤に接触させること無く、除電する事は難しく今まで決定版と言えるほどの物はありませんでした。

DS Audio さんといえば光カートリッジで、突然オーディオ界に登場し
その素晴らしい音質で瞬く間にカートリッジメーカーとしての地位を築きました。
完全国産のメーカーですが、販路のほとんどをヨーロッパが占めヨーロッパオーディオ界では
トップクラスの評価を獲得しています。

その後もヘッドシェルやスタイラスクリーナーに凝った作りの物を発売しておりましたが
高い技術を持つメーカーらしく、イオンを発生させレコード盤面の静電気を中和、除電する
アイデア商品を出してきました。
発売直後はヨーロッパより注文が殺到し、全く国内市場に流通しませんでしたが
ようやく、国内市場に商品が回り始めました。

 
 
使い方は簡単で、ターンテーブルの横に設置して電源ケーブルを接続するだけです。

 
 
早速試してみましたが、音を出す前から感動してしまいました。
レコード盤をターンテーブルに乗せて、レコードクリーナーで盤上のホコリを取りますが
取り終わった後に、盤からレコードクリーナーを離すと通常はその離した場所に帯状にホコリが残ります。
それが、全く残らずに一回できれいにホコリが取れたのです。
これは、レコードクリーナーを使ったことがある方ならばお分かりいただけると思いますが
通常は、その残ったホコリを取るために2度も3度もクリーナーを当てなければいけないし
それでも完全にはなかなか取れません。
それが、一発で取れてしまいましたので感動しました。

そして、針を落としたのですが針を落として音が出るまでの無音部分の音質から違います。
無音部では針が溝をトレースする音がスピーカーから聞こえるのですが、通常は「ゾー」というような
音溝の壁面にゴミが付いているような音がしていたのですが、その音が出なくなりました。
「ゾー」の犯人は静電気だったのです!

もちろん実際に音が入っている部分にも効果的に作用します。
S/N比が上がり、雑味が取れます。
高域が気持ち良く抜けるようになり、やかましく感じていた部分が静かになりました。
17万円もする高価なアクセサリーですが効果抜群です。

これだけ効果が出るのならば、アンプやDACの除電にも効果があるに違いないと考え、早速試してみました。

 
 
NmodeさんのDAC X-DP7に使ってみましたが、これも効果抜群でした。
レコード盤に使用したときと同じような効果があり、S/N比が上がり雑味が取れます。
レコードを聞かないときは、DACやアンプに使えますので、一粒で二度美味しいお得感がうれしいです。

レコード用とアンプ用に2台欲しくなる危険な香りもしますが、価格に納得出来るだけの高い効果を持つ
優秀なアクセサリーだと思います。

DS Audio ION-001

 
2020/06/19 光城精工  Crystal E 定価 31,200円(税別) 8/24 追記
 
しばらくコロナ疲れで更新をサボっておりました。
申し訳ございません。
ネタはたくさんあるので、これからハイペースで更新して行こうと思います。

復帰第一弾は怪しいアクセサリーです。
オーディオのこの手のアクセサリーは、それこそ 「信じる者は救われる。」 クラスの本当に怪しい物から
理論に裏打ちされた、分かりやすい物まで玉石混交の状態です。
今回ご紹介する「仮想アース」は人気カテゴリーで、様々なメーカーより理論に裏付けられたきちんとしたモデルが
多数販売されています。

その中から今回は光城精工さんの新製品 Crystal E をご紹介します。

 
 
Crystal E はかなりコンパクトで、今回は対比物として Nmode X-PM3 と並べてみました。
これだけコンパクトですと、ラックの裏側等の隙間に押し込めますので使いやすいですね。

メーカーさんのキャッチコピーが冴えています。
遠くのアースより近くのアース
私など、この言葉だけで
「うんうん、そうだよね。」と言いくるめられてしまいそうです。

もちろん、きちんとした理論に沿った製品でその理屈がまた楽しいです。

以下、メーカーさんホームページより抜粋です。


周知の事実、大地(地面)はその多くが砂、石、粘土質、土です。とても導体とは言えませんが
中学の授業で合成抵抗について学んだ経験をお持ちではないでしょうか。

地面は前述のように抵抗体ですが、抵抗は並列接続することでどんどん小さくなります。
つまり地球は抵抗体の集まりで、全て並列になっていると考えられます。
地球規模?で見た場合、その抵抗は0オームと言えるわけです。
逆を言えば、抵抗0オームのものが身近にあって、それにオーディオ機材を接続することができれば
大地に接続したのも同然なわけです。


分かったような、分からないような理屈ですがなんとなく説得されてしまいそうになりますね。

Crystal E は、その内部抵抗0オームに近付けるために様々な工夫がされた機材です。

Nmode X-PM3 に接続して試聴してみました。

接続方法はCrystal E付属のケーブルで、機材のRCAの開き端子に接続するだけです。
このタイプの楽しい機材は、自分で付け外しをするとプラシーボ効果により
変化が無くても音が良くなったように錯覚する危険があるため、試聴の際に自分で付け外しをせずに
別のスタッフに付け外しをしてもらいました。
機材の裏でRCAケーブルを付け外しするだけですので、正面からでは今聞いている音が
Crystal Eを接続しているのかどうか分かりません。

ですが、一発でCrystal Eの有る無しが分かりました。
接続すると、すっと空間の透明度が上がります。
シンバルの余韻が空間に消えていく様が、リアルに目の前に浮かびます。
この余韻のような細かな情報はノイズに埋もれて聞こえない場合が多いのですが
Crystal E を接続すると、きれいに再現出来るようになります。

この効果でこの価格はお買い得だと思います。

よく売れているようで、なかなか入荷しませんが今月末に3台入荷しそうです。
以下リンク先よりご注文ください。入荷次第お届けさせていただきます。

https://yoshidaen.jp/shop/shopdetail.html?brandcode=000000004411&search=Cry&sort=


8/24 追記

ようやく流通量が増えてきて、店頭試聴機が入荷しました。
せっかくなので、1台接続と2台接続で比較試聴してみました。

今回はプリメインアンプ Nmode X-PM7Mk2 へ接続しての試聴です。
通常の状態でもS/N比が高く、広い空間模写力を持つアンプですが
Crystal E を接続すると、さらに静かになります。
表現が難しいですが、音が安定するイメージとお伝えすれば良いのでしょうか。
音の粒子、一粒一粒が有るべき場所に安定して収まるイメージで、滲みや、曖昧さが無くなり
有るべき場所にぴったりと収まります。
さらにもう一台追加して、2台接続してみました。
これは凄いです。1台接続でも十分効果的でしたが、2台接続はさらにその先まで進化します。
先ほど有るべき場所に収まった音の粒子達が、密度とエネルギーを放つようになります。
さらに凝縮され、密度を上げた感じでしょうか。
空間の見通しがさらに上がり、定位がより明瞭になります。

アクセサリーとしては驚くほど高い効果を持つアイテムだと思います。

 
 
2020/04/25 fidata HFAS1-S20 390,000円(税抜き) DELA 特価キャンペーン 
 
世界を代表するオーディオ用NASメーカーである、fidata と DELA からのお知らせです。

fidata から4周年記念モデル HFAS1-S20 が40台限定で発売されます。
フロントパネルに記念ロゴとシリアルナンバーが入ったプレミアムモデルとなっています。

詳しくは以下リンク先をご覧ください。

https://www.iodata.jp/fidata/product/nas/hfas1-s20.htm

fidata製品はSFORZATO製品との Diretta接続 により飛躍的にその能力が向上します。
SFORZATO製品をお持ちの方は、ぜひご検討ください。

DELA からは特価商品のご案内です。

旧モデルの HA-N1ZS20/2A 定価 822,800円(税込)をメーカーにて現行モデル N1Z/3-S20-J 定価 825,000円(税込)
と同仕様にアップデートしたモデル(違いは型番だけです)が大特価 547,800円(税込)にて。台数限定、無くなり次第終了です。

そしてもう一つ、条件付きの特価品がございます。
DELA N1 シリーズや N100 をお持ちで、DELAにユーザー登録済みのお客様だけが購入出来る特価品です。
今お持ちの N1 シリーズの無償アップグレードサービス付きです。

DELA N1Z/3-H60 定価 572,000円(税込)が 440,000円(税込)

DELAの2モデルは5月末日までのキャンペーンとなっております。
 
 
2020/04/25 SOtM sMS-200ultra NEO 185,000円(税抜き) マスタークロック入力付きモデル 215,000円(税抜き) 
 
昨日ご紹介しました LUMIN X1 はあまりに高価で現実味がありませんので、もう少し現実的な価格でPCオーディオを超えることが
出来ないか、試行錯誤してみました。
LUMIN X1 の半額ちょっととなり、擬似的な分割払いが可能となる方法で一歩ずつ前進する楽しさもある
複数機材使用でのご紹介です。

今回のRoon Ready対応機は sMS-200ultra NEO を使用します。
20万円程と現実的な価格ですがその実力は高く、LUMIN X1 に迫る再生音を引き出すことが可能です。

 
 
右が今回の主役 sMS-200ultraNEO です。
左はその名サポーター tX-USBultra です。
tX-USBultra はPCオーディオシステムでも重要なパーツでしたが、今回も同様にシステム全体のS/N比向上という
重要な役どころです。

究極を目指した場合の機材構成は以下となります。

Roon Ready対応機 として SOtM sMS-200ultraNEO 10MHz クロック入力付き 215,000円(税抜き)
USBリジェネレーター SOtM tX-USBultra 10MHz クロック入力付き 180,000円(税抜き)
マスタークロック Antelope Audio 10MX 728,000円(税抜き)

合計 1,123,000円(税抜き)

別途、USB/DAC と Roon本体を動作させるオーディオ専用PCかRoon Nucleusが必要です。

このシステムで、クオリティはLUMIN X1 と同等まで行けます。
つまりこの価格でPCオーディオシステムを越えることが可能です。

音色は LUMIN X1 とは随分違い、質実剛健、真っ向勝負でストレートな再生音です。
楽器の音をそのまま出してくるので、リアリティ重視の方にはこちらの方がおすすめです。
密度の濃い空間の中に、高性能クロック使用ならではの滲みや揺らぎの無い
実体感のある音像がぴったり定位します。
曖昧さは一切無く、切り取られた空間がそのままそこに再現される様は
データ再生の新たな境地です。
吉田苑の新たなデータ再生システムのリファレンスとなる予定です。

データ再生においてクロックの重要性を思い知らされる結果でもありました。
完全なクロック依存型システムで、クロックの質が再生音に大きく影響します。
予算を落とそうとすると、クロックを安価なモデルへと変更することになりますが
そのクロックの価格に沿って音質も落ちてゆきます。
Antelope Audio よりリーズナブルなクロックとなると、選択肢は TEAC か Nmode か SOtMとなります。

TEAC CG-10M オープン価格 実売価格 140,000円(税抜き)ほど
Nmode X-CL3 168,000円(税抜き)
Nmode X-CL3-rubidium 468,000円(税抜き)
SOtM sCLK-OCX10 500,000円(税抜き)

Nmode X-CL3 シリーズはマスタークロック出力が1系統しか無いため、分配しての出力となります。
申し訳ございません、この分配出力についてはまだ実験していないため
どの程度の悪影響があるか分かりません。実験次第ご報告いたします。

Nmode X-CL3-rubidium はルビジウム発信器搭載モデルとしては異例の低価格モデルで
Antelope Audio 10MX と比較しても大きく劣ることはありません。
クオリティを大きく落とすこと無くコストダウンを図るには最適な機材だと思います。

SOtM sCLK-OCX10 はNmode のルビジウムモデルと同価格帯で、クロックとしての性能(音質)
もほぼ同等です。
Nmode の多機能を取るか、シンプルな良さを取るかの難しい選択ですね。

ただ、50万円出すのであれば、Antelope Audio 10MX まで頑張った方が良いので
現実的には10万円台の2モデルに絞り込まれるのかもしれません。

実売価格で最も安価に揃えることが出来る Nmode X-CL3 でシステムを組めば
総額 568,000円(税込)ほどですので、現実的な価格になります。

最初に sMS-200ultra だけを購入して、Roon を楽しみつつ残りの機材を買い足していけば
段階的な音質向上も楽しめます。

奇々怪々な設定や、アップデートに伴う動作不良に悩まされるPCオーディオシステムは
その苦労に見合うだけの再生音が伴ってこそその存在意義がありました。
ですが、苦労せずにそれに匹敵する音質が手に入る時代がついにやってきました。
ただ、システム総額で考えるとPCオーディオシステムの方がかなり安価ですので
価格なりになったという事でしょうか。


2020/04/24 LUMIN X1 Silver 2,000,000円(税抜き) 
 
前回、入門クラスのLUMINをご紹介しましたが、今回は最高峰LUMINのご紹介です。
ネットワークプレーヤーに200万円!という気持ちはございますが、ここでご紹介させていただく以上は
その価値があると考えております。

 
 
価格に見合うだけの豪華な筐体で、材質は公表されていませんがおそらくアルミブロックからの削り出しで
分厚く、ずっしりとしたノイズに強そうな見事な筐体です。

 
 
入出力端子のポイントは光LAN接続対応という点です。
まだ対応機材は少ないですが、将来的に楽しみな部分です。
デザインだと思いますが、入出力端子の上に取り外し出来ないカバーが被さっており
ケーブル類の接続が大変不便です。

 
 
分かりやすいように、裏返しにして撮影しました。
これだけカバーがかぶっているため、ケーブル接続の際は持ち上げる等の作業が必要で
設置状態のままでのケーブル抜き差しはかなりの困難を伴います。

さすがハイエンドモデルだけあり、底板にまでLUMINの文字が深く彫り込んであります。

外部電源も同様に豪華な筐体仕様となっております。

さて、悪い点は最初に出してしまいましたので、あとは褒めるだけです。
最も重要な音質ですが、素晴らしいです。
Roon Ready 接続前提ですが、その限りにおいては現時点でのデータ再生最高峰の一つではないでしょうか。

吉田苑リファレンスPCオーディオシステム(JPLAY FEMTO)と比較しても、奥行き方向の表現力と
S/N比はこのX1 の方が上です。
そして、他の部分でも同等です。
つまり、PCオーディオシステムを越えております。

ノイズ発生源の多いPCオーディオよりも、ネットワークプレーヤーの方が音質上有利であると言われておりましたが
ようやく理論通りのネットワークプレーヤーに巡り会うことが出来ました。

ハイエンドシステムらしい上品な高域の色付けは感じる物の、広く深い空間表現と
エネルギーに満ちたボディ感は、さすがハイエンド機という説得力に満ちています。

ネットワークプレーヤーでPCオーディオを越えることが出来る事を証明した、貴重な機材だと思います。

 
 
2020/04/03 LUMIN U1 MINI 定価 Silver 308,000円(税込) Black 338,800円(税込)
                   LUMIN D2 定価 Silver 423,500円(税込) Black 465,300円(税込) 
 
Roon Ready対応機として前回ご紹介しました LUMIN ですが、もっと詳しく紹介して欲しいとのリクエストが
ございましたので、あらためてご紹介です。

今回は LUMIN 入門クラスのネットワークプレーヤーである D2 とネットワークトランスポートである U1 MINI のご紹介です。
上位モデルのご紹介は次回までお待ちください。

 
 
前から見るとこの2モデルは見分けが付きません。
上段が U1 MINI 下段が D2 です。
対比物がありませんのでサイズが分かりにくいですね。横幅 300mm とコンパクトなモデルです。

 
 
上段はネットワークトランスポートのU1 MINI ですのでアナログ出力がございません。
その代わり、豊富な出力端子群が並んでいます。
左から AES/EBU ・ BNC同軸 ・ RCA同軸 ・ 光 ・ USB 2系統 (USBのみ入出力対応です)と
5種類もの出力があり、受け側DACの選択肢が広いです。接続出来ないDACは無いのではないでしょうか。

下段はネットワークプレーヤーの D2 です。
アナログ出力のRCAとXLR出力があり、BNC同軸のデジタル出力端子もあります。
2つ付いているUSB端子はUSBメモリや、外付けドライブ接続用です。

まずはネットワークプレーヤーである D2 から試聴しました。
見た目のコンパクトさに関わらず、線が太く押し出しの強い音色です。
スピーカーの中央部に音像が分厚く再現されます。
どちらかというと、空間よりエネルギーの再現を得意とするタイプでスピーカーより前に空間を再現してきます。

同価格帯のネットワークプレーヤーである SFORZATO DSP-Pavo が粒子の細かな奥行きのある空間を再現するタイプですので
面白い対比です。

LUMIN D2 は通常のUPnP接続の他にRoon Readyにも対応していますので、Roon サーバー等と組み合わせることにより
さらに一歩進んだ再現性を手に入れることも可能です。

もう一つの特徴としてMQAフルデコードに対応している点も魅力です。
MQAの説明をすると、凄い長文となってしまいますので多少間違っているかもしれませんが、強引に簡単な説明をさせていただきます。

MQAとはハイレゾの圧縮音源です。
この方式の特徴は、MQAに対応していないDACでも普通の信号として再生可能な点です。
その上でMQAに対応した機材を使用するとその機材に応じた解凍が可能で、ロスレスに近いハイレゾへと解凍可能です。
その解凍も2段階あり、96KHzまでに対応した1段階解凍と、より原データに近い解凍が可能な2段階解凍があります。

この圧縮技術のポイントはデータをかなり小さく圧縮可能な点で、ストリーミング再生でのハイレゾ再生時に
データ転送量が少なくてすむ所です。
欠点として、元データに戻すことが出来ない点があり(ロスレスではありません)その点で賛否があるようです。

LUMIN D2 はMQAのフルデコード(2段階解凍)に対応しており、MQAをon/offしてその違いを楽しめます。
MQA off ですと、音像が絞り込まれエネルギー密度が上がる反面、空間は狭くなりやや平面的な表現となります。
MQA on ですと、音像と音像の間に空間が生まれ奥行きや高さが出るようになります。
反面、力感がやや落ち落ち着いた表現となりました。
MQA off の方が好みだという方も多いと思います。

 
 
次に LUMIN U1 MINI の試聴です。
こちらはネットワークトランスポートですので別途DACが必要です。
今回は Nmode X-DU3 と組み合わせました。
実は、つい先日まで Nmode さんのDACはLUMIN等のLinuxベースで動作するネットワークプレーヤーと組み合わせる事が出来ませんでした。
ですが、ようやくファームウェアアップデートが行われ、LUMIN / SOtM / Nucleus 等の機材達と接続出来るようになりました。
Nmodeさんの X-DP10/X-DP7/X-DU3 をお持ちの方はNmodeホームページからアップデートパッチをダウンロードして
ファームウェアアップデートを行ってください。

同じデザインの D2 よりおとなしい表現で、ややしっとりとした潤いのある音色です。
ただ、ネットワークトランスポートですのでそこまで強く自分の個性を主張するタイプでは無く
組み合わせるDAC次第で音色は変化します。
これは美点だと思います。
お使いのDACの個性を生かしたままネットワークプレーヤーの導入が可能となります。
こちらもRoon Ready対応機ですので、Roonサーバー等と組み合わせることも可能です。

このモデルもMQAに対応していますが、D-2 のようなフルデコード(2段階解凍)では無く
1段階の解凍まで可能です。
それでも 96KHzのハイレゾ再生が可能ですので、大きなメリットとなります。

今回ご紹介した D2 と U1 MINI はどちらも、Roon Ready 接続した時が最も音質が良かったです。
Roon での運用がおすすめです。

 
 
2020/03/15  Martin Logan ESL X  880,000円(ペア/税込)
 
久しぶりに静電型スピーカーを試聴しましたのでご報告です。

 
 
静電型スピーカーは一般的なコーン型スピーカーとは動作原理が違います。
帯電させた薄い膜を振動させて音声信号を出力させる方法で、膜全体から音が放射されます。
歪み率が低く、忠実度が高いという特徴がありますが、固定電極である外部ケースと振動膜の間隔を広く取ることが
出来ないため、狭い隙間での振動となり(大振幅動作が出来ない)結果として低音の再生を苦手とします。

そのため、一部の高額モデル以外は低音域を通常のコーン型スピーカーに受け持たせ、中高域を静電型から放射させる
ハイブリッドモデルが主流となっています。

一昔前にアメリカで流行し、一時代を築きましたが現在ではヘッドフォンでその魅力を発揮しており
静電型スピーカーは珍しいジャンルとなりました。

静電型スピーカーは、上手に鳴らすことが難しく使い手の腕を要求します。
さらに、特定の周波数でインピーダンスが急低下するという弱点を持ち最低インピーダンスが
1Ωを切るようなモデルも昔はありました。(ちなみにこのモデルは20KHzで1.6Ωまで低下します)
そのため、静電型スピーカーを鳴らすためには瞬間電流供給能力の高い大型アナログアンプが必要となります。
このように、制約が多いため少しずつ人気が落ちて行き現在日本に正式輸入されている静電型スピーカーは
マーティンローガンのみとなってしまいました。
ですが、静電型スピーカーでなくては出せない独自の音があるため、今でも一部の方から強い支持を得ています。

静電型スピーカーの魅力は独特の空間表現にあります。
広い振動板面積から音が放射されるため、音が部屋中に広がり音に包まれる快感に浸れます。
その動作原理の弱点である、振幅幅の狭さのために力強い音が出せない点もプラストなり
繊細で、柔らかい陽炎のような音像に満たされた浮遊感に満ちた独自の再生空間を構築可能です。

スピーカー位置での音質変化量が大きなスピーカーで、ミリ単位で音が変化するためセッティング難易度は大変高く
根気のいるスピーカーでもあります。
しかし、完璧な位置に設置出来れば、音の海に浮かんでいるような唯一無二の音響体験が可能です。

 
 
振動板は透明なため、反対側が透けて見えます。

 
 
横から見ると、振動板の薄さが良く分かります。
下の箱はコーン型ウーハーの低域部です。

 
 
振動膜を歪曲させることにより、音波を広範囲に放射出来るようになっています。
昔は平面でしたので、音波は真っ直ぐ正面に飛びさらに設置難易度を上げていました。

 
 
もう一点静電型スピーカーの特徴があります。
それは、後ろにも正面と同じ量の音を放射するということです。
そのため、スピーカー背面の壁面の影響を強く受けます。

このように、様々な制約のあるスピーカーですがこの方式で無いと再現出来ない世界を構築可能である点で
唯一無二である事は確かです。
深夜に小音量で音楽の海に沈みたい時にぴったりだと思います。

 
 
 
2020/02/28 レコード大量入荷しました。 
 
最近はレコードコレクター様からの買い取り依頼が立て続けに入ってきました。
クラシックばかりですが、ワンオーナーの状態の良い物が多いです。

 
 
 
現在4,500枚ほど在庫があります。他にもジャンル不明ですが3,000枚ほど入荷予定です。

店頭に置ききれませんので、実際にご覧いただけるのは1,500枚ほどですが、随時入替を行っております。
数が多すぎて1枚ずつ値付け出来ませんので、全て1枚 500円(税込) 全集は 1,000円(税込)~3,000円(税込)にて販売中です。

お宝もあるかも知れません。
良い物はあっという間に売れてしまいますので、興味がある方はお早めにご来店ください。

 
2020/02/15 再生ソフト「Roon」 1年ライセンス $119(約 13,000円) 生涯ライセンス $699(約 77,000円)
 
昨日、名前だけご紹介しました再生ソフト「Roon」をもう少し詳しくご紹介いたします。
既に「Roon」を紹介しているサイトが多数有りますが、どれも難しく読むのを途中で止めてしまった方も多いと思います。
ここでは、可能な限り分かりやすく紹介するよう努力してみます。

まず大きなポイントとして「Roon」は既存の再生ソフト「JPLAY FEMTO」「Jriver」「Audirvana」等とは違います。
既存の再生ソフトは自分の保有する音源や、ストリーミング音源から、自分の知っている音楽を再生する事に使用します。
対して、「Roon」は自分の保有する音源はもちろん、ハイレゾストリーミング再生業者の「TIDAL」と組み合わせることにより
未知の音楽を紐付けることが可能となります。
自らの知識内で楽しむ既存の再生ソフトと違い、自分が知らない音楽を積極的にかつ簡単に探究することが出来
新しい音楽体験を可能としています。

「Roon」には、音楽の詳細なデータ、アーティストの生年月日に始まり、再生されている楽曲の録音された日付や
レーベル情報、参加アーティスト等の膨大なデータベースが接続されており、その情報を辿って新しい音楽と出会うことが可能です。
この機能は「Roon」独自の物であり、これがあるからこそ世界中を席巻しているのだと思います。

簡単に説明します。
ある音楽を再生したところバックのギターが気になったとします。
その場合、再生曲のクレジットを表示させれば、参加アーティスト一覧が表示されますので
ギタリストをタップすれば、そのギタリストが参加したアルバム一覧が表示されます。

このように、どこまでも深く音楽を探究していくことが可能な点が、唯一無二のこのソフトの魅力となっています。
高価なソフトではありますが、このデータベースに接続出来る権利だと考えると納得出来る価格だと思います。

分類では「Roon」は再生ソフトとなりますので「PCオーディオ」にジャンル分けされますが、通常の「PCオーディオ」とは違い
「ネットワークプレーヤー」との融合ソフトに近いと思います。
「PCオーディオ」と「ネットワークプレーヤー」の良いとこ取りした、総合音楽再生システムの核となるソフトとお考えください。

核という表現をしたように、このソフトは複数の機材で構成されます。
これが「Roon」の複雑さを生み皆様を入口で拒絶している要因となっています。
ですが、ここで引き返すのはあまりに勿体ないです。
未知の音楽との出会いのためにも、ここは頑張って先に進んでみてください。
私も可能な限りお手伝いさせていただきます。

「Roon」を高音質に楽しむために必要な機材は以下になります。

ある程度スペックの高いPC
具体的にはCPUにインテル Core i3 以上を搭載したPCが必要です。
もしくは「Roon」専用に開発された、専用サーバー「Nucleus」がございますのでこちらがおすすめです。

 

Roon Nucleus Rev.B 販売価格 272,800円(税込)
Roon Nucleus+ Rev.B 販売価格 437,800円(税込)

ご注文はこちらまで

 
NucleusとNucleus+ は搭載CPUが違い、Nucleus+の方がハイスペックとなっております。
CPU負荷の大きな再生(PCMからDSDへのリアルタイム変換再生等)を行わない限り、無印(Nucleus)で問題ありません。

音質はノートPCとは一線を画す物があり「Roon」をメインソースとして使用する場合は導入を前向きにご検討ください。

ここまでは、「Roon」本体を格納し動作させるために必要です。
そして、PCから出力されたデータを音楽データへ変換させる機材が必要です。
それが、昨日ご紹介した「Roon Ready」対応機器となります。

つまり 「Roon」を動作させるPCとそこから出力されたデータを受け取る「Roon Ready」対応機器
そして、それらの機材に指令を出すリモコンユニットである、タブレット(スマホも使えます)の計3台の機材が必要です。

最近はこの「Roon Ready」対応機器の試聴をかなり行い、おすすめ機材が絞り込まれてきました。
数が多いため、全てを試聴することは出来ませんが可能な限り安価に、かつ高音質にという選定基準で選んでみました。

以下、おすすめ「Roon Ready」対応機器です。

SOtM sMS-200 Neo 定価 82,500円(税込)

 

他の「Roon Ready」対応機器よりかなり安く、ネットワークトランスポートという製品ですから
お持ちのDACを生かすことも可能です。
逆に言うと別途USB/DACが必須ということでもありますが・・・
PC本体や、ソフトが高価ですので、ここは可能な限り安価に押さえたい場所ですので
最もおすすめのモデルです。
もちろん、音質も十分良質で「安いからこれでいいや。」では無く、音質まで含めておすすめできます。 

これでシステムを構築すると以下のようになります。

Roon 年間ライセンス 約 13,000円(税込)
Roon Nucleus Rev.B 272,800円(税込)
SOtM sMS-200 NEO 82,500円(税込)

合計 368,300円(税込)

別途、USB/DACが必要です。
さらに、Roonを導入するのであれば是非とも一緒に契約したい TIDAL が月額 1,000円(香港で契約した場合)ほどです。

USB/DACをお持ちであれば、総額37万円程で導入可能です。
37万円というと大金ですので、気軽に導入できる物ではありませんが、少し高級なCDプレーヤーもそれくらいしますので
今お使いのCDプレーヤーが故障した場合、次のステップとしてデータ再生への移行も選択肢として有りだと思います。

さらに、お持ちのPCが流用できればそのハードルは格段に下がります。
お使いになっていないPCがあれば、そのスペックを確認してみてください。
もし、使えそうであれば 14日間は無料で使えますので、動作検証を行ってみてください。
安定動作すればそのまま導入可能です。

導入直後の注意点がございます。
Roon は導入後に自宅のデータベース(NAS等)と接続すると、そこに格納された全ての音源データを
スキャンして、データベースの構築を行います。
これにかなりの時間とCPUパワーを消費するため、この間は音飛びが頻発します。
吉田苑で初めて接続した時は 15,000曲のデータ解析に40時間ほど掛かりました。
その間は音飛びが酷く動作検証どころではありませんので、データ解析が終わるまではPCの電源を切らずに
そのままお待ちください。
 
LUMIN U1 MINI 定価 308,000円(シルバー/税込) 338,800円(ブラック/税込)

 

こちらも SOtM sMS-200 NEO と同じくネットワークトランスポートです。
ですので別途DACが必須となりますが、sMS-200 と違うのは 同軸デジタル出力が付いている点です。
ですので、USB/DACではなく、通常のDACへも接続可能となります。
当店のお客様には今でも SOULNOTE dc1.0 (44.1KHzしか変換しない頑固なDACです)
を愛用されている方が多数いらっしゃいますが、このモデルであれば同軸デジタル接続で音を出す事が可能です。
その場合、ハイレゾ音源を44.1KHzへダウンコンバートする必要がございますが、Roon上でリアルタイム処理が可能です。

音質は、高級機らしい瑞々しく滑らかな音色で、雰囲気良く音楽に浸れます。

 
SFORZATO DSP-Pavo 定価 407,000円(税込)
 
 
ここでこのモデルをご紹介するのは何度目でしょうか。
おそらく最も登場回数の多い機材です。
日本を代表するネットワークプレーヤーメーカーにして、Roon Ready と Diretta の両方に対応する唯一のメーカーでもあります。
こちらはDAC内蔵ですので、システムとしてはよりシンプルになります。

音質は繊細で滑らか、柔らかくも芯のある心地良い音色で、情報量も多く解像度も高いです。

 
DEVIALET EXPERT 140 PRO 定価 858,000円(税込)
 
 
最もシステムをコンパクトに収めることが出来る組合せです。
Roon Ready対応DAC内蔵アンプですので、PCとこのアンプがあればシステム完成です。
アンプとしても優秀ですので、組み合わせるスピーカー次第でどのような音も出せますし
見た目も美しいです。

Roon Nucleus と組み合わせれば、最先端のおしゃれなシステムが組み上がります。

KEF LSX 定価 142,978円(白/税込) 164,978円(黒/赤/青/緑/税込) 
 
 
Roon はマルチルームにも対応しています。
核となるPCが一台有れば、そこからネットワークで繋がっている他の部屋でもRoonを使った再生が可能です。
しかも、良くあるマルチルームシステムと違い、個々の部屋で独立して選曲と再生が可能です。
メインルームでジャズを聴きながら、別の部屋ではクラシックを聴くというような使い方が可能です。

このスピーカーはRoon Ready対応で、アンプ内蔵さらにワイヤレスにも対応していますので
別の部屋で使用するのにぴったりです。
アクティブスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)の割には音質も良く、十分実用に耐えます。

Roon Ready対応機器は他にも多数ありますので、お使いの機器が対応しているかどうか以下リンク先で確認可能です。
Roon ホームページの上に並んでいるタブの左から2つ目「Partners」に対応メーカー一覧が掲載されていますのでご確認ください。

 
2020/02/14 データ再生システムのこれからの方向について。 
 
私がPCオーディオに取り組み始めたのは、2008年頃だったと思います。
始めた頃は手探り状態で音も悪かったのですが、年を経るにつれ高音質化が進み
ピュアオーディオ機器として十分に使える所まで成長しました。
この成長速度はかなり早く、吉田苑のリファレンスシステムもそれにつれて変遷を重ね今に至ります。

実はこのリファレンスシステムの機材変更が去年は一度も行われなかったのです。
2008年以降、つねに進化し続け頻繁に機材更新が行われていたリファレンスPCオーディオシステムですが
ついに1年間変化無しという所までたどり着きました。
実際、現在のリファレンスシステムはかなりのクオリティを持ち、同価格のCDプレーヤーより高音質だと感じております。

PCを核としてUSBケーブルでDACと接続するという「PCオーディオ」は、2019年に一つの節目を迎えたのだと思います。
急激な成長の時代は終わり、成熟期に入ったように感じます。
進化の早いPCの世界で1年もの間変化が無いと言うことは、驚くべき事態であり
「PCオーディオ」は一つの到達点に達したのかも知れません。

そして、データ再生のもう一つの柱である「ネットワークプレーヤー」がここへ来て進化を始めました。
「PCオーディオ」はUSBケーブルを使用して音楽信号の受け渡しを行いますが
「ネットワークプレーヤー」はLANケーブルを使用して音楽信号の受け渡しを行います。
今までは、その音楽信号の受け渡しを行う通信プロトコルとして「UPnP/DLAN」が使用されていました。
ですが、この「UPnP/DLAN」という規格はオーディオ用に開発された物ではなく、ネットワークプレーヤー黎明期に
ネットワーク機器を接続する通信規格として既に存在した物をベースとして、流用したにすぎません。

このあたりの流れは「PCオーディオ」黎明期に接続方法がUSBケーブルしかなかったために
DACをUSBケーブルで接続するようになったのと同じです。
どちらも、その時たまたま使える物(規格)があったので採用しただけで、音質は一切考慮されていません。

「UPnP/DLAN」にしろ「USB接続」にしろ、本来はオーディオ用ではないために高音質化の大きな足枷となっていました。
「PCオーディオ」は未だにその足枷から逃れることが出来ずに、USBケーブルの改良やノイズフィルター、クロック装置を
間に挟む等の、涙ぐましい努力が続けられています。
対して、「ネットワークプレーヤー」はその根本的な部分である、通信プロトコルその物をオーディオ用に開発するという
段階に進みました。
その代表が、Roon の開発した「RAAT」や日本で開発された「Diretta」です。

ここでお詫びを申し上げないとなりません。
Roonの「RAAT」は 2016年には世に出ています。
もちろんその当時、Roonの試聴は行いましたが「RAAT」(Roon Ready対応と言った方が分かりやすいです)対応機器が
ほぼ存在していなかったために、USB接続で試聴を行い、その高額なソフト代金に見合う音質ではないと結論を出していました。
ですが、最近の海外メーカー製ネットワークプレーヤーはほぼ例外なく「Roon Ready対応」を誇らしげに前面に出しており
あらためて「Roon」 を「Roon Ready対応機」にて試聴したところ、その優位性に驚き、今更ながらのご紹介となりました。

「RAAT」は「Roon Ready」と読み換える方が通りが良いので、以降「Roon Ready」とします。

どのような優秀な規格でも、採用するメーカーが無ければ普及すること無く廃れてしまいます。
ですがこの「Roon Ready」は採用メーカーが現時点で70社(しかも大手が多いです)以上もあり、急速にその勢力を拡大しています。
この流れは、海外で特に顕著で「Roon Ready」対応機で無ければ、ネットワークプレーヤーにあらずという時代になりつつあります。

「Diretta」は普及に力を入れているようですが、現時点で商品化されているのは SFORZATO社のみであり
やや、寂しい状況です。
「Roon Ready」と「Diretta」の両方に対応しているSFORZATOの先見の明には感心します。
正確を期すると、現在SFORZATO製品は「Roon Ready」に対応はしていますが、「Roon Ready」対応認証は受けておりません。
このあたりの詳しい話は、また別の機会にさせていただきます。

そして、もう一つ見逃せないのが「ストリーミング再生」の高音質化と普及です。
「ストリーミング再生」は去年大きな進化を果たし、ついに日本でもハイレゾストリーミングサービスが始まりました。
AMAZON MUSIC HD と mora qualitas です。
去年の配信開始時点では、音質で有利な mora qualitas をおすすめしていましたが
時間経過と共に AMAZON MUSIC HD が有利になりつつあります。
ストリーミング再生の音質の肝は再生ソフトにあります。
その再生ソフトですが、配信開始直後はそれぞれの専用再生ソフトでの対応となり
利便性の AMAZON と高音質再生を目指した mora qualitas という差別化が出来ておりましたが
各オーディオメーカーの AMAZON MUSIC HD 対応が進むにつれて、音質差が逆転しはじめました。
ネットワークプレーヤーでAMAZON MUSIC HD に対応してしまえば、音の悪い純正再生ソフトから解放され
単純にネットワークプレーヤーのクオリティに依存するようになります。
そうなってしまうと mora の優位性は消えてしまい、実際にそうなりつつあります。

AMAZON の浸透力は凄く、急速にネットワークプレーヤーメーカーへ広がりつつありますが
mora はその点で圧倒的に出足が遅く、ネットワークプレーヤーへの対応は完全に出遅れています。
このままでは、楽曲数でも大幅に劣るmoraの勝ち目は無くなってしまいそうで、心配しております。

この調子ですと、日本のハイレゾストリーミング市場はAMAZONの一人勝ちとなってしまいそうです。


時代の流れは「ハイレゾストリーミング」を「ネットワークプレーヤー」で再生するという時代になりつつありますが
単純に音質だけで評価すると「PCオーディオ」がまだ一歩先に進んでいる状況です。
ですが、その差はかなり縮まり一時期のような大幅な音質差は無くなりつつあります。
そして、Roon のような、圧倒的な音楽の楽しさを詰め込んだ再生ソフトがここまで高音質化を果たすと
「PCオーディオ」の小さな音質上の優位性は消えてしまうかも知れません。

少なくとも、これからデータ再生を始める方は Roon を核としたシステムへ進むべきだと思います。
それほど Roon のもたらした衝撃は大きな物で、「Roon Ready」対応システムで聞く音楽世界の広がりは
深く広く、まだ見ぬ世界へと導いてくれます。

ストイックに音質のみを追求する場合は「PCオーディオ」を
音楽を気軽にしかし内容は濃く、必要十分な高音質で聞く場合は「Roon Ready」対応機を核としたシステムを
ここまでは、最低限のPC知識が必要です。
そして、PCのことは分からないけれど「ハイレゾ」が聞いてみたいという方には
「AMAZON MUSIC HD」 対応「ネットワークプレーヤー」という具合に
求める物に応じた対応が出来るようになってきました。

「PCオーディオ」の進化が止まった今 「ネットワークプレーヤー」がどこまで迫る、もしくは追い越すことが出来るかが
これからの見所です。
 
 
 
 
2020/02/09 速報!! Fundamental 鈴木 哲 氏 チューンモデル Paradigm Atom 発売決定 
 
今年 1/11 の日誌で紹介しました、カナダ Paradigm の入門クラスモデル Atom ですが
本当によく出来ているのです。
Fundamental の鈴木氏にその話をしたところ、ぜひ聞いてみたいとのことでしたので
デモ機をお送りしたところ、大変気に入ってくださいました。
ということで、今回はこちらより特別にお願いしてチューニングモデルを出す事となりました。

つい先ほど、その鈴木氏チューニングモデルが届き試聴しました。
良く出来ています。
良く抜け、伸びる高域とリアルな質感を持ち、情報量もこのクラスのモデルとしては飛び抜けて多いです。
低域は、引き締まりややソリッドなイメージに仕上げてあります。
Fundamental ブランドのRM10 や SM10Z で感じる、中域の個性である
厚みと躍動感も上手に組み込まれてあり、鈴木氏の個性が見事に反映されています。

細かなチューニング内容はまだご本人から伺っておりませんので、画像や改造内容等は後日ご紹介させていただきます。

販売価格は 99,000円(税込)となっております。
今月末にファーストロットの5ペアが入荷予定ですので、ご予約受付中です。
以下リンク先よりご予約ください。

http://www.yoshidaen.jp/shopdetail/000000004335

店頭でご試聴可能ですので、ぜひご来店ください。


 
 
2020/01/24 おかやまカバー製作 取扱い始めました。 
 
皆様は機材のホコリや紫外線対策は行っておりますでしょうか。
漠然と対策の必要性は感じつつも、そのための道具が見つからずそのままと言う方も多いと思います。

特に木製品であるスピーカーは長期間使用していると、太陽光線により変色する物も多数あります。
もちろん、その変色を積極的に楽しむ事も楽しみの一つですので、それを否定する気持ちはありません。
ですが、設置環境により左右の変色度合いに違いが出てしまい左右で色が違う状態になる事もございます。

最も確実な予防策としてカバーを掛けるという方法がありますが、そのカバーの入手が難しく
様々な機材の形に合ったカバーとなるとそう簡単に見つかりませんでした。
ですが、ついにフルオーダーのカバーを比較的低価格で製作してくれる工房さんと出会うことが出来ました。

「おかやまカバー製作」さんです。

https://spcover.sakura.ne.jp/

早速、見本用に形が特殊で製作が難しそうな B&W 805 D3 用をオーダーしてみました。

 

特殊な形状ですので製作は困難そうです。

 
 
 
一番人気の「エンジ」色です。
色は 15色 から選べます。

 

こちらは黒です。
特殊な形状ですが、きれいに収まっており高級感もあります。

生地は日本製のベルベット・スエード で刺繍もサービスで入れてもらえます。

お値段はサイズで変わりますが、この 805D 用でペア 6,600円(税込)
お手頃価格ではありますが、一つ一つ丁寧に手作りされています。

スピーカー用だけで無く、アンプ等の機材用も製作可能です。

フルオーダーのため、お届けまで1週間~2週間ほど掛かります。
吉田苑よりご注文いただける場合は送料をサービスさせていただきます。

フルオーダーメイドのため、まずは機種名やサイズをご連絡いただければお見積もりさせていただきます。
細かなオーダーにも対応可能で、カバーの丈を長めにしたり、スリットを入れる等、何でもご相談ください。

2020/01/23 DEVIALET EXPERT 220 PRO 定価 1,375,000円(税込) 
 
去年最後の日誌で速報としてお伝えした DEVIALET EXPERT 140 PRO ですが、上位モデルの EXPERT 220 PRO を常設展示機として
導入して、ここ数日じっくりと鳴らし込んでみました。

素晴らしいアンプです。
美しいデザインにつつまれたコンパクトな筐体から、信じられないほど高密度なエネルギーが出てきます。
ただ正確なだけで無く、上品な薄化粧が施された音色は何時間でも音楽に浸ることが出来る快感で溢れています。

 
 
鏡面仕上げのため鏡の写真のように見えますが、アンプです。

 
 
こうなるとどこにアンプがあるか分かりませんね。
手前の列の中央部右側、丸い物が映り込んでいるのがアンプです。

先日行った試聴会でのセッティング状況です。
スピーカーはカナダ Paradigm 最上位シリーズの PERSONA 5F を使用しました。

 
 
背面の入出力端子部です。
仕方ありませんが、薄型アンプの弱点でパーツ実装面積が狭くかなり窮屈です。
ですが、各端子に割り振られる機能を変更出来るため実用上困ることは少ないと思います。
Line(RCA)入力端子を同軸デジタル入力へ変更したり、フォノ入力をLine入力へ変更したり等柔軟に対応可能です。

全ての設定とケーブル類の接続が済めば、ここはカバーで隠れます。

 
 
音量調整と入力切替、イコライザーカーブやトーンコントロール等の調整はこのリモコンで行います。
見た目以上に多機能なリモコンです。

このアンプで出来る事を箇条書きにしてみます。

プリメインアンプ(プリアンプとしても動作可能)
USB/DAC
ネットワークプレーヤー(Roon Ready対応)
フォノイコライザー(MM/MC対応 / 13のイコライザカーブから選択可能)

本来は4台の機材が必要なところを、このコンパクトな筐体に全て詰め込まれています。
そして、そのそれぞれの機能は単体機材にひけを取らないほど高性能に出来ています。

ひとつずつ細かく説明させていただきます。

プリメインアンプ
このモデルの中核たるアンプ機能です。
ワイドレンジアンプで上から下まで過不足無くきれいに出してきます。
低域方向のグリップ力が高く、良くはずむ低域をベースとして透明度の高い中高域に程よい色気を乗せたイメージです。
単純にアンプとしてみてもその価格に見合う、満足度の高い再生が可能ですが
さらにこのアンプにはSAMという、スピーカーの特性に合わせたアンプへと進化出来るモードがございます。

メーカーホームページへ行くと、対応スピーカー一覧が掲載されていますが、その数は日々増えていっています。
以下リンク先で、対応スピーカー一覧が確認出来ます。
リンク先の右側「ALL Brands」をクリックして、メーカー一覧よりご確認ください。

https://www.devialet.com/ja-jp/expert-pro-sam-ready-speakers/

このSAMの効果は魔法のようです。
今回の試聴会で使用した PERSONA 5F もデータが用意されていますので、SAMの有り無しで比較試聴を行いました。

SAM無しでも十分によい音で鳴りますが、SAMを入れると低域の表現力がグッと上がります。
十分制御出来ているように聞こえていた、ウーハー領域の制動力が突然倍増したかのように力がみなぎります。
さらに滲みが減り、透明度が上がります。レンジも上下共に拡大し、よりナチュラルになります。
ユニット同士の音のつながりも向上し、各ユニット間の統一感が増しツィーターからウーハーまでの一体感が向上します。

結果として出てくる音は大幅なクオリティアップを果たします。
これは、試聴したお客様も皆驚かれていました。
スピーカーの個性はきっちりと残したまま、クオリティと力感が上がりますのでスピーカーの個性を殺すようなこともありません。

この機能は今まで世に存在しなかった物で、オーディオ進化の一つの形では無いでしょうか。

USB/DAC
こういう使い方は少ないとは思いますが、単体DACとしての能力を見るためにCDトランスポートから同軸デジタル入力と
PCからUSB接続をしてプリアウトから出力させて他のアンプで試聴を行いました。

同軸デジタル入力
やや解像度が甘く、エッジが僅かに丸くなる感じですが、十分良いDACです。
当たり前ですが、アンプの音色との統一感があり高いクオリティを持ちます。
耳当たりの良い心地良い音色を持ちつつ、きっちりと情報を出してくるタイプです。

USB接続
PCからJPLAY FEMTO で再生しました。
動作は安定しており、音切れ等不安定な挙動はありません。
JPLAY FEMTO が本来持つ鋭い切れ味と、高い解像度の本領発揮とまでは行きませんが
多機能アンプの内蔵DACと考えると、驚くほど高音質です。
一点だけ残念なのですが、DSD は 2.8MHz までしか対応しておりません。
このアンプ唯一の残念な点です。

ネットワークプレーヤー
まずは通常のUPnP接続での試聴です。
良くある、普通のネットワークプレーヤーの音質です。
悪くはありませんが、ベールが掛かった透明度と抜けの悪い音でBGM用途以上に使うには少し辛い物があります。

次に、このアンプの目玉機能の一つである「Roon Ready」機能を使用してRoonで再生します。
Roon Ready とは、UPnP/DLAN や OpenHome とも違うRoon独自のネットワーク接続規格で
Roon が認証した機材にRoon Ready認証を行い、正式に対応していることを公表しています。

この Roon Ready での再生は素晴らしいです。
DEVIALETでのデジタル音源再生は Roon Ready を使うべきだと感じました。
メーカーもこの点を理解しているようで、このアンプを購入すると Roon の年会費をプレゼントしてくれる
キャンペーンを開催中です(在庫限り)

今回の件で分かったことがあります。
ネットワークプレーヤー再生時についてまわる同様の個性である、透明度が低く抜けが悪いという
共通の弱点は UPnP という規格の音だと思います。
Roon Ready や Diretta のような新しいオーディオ規格伝送では、UPnP のような個性が無く
上質なUSB接続システムと同等のクオリティを持ちます。

エスプレッシーボサウンドPC + JPLAY FEMTO + Nmode X-DP7 (USB接続システム)からライン接続でDEVIALETへ接続した時と
エスプレッシーボサウンドPC + Roon Core + DEVIALET(Roon Ready接続)はほぼ同等のクオリティでした。

シンプルな形で比較するために両システム共にアクセサリー系は一切使用しませんでした。
USB接続システムには他にJCAT USB CARD や SOtM tx-USBultra12V/10M 等の効果の大きな
アクセサリーがあるので、これらを使えばUSB接続の方が高音質ではありますが
そこまで攻める場合で無い限りは、Roon Ready + DEVIALET システムが気軽に楽しめて良いと思います。

フォノイコライザー
これがまた良く出来ています。
MM/MC対応で、設定で入力インピーダンスやコンデンサの容量を変更出来ます。
(この機能のみ下位モデルの140 Pro は非対応です。)
さらにイコライザーカーブを13種類(DECCA や EMI 等)からリモコンで選択可能です。

DENON DL-103 で試聴しましたが、このカートリッジの特徴である中域の厚みや力強さを正確に伝えてくれます。
現代風なワイドレンジカートリッジを使うと、まるでCDのようなワイドレンジできれいな音も出ました。
素直で、対応幅の広い見事なフォノイコライザーだと思います。

アンプ単体だけとして見てもその価格に十分納得出来る上に、USB/DAC と ネットワークプレーヤー、フォノイコライザー
まで付いてきて、その個々の能力はおまけでは無く単体モデルに匹敵する物を持っているという
大変お買い得なアンプとなっています。

システムをコンパクトにしたいけれども、音質に妥協したくないという方や、気軽にしかし高音質にデジタル音源を再生したい方
スマートでおしゃれなシステムを構築したい方等々、様々な方におすすめできる優秀なアンプに仕上がっています。


 
 

2020/1/11 Paradigm Monitor SE Atom 予価 55,000円(税込) ご注文はこちらまで
 
昨日、Paradigmの新製品をご紹介しましたが、今日届いたモデルも素晴らしかったため連日でのご紹介です。
今回は昨日のPREMIERシリーズの下位シリーズである Monitor SE ライン唯一のコンパクト2ウェイモデル Atom のご紹介です。

 
 
さすがにこの価格となると、カナダで製造出来ませんので製造は中国となります。
ですが、設計はカナダできっちりと行われており、音を聴いた限りで中国の香りはありません。
製造管理をきっちりと徹底していることが感じられる仕上げと音です。

 
 
Paradigm 製品の象徴である、音響レンズがこのモデルにも採用されており(ツィーターのみ)上位モデルほどではありませんが
広いリスニングエリアを確保しています。

音は、文句有りません。
5万円(予価ですので変更されるかも知れません)でこの音が手に入るとは、良い時代となりました。
高い解像度と躍動感を持ち、曖昧さがありません。
ストレートにスピーカーから音が飛んできます。
位相特性も良好で、スピードも速く空間表現力も高いです。
入門機らしい軽いドンシャリを感じますが、音響レンズの効果もあり耳に刺さる事もありません。

軽快で、躍動感溢れる聞いていて楽しいスピーカーです。

色は艶消し黒と、光沢白の2色展開のようですが、国内在庫は黒のみになるかも知れません。

少しフライング気味ですが、素晴らしいスピーカーですのでご紹介させていただきました。

2020/1/11 ネパールトレッキング 
 
約、一年半振りの山コーナーです。
お正月に少し長めの休みをいただき、ネパールへ行ってきました。
生まれて初めてのネパール、初めて間近に見る8,000メートル峰、そして現地の人々の生活等々
貴重な体験をしてきました。

ネパールトレッキングといえば、有名なエベレスト街道がありますが今回はそちらでは無く
アンナプルナサーキットの西半分であるジョムソン街道をトレッキングしてきました。

まず出発地点であるジョムソンまで行くのが大変です。
福岡より香港で乗り継ぎ首都のカトマンズへ、そこからポカラまで飛びさらに、ジョムソンまで飛びます。
4回の飛行でようやく到着した場所は別世界でした。

 
 
到着したジョムソン空港から300mほど登った地点より空港方面を望みます。
荒涼とした景色とカラカラに乾燥した空気。日本には無い世界です。
中央やや右側に見える黒い帯が空港です。滑走路の長さが531mですので風景に溶け込んでほとんど見えませんね。
中央に見えている川には、上流の山から削られて流れ着いた岩石が転がっておりその中からアンモナイト等の海の生物の化石が見つかります。
今でこそ標高8000メートルという世界一高い場所になっていますが、大昔は海底だったんですね。
地球のエネルギーを感じます。

 
 
空港の正面にニルギリ南峰( 6839m)がそびえ立ちます。
見上げていると大袈裟で無く首が痛くなります。

 

少し歩き違う角度から見上げるニルギリです。
左のピークが 北峰( 7061m)です。

そして今回の目的である、世界第七位の高峰ダウラギリ(8167m)が見えてきました。

 
 
左上に顔を出しているのがダウラギリです。

 
 
トレッキング前半ではここまでしか見えませんが、後半に麓まで行きました。
残念ながら、麓まで行ったときには天候が悪化しておりここまできれいに見ることは出来ませんでした。

 
 
今回の最高到達標高 3800mより眺めるダウラギリ(左端)

 
 
麓より見上げるダウラギリ山頂部です。
中央の白い部分は氷河です。

 
 
山も凄かったですが、現地の人々のとの触れ合いも強烈な印象でした。
山を下りたポカラ等の町はそれなりに裕福ですが(それでも月収 2万円ほど)今回トレッキングした
街道沿いの村々の人々は本当に貧しく(月収 1000円ほど)昭和初期の生活でした。
今でも畑を牛が耕しており、子供達は薪拾い、家は石積みで窓は開いたまま(ドアがありません)
電気は最近来ましたが(それ以前に車が入れるようになったのがほんの数年前のことです)電気代が払えないため夜は暗闇です。
もちろんテレビ等の家電品なんて有りません。
夜は氷点下まで気温が下がるのに、室内は外気温と変わりません。
薪は貴重な燃料のため、暖房のため使われることは少ないそうです。
家の一階は家畜小屋で2階が住居という典型的な農村建築です。

ちなみに、私が宿泊したロッジも暖房は無く室温は氷点下近くまで下がりました。
一応ベットはありますが、布団は薄いせんべい布団1枚でありったけの服をだるまのように着込んで寝ましたが
こんなに寒い夜は久しぶり(初めてかも)に経験しました。

村の方と食事の話をしていたときに
「食事は一日二食です。」
と言われて、理由が分からずうかつにも聞いてしまいました。
「一日三食などという贅沢は出来ません。」
と返事をされてしまい、頭を殴られたような衝撃を受けました。
この日本で生活している我々にとって当たり前のことが、海外に出るとどれほど贅沢なのかと言うことに気付かされます。
普段はお米と豆が主食で、年に一度の正月に食べる鶏が楽しみだと嬉しそうに話していたのが印象に残りました。

 
 
農村の子供達です。
この後、二人で薪拾いに出かけていきました。子守をしながら薪拾いなんて
今の日本では見かけないので色々と考えさせられました。

この村唯一の商店でトレッカー向けのおやつとして、プリングルス(ポテトチップ)が売られていたのですが
350ルピー(日本円で約350円、物流が悪く奥地では高価です)もしました。
現地の人々の月収3分の一で販売されているのを見て、複雑な気持ちになりました。

山は本当に美しく感動しましたが、それ以上に現地の人々との触れ合いが強烈な印象として残りました。
貧しいのですがそれを気にしている風は無く、きれいな目をしており皆ニコニコしています。
声を掛けると胸の前で手を合わせて「ナマステ」と和やかに挨拶してくれ、言葉が通じなくても一生懸命コミュニケーションを
取ってくれます。

物質的に満たされた日本では経験できない事をたくさん学べた、実り多い旅となりました。

 
 
2020/01/10 Paradigm PREMIER シリーズ  ご注文はこちらまで
 
おすすめしておりますカナダのスピーカーメーカー Paradigm より、手頃な価格帯のモデルが輸入開始されました。
今までは最上位ラインの高額モデルしか輸入されていませんでしたので、下位モデルの輸入開始を心待ちにしていたのですが
年明け早々のビッグニュースでした。

早速試聴機を取り寄せましたが、素晴らしい製品群です。
10万円~30万円クラスのおすすめスピーカーがほとんど無くなり、困り果てていたところに素晴らしいプレゼントとなりました。

基本的には最上位モデルと同じ傾向を持ち、仕上げと情報量で差別化を図っているようです。
これが出来るメーカーはそう多くありませんので、高い技術を持ったスピーカーメーカーだと思います。

ブックシェルフタイプ 2モデル トールボーイタイプ 2モデル 、さらにセンタースピーカーまで用意されていますので
シアター用途にも使えます。

今回は、センタースピーカー以外の 4モデルを試聴しました。

 
 
左から PREMIER 800F / PREMIER 700F / PREMIER 200B / PREMIER 100B となっております。

 
 
仕上げは左から グロスブラック(光沢黒)、エスプレッソグレイン(木目)、グロスホワイト(光沢白)、サテンブラック(艶消し黒)
となっておりますが、サテンブラックは 100B専用色でそれ以外のモデルの黒系はグロスブラックとなります。
100Bにはグロスブラックの設定はございません。

グロスホワイトに関しては国内在庫を置かず、本国発注となるようですので取り寄せに少し時間が掛かるかも知れません。

 

最上位シリーズと同じ音響レンズ技術が採用されており、ユニット前を覆うようにレンズが取り付けられています。
ツィーターが見えないほど前を覆ってしまっているので、一瞬高域が伸びないのではないかと心配しましたが杞憂でした。

 
 

ウーハーも同じように音響レンズが取り付けられています。
トールボーイモデルはミッドレンジまで音響レンズが取り付けられており、ウーハーには付いておりません。

 
最上位モデルの PERSONA シリーズが大変よく出来ていましたので、期待して試聴しました。

 
 
 
PREMIER 100B 定価 121,000円(税込) 左のモデルです。

軽快かつ滑らかな音で、最初から良い音で鳴り出しました。
音響レンズの効果でリスニングエリアが広く、広い範囲でステレオイメージを感じることが出来る点は
上位モデルと同じで使いやすいです。
小型の割には低音の量感を狙いすぎた感じが有り、ウーハーの受け持ち帯域である中域から低域に掛けて
やや甘い表現をするところが気になりますが、価格を考えると上出来だと思います。
全モデル共通して、薄化粧タイプで高域から中域の声の帯域に薄く色気が乗り、気持ち良く音楽を楽しませてくれます。

PREMIER 200B 定価 165,000円(税込) 右のモデルです。

これは良いです。
100Bで不満だった、中低域の甘さが取れすっきりと透明度の高い空間を表現します。
解像度、情報量もこのクラスではトップクラスの能力を持ち、定位もビシッと決まります。
広いリスニングエリアを持つ点は共通した美点で、良く伸びる高域ではありますがやかましい音を出さない点も魅力です。
高域はストレス無く伸びるがうるさくない、というチューニングは難しく絶妙なチューニングだと思います。
スピードも速く、曖昧さが無いため楽器から声まで何でも気持ち良くならせます。

Paradigm 技術陣の高度なチューニング技術に感心しました。

 
 
PREMIER 700F 275,000円(税込) 左のモデルです。

2ウェイの 200B をそのままトールボーイにしたイメージの音を持つ、こちらも素晴らしいスピーカーです。
トールボーイになりユニット数が増えたため、200Bと比較するとほんの少し定位が甘くなる点も感じましたが
それ以上に、サイズアップによる恩恵が大きくほとんど気になりません。
通常、トールボーイ化すると、強度不足により箱鳴きが大きくなり中低域が濁る場合が多いのですが
ほとんど気になりません。
ボディ感を伴う厚みのある実体感を表現出来るようになる点は、トールボーイならではの利点です。

PREMIER 800F 352,000円(税込) 右のモデルです。

700Fを一回り大きくしたため、さらに低音の量感は増えます。
ですが、個人的には低音が多すぎるようにも感じますので、ポートチューンが必要かも知れません。
このあたりの低音の量感に関しては、お好みもあると思いますのでこちらの方が好きだという方もたくさんいらっしゃると思います。
オーディオ的によく出来たバランスで、やや多目の低音の上に透明度の高い中高域を乗せ、少し色気をプラスした感じです。

 
総じて素晴らしいモデル達で、この価格帯では真っ先におすすめす出来るスピーカーだと思います。
特に2ウェイの200Bとトールボーイの700Fの完成度が高く、ピアノからヴォーカルまで様々なジャンルを気持ち良く
鳴らすことが出来、現代的な広い空間表現力をも合わせ持つコストパフォーマンス抜群の高い完成度を持ちます。

製造はカナダで、設計から製造まで全てカナダの自社工場で行っている点まで含めて信頼出来る良いメーカーだと思います。

良いスピーカーが発売されましたので、お披露目の試聴会を行います。
1月18日(土)19日(日)の両日、このPREMIERシリーズと、最上位モデル PERSONA B / 3F / 5F をDevialet で鳴らします。
今回のDevialetはPERSONA 5F モードになっていますので、期待出来ると思います。
開催時間が決まり次第ホームページで報告させていただきます。