店長竹田の

「大後悔日誌」


’05諦めが肝心
’06無駄な抵抗
’07今日はこのへんで勘弁したる
'08 choSuchbe'chugh vaj bIHegh !
'09 性能の違いが、音質の決定的差でないということを教えてやる
'10 数を撃てばいいというものではない、よく狙え
'11 登頂をあきらめる勇気
'12 ベースキャンプで十分だ

'13 この音、おろそかには食わんぞ。
'14 どうして耳がほてるのかしら?これって本当?
'15 神は人間に一つの舌と二つの耳を賦与したるは、しゃべるよりも二倍多く聞くためなり
'16 やればわかる!! やらなければ、一生わからん!!
'17 人生という試合で最も重要なのは、休憩時間の得点である。
'18 「できること」が増えるより、「楽しめること」が増えるのが、いい人生。

2018/04/14 DENON PMA-60 定価 75,600円(税込) 

CR-N765 の代わりになる低価格システム第二弾です。

その前になぜCR-N775という後継機種があるにも関わらず、他の機材を探しているのかをそろそろはっきりさせておこうと思います。
吉田苑では、CR-D1という初代機から12年間に渡ってこのCRシリーズを改造して販売し続けて参りました。

それだけに思い入れも強く、音さえ良ければこれからも継続的に販売したかったのですが
絶対条件である「音が良い」部分を新製品の CR-N775 はクリア出来ませんでした。
そのため、吉田苑としてはCRシリーズはCR-N765までで終了と考えております。
CR-N775が使えないと分かったと同時に、CR-N765を大量に仕入れましたので当分はCR-N765を継続販売する予定です。

このような状況ですので、CRシリーズに代わるシステムをいくつか見つけました。
前回おすすめしたCAMBRIDGE AUDIO AM10 + CD10 システムも大変良く出来ていますが、フルサイズモデルのため
大きいです。
今回はコンパクトなモデルとして DENON PMA-60 をご紹介です。

 
 
残念ながら単体でのCD再生が出来ませんが、これも時代の流れでしょうか。
ですが、入力端子は充実していて以下の入力が付いています。

Bluetooth
USB-B (PCやSoundgenicが直接接続可能)
光デジタル 2系統
同軸デジタル
RCA

RCA入力が付いていますので、CDプレーヤーを接続することも可能です。
ただし、一点注意点がございます。
このRCA入力は入力可能電圧範囲が狭く、少し出力の強いメーカー(NmodeやSOULNOTE)のDACやCDプレーヤーを接続すると
音が歪みます。
出力レベルが2Vまでの機材でしたら大丈夫ですので、この点はご注意下さい。

 
 
Bluetooth接続可能で、USB/DAC機能と同軸デジタル入力もあるのでCDプレーヤーとデジタル接続も可能です。

後はPCが1台とスピーカーを用意していただければ、PCオーディオを始める方にもぴったりな機材だと思います。

さらに、こういう使い方も出来ます。
 

IO DATA Soundgenic と組み合わせるとこれだけで完結システムが完成です。
この組合せが最もおすすめかもしれません。
ここへUSB接続可能なドライブユニットを組み合わせればCDも聞くことが出来るようになるので
CDネットワークプレーヤーの完成です。

 
 
 
立派なリモコンも付属します。

音質は、正統派です。
色付け少なく、ストレートに音源の音を出してくるタイプで、やや薄く高域にアクセントを載せてはいますが
ドンシャリというほどでもありません。
軽量級ゆえに低域方向の押し出しや厚みは物足りなく感じるかもしれませんが、その分透明度の高いクリアーな質感が
楽しめます。
解像度も高く、位相特性も良好ですので見通しの良い空間表現力も持っています。

高いポテンシャルを持っているため、質の良いスピーカーと組み合わせてあげたくなります。
価格的に多少アンバランスでも、良いスピーカーを組み合わせてあげるとシステム総額以上の
クオリティを出せるアンプだと思います。

おすすめスピーカーは DALI OPTICON1 との組合せです。

 
 
価格のこなれた実売価格以上の能力を持つ DALI OPTICON1( 実売価格 7万円台) との組合せは
システム総額が信じられない充実した空間表現力を持ちます。
左右だけで無く、奥行き高さまで表現出来る実力を持ち曖昧さの無い、実在感ある再生はピュアオーディオとしての風格十分です。

 
 
ネットワークプレーヤーシステムを組めばハイレゾ、DSD音源も再生可能です。
ハイレゾ入門にもおすすめです。

Bluetooth接続可能で、ネットワークプレーヤー機能も有り、USB/DACとしてPCと直接接続も出来る
多機能コンパクトシステムとなります。

組み合わせるSoundgenicは理想を言えばSSDモデルが良いですが、HDDモデルでも十分に楽しめます。
価格を考えるとHDDモデルの方が現実的ですね。実際にHDDタイプと組み合わせて試聴しましたが
PMA60との相性も良く、やや透明度が落ちる物の普通に良い音で鳴っています。

通信販売も行っております。

DENON PMA-60

2018/04/05 IODATA Soundgenic RAHF-S1 追記 初めての方は下の記事から先に目を通してください。 

Soundgenicの日誌を載せてから、色々な反響をいただきました。
かなり大きな反響でしたので、やはりこの価格帯でのフルオートに近いネットワークプレーヤーは皆様待ちわびていたようです。

その中にかなり気になる内容の声を複数いただきました。
「HDDタイプを購入したけど、あまり音が良くないですよ。」
という声です。
1人2人ならば「そう感じる人もいるだろうな。」で済んだのですが、この報告を上げてくれた人はもう少し多かったです。
こうなると、気になって仕方がありません。
ネット上を検索してみても、微妙なレビューが多く心配になりました。
吉田苑へのHDDタイプの入荷は5月末ですので、これから2ヶ月近くもの間にこのページを見てHDDタイプを購入する方が
いるかもしれません。
そして、2ヶ月後に入荷したHDDタイプが微妙な音質だった場合申し訳がありません。

これは緊急事態だと思いましたので、お客様にお願いしてHDDタイプを貸していただきました。

 
 

HDDタイプとSSDタイプの2台のSoundgenicです。
持った感じは、HDDタイプの方がかなり重いです。


早速試聴しました。
HDDタイプは電源を入れた直後は音質が良く、SSDタイプと比較してもそこまで大きな差異を感じませんでした。
しかし、複数の方から満足できないとの声をいただいていますから、こんなはずは無いとしばらく鳴らしてみました。
すると、電源投入後15分後くらいからS/N比が悪化し始め、ベールをかぶったような音質に変化して行きました。
最終的には中域から低域に掛けての抜けが悪い、ややもっさりとした音色で安定しました。
SSDとHDDはクオリティに差は無く、音色の違いだけがあると経験的に感じていましたが
このシリーズに関してはこの音色の違いが悪い方に出てしまったようです。
SSDタイプも中域から低域にかけてややもっさりとしたところがありますが、それほど気になりません。
この音色にHDD特有の中低域の分厚さが乗ってしまい、結果としてもっさりとしたイメージになっているようです。

誤解の無いようにしていただきたいですが、HDDタイプ HDL-RA2HF は34,800円で購入できる機材として
価格なりのクオリティを持っていると思います。価格以上の物を求めると少しがっかりするかもしれませんが
決して悪いモデルではございません。ネットワークオーディオ入門機としての機能とクオリティは備えています。
期待が大きかった分、反応が少しオーバーに出ているようにも感じます。

ピュアオーディオ用途としては物足りませんが 34,800円 でこのクオリティならば十分だと思います。
ピュアオーディオ用途の場合はSSDタイプのRAHF-S1をおすすめします。
付属のACアダプターをしっかりとした電源に変更すると、12万円ほどで購入できるプレーヤーとして十分に楽しめます。




ここから先は夢(プラシーボ??)です。
真に受けないようにお願いします。
そんな事もあるんだな〜くらいに受け流してください。

最初にSoundgenic(SSD) を試聴しているときに、すごく良い音がしてこれは凄い新製品が出たと喜んでいました。
視聴中にお客様が来店されたので、一度機材を全て外してお帰りになった後に、また接続しました。
すると先ほどの様な音がしないのです。
先ほどと何が違うのか、接続方法を見てみると一カ所繋がっていない物がありました。
前回は接続していたのですが、必要無い物なので今回は繋がなかったのです。
まさかと思いながらもそれを接続すると、グッとS/N比が上がりました。

接続方法は以下のようになっていました。

無線ハブ---Soundgenic ---USBケーブル---DAC

これでシステムは完結するので問題無く使用可能です。
ですが、ここにある物を接続すると音が良くなってしまいました。

M12 Switch GLOD---無線ハブ---Soundgenic---USBケーブル---DAC

M12はただ末端に繋がっているだけで、データを通しているわけではありません。
しかしその差は無視出来ないほど大きいです。
M12 Switch GLOD ユーザー様から
「M12を接続するとテレビの音が良くなった。」
との報告もいただいていましたので、同じ原理なんだろうなと考えています。
M12 はLAN接続されている全ての機材にメリットがあるように感じます。
お持ちの方は色々試してみてください。


2018/03/31 IO DATA Soundgenic HDL-RA2HF オープン価格 (34,800円(税込)ほど)
                                            RAHF-S1 オープン価格 (89,000円(税込)ほど) 
 
やっと、本当にやっと発売になりました。
このような機材をずっと待ち焦がれていたのです。
PCオーディオは音は良いですが、PCの知識が必須で使いこなすにはかなりの努力が必要です。
これでは、せっかく素晴らしいフォーマット(ハイレゾ)があっても、楽しむ事が出来る人はほんの一握りになってしまいます。

そのため、PCを使用すること無く、簡単にかつ安く(これが重要です)ハイレゾ音源を楽しめる機材の登場を
切望していました。
DELAやFidataブランドで同様の機能を持ったモデルが発売されておりましたが20万円ほどします。
今回ご紹介する IO DATA HDL-RA2HF は何と 34,800円(税込)!!
ハイレゾ入門に最適な機材だと思います。

 

横幅 168mm とコンパクトです。

必要な機材は以下になります。

IO DATA  HDL-RA2HF もしくは RAHF-S1
USB接続可能な外付けドライブ
USB/DAC
操作用のスマートホンかタブレット(Wi-Fiで家庭内ネットワークに接続可能なことが条件です)
接続用のUSBケーブル1本とネットワーク接続用のLANケーブル1本

これだけです。
PCを接続する必要はございません。

さらに機械が苦手な方にも簡単に接続、操作出来るお手軽自動設定で、ほぼ自動化されています。

CDリッピング(CDの取り込み)の方法ですが、外付けドライブにCDを入れて本体のボタンを
一回押すだけです。
後は機材が全て自動で読み込んでくれ、読込完了するとトレーが開いてディスクが出てきます。

再生は家庭内ネットワークに接続した、スマホやタブレットで操作アプリを起動して再生します。

この操作アプリはクセがあるので、慣れが必要ですがそれほど難しくはないと思います。

 

左が本体で、右側が操作用のスマホとCDリッピング用のDVDドライブです。
後は、お好みのDACへ接続すれば使用可能です。

ハイレゾ音源を聞きたい場合は 「e-onkyo」という配信サイトと同期させることにより、購入した音源が自動で本体内部に格納
されるようになっています。
これらの操作も全てスマホ上で可能ですので、PCは必要ございません。

ここまで徹底してPCを必要としないシステムは、この価格帯では今までありませんでしたので
PCは苦手でハイレゾを楽しむ事が出来なかった方にもおすすめできるシステムです。

 

重ねて設置すれば場所も取りません。

試聴はSSDタイプの RAHF-S1 で行いました。
ハードディスクタイプの HDL-RA2HF は品薄(次回入荷は5月予定です)で全く物がありません。
そのため、まだ試聴出来ておりません。
この両者はハードディスクかSSDかという違いだけだと思うのですが、その割には価格差が大き過ぎるようにも思いますので
他に違いがあるのかもしれません。
こればかりは実際に試聴してみないと分かりませんので、5月の入荷次第ご報告させていただきます。

RAHF-S1(SSDタイプ) から USBケーブルで Nmode X-DP10 へ接続してネットワークプレーヤーとして試聴しました。

肝心の音質ですが、かなり良いです。
もちろん接続するDAC次第ではありますが、9万円のCDトランスポートと考えるとかなりのハイコストパフォーマンスです。
素直でストレートな音質で、透明度もこのクラスとしては十分です。
音源の質にストレートに反応し、質の良い音源は高音質に、微妙な音源は微妙な再生にと誤魔化すことなく
きっちりと描き分ける能力を持っています。

ネットワークオーディオ入門や、お気軽なサブシステムとしておすすめできる良い機材だと思います。



本体とDACの間はUSBケーブルで接続します。
ですので、間に SOtM tx-USBultra が接続可能です。
かなりの改善効果がありますので、ステップアップの際にご検討ください。

2018/03/17 intime(アンティーム) 煌(キラ) 販売価格 12,960円(税込)kira購入
                     轟(ゴウ)販売価格 12,960円(税込)
GO購入

14年ほどこの日誌を書き続けてきましたが、今までイヤホンをご紹介したことは一度もございません。
色々と試聴はしていたのですが、おすすめするには抵抗のある物が多く結果としてイヤホンを
ご紹介する事無くここまで来てしまいました。
ですが、ついに「これならおすすめしても良いかな。」と思えるイヤホンに出会うことが出来ましたのでご紹介です。

intime(アンティーム)最初は「インタイム」と読むと思っていたのですが、どうやらフランス語らしく
「アンティーム」と読むそうです。

 
 

煌(KIRA)12,960円(税込)です。

比較的手ごろな価格で極端な音がしない、聞きやすいイヤホンです。
私には、イヤホン達の音はどうしても極端(低音多過ぎや高音多過ぎ、もしくは両方)に感じて
敬遠していたのですが、この「煌」はやや高域がキツいように感じますが、今までに聞いたイヤホン達
の中では、バランスが整っているように感じます。

同価格で 轟(GO)というモデルもあります。

 
 
こちらは、低域を盛ったタイプで低音好きの方用だと思います。

しかし、この「煌」や「轟」というネーミングセンスは、吉田苑ケーブルのネーミングセンスに
通ずる物を感じて他人とは思えません・・・

イヤホンは商品数も多く、全てを試聴した訳ではございませんが試聴出来た中ではバランスの取れた
良いイヤホンだと思います。

 
2018/03/09 新型トランスポート進捗状況です。3/10 追記 

CAMBRIDGE AUDIO CXC ベース改造機のプロトタイプが完成しました。

変更点は以下になります。

オリジナルの電源トランスは後部のトロイダルトランスで右側にRコアトランスを追加しました。
100V/200V変更用のスイッチは必要無いので回路から切り離しています。
CDドライブユニットのリジット化、及びメカフレームの制震。
底板をオリジナルの1mm厚から6mm厚で新調。
デジタル信号ラインケーブルを変更。
デジタル信号出力用アンプに専用電源を追加。
デジタル信号ラインに直列に入るパーツ類の交換。
不要回路の電気的な遮断。
他にも細かな修正を加えています。

 

 

少し見にくいですが、底板が厚くなっています。
底板の変更と電源トランスの追加により、重量は4.7kgから10kgへ倍増しております。

プロトタイプ一号機で早速試聴しました。

低重心で華やかなベースモデルの良さを残しつつ、さらにワイドレンジになり情報量も増えています。
特に低域方向の充実度が高く、ピアノのアタック音等のスピードとエネルギーの双方を求められる
部分でも破綻する事無く再生出来るようになりました。

ほぼ狙い通りの音質になり、大幅なクオリティアップが果たせました。
しかし・・・どうして人間とはここまで欲深いのでしょうか。
どうしても考えてしまうのです。
「ここまで良くなったのならばクロック換装を行うと、間違いなくさらに良くなる。」

標準モデルはクロック非搭載で販売して、オプションでクロック搭載モデルも作ろうと考えております。
以前使用していたDEXAのクロックは輸入が終了してしまいましたが、国内在庫がある程度確保できそうです。



3/10 追記

我慢出来ずにクロックを搭載してしまいました。
左側メイン基板上にクロック(緑色の基板です)を搭載しました。クロック用に専用電源を搭載したので、電源だらけになってしまいました。
CDトランスポートとしては異例の電源強化モデルとなりました。

 

最近のCDプレーヤーで、ある程度高価なモデルはクロック周りにもしっかりとコストをかけた作りになっている場合が多く
クロックを換装しても効果が薄い場合がありましたが、このモデルは入門クラスですのでクロック周りの設計は
昔ながらのオーソドックスな作りでした。
そのため、クロック交換の効果が大きくS/N比の向上、解像度アップ、情報量の増大、レンジの拡大等
大きな改善効果が得られました。
 
 
 
2018/02/24 CAMBRIDGE AUDIO CXC 定価 68,040円(税込) 

最近の新製品開発状況を見ているとCDプレーヤー(SACDプレーヤーではありません)に真剣に
取り組んでいるメーカーさんはほとんど無くなってしまい、ごく少数のメーカーさんが頑張ってくれている
状況です。 
ましてや、CDトランスポートとなると、絶滅危惧種に近い状況でほとんど市場に流通しなくなりつつあります。
吉田苑でリファレンスCDトランスポートとして使用していた PsAudio PWT もついに製造完了となり
いよいよ後が無くなってきた所へ、救世主のように現れたのが CAMBRIDGE AUDIO さんの CXC です。
今では貴重なCDトランスポートで、その上信じられないほど安い、なんと68,040円(税込)なのです!!!

早速仕入れて試聴したところ、十分に信頼出来る良いトランスポートでした。
ですが、さすがにコストダウンの影響が各所に見られ、メインで使用するにはいささか心許ない所もございます。
こうなると、久しぶりに徹底的に改造して、メインでの使用に耐えることが出来る物を作ってみたくなりました。

せっかくですので、どのように改造していくのかを少しだけお見せします。

 

届いてすぐに試聴して、そのまま分解してしまったため完成品状態の画像がありません・・・
それほど、この機材が素材としての魅力に溢れていたとお考えください。

天板、リアパネル、CDドライブユニット、制御基板、電源基板、フロントパネル、操作基板、底板、トロイダルトランス
に分かれており、価格を考えると、丁寧に良く設計されています。

この画像には底板が含まれておりません。
底板は現在、箱物製作業者様にお渡ししてあり、一から作り直します。
底板は全てのパーツが搭載される重要な土台ですが、コストの関係から0.8mmの薄い鉄板が使用されていましたので
6mmの鉄板で試作しているところです。完成が楽しみです。

 
 
大変重要なパーツであるCDドライブユニットです。
見た瞬間に「おおっ!」と声を出してしまいました。
0.8mm厚の鉄板(画像の白い部分です)でベースが製作されています。
ハイエンドモデルでさえこの部分はプラスチック製がほとんどですので、価格が信じられなく、間違えて付けたのではないかと
思えるほどです。
ピックアップ部は振動対策のためにフローティングされていますが、吉田苑ではこのフローティングを止めて
リジッドに固定します。
外部震度に弱くなるという弱点がございますが、情報量が増えエッジが立ちますので
ピックアップのリジッド化は吉田苑の定番メニューです。
音楽を聞きながらCDプレーヤーの横で飛び跳ねたりしない限りは悪影響はございません。

 

電源部です。
こちらも価格が信じられない贅沢な構成です。
電源トランスには、トロイダルトランスが使われています。
電源基板上の右半分はスイッチング電源が組んで有り、左半分にトランスからのアナログ電源回路が組んであります。
スイッチング電源は、電源オフ時のリモコン回路用(待機電力)ですので音に影響しない部分でのみの使用です。

左半分のアナログ電源はフロントパネルの表示基板と、操作基板を動作させるためだけの専用電源になっており
CDドライブユニットを動作させる電源とその制御系用にはさらに別途アナログ電源が組んであります。

電源オフ時用のスイッチング電源
フロント表示部と操作部用電源
CDドライブユニットと制御系電源
と贅沢な電源構成になっています。

左奥の四角い黒いパーツは100V/220Vの切替スイッチです。
日本で使用する場合、100V固定で問題ありませんから、この部分は回路から切り離して直結します。
電源ラインの余計な接点が減りますので、音質向上に有効な部分です。

 
 
こちらは出力部です。
表から見ると何も付いていないように見えますが、裏側に回路が組んであります。

 
 
右側三分の一がデジタル出力部です。
右側の中央手前の黒いICがバッファーアンプです。
CDドライブユニットで読み出されたデータがここで増幅(安定化)されて送り出されますので、重要な部分です。
このIC動作用電源はCDドライブユニット電源と共用ですので、この部分は切り離して別途電源を組むことにしました。
せっかくですので、トランスまで別にした完全な独立電源を組み込みます。
最終的に2トランス構成という贅沢なCDトランスポートとなります。

デジタル出力部から左側は全て音とは関係ない外部機器との連動操作を行うための回路です。
この部分は音質上マイナス効果しか生まない部分ですので、電源ラインを遮断して動作しないようにしてしまいます。

 
 
CDドライブの制御と読み出したデータの処理を行うメイン基板です。
手前の赤、白、黒の3色ケーブルがメイン基板からデジタル出力基板までデータを送るケーブルで
赤はデジタル信号、白はIC駆動用3.3V電源、黒がグランド(シールド)です。
なんと、デジタル信号と3.3V電源をひとまとめにして送っているのです。
さすがにこれはまずいので、ラインを新たに作り直して信号ラインと電源ラインを分離します。

 
 
メイン基板心臓部のオーディオデコーダチップ周辺です。
16.9344MHzの水晶発振器も見えますが、今回はクロックには触らない予定です。
この細いパターンを追っていく作業は根気がいります。この基板は2層基板ですのでまだ何とかなりますが
最近は4層基板等、多層基板が多くなってきましたので目で追いかけることが出来なくなりつつあります。

改造の楽しみが無くなるので、無理に集積度を上げなくても良いのに・・・と愚痴を言いたくなります。

というところで、まだ頭の中で改造案を練っている段階ですが、大体このような改造になると思います。
デジタル信号経路に直列に入る抵抗やコンデンサーは、音質を聞きながら良い物へ交換出来たら良いなと考えて
パーツ候補を色々と物色中です。

2007年に発売した HT01 Ver2.0 以来の徹底改造CDトランスポートとなります。
発売時期や、販売価格はまだ未定ですが底板が完成すれば、ある程度見えてくると思いますので
形が見えた時点で再度お知らせいたします。


 
2018/01/21 CAMBRIDGE AUDIO AM10 売価 24,800円(税込)AM10購入
                      CD10 売価 24,800円(税込)CD10購入 

CAMBRIDGE AUDIO はイギリスの老舗(1968年創設)オーディオメーカーです。
入門クラスからミドルクラスまでのラインナップを持つ、日本で言うとDENONさんのようなイメージのメーカーですね。

入門クラスとしておすすめしておりました ONKYO CR-N765 が製造完了となったため、代わりになる
低価格で音の良いシステムを探していたのですが、おすすめできる良質モデルの第一弾です。

プリメインアンプ CAMBRIDGE AUDIO AM10 24,800円(税込)
お手頃価格ながら、メリハリの効いた明快で厚みのある再生音を聞かせてくれます。
駆動力もあり、余程の低能率スピーカーでもない限り馬力不足を感じることはないと思います。
位相特性も良好で、スピードもこの価格帯のアンプでは最速の1台です。
リモコン操作にも対応しており、立派なリモコンが付属します。

CDプレーヤー CAMBRIDGE AUDIO CD10 24,800円(税込)
アンプと同様の音作りで、優秀なCDプレーヤーです。
一点残念な部分は、同一シリーズなのですが電源入力部の形状がアンプと違います。
アンプは3Pインレットですので、オーディオグレードの電源ケーブルが使用可能ですが、なぜかCDプレーヤーは
めがね型インレットとなっています。
これは悲しいので、手元にあっためがね型→3Pインレット変換アダプターを使用して、電源ケーブルを交換してみました。
使用する電源ケーブルに合わせて、きちんと音質が変化します。
このプレーヤーを使用する際はめがね→3Pインレット変換アダプターを使用して良質な電源ケーブルを使ってあげたいです。

 

上段が CD10
下段が AM10
になります。

 
価格としてはアンバランスですがスピーカーに DIATONE DS-4NB70 定価 1,296,000円(税込)を接続して視聴しました。
アンプとCDプレーヤーセットで5万円の機材で130万円のスピーカーを鳴らすという、普通に考えるとおかしな組合せですが
全く問題無く鳴ります。
入門クラスらしいドンシャリサウンドではありますが、位相特性が良好でスピードも速いのでいやな音がしません。
楽しく音楽を聴く事が出来ますので、スピーカーに予算のほぼ全額を注ぎ込むスピーカー一点豪華主義システムとして
十分にありだと感じました。

より現実的な DALI Zensor1 定価 47,304円(税込)でも試聴しましたが、弾けるような元気の良い音でスピーカーを完全に
ドライブしていました。
入門用、セカンドシステム用として、文句なしにおすすめできる楽しいセットです。

通信販売コーナーにも掲載しました。

AM10 には特製RCAケーブルサービスいたします。
CD10 にはめがね→3Pインレット変換アダプターと電源ケーブルをサービスいたします。
AM10とCD10にDALI Zensor1-ref を組み合わせたセットも作りました。