
更新情報: 04/27 おすすめ品追加、技術的に古くなった部分を変更
目次
第1章 PCオーディオって何?
第2章 PCオーディオのメリット
第3章 高音質で聴くためには
第4章 実践編
第5章 応用編
第6章 検証編
おすすめ品
| <はじめに> 偉そうに講座と言っておりますが、PCオーディオはまだまだ途上で、我々が語る事が全てではありません。 我々がこれまでPCオーディオ触れて感じた事、学んだ事を書いて行きたいと思います。 とは言ってもコアにPCオーディオをやられている方には基本的なレベルの事しか記述しておりません。上級者の方は特にお読み頂く必要は無いかもしれません。 また、お読み頂いて間違い、ご不明点、改善点等ございましたら、メールにてお問い合わせ、ご指導下さい。 |
||||||||||||||||||
| <第1章 PCオーディオって何?> 文字通りパソコン(PC)を音源とした音楽再生となりますが、音楽ファイルを再生すれば、PCを再生機に使わなくてもPCオーディオと言ってしまう場合もあるようです。 この辺の細かい定義は決まっていませんが、大きく分けて方式は3つ ・従来のCDオーディオシステム CDプレイヤー → アンプ→スピーカー @.PCオーディオシステム PC→ D/Aコンバーター → アンプ → スピーカー または PC→ D/Dコンバーター → D/Aコンバーター →アンプ → スピーカー インターフェースはUSBが主流ですが、IEEE1394(FireWire)も業務用ではまだまだ多いようです。 またサウンドカードを追加して同軸や光デジタル出力と言う手もあります。 A.ネットワークオーディオ HDD→ NAS再生機 → アンプ → スピーカー 具体的にはLINN DSやsforzate DST01、パイオニア N-50などがこれに当てはまります B.メモリーオーディオ メモリー(ipod/USBメモリー)→メモリートランスポート→D/Aコンバーター→アンプ→スピーカー メモリートランスポートとは具体的には、USBメディア対応のCDプレイヤーやWADIA、ONKYOなどのiPodトランスポート等です。 純粋なPCオーディオは@です。 ただしAとBも音楽ファイルを作製(リッピングやダウンロード)しないといけませんのでPCオーディオと言われてしまうのかもしれません。 いずれにしても、従来のアンプ、スピーカーは必要となります。 PCオーディオとは、極論としては従来のCDプレイヤーやアナログプレイヤーだった部分がパソコン(+DAコンバーター)に変わっただけと考えて貰って良いかと思います。 また、PCはアナログ音声出力もできるので PC → アンプ → スピーカー こんなシステムも組めますが、 「PCでアナログ変換なんてとんでもない!」 と言う方が多くどうやらタブーのようです。 PCオーディオでよくオーディオファンからすると耳慣れない「オーディオインターフェース」なる言葉を聞きます。 これは、オーディオ機器で言うところのD/AコンバーターやD/Dコンバーターに相当するものです。 厳密に言えば、サウンドボードなども含むため、機器の特定はできませんが。 文字通り、PCとオーディオシステムを繋ぐものの総称と考えればよいかと思います。 本ページは主に@の純粋なPCオーディオシステムを中心に話して行きたいと思います。 |
||||||||||||||||||
| <第2章 PCオーディオのメリット> ■メリット ・ハイサンプリングの音楽ファイルが楽しめる。 音楽CDは44.1KHz/16bitと規格化されていますが、PCオーディオは特に決りがありません。 192KHz/24Bitなどのハイサンプリングな音源でもPCのドライバー、D/DコンバーターやD/Aコンバーターが対応していれば再生可能です。 また、CDの音源をリッピングした後、アップサンプリングしてハイサンプリングの音楽ファイルを作る事も可能です。 ・HDD等のストレージの中にまとめて格納できる。 CDやレコードは買えば買うほど場所を取りますが、PCオーディオの場合、コレクションを全てハードディスクに収められます。具体的には500Gバイトのハードディスクに60分のアルバムが非圧縮でも約800枚格納できます。 また、使用方法次第ですが、アルバム、アーティスト管理も出来ますので、大量のコレクションでもお目当てのアルバムが簡単に見つけられます。 ・パソコンをお持ちならば比較的低コストで高音質が楽しめる。 現在ご使用中のパソコンを利用して安価なUSBDACをインターフェースとして使用しても(物にもよりますが)CDプレイヤー並の音質が出せてしまいます。 (実践編で述べますが)カーネルミキサーをパスできるD/Dコンバーター+高品位なDACがあれば、中途半端なCDプレイヤーが必要なくなるレベルぐらいの音質は獲得できます。 ■PCオーディオの注意点 ・パソコンの知識が必要 やはりパソコンを使いこなす知識は要ります。 少なくともPC上でリッピング作業、ファイル操作、メディアプレイヤーソフトの操作等の知識は必要です。 ・初期設定等が面倒 CDプレイヤーだとプレイヤーにCDをセットするだけで音が出ますが PCオーディオだと機材の設定、音楽メディアの取り込みなど初期設定が面倒。 ・ハイサンプリング音楽メディアが少ない メリットとしてハイサンプリング音源が楽しめると書きましたが マスターレベルのオリジナルのハイサンプリング音源ファイル供給数が少ないです。 恐らく貴方の好きなアーティストのハイサンプリング版が手に入る事は稀でしょう。 ・超高音質を求めていくと、結構、お金が掛かります。 これもメリットで「比較的低コストで高音質が楽しめる」と書きましたが、モノにもよりますがハイエンドCDプレイヤーと同等の音質を出そうとすると、DACも高価になりますし、D/Dコンバーターもクロック付きローノイズ電源化、PCもファンレスでSSD搭載など、PCオーディオ専用のものなど気がつけば結構な金額になります。 必ずしもPCオーディオなら安価で済むという訳でありませんから、ご注意を・・・ |
||||||||||||||||||
| <第3章 高音質で聴くためには> ■用意するもの ・パソコン 先にも述べましたがノートパソコンで結構ですので発熱が少なく静かな(あまりハイスペックでなくてよい)モデルが用意できればベターだと思います。 ・D/Dコンバーター(PCインターフェース) ・D/Aコンバーター ・アンプ ・スピーカー *D/Dコンバーター+D/Aコンバーターの組み合わせではなく、USBDACでも構いませんが USBDACも実は内部にはD/Dコンバーターを搭載しています。 D/Dコンバーター部の対応サンプリングは192KHz/24bit以上のものをセレクトしてください。 単にハイレゾ音源が聴けると言う意味ではなく、192KHz/24bit対応のものはUSB AUDIO CLASS2.0規格品または準拠品であるため、非同期式でカーネル回避が出来るます。この機能は音質に効いてきます。
■どんなインターフェースが必要なのか? まずよく聞かれるですが「高価なオーディオインターフェースは必要か?」というご質問を受けますが 吉田苑的には安価なD/Dコンバーター+(安価ではありませんが)dc1.0などの高音質なDACがあれば良いと思っています。 PCインターフェースは特にプロ機に高価なインターフェースがありますが、これらを導入しても価格に見合うパーフォーマンスが得られるという事はありません。 いくつか試しましたが、これらの機器は外部クロックを追加しないと真価を発揮しません。 これらの機材が高価なのは再生用だけではなく録音・編集用途、マルチチャンネル用途など業務用ならではの機能にコストが掛かるからです。むしろ価格が安い機材の方が、機能的にも信号経路的にもシンプルで高価なインターフェースに劣る事はありません。 ■D/Dコンバーター選びとしてのポイント ・カーネル回避機能を備えたもの カーネルストリームについては後述しております ・高精度クロック搭載 とりあえず、ソコソコ程度のレベルでも良いです ・非同期(アシンクロナス)で動作するもの ・アップサンプリング機能の有無は、無くても結構です。 物にもよりますが、多くのアップサンプリング機能は音の密度は上がりますが、反面、音のエッジがまるまりスピード感が落ちたりしますので、原盤が44.1KHzならば吉田苑としては無くても良いと思っています。良いD/Aコンバーターに出力するなら44.1KHzで十分です。 ・デジタル出力は同軸でだせるもの。 やはり光よりも同軸の方が良いです ・できれば、別電源のD/Dコンバーター 電源だけが原因では無いとお断りしておきますが、バスパワーのHiFaceとアダプター式電源のやHiface EVOを比較試聴致しますとEVOの方が鮮度が高く、キレがあってエネルギッシュに聴こえます。 ---- 大体こんな感じでしょうか。 これらの機能を満たしたD/Dコンバーターは2〜10万も出せば購入可能です。 最近はHiface TwoやJAVS X-DCCの出現で低価格でも十分な性能があります。 電源やクロックなど拡張性を重視されるなら、やや高価ですがHiface EVOなどが良いでしょう。 ■再生に当たっての注意点 余計な常駐ソフトや別ソフトはなるべく実行はしない方が良いでしょう。 ■音楽ファイルの格納場所 内蔵HDDが良いのか、SSDが良いのか、NAS(ネットワークHDD)が良いのかと言うご質問を受けますが、 究極の音を目指すならば、SSDが良いです。ただ、微妙な差ですので、HDDでも十分です。 ■ノートPCが良いのか?デスクトップPCが良いのか? PCを自分でカスタマイズ可能であるなら、拡張性あるデスクトップが良いでしょう。 ただ、オーディオシステムが置いてある場所にデスクトップPC+モニターを置くのは厳しいかもしれません。また、昨今のデスクトップPCは強力なCPUとグラフィックカードが搭載されていますが、放熱のファンの音は結構気になるものです。深夜にしっとりと音楽を鳴らす方には、ファンの音が結構気になるかもしれません。特に神経質な方は静音ファンに変更してもファンノイズが気になるかもしれません。 PCを改造してまで使用したくない方は、高性能、高拡張性ではありませんが、静かなノートPCを使用した方が良いかもしれません。 ■USBが良いのか?IEEE1394(FIREWIRE)が良いのか? FIREWIREは音楽編集やDTM系ではマッキントッシュ使用が多く一昔前は主流でした。 ですので5,6年前ならば、FIREWIRE(対応のインターフェースが)が良かったのですが、昨今のUSB-DACやUSB-DDCのレベルが上がってきて(正確にはASIO対応やその他の高音質技術に対応されて)FIREWIREのアドバンテージは感じません。また最近ではFIREWIREが標準で装備されているPCが少なくなってきました。特にこだわりが無ければUSBでも結構です。 ■ケーブルの変更 1bitの狂いも許されないコンピューターの世界ですから、ケーブルで音が変わると言うこと無いと思っていましたが、ケーブルでもオーディオのデジタルケーブルと同様に音の変化があります。 USBケーブルなどは、ご予算に余裕があるようでしたら換えて見られるのも良いでしょう。 ■カーネル回避で接続(ASIOドライバーや専用ドライバーを使用)してみよう。 通常、WindowsPC+USBDACを使ってみて「おや!?」と感じることは無いでしょうか? そうです。デジタル出力なのにPC上で音量が調整できたり、音楽再生中、他ソフトの効果音がスピーカーからするわけです。 と言うことは「音楽ファイルの音楽データが改変されている?」と言うことになります。 通常オーディオやってる者からすると、CDトランスポートを使用した場合、CDから読んだ音楽デジタルデータをそのままDACに出力するのが普通ですのでかなり違和感を感じます。 実は、Windowsの場合、カーネルミキサーと呼ばれる機能がありまして Windows上で動作しているソフトの音楽再生データは全て、このカーネルミキサーに集められます。 カーネルミキサーで各音楽データのミックス、音量調整、左右バランスなどの調整をしてくれるのです。 ですので、デジタル音楽データはこのミキサーが改変してしまいます。 機能的に凄いのですが、オーディオ的には邪魔な存在ですので、このミキサーをバイパスしたいところです。 (余談ですが、WadiaやONKYOのiPodトランスポートも曲スキップをするとカチッというクリック音が介入してきますが、これもiPod内のミキサーが介入しているとみるべきでしょうか・・・) そこで登場するのが、ASIOドライバーだったり、HiFaceで少しご紹介した、カーネル回避ドライバーだったりします。 ASIOドライバーはASIO対応のオーディオインターフェースならば使用可能です。 (また、ASIO非対応の場合でもASIO4ALLと言うフリードライバーを導入することで同様の効果を得ることが出来ます。ただしASIO4ALLでも100%全USBオーディオ機器が動作するわけではないようです) 但しカーネル回避を使う場合、再生プレイヤーソフトはWinAmp、Foobar2000、Lilith、MediaMonkey などを使用しないといけません。 好みの問題かもしれませんが、私はソフト的に軽い、Foobar2000、Lilithが好きです。 インターネットラジオやiTuneの様な統合的なmediaプレイヤーをお望みでしたら、Winamp。 リッピングや編集も強化したい場合はMediaMonkeyが良いでしょう。 残念ながら基本的にWindows Media Player や iTunes は出力デバイス設定が出来無いのでカーネル回避はできません。 ■WASAPI/afplay Windows Vista以降で使われているサウンドコンポーネント。 (MAC OSではOSX にafplayという同様な機能がある。) 技術的な詳細は私自身も良くわかってない(苦笑)ので、その辺の詳細は「WASAPI」などでググって貰うとして 簡単に説明するとWindows XPなどで行っていた、複雑な音声処理を可能な限りバイパスしてOS内のサウンドエンジンを見直しをしている。 WASAPIの良さは、ソフトが対応していれば、機種に関係なくカネール回避と同じ効果がある。ですので、ASIOや専用ドライバーを持っていないUSB-DAC/USB-DDCはWindows Vista/7 や MAC OSXで鳴らした方が音が良い事になる。 (ちなみにiTunesもWASAPI対応である。 設定はiTuneからではなくiTuneの再生はQuickTimeのエンジン利用しているため、QuickTimeを起動して「編集」「設定」「オーディオ」タブの中の「WindowsAudioSession」を選択でOK。) 但し、本当の意味での正確なデジタル再生(Bit Perfect)のを行うには、WASAPIの排他モードを利用しなければならないので再生ソフトは限られてくる。 Foobar2000のWASAPI outputをコンポーネントをに追加すれば利用すれば排他モードを使用可能であるようです。 |
||||||||||||||||||
| <第4章 実践編> 当店にはWindows OSのパソコンしかありませんのであしからず。 ちなみ現在の吉田苑のPCオーディオ環境はこんな感じです。
(特にLAN環境での使用を薦めている訳ではありませんので、ネットワーク化の必要はありません。) ・とりあえず機材(オーディオインターフェース)を繋いでみよう。 (基本ですので「知ってるよ」という方は読み飛ばして結構です) 今回は一般的なUSBDDC/DACを繋ぎます。 と言っても繋ぐだけなら至って簡単です 1.RCAケーブルでアンプとDDC/DACを接続 2.Windowsを立ち上げる。アンプの電源もON。 3.USBケーブルでPCとDDC/DACを接続 4.DACの電源を入れます。 (1〜4の動作は順に書いておりますが、順番は特に気にしなくても大丈夫です) 5.自動認識ですので、この状態で音が出ます。 6.音楽プレイヤーならば何でも良いのですが、とりあえず、音出し確認としてWindows Mediaプレイヤーを起動して音が入ってるファイルを再生してみてください。 * 音が出なかったら Windowsの「コントロールパネル」「サウンド」を選択しUSB機器が認識されているか確認してください。 また、よく音が出ないや音が小さいと言う苦情がありますが、音量が最小になっているケースが多いですが同設定項目の音量を最大にしてください。 尚、CDのリッピングの関しては、リッピングソフトによって方法が異なる為、手順は割愛致します。 各ソフトのマニュアルをお読みください。 ソフトも有料なものを使用せずとも、無料のWindows Media PlayerやiTunesで取り込みできます。 取り込み形式は無圧縮のWAV形式やAIFF形式を音質的に推奨します。 CD1枚当たり600M程度必要となりますので、HDDの空き容量は気を付けて下さい。 (*リッピングの際、iTuneを使用の場合は、読み込みエラー訂正はONにして下さい。 キズの多いCDなど結構Bit落ちがありますが、ON状態しておけば防げます) ![]() iTune→「編集」→「設定」→「一般タブ」→「インポート設定ボタン」 Windows mediaプレイヤーは、取り込み画面のCD/DVDドライブアイコンを右クリックでエラー訂正設定可能 Foobar2000の使いこなし ASIOやカーネルストリーム未対応のDAC/DDCは特に音質においてソフト的に設定できる事がありません。お好みの再生ソフトをご使用下さい。(ここは読み飛ばしてください。) 特にFoobar2000に拘る必要はありませんが、一例としてFoobar2000の使い方、設定方法を記載します。 ソフトはこちらでダウンロードしてインストールしてください。 細かい使用方法・設定は、 http://foobar2000.xrea.jp/ に記載してあります。 基本的には、リッピングした音楽ファイルをエクスプローラーよりドラッグ&ドロップでFoobar2000に置いて再生ボタンを押せば、音は出ます。 よくHIFACEをお使いの方からFoobar2000の設定方法をご質問を受けたのでこの場に記載しておきます。 Foobar2000でカーネル回避(&ASIO、WASAPI)するには、まずお使いのDDC/DAC用のドライバーをインストールして下さい。 その後 http://www.foobar2000.org/?page=Components&author=Peter&tag=output より目的のFoobar2000のコンポーネントDLLをダウンロード/解凍して Foobar2000をインストールした直下のcomponentsフォルダーに格納してください。 コンポーネントを格納したら、 Foobar2000を起動して、 メニューの「Library」「Configure」を開いて 「PlayBack」の「OUTPUT」の出力デバイスから目的のデバイスを選択してください。 (カネールストリーミング(カーネル回避)なら「KS:〜」 ASIOなら「ASIO:〜」を選択してください。) バッファー長はハードやPCの性能にもよりますが、短すぎるのは良く有りません。 バッファー長が短じかいと音の遅延が少なく音質が良いと言う意見もありますが 個人的には遅延が気にならないなら、バッファーはある程度取ったほうが音質的に良いと思います。 |
||||||||||||||||||
| <第5章 応用編> 吉田苑はPCをトランスポートとした場合と、質の良いCDプレイヤーをトランスポートにした場合を比較すると、まだまだCDプレイヤーにアドバンテージがあると思っています。 CDの曲を44.1KHzのWAVファイルに取り込んで、Foobar2000+HiFace Evo+PW DACで再生した場合と 同じ曲をCDプレイヤー X-CD1をトラポ使用+PW DACで再生した場合では、 CDプレイヤーに軍配があがります。(PC再生はやや音がぼやける、音の立ち上がり遅いと感じました。CDプレイヤーでもそうなのですが、ジッターノイズが多い場合は音がボヤケる傾向があります。) 一つ検証してみましたが、WAVファイル等にリッピングせず、Alcohol 52%(DaemonTool等でも可)と言う仮想CD/DVDドライブソフトを利用して、CDを丸々イメージコピーした後、仮想ドライブからイメージCDファイルを再生した方が、同じプレイヤーソフト使用してもWAVファイルより、音が良いと感じます。(WAVファイルに限らず無圧縮のAIFFも同様) ということは、PCの限界では無く、プレイヤーソフトがダメなのか、それともWAVファイルそのものが何かオカシイのかということになります。 そこで色々なプレイヤーソフトを聴いてみてました。 その中で、音が良かったプレイヤーソフトを2つ御紹介します。 音が良いプレイヤーソフト 1.KMPlayer + Reclock 常連のT様より御紹介頂きました。T様ありがとうございますm(_ _)m 大変効果がありましたので、皆様にも御紹介します。 使用環境はVista/7ではWASAPI(排他モード)に最も効果ありですので、基本的にどのUSBDAC/DDCにも効果あり。 Windows XPだとDirectSoundモードには効果ありますが、カーネルストリームには対応していないようでHifaceなどを使用されている方は敢えて導入する必要は無いかもしれません。 KMPlayerというマルチメディアプレイヤーです。単体では普通のメディアプレイヤーなのですが、Reclockというレンダラー(ソフトウェアエンジン)を利用することが出来ます。 リクロックの詳細は英語なのでよくわかりませんが、元々は動画と音声のズレを無くして同期とるアプリケーションで、ソフトウェア版高精度クロックと言ったところでしょうか? 実際音楽再生においてもCDプレイヤーのクロックを変更したような効果が感じれましたので御紹介します。 1.以下より、両ソフト(フリーウェア)をダウンロードしてインストールして下さい。 (インストール設定は基本的にデフォルトでOKです) KMPlayer: ダウンロード Reclock: ダウンロード 2.オーディオインターフェース(USBDAC/DDC)を接続して電源ON 3.Reclockを起動して、下記の赤枠の部分を「WASAPI Exclusive」にしてOKボタン押下します。 (XPの場合、DirectSoundのみ) ![]() *ソフト自体やや重めなので、PCの性能が低いと音飛びがあります。その場合、Pre BufferとMax Latencyを上げてください。 4.KMPlayerを起動します。 右クリックで「オプション設定」「環境設定」をクリック。 メニュー内のオーディオ処理をクリックすると以下の画面になりますので、赤枠の部分を「Reclock〜」を選択して「閉じる」ボタンを押下します。 ![]() 後、デフォルト設定だと音量が一定にならないようなので、 右クリックで「オプション設定」「拡張メニューを使用」にチェックを入れた後、再度右クリックで「音声」「音量正規化」のチェックを外してみてください。 以上で設定完了です。 再生方法はFoobar2000などと同じく、音楽ファイルをドラッグアンドドロップで落として、再生できます。 同じFoober2000のWASAPI排他モードと比べても音質が良くて、音像の安定度、密度の高さ、音のクリアさが確認できます。 勿論、スピーカーを変えたような激的な変化はありませんが、Foobar2000でもかなりの音質なのにソフトウェア的にまだまだ改善の余地があるのは驚きです。 音が良いプレイヤーソフト 2.Wave File Player WAVファイル専用になりますが、吉田苑の再生環境ではKMPLAYER+ReClockより良かったソフトがコレです。 ダウンロードはこちらの右下の方からダウンロードできます。 Zipファイルを解凍すると実行ファイルが入っていますので任意のフォルダーに置いて実行して下さい。 ![]() ・上方赤枠 「Audio Device」より出力する機器を選択してください。 ・下方赤枠 「Choose」より再生するWAVファイルを選択してください。(複数選択可) まだ、開発中のソフトに付き、使い勝手などは考えていないようですので曲再生前にバッファリングの待ち時間があり(設定で変更可)やプレイリスト再生、ランダム再生などありませんから、BGM用途に曲をダラダラ鳴らす使い方には向いていませんが、音質はかなり良いので音楽を聴き込みたい時に使用されると良いでしょう。当店ではBGMにfoobar2000、視聴時に本ソフトを使用しております。 このソフトの再生音は、当店が思っていた、WAVファイルのイマイチ感を拭ってくれたプレイヤーソフトです。 音の立ち上がりが早く、ボケた感じがありません。 時間軸管理をしっかりやっているらしく、グライコやスライダーなど余計な処理が入る機能は一切ありません。 そのせいかWASAPIやカーネルストリーミングなどは使用しなくても、これだけの音質が再生されるのは驚きです。(試聴にはHifaceEVOのDirectSoundを使用しました) ビットパーフェクトにこだわり過ぎて大切なコトはつい忘れていました。デジタルオーディオは時間軸の正確さが大切なのです。 この音は良く出来たCDトランスポートと比べても、パソコンで十分と感じさせる音質だと思います。 現時点、我々が聴いたプレイヤーソフトの中では最高音質のソフトです。 音が良いプレイヤーソフト 3.Play PCM Win WASAPI排他モード対応、メモリーローディング式、ビットパーフェクトの再生ソフト。 WAVE FILE PLAYER以上のローディング時間など、使い勝手は良くありませんが、音質は最高峰。 Windows Vista以降のOS上で動作するソフトでは、可能な限りの音質向上技術が盛り込まれています。 ダウンロードは http://code.google.com/p/bitspersampleconv2/wiki/PlayPcmWin ----------- 他に良いソフトが見つかれば、また御紹介したいと思います。 プレイヤーソフトの変更は、まるでCDプレイヤーを変更したような変化があります。 しかもCDプレイヤーのように高価ではありません、数千円で手に入る有料ソフトもありますが、探せば無料のソフトも沢山あります。 |
||||||||||||||||||
| <第6章 検証編> 1. リッピングソフトの違いで音が変わるのか? iTuneとリッピング精度に定評ある MediaMonkey、 Exact Audio Copyで同一曲をリッピング、WAVファイルにして聴き比べてみました。 各ソフトの設定は ・iTune : エラー訂正ON ・MediaMonkey(MM) : ジッター補正ON ・Exact Audio Copy(EAC): エラー回復品質=「高」、バーストモード、ジッター補正有り MMとEACにはジッター補正と言う機能があります。この機能はPCのファイル読み込みの特性上ファイルをブロック単位に読み込むのですが、音楽データの先頭をブロックの先頭に合うよう曲の先頭に空白を入れたり、空白をカットしたりします。 またEACはリッピングに特化したソフトでドライブ等の設定などかなり細かい制御ができます。 各ソフト取り込み後、ファイルの比較をしてみました。 空白の取扱がソフトで違う為、同じ曲であっても、ファイルサイズは微妙に違います。 ただし、バイナリチェックソフトで比較した結果、空白部分以外、ビットは一致していました。 取込みエラーは無いようです。 かなりシビアな試聴になるので、最初に3つファイルを聴いた後、ランダムで再生してどのファイルが掛かっているか、ブラインドテストしてみました。(再生ソフトはFoobar2000) 当店、スタッフに2人にテストして頂きましたが、スタッフA: 5問中1問正解 スタッフB: 5問中2問正解 スタッフそれぞれ、微妙な違いを言葉にしていましたが、やはり違いを明確に当てられるほどの違いは無いようです。 まして、ファイルとしてバイナリ一致しているのに音が変わるのはオカルトに近いものがあります。 結論としては、エラー訂正機能があるリッピングソフトを使えば、音質の差は無視して良いと言えると思います。但しエラー訂正不可能なほど極度にキズの多いCDをリッピングする場合は、リッピング専用ソフトを使用した方が安心かもしれません。 2. 圧縮ファイルは音が良いのか? MP3、FLACロスレス(圧縮レベル0)、無圧縮のWAVの試聴です。 (プレイヤーは同じくFoobar2000です。) MP3はやはり論外です。BGMならこれでも十分ですが、他に比べレンジが狭い。音に鮮度がない。 SFORZATOのページで少し述べてますが、FLACロスレスは良く出来てます。 勿論、WAVと比べて音は違います。 「WAVの方が音数が多く聴こえるが、FLACの方が、聴きやすい」と言うスタッフも居ました。 FLACはロスレスですので再生の際、デコードすると無圧縮ファイルと同じ音楽データとなります。このデコード処理が音に影響を与えているのかはわかりませんが、音は微妙に違います。 恐らく、再生PCによって印象は変わるかもしれませんが、当店で聴く限り、聴いていてヌルい事は無く、音として悪いとは思いませんでした。 FLACで便利な点は、ジャンル、アーティスト、アルバム名等のタグ情報をファイル内に持たせられるため、ファイル管理が非常に便利になります。 WAVに比べ、ファイルサイズも半分以下になりますし、リッピングはFLAC形式で保存と言うのも悪くないと思います。 3. 音楽再生環境最適化ソフトは必要なのか? 御常連様に紹介頂いたソフトでcPlay+cMP2やFidelizer、GAMEBOOSTER3と言うソフトがあります。 (cPlay自体はプレイヤーソフトで、音質も良かったです。) cMP2やFidelizer、GAMEBOOSTER3は最適化ソフトです。 これらのソフトの概要はWindows OSの音楽再生に関係無いプロセスの止めたり、割り込み優先順位を極端に下げて、音楽再生ソフトのプロセスを優先させるソフトです。 概要を聞く限り音はかなり良くなるハズである。 しかし、折角御紹介頂いて申し訳ないのだが、どうも音はピンときませんでした。 もちろん悪さをする事は無いですが、音質向上したかと言われると微妙だと感じました。 理屈ではOSのプロセスを音楽再生に集中させるのだから、特にクロックの精度は向上しそうな感じですが、音を聴く限りでは目覚しい向上を感じませんでした。 現時点での仮説なのですが、 当店のオーディオPCにはあまりソフトをインストールしていません。(ウイルスソフトすら無い状況です) ですので、常時起動中のプロセスがあまり無いので効果がないのかもしれません。 または、試聴に使用したものがHiface搭載版のX-DP1であり、Hifaceはご存知の通り非同期式なので、音楽データを一旦バッファーに蓄えて内部クロックで打ちなおしてしまいます。 したがって、PC側のクロック精度は極端に悪く無い限り、音質に大きな違いが出ないのかもしれません。 ご使用のPCに常駐ソフトが沢山存在する場合、この手のソフトは有効なのかもしれません。 4. MacOS VS Windows 常連様が当店にMacのノートPCをお持込み頂きました。前々からOSの違いで音が変わるのか、興味があったので 当店のWindowsノートと比較させて貰えないか、お願してみました。 実は当店のPCも高価なものではありませんが最近、Win7機に変更しています。 店頭PC ONKYO ノートPC M515 CPU:Celeron SU2300 OS:Windows7 再生ソフト:Foober2000 Mac Book Air CPU:Core i5 OS:OS X Lion 再生ソフト:Audivana どちらもSOULNOTE sd2.0のUSB接続非同期モードで同じ音楽ファイルで試聴。 結論から言いますと、大きな差は感じれ無かったです。 実体感やキレはMACの方が少しあり、音数はWin7の方が少しある様に感じた。 当店の好みではMACの方ですが、大きな差ではないし、アクセサリー、プレイヤーソフト、PCハードの違いでこの差は変わると思います。 無理に買い換える必要はないと思います。 もし、PCの買換をお考えであれば、ご予算、ご用途に合わせて、選んで頂いて良いかと思います。 |
||||||||||||||||||
| <まとめ> 極論するとPCオーディオはPCをトランスポートにしたシステムです。 CDトランスポーターと同じく、如何に正確に音楽データを読み出せるかが高音質化のテーマになります。 現在の吉田苑のPCオーディオシステムでも(無線LAN使用など軟弱な環境といわれそうですが)結構バカに出来無い音に仕上がってます。 今後、優れたPC、OSやソフト、インターフェースが出てくれば、もっと音質は上がると思います。 吉田苑としてはPC本体やソフト関係は畑違いですから手がだせませんが、DACやDDCなどPCオーディオ関係で良さそうな物がありましたら、これからドンドン紹介していこうと思います。 |
||||||||||||||||||
オススメD/Dコンバーター
オススメD/Aコンバーター 相変わらずの吉田苑オススメDACです。
|
||||||||||||||||||
オススメUSBケーブル
|