新人君の吉田苑日記

2021/12/22 Paradigm Founder シリーズ 40B / 80F
          ~手の届く価格帯でハイレゾを繊細に描き出す「創始者」

 コラムをすっかりご無沙汰して、すみません。
 今回は、おすすめスピーカーの話を書いてみようと思います。

 冬のボーナスで、または今回の冬と次回の夏のボーナスを合わせたら手が出せそう…
 そんな30~50万円くらいの価格帯で、自信を持っておすすめできるスピーカーです。

*Paradigm Founder 40B 販売価格:346,500円(税込)

 

 まず、驚くのは音数(情報量)の多さ!\(^_^)/
 「あ、この音源にこんな音が入ってたんだ…」と、今まで聴こえなかった音を発見するのが楽しく、
 ついつい次から次へと曲を再生してしまいます。
 その過程で、今まで良い音だと思っていた音源のランキングが変わることもしばしば…。

 当然、位相も揃っていますし、音の立ち上がりも速いです。
 空間の広がりも十分で、左右のスピーカーの内側だけでなく、外側からも音が聴こえます。
 奥行も表現できますし、当店の目指す「3D立体再生」を体感いただけると思います。

 また、プレーヤーが演奏に込めた細かいニュアンスなども感じられるとともに、
 適度な響きが感じられるのも好印象。
 ボーカルものなどは、実際に眼の前で歌ってるのでは!という臨場感です。(*^-^*)

 スピード、解像度、情報量、レンジ、すべてにおいて価格を大きく超えていますので、
 ご予算OKなら、間違いのない「お買い得」なスピーカーです。

 強いて難点を挙げれば、音がいいだけに足回り(スタンド)にこだわる必要が出ることでしょうか…。
 プラスアルファの出費が必要になること、必須です。

*Paradigm Founder 80F 販売価格:495,000円(税込)

 

 トールボーイ型としては比較的コンパクト、床にそのまま置けてスタンドが不要なのもメリットです。
 付属スパイク+当店オリジナルhinaスパイク受などを使用すると、さらに音のフォーカスが向上します。

 スピード、解像度、情報量、レンジ、すべてが高いレベルなのは、Founder 40Bを踏襲していますが、
 スケールの大きさ、低音の量感はFounder 80Fが上回ります。(^_^)/
 ホルスト作曲、組曲「惑星」から「木星」を再生してみましたが、とても気持ちよく聴けましたよ。
 こちらも、価格を大きく超えた満足度があります。

 比較すれば、トリオのジャズ、小編成クラシックなどを端正に聴かせるFounder 40B、
 ビッグバンドジャズやオーケストラをスケール豊かに響かせるFounder 80F、という特徴はあります。

 でも、どちらもジャンルを問わず、自然に、眼の前で演奏されているかのように表現するという点では、
 現状入手できる最上級クラスの中のひとつといえるでしょう。

 新しいスピーカーの導入や、スピーカーの入れ替えを思案されている方は、ぜひご検討ください。

 どちらも店頭展示していますので、ご試聴可能です。
 みなさまのご来店をお待ちしております。

 *Paradigm Founder 40B
  ⇒当店HP紹介ページ
  ⇒ご購入(通信販売)はこちらからどうぞ

 *Paradigm Founder 80F
  ⇒当店HP紹介ページ
  ⇒ご購入(通信販売)はこちらからどうぞ

 *試聴時のスピーカー以外の機種紹介
  ・アンプ: Nmode X-PM7 Mk2、Nmode X-PM9
  ・DAC: Nmode X-DP7
  ・再生機器: 当店竹田おすすめの「roon」再生スペシャル機器群です。

2021/5/5 Stereo Sound オーディオ名盤コレクション
         ~これは本当に60年前に録音された音なのか!?~

 オーディオ雑誌「Stereo Sound」さんが、オリジナルのアナログマスターテープから、
 無編集でデジタル変換したCD、SACD等を販売されています。
 今回ラインアップに加わった新盤の中から、イチオシのご紹介です。

*チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 (1962年録音)
 スヴャトスラフ・リヒテル:ピアノ
 ヘルベルト・フォン・カラヤン:指揮 / ウィーン交響楽団

 
 シングルレイヤーSACD、CD 2枚組セット:5,500円(税込)

 グラモフォンレーベルの国内発売盤CDを持っていますが、音の鮮度がまるで違います。
 イコライジング、ノイズカット等を一切しない「無編集」というのが、相当効いているようですね。

 1962年の録音で、最近のハイレゾ録音のような滑らかさ、きめ細やかさはないですが、
 楽器の音のエネルギーや臨場感が、ダイレクトに眼前に展開する感じは、まさに圧巻!

 ステレオサウンドさんも言及されているように、特に第2楽章はノイズが目立ちますが、
 そのデメリットをはるかに上回る音の生々しさ…
 そして、音だけでなく、演奏も凄いですよ!

 力強いタッチが有名なリヒテル、冒頭からスケールが大きく圧倒されますが、
 弱音部分ピアニッシモも、切なく美しいんです。
 そして、盛り上がるところで急加速し、ここぞというところでテンポを落としてキメるという、
 緩急自在、濃厚でロマンティックな演奏♪  (*^-^*)

 また、ゴージャスながら早めのテンポ、流麗かつ美しい演奏に徹する完全主義のカラヤンが、
 テンポを落としたり、激しくなったり、「主導権は渡さないぞ」と熱くなってるようなところも… (^-^;
 ソロとオケの掛け合いも楽しめます。

 音質最優先のシングルレイヤーSACD、CDの2枚組セットで、5,500円(税込)と高いのが、
 唯一のマイナスポイントでしょうか。

 新旧のアルゲリッチ(ピアノ)盤が有名な同曲ですが、
 (ホロヴィッツ&トスカニーニだろ!、というツッコミもあるかも…)
 この演奏も素晴らしいです。

 当店入荷と同時に、私も購入予定ですが、みなさんも、ぜひ聴いてみてください!

*ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」(1959年)
 フェリックス・アーヨ:ヴァイオリン / イ・ムジチ合奏団

 
 シングルレイヤーSACD、CD 2枚組セット:5,500円(税込)

 人気が高い、アーヨがコンマスをやってる「イ・ムジチの四季」も今回発売です。
 こちらも60年以上前とは思えない音の鮮度!
 こんな音が、自分が生まれる前に録音されたテープに残っているのは驚きです。

 同じオーケストラでも指揮者が変われば演奏がまるで異なったりするように、
 イ・ムジチもコンサートマスターで演奏が変わります。

 フェリックス・アーヨのコンマス盤は、流麗で美しい演奏が魅力的ということで、
 イ・ムジチの四季といえば、やっはコレ!という方も多いのではないでしょうか。
 (個人的には、リズムが際立ったカルミレッリのコンミス盤が好きなのですが…。)

 今回ご紹介したSACD/CDは、連休明け少しして入荷すると思います。
 お気に入りの音楽を、ご自宅で楽しんでいただけたら!というご紹介でした (^_^)/

2020/7/24 Klipsch HERITAGE Heresy Ⅳ
         ~それは遺産なのか、それとも異端なのか?

 
 サイズ:幅 39.37 cm × 高さ 63.01 cm × 奥行 33.66 cm

 アメリカのKlipsch(クリプシュ)のスピーカーのご紹介です。
 今回は「HERITAGE」シリーズの「Heresy Ⅳ」を試聴しました。

 写真でもお分かりの通り、いつもの吉田苑とは明らかに違う感じですね… (^-^;
 ところが音は!!…というサプライズもなく、やはりいつもと違う傾向です。
 でも、まぁ、いろいろ聴いてみましょうよ~ということで!

 

 12インチ(30.48cm)ウーファーの割には、比較的コンパクトなサイズ。
 ウーファー以外はホーンとなっていて、バッフル面がやや上向きの仰角をとった形状となっています。
 背面下部にバスレフポートがあり、端子はバイワイヤー対応です。

 

 音について…まず位相ですが、ステレオ感はきちんと出ています。
 ただし、どうやら奥行表現は苦手なようですね… (^^ゞ
 スピーカーのバッフル面の距離あたりに、左右に各楽器の音が展開します。

 音の立ち上がりもゆったりしていますし、解像度もお世辞にも高いとは言えませんが、
 変な不自然さは感じない、という点は好感が持てるところ (^_-)-☆

 帯域バランスとしては、当店が通常おすすめしているものよりは低域寄りで、
 サイズを超えた低音の量感があるタイプです。

 HERITAGE(遺産)シリーズのHeresy(異端)ってどっちなの?って感じでしたが、聴いて納得…。
 おそらく、初代モデルの発売時は、比較的小さなボディでこの低域の量感!という異端であったが、
 Ⅳまで続けていくうちに懐かしの遺産となった…ということなのでしょう。

 ひとことでいえば、レトロ調、懐かしの音という印象です。

 それならばと、いつも比較試聴に使っている音源から、古めものに替えて聴いてみました。
 すると、録音年代の古いジャズやロックをレトロな感じで聴くには、納得の音作りです♪
 以下、聴いてみたCDの一部をご紹介します。

*マイルス・デイビス 「Kind of Blue」(1959年録音)
 

 定番中の定番ですね!
 みなさんご存知だと思うので、コメントは省略します。

*ディープ・パープル 「LIVE IN JAPAN (MADE IN JAPAN)」(1972年録音)
  

 これまた、ハードロックの定番中の定番!
 リッチーのギター・ソロだけでなく、ジョン・ロードのキーボード・ソロも聴きごたえありますよね♪

 

 それから、最近のスピーカーはキャビネットのコストダウンを図っていて、
 「音は納得できるけど、この外観はなぁ…」というものもかなり増えてきているなか、
 このモデルは  キャビネットがとてもしっかりしています。

 

 サランネットもレトロ調です。
 往年のFenderの銘ギターアンプ Twin Reverb の前面のネットもこんなだったっけ~と、
 勝手に盛り上がりました… (^-^;

 今としては珍しい、しっかりした家具調の外観も存在感がありますし、
 モノラルからステレオ初期の音源をレトロに楽しむ、古き良き時代のスピーカーといえるでしょう。
 そういった意味で、HERITAGE=遺産シリーズという名前通りですね!

 この Klipsch Heresy Ⅳ 試聴機ですが、来週にはメーカーさんに返す予定になっています。
 いつもと違う音もちょっと聴いてみようかな~という方は、お早めにどうぞ (^_^)/

2020/3/8 Fundamentalチューン Paradigm MONITOR SE ATOM-FT
         ~最近話題の気鋭メーカー+あの鈴木チューン? ⇒ 感動マチガイない!!

 カナダの「Paradigm」のスピーカーですが、輸入されるラインナップが増えました。
 ベリリウムを使ったフラッグシップの「PERSONA」シリーズはもちろん良いですが、
 お求めやすい「PREMIER」シリーズも価格以上の高音質で、オススメです。

 そして、エントリー「MONITOR SE ATOM」も予想以上…(笑)
 あのFundamental代表 鈴木哲 氏も興味を持たれ、お気に召したようなので、
 お願いして、当店のために特別の「FTチューン」をしていただきました。

 今回は、その試聴レポートです。

*Paradigm MONITOR SE ATOM-FT(Fundamentalチューン)
 

 価格:99,000円(税込)
 サイズ:幅:18cm、高さ:32cm、奥行:27cm
 カラー:艶消しブラック、光沢ホワイト

 
 そして背面には…
 
 鈴木さんのサイン入り「FTチューン」シール♪

 MONITOR SE ATOMは、オリジナルの状態でも、十分コストパフォーマンスが高く、
 価格以上に、高解像度、かつハイスピードな音が魅力です。
 ただ、ややドンシャリな音なので、入門機の音作りがしてあるんだろうな…
 という印象を受けました。

 鈴木さんチューンの「MONITOR SE ATOM-FT」は、そのあたりも含めて、
 なるほど~♪超納得~!という音に仕上げられています。

 まず、オリジナルと比較して、高音域が更にもう一段階伸びてますね~。
 一方、低音は、躍動感はそのままに、タイトなキレ味が加わりました (^_^)/

 これらの改善でも十分、これでいいじゃんって音になっているのですが、
 鈴木氏といえば、やはりギタリスト!ということで、中音域もいい感じに…。
 やや薄く感じていた中音域が存在感を増し、明らかにリアリティが向上しています!

 解像度も上がり、リズムもタイトに、そして中音域が充実したおかげで、
 全体として、よりナチュラルで、生っぽい音に感じられるようになりました。
 やっぱり、アコースティックギターの音でチェックされてるんでしょうか (^-^;

 空間表現も、この価格でここまで出せる機種は、なかなか無いでしょう♪
 スタジオ録音の繊細な音も、しっかりと描きわけてくれますし、
 ライブ録音は、特有の臨場感を醸し出してくれます。

 予想を超えたクォリティの高い音は、
 きっと、音楽のジャンルを問わず楽しめますよ!

 この価格帯としては、B&W 606、DALI OPTICON1、DALI MENUET、
 当店チューン DALI/hina OBERON3-Ref、DALI/hina OBERON5-Refなど、
 音やサイズのお好みに応じて各種ありますが、ここへ来てもうひとつ、
 イチオシ・オススメスピーカーが加わりましたね♪

 ↓↓本商品ご購入はこちらからどうぞ(通信販売ページ)
  Paradigm MONITOR SE ATOM-FT 色:ブラック
  Paradigm MONITOR SE ATOM-FT 色:ホワイト

 ご参考までに、今回の視聴に用いた機器の組合せは、以下の通りです。
 ・SP:Paradigm MONITOR SE ATOM-FT(←今回の視聴対象)
 ・AMP:Nmode X-PM3
 ・DAC:Nmode X-DP7
 ・CDT:hina HT-02 + Neutron Star2

 (おすすめCD)
 おまけのCD紹介コーナー。
 最近はCD紹介ないの?とリクエストをいただくこともありますので、
 懲りずに、またまたご紹介です…(^_-)-☆

*小沼ようすけ「GNJ」(2014年録音)
 

 曲によってエレアコ、アコギを使い分けた、ジャズギターアルバムです。
 夏っぽい雰囲気で、季節違いなんですが、中音域がいいスピーカーの紹介なので…。
 ノリのいい曲から、しっとりとした曲まで、いろいろ楽しめます。

 ノリのいい曲では、リズム隊のキレのよさ、グルーヴも楽しめますが、やっぱ…
 ギター独特の中音域の音は、鈴木さんチューンで聴きたいですよね♪

*J.S.バッハ フルートソナタ集(1973年/1969年録音)
 A.ニコレ:フルート/K.リヒター:チェンバロ

 

 今のご時世、癒しを求められるお方も多いと思います。
 そんな時は、バロックのこんな曲はいかがでしょうか?
 少々録音は古いですが、フルートとチェンバロの名手による端正な演奏です。
 疲れた時に聴くと、きっと癒されますよ~♪

 今回ご紹介の Paradigm MONITOR SE ATOM-FT(Fundamentalチューン)は、
 基本的に常時、店頭展示しております。

 興味を持たれた方は、ぜひお越しになって、音を聴いてみてください!
 お待ちしております~。

2019/12/13 marantz/hina M-CR612SE & DALI/hina OBERON 5-Ref
                          ~機能と音質を兼ね備えたビギナー向けセット

 

 12月もあっという間にもう半ばですね。

 ホームページに「超ビギナー向けおすすめセット」というコーナーを作っていたのですが、
 販売終了となった製品ばかりになっていて、大変失礼いたしました。

 現在販売中の製品のセットに入れ替えましたので、
 これから始めようかな…という方に参考にしていただければ幸いです。
 ③超ビギナー向けおすすめセット

 その中でも、幅広い方々のニーズに合いそうなおすすめセットを、今回はご紹介したいと思います。

marantz/hina M-CR612SE & DALI/hina OBERON 5-Ref セット

・ネットワークCDレシーバー 「marantz/hina M-CR612SE」
 

 多機能な「marantz M-CR612」の当店チューニングモデルで、
 色は、シルバーゴールドとブラックの2種類です。

 CDプレーヤー、FM/AMチューナー(ワイドFM対応)内蔵。
 スマートフォン等、Bluetooth対応機器からのワイヤレス再生も可能ですし、
 インターネットラジオ(有線/無線)で、外国のラジオを楽しむこともできます!

 また、ローカルネットワーク上のミュージックサーバーや、
 USBメモリーにあるハイレゾ音源も再生可能です。

 音質ですが、基本的には、通常の音の滲みを軽減させるチューニング。
 中高音域を中心に、くっきりクリアな音になりました。

 低音域は、量感を抑えて引き締めるのが当店の通常チューンなんですが、
 この機器については低音域が寂しかったので、その対策を。

 コンパクトな一体型レシーバーとしては、現在イチオシのクリアな音に仕上がっています。

 ↓↓本商品ご購入はこちらからどうぞ(通信販売ページ)
  C-RM612SE シルバーゴールド
  C-RM612SE ブラック

 設置のしやすさもあって、今回は「DALI OBERON 5-Ref」と組合せましたが、
 お好みで、「DALI OPTICON1」「B&W 606」「morel VARIO X」と合わせても、
 相性良好だと思いますよ。

・スピーカー 「DALI/hina OBERON 5-Ref」
 

 小振りなトールボーイ「DALI OBERON 5」の当店チューニングモデル。
 色は、前面がブラックの、ダークウォルナット と ブラックアッシュ、
 前面ホワイトの、ライトオーク(画像) と ホワイト の4色になります。

 メーカー公表サイズ、高さ:830mm、幅:162mm、奥行:283mm。
 リビングだけでなく、ダイニングや寝室などにも置けそうな、程よいサイズです。

 ブックシェルフ型スピーカーは、本体は小型でもスタンドが必要となりますが、
 このスピーカーは床の上にそのまま置けるのもよいですね。
 スパイクを装着してインシュレーターを使用すると、音質アップが見込めます。

 音質ですが、こちらも音の滲みを軽減させるチューニング。

 低価格のトールボーイは、だいたい低音が濁りまくるのが普通なのですが、
 こちらは、コンパクトなキャビネットとチューニングが相乗効果となったのか、
 価格以上に、クリアで引き締まった低音になりました。

 高音域は、すっきり上の帯域まで伸びますし、中音域もとてもクリアで、
 思いのほか細かい音まで表現してくれます。

 また、高音と低音をブーストさせることなく、中音域が充実しているので、
 音がナチュラルに感じられるのも、好感が持てるでしょう。
 ジャンルを問わず、音楽を楽しめるスピーカーだと思います。

 ↓↓本商品ご購入はこちらからどうぞ(通信販売ページ)
  Oberon 5-Ref

 今回ご紹介の「M-CR612SE & OBERON 5-Ref セット」は、
 機能と音質を兼ね備えたセットですので、ビギナーの方にぴったり!

 今までは、ずっとポータブルプレーヤーで聴いていたけど、
 これから、家でも音楽を楽しもうかな~という人は、ぜひ。

 クリスマスも近いですし、ご家族へのプレゼントにも、どうぞ♪

*スマガツオのお刺身
 

 久々におつまみ&お酒レポートも復活です。

 先日、スマガツオのお刺身を食べました。
 旬の魚で、脂がのっていて美味しかったですよ♪

 お酒は、「誉 凱陣 純米吟醸(火入)」(丸尾本店)で、ぬる燗です。
 旨みがしっかりあるのに優しい味で、かつ香りが控えめなので、
 いろいろな和食にあう美味しいお酒です。

 酒器は、小石原にある高取焼「八仙窯」の徳利、杯です。
 渋い色合いと薄くて口当たりのよいところが気に入っています。
 茅葺屋根が立派な店舗で、時々ドライブしながら訪れます。

 以上、おつまみレポでした。

 今回ご紹介のレシーバー&スピーカーのセットは、店頭に常時展示しております。
 ご興味をお持ちになった方は、ぜひご試聴にいらっしゃってください。

 お待ちしております!


2019/11/29 新スピーカー試聴感想

 みなさま、ご無沙汰して申し訳ございません。
 気付けば、入社6年目になっております「新人君」です。
 久しぶりにコラムを書きますので、よろしくお願いいたします。

 今回のご紹介は、イスラエル「morel(モレル)」のスピーカー。
 聞いたことないよ!って方も多いかもしれませんが、
 カーオーディオでは、かなり有名なブランドのようです。

 以前、同社は「OCTAVE 6 L.E. Bookshelf」を試聴しましたが、
 今回、よりお求めやすい価格のモデルが輸入開始となりました。

*VARIO ELITE :280,000円(ペア/税別)
 

*VARIO X :120,000円(ペア/税別)
 

 キャビネットは全く同じで、ユニット違いの製品のようです。

 比較すれば、「VARIO ELITE」の方が聴感上のレンジも広く、音もよいのですが、
 その差はわずかで、価格ほどの差が感じられません。

 また、キャビネットも同じですから、見た目にもこの価格差はね…、
 ということで、当店としては「VARIO X」を推薦したいと思います。

*morel VARIO X Bookshelf
          ~ この高音域は、もしや…懐かしの…

 
 メーカー希望小売価格:120,000円(税別)

 キャビネットのサイズは、幅:216mm、高さ:304mm、奥行:283mm。
 ユニットのサイズは、ツィーター:25mm、ウーファー:165mm。

 色は、ホワイト(画像)とブラックの2色展開。
 そして、肝心な音ですが、この価格帯としては十分にクリアな音です。

 同価格帯では「B&W 606」が人気モデルなので、比較試聴しました。
 ユニットサイズも同じで、見た目的にも良きライバルといった雰囲気ですが、
 音質のクオリティも互角といえるのではないでしょうか。

 高音域は、上まで伸びまくる感じはないのですが、しっかり聞こえます。
 最近のスピーカーは、ハイレゾ再生を意識してか、かなり上の帯域まで伸びますが、
 このスピーカーは、そこまで欲張っていないようです。

 でも、高音が出てないわけではなく、欲張らないゆえの独特の音…、
 少し古めのDYNAUDIOの音のイメージに、近いでしょうか。
 試聴すると、AUDIENCEを思い出される方もいらっしゃるかも(ほめ過ぎ?)…(^^ゞ

 また、低音域は、morelの製品中では一番タイトな音作りになっているようで、
 その点も好感度は高めです。

 以前に聴いた機種の記憶の中の印象も含めると、同社のスピーカーは、
 上位機種ほど、高音域のヌケがよくなる & 低音域の量感が増える、
 という設計になっているのかもしれません。

 中音域がやや控えめなようで、サックスの音などはややソフトに感じましたが、
 全体的には、メリハリが効いた楽しい音です。
 個人的には、Cambridge Audioのアンプ等に近い印象も持ちました。

 独特の高音域に加えて、低音域にも躍動感を感じるので、
 ジャズやロックも楽しんで聴くことができます。

 また、ややソフトに感じる中音域にフォーカスを当てれば、
 女性ボーカルや弦楽器も楽しめるのではないかと思います。

 この価格帯では、「DALI OPTICON1」もお勧めしておりますが、
 あまりにも潔く低音の量感を捨てているので(まぁ、それゆえの高音質…)、
 その点がお好みに合わない方は、一度聴いてみていただきたいスピーカーです。

 さて、アンプ等との組合せですが、価格からすれば、以下が相性良好でしょうか。

 1.Marantz / hina M-CR612SE & VARIO X
 2.DENON PMA-800NE , DCD-800NE & VARIO X


 ちょっと贅沢をして、Nmode X-PM3 , X-DU3と組み合わせるのも、
 面白いかもしれませんね♪


 (おすすめCD)
 それから、久々のコラム復活!ということで、
 おまけの「個人的に好きなクラシックCD」のご紹介です。

 並べて感想を書いてみると、個性的な演奏が大好きなようですね…^_^;
 しかも、どちらもライブ録音…。

*ベートーヴェン 交響曲第5番「運命」 (1947年録音)
 フルトヴェングラー:指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 70年以上前の有名なライブ録音。
 出だしの「ジャジャジャジャーン」ですが、タイミングがずれてます…。
 特に2回目、クラリネットが大きくフライング…。

 でも、そんなことはどうでもよくなるくらいの熱演!
 出だしも、フルトヴェングラーの「タメ」を待てなかっただけで、
 緩急・メリハリのついた、すごい迫力の演奏です。

 テンポもかなり変化しますが、決して表面的になることはなく、
 高い精神性を感じるところも、長く愛されている理由でしょう。

*ベルリオーズ 幻想交響曲 (1964年録音)
 クリュイタンス:指揮/パリ音楽院管弦楽団

 

 東京でのライブ録音。
 この曲は、派手な第4楽章を好まれる方も多いと思いますが、
 少々不気味な第5楽章が、個人的には好みです。

 第5楽章では鐘の音(例:C5-C5-G4)が使われるのですが、
 音が外れていて、G4は明らかにフラットしています。

 クリュイタンスが意図的にねらったのかどうかは不明ですが、
 この曲の不気味さを表現するのに、効果をあげていると感じます。


 今回の「morel VARIO X」、試聴機は輸入代理店に返却済ですが、
 月が明けて12月上旬には、展示する予定です。
 みなさま、試聴にご来店くださいね!

2017/09/24 DIATONE 新スピーカー試聴会の感想

 朝晩、かなり涼しくなってきましたね。

 おかげさまで、先週のDIATONE DS-4NB70の試聴会は大盛況!
 ご来店できなかったお客様もいらっしゃると思いますので、
 今回は、その時の試聴感想などを書いてみたいと思います。

 【9/17、9/18試聴会・メイン使用機器】
  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: Nmode X-DP10
  AMP: Nmode/hina X-PM100-SE
  SP : DIATONE DS-4NB70 (←今回の主役)

*DIATONE DS-4NB70
            ~まさに「鮮烈」! スピーカー新時代の幕開け

 

 試作機の試聴会はありましたが、製品版の試聴は、まったく初めて…。
 どんなふうに仕上がっているのか、試作機とほぼ変わらないのか、
 気になっていましたが、一聴して「!!!!!!!!」

 音の立ち上がりのスピード、リズムのキレ味はそのままに、
 解像度がさらに上がって、ナチュラルさが増している!

 特に、ヴァイオリンなどの弦楽器の音が変わりました。
 しなやかさが出て、ボウイングのニュアンスなどが、わかりやすくなったような…。
 ヴォーカルも、明らかに滑らかになりました。

 DYNAUDIO C1 Platinumのような、シルキーな音とは違いますが、
 今までの試聴会で気になっていたピーキーさが抑えられて、ナチュラルになり、
 ジャンルを問わず音楽を楽しめるように進化を遂げた模様です。

 一方で、打楽器系の楽しさは、しっかり継承♪
 スピードの速さに加え、解像度も高いので、シンバルの音なども単調にならず、
 叩く位置などによる微妙な違いまで、しっかり出してくれます。

 驚いたのは、ピアノの音!
 ピアノの音って、何かイマイチ納得できない機器もかなり多いですが、
 今まで聴いた数々のスピーカーの中で、もっとも「ピアノらしい」気がします。

 また、音のエネルギーをしっかり感じられるのも特徴で、
 打楽器に限らず、トランペットなどホーン系も、とても生々しいです。

 このエネルギーのおかげで、古めのロックなど解像度や音数が控えめな録音も、
 予想外に楽しく聴くことができるようですので、効果絶大ですよ。

 レンジの広さも、2Wayとしては驚異的。
 フロア型ほどの量感はないものの、パイプオルガンの地を這うような低音も、
 しっかり出してきます。

 それから、空間表現も抜群!!
 左右だけでなく、上下、前後まで、楽器の位置関係が、くっきり見えるような、
 三次元的立体再生が体感できます。

 アンプにおいては、1Bitアンプの出現したときに新時代を感じましたが、
 今回は、まさに「スピーカーの新時代の幕開け」を感じました。

 解像度、情報量も圧倒的ですが、特に、音の立ち上がり、減衰のスピードは唯一無二!
 やっと、1Bitアンプのスピードを表現できるスピーカーが出現したともいえるでしょう。

 今月29日発売ですが、当店リファレンス・スピーカーとして導入する予定ですので、
 お近くの方、福岡にお越しの方の、ご来店をお待ちしています。

 まさに目の前で演奏されているような実在感を、
 スピーカーの存在が完全に消える…という圧倒的存在感を、
 ぜひ体感してみてください!

2017/09/08 第2試聴室できました!

 おかげさまで、決算セールも大好評のうちにお開きに!
 元気に新年度を迎えています。

 しばらく、こちらの日記サボっててすみませんでした…。
 初心者の方向けのページを作ったりしてたもので、そちらのほうで、
 なんだか書いたぞ~って感じになってました。(^^ゞ

 ご家族やご友人の方で、これからオーディオ始めようとか、
 ポータブルで聴いてるけど今度はスピーカーで聴いてみようかなとか、
 そんな方がいらっしゃったら、おすすめしていただければ嬉しいです。

 ①初心者向けオーディオの基本
 ②ビギナー向けQ&A
 ③超ビギナー向けおすすめセット

 ところで、タイトルにも書きましたが、当店に第2試聴室ができました。
 本日は、そのご紹介です。

*吉田苑 第2試聴室
 

 いろいろなニーズのお客様がご来店くださるので、同じタイミングになった場合、
 ご希望の機器の試聴に、かなりの時間お待ちいただくこともありました。

 また、新製品のご紹介イベントを開催しているときに、
 従来のイチオシ機器を試聴したいお客様が、遠くから来られることもあります。

 もうひとつ試聴室欲しいなぁ~と以前から計画してまして、ついに完成です。

 従来のメイン試聴室が、ちょうど週末の「YAMAHA NS-5000」試聴会の準備中なので、
 現在の当店メインシステムを、こちらに引っ越し中!

 昨日完成したばかりで、出来たてほやほやなのですが、
 早速、店長竹田がメジャー片手に壁を測りだし、吸音パネルをペタペタ…。
 その後、社長吉田が試聴音源を持ち込んで、セッティングの微調整…。

 出来たばかりのときは、音が乱反射して濁った感じだったのですが、
 調整後は、かなり聴きやすい音になりましたよ♪

 メイン試聴室は、広さもたっぷりで、響きをかなり抑えたセッティングにしていますが、
 第2試聴室は、濁りは除きつつ、ある程度響きを残したものとなっています。

 一般のご家庭によくあるサイズの部屋ですので、
 みなさまのお宅で聴かれる音に、より近いかも…。 (^_-)-☆

 ということで、イベントなどを開催していない通常時は、
 従来のメイン試聴室では、徹底的にルームチューニングを追い込んだ環境で、
 音質最優先のおすすめ機器を中心に、堪能していただく…。

 そして、今回新設の第2試聴室では、ご家庭に近い部屋で、
 比較的お求めやすい価格帯の機器やCR-N765SEのセットを試聴いただく…。
 そんな感じで、お楽しみいただけるのではないかと思います。

 いやいや、これで、ご来店のタイミングが重なっても、
 しっかり試聴していただけるようになりました♪

 みなさん、どしどしご来店くださいね~!

*天然物カンパチのお刺身
 

 先日、天然物のカンパチのお刺身を食べました~。
 小振りなので、比較的あっさりしていましたが、鮮度もよくて美味しかったです。

 お酒は、「うまからまんさく」(日の丸醸造)で、ぬる燗です。
 ふわっと旨みがあって、和食とよく合いますよ。

 お刺身を盛り付けているお皿は、有田焼「福泉窯」のもの。
 絵が隠れて見えませんが、ほんわかした鹿の絵が描かれた染付で、
 とても気に入っています♪

 今週末の9日(土)、10日(日)は、「YAMAHA NS-5000 試聴会」です!
 みなさまのお越しを、お待ちしております。

 それから、出来たてほやほやの第2試聴室でも、
 ぜひ、試聴してみてくださいね~。 \(^o^)/

2017/05/21 新生活を始められた方へ ~オプション編

 日中けっこう暑くなってきましたが、みなさんお元気にされていますか?

 ここのところ、お手軽ビギナーズ・セットを紹介してきました。
 5/13にご紹介した「CR-N765SEセット」については、いくつかオプションがあるので、
 「いい音で聴きたいけど、どれがおすすめ?」という質問をよく受けます。

 ということで、今回はオプションについて書きたいと思います。

 機能追加のためオプションもありますが、そちらはわかりやすいと思うので、
 音質改善のためのオプション効果についてのコメントです。
 どれも効くんですが、あえて比べるならこんな感じです。

*CR-N765SEセットのオプションのおすすめは、これ!

①レビトンプラグ(2P、3P)
          ~コストパフォーマンスなら、やっぱりこれ!

 

 コンセントの差し込み口を、画像の黄色のプラグに替えるオプション。
 こんなことで、音変わるの??といわれそうですが、けっこう効きます!

 プラグは、「2P」と「3P」から選んでください。
 「3P」が使える環境の方は、「3P」の方が抜けにくくていいです。

 基本的には、音のにじみが少なくなって、クリアになります。
 価格の割には、音がよくなるので、おすすめです♪

 お値段も控えめなので、人気のオプションです。
 元のプラグは切り落とすので、電源ケーブルが少しだけ短くなりますが、
 その点だけはご了承くださいね。 (^^ゞ

②スピーカー・インシュレーター 「The BABE Mk2」
               ~一番効くのは文句なしに、これ!

 

 DALI/hina Zensor1-REF、DYNAUDIO Excite X14など、
 ブックシェルフ型スピーカーをセットで選ばれて、テレビ台などの上に置かれるなら、
 このオプションが、超おすすめ♪ (^_-)-☆

 見た通りですが、背の低い、小さなスピーカーの台です。
 画像のように、仰角を付けて、少し上向きにスピーカーを設置することもできます。

 オプションの中では、高価ですが、一番効果があります!
 ブックシェルフ型のスピーカーが、その能力を発揮してくれるかどうかは、
 足回り=スタンドにかかっています。

 当店の自信作スタンド「The BASE MK2」とも共通の構想に基づいたもので、
 スピーカーから出る音は、低音は引き締まり、高音は繊細で伸びやかになります。
 全体的に音のにじみが減少するので、中音域もクリアに聴こえるでしょう。

③ジュラルミン・インシュレーター
          ~さらにクリアな音を追求される方は、これを追加!

  

 CR-N765SEには、プラスチックの脚が付いていますが、
 それを、左の画像のジュラルミン製の脚に付け替えるオプション。
 上記の2つを選択された上で、さらにもう一歩という方におすすめです。

 元々、プラスチック脚は4つ付いていますが、
 オプションのジュラルミン脚は3つで、3点接地となります。
 元のプラスチック脚ですが、前の2つは外して付け替えます。

 硬い脚になりますので、音はシャープに、クリアになります。
 右の画像の鹿皮インシュレーターを付けますので、置く場所を傷つけないよう、
 ジュラルミン脚と、置く台などとの間に挟んでご使用ください。

 以上、「CR-N765SEの音質向上オプション」についてでした。
 ご不明な点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください!

 スピーカー・インシュレーター「The BABE Mk2」は店頭展示がありますので、
 あり/なしの聴き比べとかもできますよ~。

 お近くの方、福岡に来られる方は、是非実際に聴いてみてください!
 お待ちしています。 \(^o^)/

2017/05/14 新生活を始められた方へ ~その②

 就職、転勤、進学などで新生活を始められた方や、
 この機会にヘッドフォンじゃなくてスピーカーで聴いてみようかな…
 なんて思われている方へのおすすめ、第2弾です。

*TEAC AI-301DA-SP & DALI/hina Zensor PICO-SE セット
          ~PC & Bluetooth®使いにぴったりのビギナーズ・セット!

 

 パソコン(PC)やBluetooth®対応端末からの再生をメインにされるなら、
 コンパクトなこちらのセットがおすすめです!

※TEAC USB DAC/プリメインアンプ AI-301DA-SP
 USB DAC(DAコンバーター)内蔵のプリメインアンプ。
 PCとUSB接続することにより、PCオーディオでハイレゾ音源等を楽しめます。
 Bluetooth®対応端末にも、これ1台でお手軽にワイヤレス対応可能。

 同軸、光のデジタル入力、アナログのライン入力もありますので、
 CDプレーヤーなど、他の機器との接続も可能な多機能モデルです。

※DALI/hina Zensor PICO-SE
 昨日ご紹介したセットのZensor 1-REFより、ひとまわり小さなスピーカーです。
 当店で、オリジナルをさらにクリアにチューンニングしたモデルです。

 Zensor 1-REFと比べると、低音の量感は控えめになりますが、
 よりナチュラルな音で、デスクトップ向きといえるでしょう。
 価格を超えたハイ・クオリティを実現しています。

 スピーカーの低音の量感が少ない場合でも、デスクトップで使用すれば、
 机に反射して増強される分、低音は補填されます。

 上記の画像では、そのまま置いていますが、机にスピーカーをそのまま置くより、
 六角ナットなどを片側あたり3個(計6個)、インシュレーターとして間に挟む方が、
 音がクリアになりますので、お試しください。

 上記のセットのページは、こちらになります。

 このコラムを読んで、ご興味をもたれた方、よくわからない点があった方、
 お気軽にお問い合わせください。\(^o^)/

 店頭でのご試聴も、お待ちしていますよ♪

2017/05/13 新生活を始められた方へ ~その①

 ゴールデンウィークも終わりましたね。
 試聴会も盛り上がり、ありがとうございました。

 今春から就職、進学など新生活を始められた方も、
 なんとなく慣れて、落ち着かれた時期ではないでしょうか?

 帰宅したらまずテレビをつけて…なんて方も多いとは思いますが、
 お気に入りの音楽を聴きながら、コーヒーを一杯♪
 とかっていうのもいいと思いますよ!

 今回は、そんな時にぴったりの「コンパクト・オーディオ」のご紹介。
 新たにオーディオを始めようかな~という方にも読んでいただきたいな~、
 ということで、ちょっと基本的なことも書いてみようと思います。

*hina CR-N765SE + DALI/hina Zensor1-REF
           ~高音質+多機能、コスパの高いビギナーズ・セット!

 

 もうかなり前から、当店がおすすめしているセットです。
 「今さら…、またこれ?」とおっしゃる方も多いでしょうが、
 やはりコストパフォーマンスが高いんです! \(^o^)/

 入門セットとしても人気ですが、本格的なシステムを構築されている方が、
 サブシステムとして導入されるという点からも、実力は確かです。

※hina CDネットワークレシーバー CR-N765SE
 CR-N765SEは、ONKYO CR-N765を、当店にてチューンアップしたもので、
 音の分離がよく、とてもクリアな音が特徴です。

 アンプとCDプレーヤー、FM/AMラジオチューナー等が一体型になっているので、
 スピーカーをつなぐだけで、CDもラジオも楽しめますよ。

 インターネット接続により、インターネットラジオも楽しむことができますし、
 USBメモリーに入れたハイレゾ音源も楽しむことができます。

※DALI/hina スピーカー Zensor1-REF
 DALIのオリジナルモデルもコストパフォーマンスが高いのですが、
 ひと手間ふた手間かけることにより、より滲みの少ないクリアな音にチューン。

 hina CR-N765SE & DALI/hina Zensor1-REFセットのページはこちら

 このセットを、置き方にもちょっとこだわってセッティングすると…
 左右のスピーカーから音が出ているという感覚ではなく、
 スピーカーの間や外側の何もない空間から音が出てくるように感じられるでしょう。

 それぞれの楽器の音が混ざるのではなく、しっかり分離して聴こえるので、
 目の前で演奏者が並んで演奏しているような、そんな臨場感が楽しめますよ!

※hina スピーカーインシュレーター The BABE Mk2 (オプション例)
 上の画像のスピーカーと木目のラックの間に見えているもので、
 スピーカーを載せるジュラルミン製の小さな台です。
 TV台の上とかに設置されるときに使うと、音が明瞭になるので有効です。

※YAMAHA YBA-11 (オプション例)
 画像では、CR-N765SEの右隣にちょこんと置いてあるもので、
 Bluetooth®ワイヤレスオーディオレシーバーです。
 スマートフォンなどのBluetooth®対応端末の音楽もお手軽に楽しめます。

 デスクトップで楽しみたいとお考えの方は、ワンサイズ小さなスピーカー…
 ※DALI/hina Zensor PICO-SE ⇒セットのページはこちら

 もうちょっと予算をかけて、よりクリアでナチュラルな音を追求したい方は、
 同サイズですが、よりハイクオリティのスピーカー…
 ※DYNAUDIO Excite X14 ⇒セットのページはこちら

 スピーカーを上記に替えたセットもおすすめです。(^_-)-☆

*ミンチカツ
 

 先日、ミンチカツ作りました~。
 タマネギをみじん切りにするところからがんばりましたよ。
 肉汁じゅわ~で美味しかったです♪

 新生活にあわせて、ひとり暮らしを始められた方も多いと思いますが、
 お気に入りの音楽をBGMに食べる食事もいいですよ~♪

 ということで、新生活におすすめのコンパクトなオーディオセットを、
 これからいくつか紹介していきたいと思います。

 季節の変わり目ですから、体調にも気を付けてくださいね~。

2017/04/02 Nmode 新DACのご紹介!

 お花見のシーズンになりましたね!
 みなさん、いかがお過ごしですか?

 先日の、DIATONEの新スピーカー試作機の試聴会は、
 おかげさまで大盛況でした。(^_-)-☆

 さて今回は、その試聴会でも使っていたDAC、
 Nmodeの新製品「X-DP10」について書いてみたいと思います。

 試聴の組合せは、ほぼいつも通り…。

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: Nmode X-DP10 (←今回の試聴対象)
  AMP: Nmode/hina X-PM100-SE
  SP : DYNAUDIO Confidence C1 Platinum

*Nmode X-DP10
        ~音のリアリティ+多機能+利便性、三位一体のDACプリ!

 

 DAC+プリ機能+ヘッドホンアンプという多機能モデル。
 今回は、DAC部分についての試聴レポートです。

 再生ソフトJPLAYを使用してのPCオーディオ(USB入力)については、
 店長竹田がコラムに詳しく書いておりますので、そちらを読んでいただくとして、
 ここでは、CDトランスポートからの同軸入力を中心に書いてみます。

 まず、今回のDIATONE試聴会でも再確認できたのですが、
 きちんと再生してやれば、CDの音はとても楽しいんです!

 それくらい「DIATONEの新スピーカー試作機が凄かった」ということなのですが、
 加えて「このNmodeの新しいDACも、かなり効いているんじゃないの??」
 …という話になったわけですね。

 ということで、音質について、試聴の感想です。(*^_^*)

(1)空間表現力
 位相がきちんと揃っていて、しっかり立体的に空間を表現します。
 各楽器、ヴォーカル等の位置関係が、リアルに感じられます。

 たとえば、グレース・マーヤさんのLIVE盤より、「モナ・リサ」。
 左SPの奥あたり、ギターの小沼ようすけさんのイントロに続いて、
 左右SPの中央の奥から、グレース・マーヤさんのヴォーカルが浮かび上がります。

 クラシックがお好きな方は、マーラー 交響曲第1番 第2楽章もいいかも…。
 クラウス・テンシュテット指揮、シカゴ交響楽団のものを、私は試聴で使っています。

(2)スピード/エネルギー感
 音の立ち上がり、減衰のスピードが非常に速いのは、同社ならでは!
 正確なリズムの表現は、キレがよく、とてもクリアな音です。

 また、今回のDACは、明らかにエネルギー感が向上しています。
 スピード+エネルギーによって、いっそうスピードは速く感じますし、
 いい感じの躍動感が加わったようです。

 アコースティック・ギター、ベース、ドラムなど、弾く、たたく楽器の音は、
 スピード+エネルギーが、ほんとに効きます!
 トランペット、サックスのソロも、よりリアルになりましたね♪

 このあたりは、グレース・マーヤさんLIVE盤の「ルート66」、「サニー」で。
 日野皓正さん(Trumpet)、村岡健さん(Sax)、鳥越啓介さん(A Bass)、
 日野“JINO”賢二さん(E Bass)たちのエネルギッシュなプレイが楽しいです。

(3)解像度
 解像度がとても高く、そして滑らかなのも、同社の特徴を踏襲しています。
 非常に細やかで、透明度が高く、クリアな音が魅力的です。

 ギターのピッキングは、アップ、ダウンまでしっかりわかりますし、
 クラシックのCDでも、ヴァイオリンのボウイングが見えるような感じです。
 また、ヴォーカルも、とても滑らかで、かつクリアに聴こえます。

(4)その他(周波数帯域/情報量)
 周波数帯域は広く、フラットで、色付けしないのも、従来通り。
 低音域から高音域まで、すっきり伸びた、ナチュラルな音です。

 一方、情報量(音数)については、
 従来のX-DU1(生産終了品)も、価格以上の情報量を持っていましたが、
 今回のX-DP10は、さらにいっそうの進化を遂げているようです。

 ギターのハーモニクスやヴォーカリストのちょっとした息遣いなど、
 そんなところに情報量が、リアリティを与えるようですね!

 価格帯は違いますが、クリアな音の「PS Audio NuWave DSD」が生産終了となり、
 何かいいDACはないかな~と思っていたところへ、おすすめ機器の登場です!

 また、同じ音源を、CDリッピングしてPCでも再生してみました。
 ESPRESSIVO(再生ソフト:JPLAY)⇒X-DP10(~以下、本件と同じ)。

 同じ「44.1kHz」の音源ですが、
 CDの方が、よりメリハリが効いて、エネルギーや躍動感を感じる、
 PCの方が、より細やかで、立体的な空間表現を感じる…。

 どちらも、X-DP10で聴くとクリアな音で、とても楽しいんです。
 ただ、上記のような違いが感じられて、興味深い結果となりました。

 今回は、X-DP10のDAC部分(同軸入力)についてのご紹介をしましたが、
 ①こだわったボリュームがついたプリ・アンプ(アナログ入力あり)、
 ②X-HA1を進化させた、1bitデジタルのヘッドホン・アンプ、としても使える多機能モデル。

 そして今回は、なんとリモコン付属!
 ボリューム調節、入力切替が、リモコンで簡単にできてしまいます。
 音質と利便性を両立させてくれたのも、嬉しいですね。

 クリアで臨場感抜群の音質を誇り、多機能、かつ利便性も兼ね備えたDACプリ、
 「Nmode X-DP10」の店頭展示機は既に導入しています!

 みなさん、聴きにきてくださいね~。\(^o^)/

2017/01/21 寒い冬には、熱いアンプを♪

 こちら福岡では、昨日は雪がちらついていました。(>_<)

 寒い日が続きますが、今回は試聴レポが延び延びになっていた、
 SOULNOTEの10周年記念モデルとして発売されている、
 熱いプリメインアンプ「A-1」、「A-0」について書いてみたいと思います!

 試聴は、いつものをちょっとアレンジした、わかりやすい組合せ。

 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 AMP①: SOULNOTE A-1 (←今回の試聴対象①)
 AMP②: SOULNOTE A-0 (←今回の試聴対象②)
 SP: DYNAUDIO/hina Excite X18 Oberon 2

*SOULNOTE A-1 / A-0
           ~原点回帰!魂の音は、やっぱ熱(あつ)かね~♪
 
 (左:A-1、右:A-0)

1.音の傾向
 原点回帰の10周年記念モデル2機種ということで、音の傾向は基本的には同じです。

(1)空間表現力
 位相が揃っているので、音源が良ければ、各楽器、ボーカルなどの位置関係がよくわかります。
 同様に空間表現が得意な「Nmode」のアンプが、奥行を出してくるのに対して、
 こちらは前に飛び出してくる音という感じで、そこが「熱さ」を感じさせる一因かもしれません。

(2)スピード
 音の立ち上がり、減衰が非常に速く、いわゆるハイスピードなアンプ。
 リズムがキリッと正確に表現されるので、躍動感がリアルです!

(3)解像度
 この価格帯のアンプの中では、解像度も特筆すべきです。
 試聴でも、ギターのピッキングのニュアンスやハーモニクスなど、とてもリアルに聴こえましたよ。

(4)レンジ(周波数帯域)
 Nmodeの1bitアンプほどの超広帯域ではありませんが、
 通常のアンプと比べれば、十二分にワイドレンジで、ナチュラルな印象を受けます。
 Nmodeと比べた場合、中低域を若干厚めにして躍動感を感じさせるところが、同社の特徴です。

2.A-1、A-0の違いについて
 メーカー希望小売価格は、A-1が170,000円(税別)、A-0が110,000円(税別)。
 価格以外に違いは???

 まず機能面では、A-1はリモコン付きなので便利!
 それに対して、A-0はヘッドフォンも聴けるというのがウリでしょう。
 また、A-0はプリアウト機能を持っているので、プリアンプとして使うことができます。

 出力は、A-1の方は、80W×2(8Ω)。
 ある程度のボリュームで、Excite X18 Oberon2を鳴らすのには、やはりこちらを使うべきでしょう。
 いろいろなジャンルを試聴しましたが、とても楽しく聴けましたよ♪

 それに対して、A-0の出力は、10W×2(8Ω)。
 小音量のニアフィールド再生という状況に限れば、S/Nも高く、とても聴きやすいのですが、
 ある程度以上の音量で聴こうとした場合は、やはり馬力不足になってしまうようです。

 そこで、スピーカーをもっと鳴らしやすい、DALI/hina Zensor1-Refに換えてみたところ、
 A-0で、いろいろなジャンルの音楽が楽しく聴けました。
 組合せって面白いですね。

 音については、上記の「音の傾向」を共有しますが、強いて比較するなら、
 A-0の方が、レンジを欲張らずに中音域をやや厚めにしたといった感じでしょうか。

 また、どちらの機種も従来通り、ステンレス製スパイク付属で、3点の点接地ができますが、
 新発売のA-0は、初期設定の脚もステンレス製となりました。
 スパイクを使わない状態でも、よりクリアな音を!というメーカーの新たな配慮でしょう。

 
 (A-1のオリジナル脚)

 今回は、よりシビアに試聴ということで、PS Audioのトランスポート&DACを使用しましたが、
 SOULNOTEのCDプレーヤー「C-1」も、その価格帯では抜群にクリアな音が魅力ですので、
 「A-1」、「A-0」との相性はバッチリです!

 今回ご紹介した、SOULNOTE 「A-1」、「A-0」は、基本的に常時展示しています。
 ぜひぜひ、ご試聴にいらっしゃってください。 \(^o^)/

 寒い日は、暖かい部屋の中で、お気に入りの曲を楽しみませんか♪
 それも、熱いアンプの音が、いいかも…ですよ。 (^_-)-☆

2016/12/30 おひさしぶり~なスピーカーの試聴

 あっという間に年末になってしまいましたが、
 みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 既に、かなり前から販売されているスピーカーですが、
 ひさしぶりに、輸入代理店さんから試聴機を借りることができたので、
 早速、レポートしてみます!

 試聴は、わかりやすいいつもの組合せ。

 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 AMP: Nmode X-PM100
 SP: AUDIO MACHINA CRM (←今回のレポ対象)

*AUDIO MACHINA CRM
         ~ハイスピード、かつシルキーなナチュラルサウンド

 

 アルミのエンクロージャーなので小型ながら、それなりにずっしり…。
 音を聴いてみると…。

 まず、解像度がとても高く、非常に繊細!
 エンクロージャーの剛性が高く、箱鳴りしないためでしょう。
 音の滲みがまるで感じられないのに、あらためて驚きました。

 音の立ち上がりも速いですが、キレキレというよりは、
 ハイスピードゆえに、とてもナチュラルという表現がしっくりきます。
 また、レンジも広く、下から上まですっきり伸びます。

 いろいろな曲を試聴してみましたが、
 滑らかで自然な感じゆえに、キツく感じることがありません。

 でも、マイルドとかいった表現では、ちょっと誤解されそうですので、
 繊細でシルキーといった感じでしょうか♪

 いろいろなジャンルで音楽を楽しめると思いますが、
 特にボーカルものとの相性がよいのではないでしょうか。

 現在の当店のリファレンススピーカー、DYNAUDIO C1 Platinumとも、
 商品化を心待ちにしている、DIATONE 新スピーカーとも異なるものの、
 独特な魅力を持った、上質なスピーカーです。 (^_-)-☆

*アラ(クエ)のお刺身
 

 こちら福岡では「アラ」と呼ばれる「クエ」、なんといっても高価な魚です。
 先日、行きつけの魚屋さんで、片身だけでもいいよ~って勧められたので、
 小振りなものを片身だけ買って、お刺身で食べました!

 歯ごたえもしっかりしているのに、しっかりした旨みもあって、
 とっても美味しかったですよ。 (*^_^*)

 皮の湯引きは、次の日のおつまみになりましたし、
 アラ(頭と骨の方)炊きも、後日美味しくいただきました♪

 高価ながら、価格に見あうだけのクオリティを備えているスピーカー、
 「AUDIO MACHINA CRM」は、しばらく展示する予定です。

 お近くのお客様、またまた福岡に帰省のお客様、
 ひさしぶりの「CRM」を聴いてみられませんか?

 それでは、みなさま、よいお年をお迎えください!
 来年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016/10/27 試聴会のスピーカー、届きましたよ♪

 今週末は、いよいよDIATONEの新スピーカー(試作機)の試聴会です。
 ひと足早く届きましたので、ちょっと早めにご紹介しちゃいます!

 試聴は、わかりやすいいつもの組合せです。

 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 AMP: Nmode X-PM100
 SP: DIATONE (2wayスピーカー試作機)

*DIATONE (2Wayスピーカー試作機)
              ~異次元のキレ味、名機の予感!

 


 いつも試聴に使う曲を何曲かかけてみたのですが、
 「!!!!!!!」
 何なんですか、これ、凄すぎます。

 度肝を抜かれる超ハイスピード!
 特に、低音域のスピードがハンパないです。
 1bitアンプを初めて聴いたときの衝撃…って感じでしょうか。

 新開発の素材が効いているようです。
 (ウーファー部分)

 また、同じ素材のツィーターなので、つながりが自然なのも魅力的…。
 (ツィーター部分)

 空間表現にも優れていて、三次元的なステレオ再生も楽しめます♪
 解像度も高く、音色もナチュラル、音源や上流の機器の音を、
 そのまま出してくるといった感じでしょうか。

 このスピーカー、まだ試作品で、価格どころか発売すら未定のようですが、
 名機の予感…ですっ!絶対、発売してほしいなぁ~。 (*^_^*)

 届いたばかりで、ちょっとしか聴けなかったので、短めの感想になりますが、
 みなさんも、是非、ご自分の耳で体験してみてください。

 こちらのスピーカー(試作機)の試聴会を、今週末の29日(土)、30日(日)、
 当店の試聴室で開催させていただきます。

 お近くの方々、そのタイミングで福岡行くよ~って方々、
 みなさまのお越しをお待ちしております。

 週末にお会いしましょう! \(^o^)/

2016/10/07 スピーカーのご紹介

 こちら福岡では、台風も過ぎてほっとしているところですが、
 今回は当店おなじみのスピーカーのチューンモデルのご紹介です。

 DYNAUDIO Excite X18が出てますが、以前ご紹介したようにとても音がよいので、
 これのチューンを…ということで、気合を入れていろいろやりました。
 既存のExcite シリーズもリニューアルし、「Oberon 2」としてデビューです♪

 ということで、またまたいつもの組合せで試聴しました。

 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 AMP: Nmode X-PM7
 SP①: DYNAUDIO/hina Excite X14 Oberon 2 (←今回の試聴対象①)
 SP②: DYNAUDIO/hina Excite X18 Oberon 2 (←今回の試聴対象②)

*DYNAUDIO/hina Excite X18 Oberon 2 & X14 Oberon 2
                  ~三次元的空間表現なら同価格帯の決定版♪

 

(1)ジュラルミン(A7075)製バックボード
 今回の「Oberon 2」も、航空機等に使用されるA7075で作成したものを贅沢に使用、
 振動対策により、S/Nアップを実現しています。

(2)ジュラルミン(A7075)製ツィーターボード
 分かりづらいですが、ツィーターボードも付け替えてます。 (^^ゞ
 そんなんで音変わるの?っていわれそうですが、激変します。

 以前にこちらでも、冗談で「えせター」?「ウソター」?とか書いたりしましたが、
 上級機搭載のツィーター「エソター」に似た、伸びやかな高音域を聴かせてくれます。

(3)その他のチューン
 振動対策、ネットワーク部品の見直し、ダイレクト接点、吸音材の変更・量の調整など、
 諸々の手を加え、よりクリアな音を実現しています。

(4)音の特徴
 ①三次元的空間表現
 音源がしっかりしていれば、各楽器、ボーカルなどの位置関係がはっきりわかります。

 ②高解像度&ハイスピード
 解像度が高く、細かい音まで鮮明に聴こえますし、
 音の立ち上がり、減衰も速いので、クリアな音が再生できます。

 ③ワイドレンジ&ナチュラル
 低音域から高音域まで、すっきり伸びて、ナチュラルな音が魅力です。

(5)「X14 Oberon 2」、「X18 Oberon 2」の違いは?
 「X14 Oberon 2」の方が、たしかに低音の量感が控えめになりますが、
 躍動感、元気のよさが楽しいスピーカーです。

 一方、「X18 Oberon 2」は、情報量(音数)が明らかに上回っていて、
 いっそうナチュラルな音が楽しめます。

 これらのスピーカー、オリジナルがもともと十分によい音がするので、
 その長所を生かしてよりクリアに、さらなる質の向上を図った自信作です! (*^_^*)

*アジ(釣もの)のお刺身
 

 先日、行きつけの魚屋さんで、釣もののアジをすすめられました。
 鮮度抜群、旨みもしっかりで、とても美味しくいただきました。

 お皿は、以前にこちらでもご紹介した「器屋にしやま」さんで購入したもの。
 今回みたいに、小振りなお刺身にぴったりなようです。

 今回、ご紹介したスピーカーの当店チューンモデルは、すでに展示中です。
 各楽器の位置関係がくっきりわかるような、鮮度抜群な音を、
 みなさんも、ぜひ一度試聴してみてください♪

2016/08/27 CDのご紹介♪(クラシック編)

 常連様から、先日、「最近、コラムのCD紹介ないね~。」
 と声をかけていただいたので、久しぶりに独断&偏見のCD紹介です。

 その方がクラシックファンということもあり、今回はクラシックで!
 それも、演奏もいいが音もいいというのをチョイスしてみました。

 おおっ、これいいよね~。えっ、これが?今度聴いてみようかな~。
 などと楽しんでいただけたら幸いです。(^_-)-☆

*チャイコフスキー 交響曲第5番 (1991年録音)
 チェリビダッケ:指揮/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 いかにもチェリビダッケらしい、遅めのテンポながらも緩急をつけた演奏。
 スコアを徹底的に読み込んで、解釈することにこだわり尽くしたかのような、
 説得力あふれる、味わい深い名演です。

*ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 (1981年録音)
 ノイマン:指揮/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 

 同曲は、以前、ケルテス指揮の個性的な爆演をご紹介しましたが、
 今回のノイマン盤は、あっさりしつつ、ツボは押さえている薄味の名演です。
 ドヴォルザークの故郷の名オケとのコンビもばっちりですね。

*ヴィヴァルディ 協奏曲集「四季」 (1982年録音)
 イ・ムジチ合奏団(カルミレッリ)

 

 イ・ムジチによる同曲の4回目の録音で、カルミレッリがコンミスの演奏。
 躍動感、しなやかさなど、曲ごとの特徴をしっかり描きわけた名演。
 各楽器の分離もよく(チェンバロも埋もれることなく)、クリアな録音です。

*ブラームス チェロ・ソナタ集 (1982年録音)
 ロストロポーヴィチ:チェロ/ゼルキン:ピアノ

 

 ロストロポーヴィチは、いかにも彼らしく豊かにチェロを歌わせ、
 ゼルキンのピアノは、円熟の安定感を発揮しつつ、透明感を失いません。
 親子ほど年の離れた2人の巨匠による、息のぴったりあった名演です。

*「静かな音楽」 (2000年録音)
 つのだたかし:リュート、バロックギター、ラウタ

 

 カゴメのCMにも使用された「シチリアーナ」を収録。
 12~17世紀の曲、オリジナル曲が、優しく静かに奏でられます。
 タイトル通り、ほんとにリラックスできる曲ばかりのアルバムです。

 もうすぐ9月…。まだまだ暑い日が続いていますが、
 ちょっと陽射しがやわらいできましたかね~。(*^_^*)

 でも、当店の方は今月末まで、
 熱い熱い決算セールを開催中!

 ガツンと熱いお買い得価格をご用意して、
 みなさまからのお問い合わせ、お待ちしております♪ \(^o^)/

2016/08/18 またまた新製品のご紹介

 毎日暑い日が続きますね…。
 みなさま、お元気でしょうか?

 ストレートなサウンドが魅力の「Fundamental」ですが、
 同社のスピーカー「SM10」に改良が加えられ、NEWモデルとなるようです。
 その名も、「SM10Z」。 \(^o^)/

 展示機が入荷したので、早速試聴してみました。
 試聴は、またまたいつもの組合せです!

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: PS Audio NuWave DSD
  AMP: Nmode X-PM7
  SP: Fundamental SM10Z (←今回の試聴対象)

*Fundamental SM10Z
        ~小型モニタースピーカーの最終進化型となりうるのか?

 

 見た目、全然変わってないやん!…って突っ込まれそうですが、
 はい、後ろから見るとわかります♪

 

 ほらね!
 ターミナルのボード、端子が上位機種の「RM10」と同じになっています。
 同社のホームページによれば、ネットワークも見直しがされているようです。

 さて、音の方ですが、いつもの音源で聴いたところ…、
 「!!!??」

 最初は、全然ダメでした…。でも、これが鈴木さんの製品。 (^^ゞ
 気を取り直して、しばらく鳴らしこんでいくと…、

 「!!!!!」
 高音域のヌケが徐々によくなって、解像度がアップ!
 小さなエンクロージャーに似合わず、低音域もしっかり出ます。

 コンパクトサイズであっても、低音域から高音域まで正確に表現する…。
 鈴木さんは、そんなモニタースピーカーを追求しているのでしょう♪

 今日一日鳴らしこんで、どんどん音が変化してきているので、
 週末あたり、もう一段よくならないかな~、と期待できそうなスピーカーです。

*オクラとミョウガ、ちりめんじゃこの和え物
 

 先日のおつまみのご紹介…。

 塩ゆでして輪切りにしたオクラ、刻んだミョウガに、
 ちりめんじゃこを混ぜて、ぽん酢で和えるだけ。

 簡単で美味しいですよ!

 当店は、暑い夏に負けず、今月は熱い熱い決算セールを開催中!
 エアコンの効いた、ほどよ~く涼しい店内の試聴室で、
 みなさまのお越しをお待ちしております。 (^_-)-☆

 今回ご紹介した「SM10Z」、今なら、従来モデルとの比較試聴も可能です。

 エージングによって、現在どんどん進化中の「SM10Z」
 果たして、「小型モニタースピーカーの最終型となりうるのか?」
 みなさまご自身の耳で、ぜひ、確かめてみてください!

2016/07/21 新製品のご紹介

 こちら福岡は梅雨明けして、暑い日が続いております。
 天気がよい日の方が気分はいいですが、暑いのは…ですね。 (^^ゞ

 今回は、スピーカーの新商品のご紹介。
 Fostex GX100MAの後継機です!

 試聴は、いつもながらクセの少ない組合せで行います。

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: PS Audio NuWave DSD
  AMP: Nmode X-PM7
  SP: Fostex GX100Basic(←今回の試聴対象)

*Fostex GX100Basic
 

 同社の「GX100MA」が生産終了になって寂しい思いをしておりましたが、
 後継モデルが発売となりました。

 仕上げが天然突板でなくなったのは、ちょっと残念な点ですが、
 エンクロージャーは、楠、ユーカリの合板と前モデルを踏襲、
 サイズの割には重量感もあり、しっかりした作りになっているようです。

 ユニットも、20mm純マグネシウムのツィーター、10cmアルミ合金ウーファー、
 というおなじみの組合せですね。

 さて、音の方は、「元気のいい、楽しい音」というのが第一印象。
 音の立ち上がりも速く、キレのよい音が特徴的です。

 解像度についても、超高解像度のDYNAUDIO社の機種には及ばないですが、
 十分に細かい音で、しっかりと空間を表現してくれます。

 純マグネシウムのツィーターによる高音域は、とても華やかなんですが、
 金属製ツィーターとしては、かなり繊細な音も出せているようです。
 シンバル等の音の独特のリアリティは、とても楽しいですよ!

 あくまで記憶の中のことなので、定かではありませんが、前モデルより、
 高音域に関しては、聴感上すっきり伸びているんじゃないかな~?

 低音域は、サイズの割には量感が出ます。
 前モデルよりも、量感を多めにしているようにも感じますが、
 これも記憶を頼りにしたものなので、気のせいかも…ですが。

 DALI OPTICON1と比較してみたところ、元気のよさは共通ですが、
 GX100Basicの方が、低音域の量感は多めでした。
 OPTICON1で低音不足を感じられる方は、一聴の価値アリですよ!

 また、B&W CM1 S2とも比較してみました。
 どちらも金属ユニットのツィーターですので、明るく派手めの音ですが、
 CM1 S2よりも、中音域が厚めな印象を受けましたね。

 小さいサイズながら、元気でクリアな音のスピーカーということで、
 CR-N765 SEでも鳴らしてみましたが、こちらも相性バッチリでしたよ♪

 この価格帯には、今でもおすすめスピーカーがいろいろ出ていますが、
 またまた選択肢が増えたようです。(*^_^*)

※試聴用音源
 今回も使用曲は、細川正彦トリオ「Songs and Etudes」より「S.K in E」
 FOSTEX GX100Basic.wav へのリンク

 (上記CDは、当店でも販売中です↓↓)
 http://yoshidaen.jp/shopdetail/000000002978/

 暑い日が続きますが、お気に入りの音楽を聴きながら、乗り切りましょう!
 夏バテしないよう気をつけてくださいね~。

 当店の「サマーセール」も、残り期間あとわずかとなりましたが、
 みなさまからの、熱いお問い合わせ、お待ちしております! \(^o^)/

2016/06/09 「クール・オーディオ」ノスヽメ

 これから梅雨⇒夏…、蒸し暑い季節になってきましたが、
 みなさま、いかがお過ごしでしょうか?

 ビジネス界でも、クール・ビズがかなり定着してきましたね。
 そこで、オーディオもクールに♪、というご提案です。

 ほとんど発熱しない「クール」なアンプといえば、
 みなさまもご存知の「Nmode」の1bitアンプ三兄弟!(^_-)-☆

 その中で今回は、「X-PM7」を久しぶりにネタにしてみましょう。

*Nmode X-PM7
        ~キレ味抜群な音を誇る、省エネ・クールアンプ

 

 ホームページの相性良好システムの更新にあたって試聴した結果、
 音の良さ、コストパフォーマンスの高さについても、再認識させられたので…。

(1)空間表現力
  位相がきちんと揃っているため、立体的な空間表現が得意です。
  左右、上下に加えて、前後(奥行)まで、ピンポイントでしっかりと描き分け、
  各楽器の位置関係がよくわかります。

(2)超ハイスピード
  音の立ち上がり、減衰の速さは、1bit方式ならでは!
  ドラム、ピアノ、ギターなど、叩いたり、弾いたりする楽器の音は、やはりスピード命!
  キレ味抜群で、とっても気持ちがいいですね♪

(3)高解像度&滑らかさ
  とても細やかで、かつとても滑らかな音で、繊細な表現も特徴的です。
  弦楽器やヴォーカルなどは、特にナチュラルに聴こえます。

(4)ワイドレンジ
  低音域~高音域まで広い帯域をフラットに出すという点についても、とてもナチュラル。
  ただし、元々レンジが狭い、または編集等により上下をカットされた音源については、
  それを、思いっきり素直に出してしまうのが、ツライところですが…。 (^^ゞ

(5)情報量(音数)の多さ
  情報量(音数)が多いのも、魅力的♪
  「この音源には、こんな音が入ってたんだぁ!」って新発見があるかも。

(6)とっても省エネ(←今回のポイント=クール!)
  1日中、電源を入れっぱなしでも1ヶ月の電気代は190円前後(メーカー・カタログより)。
  どうしてもエアコンを使っちゃうこの季節には、とてもうれしいですよね!

※試聴用音源
 どこまで再現できているかはわかりませんが、アップしてみます。
 C-1+X-PM7++NuwaveDSD+PWT.wav へのリンク

(Nmode X-PM7 以外の使用機器)
 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 SP: DYNAUDIO Confidence C1 Platinum

 ちなみに、上記音源で使用したCDも、ご紹介しますね。(^_-)-☆

*細川正彦トリオ 「Songs and Etudes」
 
 (使用曲は、2曲目:「S.K in E」です)

 オリジナル曲を中心をしたトリオ編成のジャズ。
 シンプルな編成で、爽やかな演奏が楽しめるアルバムに仕上がっています。
 これからの季節にぴったりですね!

 演奏も心地よいですが、音もとてもクリアです。
 (当店でも販売中↓↓)
 http://yoshidaen.jp/shopdetail/000000002978/

*ホウボウのお刺身
 

 かなり前になるのですが、活きのよいホウボウをお刺身でいただきました。
 白身ながら、とてもしっかりした旨みのあるお魚で、美味でしたよ♪

 お酒は、「玉川 特別純米酒」(木下酒造)で、ぬる燗です。
 外国人杜氏によって醸されるお酒ですが、旨みと酸味の効いた独特の味わいで、
 旨みの強いお刺身とも、とてもよいマッチングでした。

 美味しい食べ物&お酒、ステキな音楽というひとときは、
 ほんと、たまりませんね~。 (*^_^*)

 今回は、三兄弟真ん中のアンプ「X-PM7」を採りあげましたが、
 上位機の「X-PM100」、エントリー「X-PW1」も同様の特徴です。

 発熱ほとんどなし、電気代も節約、という意味で、とってもクールなんですが、
 音はキレ味抜群なので、とっても楽しく音楽が聴けますよ!

 みなさん、暑い夏がやってきますが、
 楽しく音楽を聴いて、クールに乗り切りましょう♪

 当店では、今年も「サマーセール」を開催中です。
 みなさまのお越し、お問い合わせを、お待ちしています!\(^o^)/

2016/04/28 新商品のご紹介(DAC編)

 こちら福岡は、まだ時々小さく揺れていますが、
 おかげさまで、当店は通常通り営業しております。

 震源近くの熊本地方は、被害も大きく大変だったようで、
 そして、今も多くの方々が避難生活をされているとのことで、
 心よりお見舞い申し上げます。

 さて、今回はDACの新商品のご紹介です。
 いつものように、試聴機の音の特徴がわかりやすい組合せをチョイス。

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: Sound Warrior SWD-DA20(←今回の試聴機)
  AMP: Nmode X-PM7
  SP: DYNAUDIO Excite X18

*Sound Warrior SWD-DA20 ~音質+機能性、二兎を追う小型DAC
 
 W146mm×H40mm×D165mm(突起物含まず)

 コンパクトなサイズが魅力の「Sound Warrior」デスクトップシリーズに、
 新たな多機能D/Aコンバーターが加わります!

 デジタル入力は、USB、同軸、光の3系統で、11.2MHzまでのハイレゾに対応。
 サンプリングレートコンバーター(SRC)を内臓していて、一部制限はあるものの、
 好みのサンプリングレートを選択して聴くことができます。

 例えば、CD音源を、192kHz(PCM)にアップコンバートして聴いたり、
 または、5.6MHz(DSD)に変換して聴いたり、とかいうことが可能になります。
 もちろん、USB入力した音源のサンプリングレート変換もできます。

 また、入力データを、SRCに通すことなくダイレクトに出力したい方のためにも、
 ちゃんと「BYPASS」モードもついていますので、ご安心を。

 ということで、まず「BYPASS」モードからチェック。

 高解像度、ハイスピード、かつ情報量も十分で、とてもクリアな音を聴かせてくれます。
 コンパクトなサイズ、そして価格を考慮すれば、びっくりのクオリティ!

 PS Audio NuWave DSDと比較すれば、少し低音域が膨らみますが許容範囲で、
 価格と電源(本商品はACアダプターの電源)からすれば、頑張っていると思います。

 PS Audio NuWave DSDのご紹介時に、NuWave DACから格段に進化したと書きましたが、
 今回の「SWD-DA20」も、別次元の音質に進化を遂げたようです。\(^o^)/

 さて、お次はアップサンプリング・バージョン。
 写真ではわかりにくいですが、44.1kHz(PCM)⇒2.8MHz(DSD)に変換しています。

 経験上、確かに滑らかにはなるものの、音の鮮度が落ちたと感じる場合も多く、
 アップサンプリングについては、今まで個人的には否定派でした…が…。

 えっ、細やかになってるけど、シャキッとした音もしっかり出てる!?

 シンバルの高音域あたりがわかりやすく、明らかに細やかになっているけれど、
 透明感も損なわれることなく、他の音域のエネルギー感も、ほとんど犠牲になっていません。
 このアップサンプリングなら、アリかも。(*^_^*)

 音の印象はかなり異なるので、曲や気分で使い分けるのもいいかもしれません。
 これについては、お好みで選んでいただけばいいかな~という感じです。

 ご好評だったNmode X-DU1が生産終了になり、この価格帯のおすすめで悩んでましたが、
 どうやら「SWD-DA20」で決まりのようですね。(^_-)-☆

 早速、同社のCDトランスポート「SWD-CT10」、Nmodeの当店チューン「X-PW1-SE」、
 お好みの小型ブックシェルフスピーカーとあわせて、相性良好システムが組めそうです。

 今回ご紹介のDACですが、展示機も導入されましたので、ぜひ聴いてみてください!

 開催中の「フレッシュマンセール」も残り2日間となりましたが、ギリギリまで、
 みなさまのお越し、お問い合わせを、お買い得価格で、お待ちしております♪

2016/03/27 新商品のご紹介(またまた、スピーカー編)

 こちら福岡でも、桜が咲き始めています!
 みなさま、お花見のご予定とか、もう決められましたか?

 今日は、新製品と新たに取り扱いが始まるスピーカーのご紹介です。
 いつも通り、スピーカーの個性をしっかり聴き比べられる組合せで試聴しました。

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: PS Audio NuWave DSD
  AMP: Nmode X-PM7

*DYNAUDIO Excite X18 ~Focus160の再来?
 

 DYNAUDIO社のExciteシリーズに、「X14」より大きいブックシェルフ「X18」が加わります。
 ちょうど、惜しまれつつ生産終了になった「Focus 160」と、ほぼ同じ大きさです。

 お手頃サイズの「X14」もコストパフォーマンスは抜群で、十分いろいろな音楽が楽しめますが、
 オールジャンルの音楽を、より本格的に楽しむためには、もうちょっと低音域が欲しいところ・・・。

 ということで、タイトな低音域を得意とする同社の、このサイズには期待しちゃいますよね。(*^_^*)

 肝心な音ですが、聴いてみると、予想通りのキレと量感を兼ね備えた低音域!
 ワイドレンジ、ハイスピード、高解像度で、各楽器の位置を明確に描きわける空間表現力♪
 情報量(音数)についても、「X14」より多いようです。

 ちょっと大げさではありますが、これはもう「Focus160」の再来といってもいいのでは・・・?

 「Focus160を買い逃してしまった・・・」と悔しい思いをされている方、
 「Excite X14から、もうちょっとクオリティアップ目指したいな~」と考えられている方、
 まだ発売前ですが、先行で展示してますので、ぜひ聴いてみてください!

 「Focus160」ロスを埋めるのにぴったりな、おすすめスピーカーの登場です。\(^o^)/

*PMC twenty 21 ~えっ、ロンドン?霧が晴れてるよ!
 

 英国のメーカー「PMC」ですが、「SOULNOTE」ブランドを展開する株式会社CSRで、
 取り扱われることになったようで、デモ機を借りることができました。

 「twenty」というシリーズの中では、もっとも小型の「21」というモデルで、
 140mmウーファー、27mmツィーターの2wayで、やや背の高い形のブックシェルフです。

 音は、ひとことで表現すれば「英国らしくない・・・(失礼)、シャキッとした音」。(^_-)-☆

 前回のATCのスピーカー(=霧のロンドン)とは対照的ですね・・・。

 ハイスピードで解像度も高く、元気のいい音が特徴ですが、低音域は軽やかで量感控えめ。
 中音域から高音域にかけては、キレのよい音を出してきます。

 また、情報量は、上記「Excite X18」には及びませんが、「X14」より上回っているようです。

 軽やかな低音域と元気のよい中高音域という特徴をもったスピーカーとして、
 当店として、おすすめできるスピーカーになりそうです♪

 先日、同社の「DB1 Gold」というスピーカーもほんのチラッと聴く機会があったのですが、
 同傾向の元気のよい音を出していたので、そちらのモデルも気になりますね~!

※サイズ比較
 
(左から、「PMC twenty 21」、「DYNAUDIO Excite X14」、「DYNAUDIO Excite X18」)

※音質比較用音源
 再生音を、試聴位置に設置した「TASCAM DR-40」で録音してみました。

 どこまで比較することができるかわからないのですが、アップしてみますので、
 みなさん、聴いてみてください!

 *「Excite X14」
  X-14.wav へのリンク
 *「Excite X18」
  X-18.wav へのリンク
 *「PMC twenty 21」
  PMC.wav へのリンク

*手羽中のみりん醤油焼き
 

 昨夜のおつまみを載せちゃいます。(*^_^*)

 鶏の手羽中を、ショウガを効かせたみりん醤油で焼きました♪
 ゴマの香りもいい感じで美味しかったですよ。

 お酒は、九州ではスタンダードな芋焼酎「黒霧島25度」(霧島酒造)のお湯割りです!

 お湯割りのカップは有田焼のもの。お皿もちょっと変わってて、面白いでしょ。(^_-)-☆
 こちら福岡にある「器屋 にしやま」というお店で、時々買わせてもらっています。
 小売の他に卸売もされてるようで、デパートで見かける陶磁器も何気なく置かれてたりします。

 聴く音楽のジャンルや雰囲気にあわせて、システム全体や機器、ケーブルなどを換えて、
 いろいろ楽しまれている方も、けっこういらっしゃると思いますが、
 盛りつける料理にあわせて、器を換えてみるのも楽しいですよ!

 もうすぐ年度末ということで、みなさまお忙しくされているとは思いますが、
 お時間がございましたら、ぜひ試聴にいらっしゃってください!

 みなさまのお越し、お問い合わせ、お待ちしております。\(^o^)/

2016/03/13 たまにはいつもと違う音も♪

 輸入代理店さんから、普段は展示していないスピーカーを借りる機会がありましたので、
 試聴してみました。

 スピーカーの個性がわかるように、いつも通り極めてクセの少ない機種と組合せます。

  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: PS Audio DirectStream DAC
  AMP: Nmode X-PM100

*ATC new SCM19 ~物憂げな貴婦人?霧のロンドン?~
 

 英国のブランドATCのスピーカー「new SCM19」です。
 ご存知の方も多いと思いますが、同社のスピーカーは鳴らしにくいので有名ですよね・・・。

 輸入代理店のホームページで、名称がnew・・・となっていますので、そのまま書いてますが、
 2014年にモデルチェンジしたようです。 (^^ゞ

 音の特徴について書くとすれば、やはり「濃密な中音域」でしょう。
 2wayですが、仕様にトゥイーター・ユニット、ミッド/ウーファー・ユニットと表記されているのも納得!

 それから、特徴的なのは「重い低音域」・・・。
 当店ではおなじみ、DYNAUDIO社のタイトで速い低音域とはまったく異なる、ATCらしい低音です。

 高音域もきれいにヌケているのですが、濃密な中音域、重い低音域とマッチングすると、
 全体的には、独特の翳りのある「艶っぽい音」になるようです。

 ということで、このスピーカーは、断然ボーカルもの(特に女性ボーカル)でしょう。\(^o^)/
 弦楽器中心のクラシックもいいと思います♪

 当店が通常掲げている、ハイスピード、ナチュラル系の音とは一線を画していますが、
 とにかく濃厚に、しっとりと楽しめるスピーカーですので、面白いですよ!

(ATCで聴いてみたいCD / まったくの個人的見解)
*MAYA album「Kiss of Fire」より、「Adoro」
 

 スペイン語で歌われる情熱的な恋の歌。
 歌詞も歌い方も濃厚なので、ATCのコクをたっぷり効かせた音で♪

*宇多田ヒカル album「First Love」より、「First Love」
 

 みなさんご存知の、3rdシングル。
 ちょっぴり哀しい失恋ソングは、ATCでしっとりと♪

*ブラームス 「交響曲第3番」より、「第3楽章」
 レナード・バーンスタイン:指揮 / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 

 重厚なブラームスとしては珍しい、メロディアスな楽章。
 哀愁を帯びた旋律を、時には濃厚に楽しんでみましょう♪

 今回の試聴は、おなじみの音とはまったく違う音でしたが、個性的でとても面白かったです。
 オーディオって、やっぱり楽しいですね!

 当店では、毎年恒例の「フレッシュマンセール」を開催中です。
 お買い得商品を、多数取り揃えておりますので、お気軽にお問い合わせください!

 みなさま、お待ちしております。\(^o^)/

2016/02/13 DYNAUDIO、新製品のご紹介

 おかげさまで、今月初めの「東京出張所 2016」は、盛り上がったようですね!
 お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

 今回は、DYNAUDIOの新製品(スピーカー)のご紹介です。

 エントリークラスのDMシリーズが、惜しまれつつ生産終了となりましたが、
 その後継となるEmitシリーズが販売開始となりました。

 当店では、ブックシェルフ型の「Emit M10」、「Emit M20」が展示導入されています。

*DYNAUDIO/hina Emit M10-Ref / Emit M20-Ref
 
 (Emit M10 & hina CR-N765SE)

 
 (Emit M20 & hina CR-N765SE)

 Emit M10がDM 2/6と、Emit M20がDM 2/7と同サイズで、後継機という位置付けでしょうが、
 仕上げが「サテンブラック」となり、見た目の質感はアップしています。

 サイズを実感していただくために、CR-N765SEとセットの写真を掲載させていただきましたが、
 実際に組み合わせて試聴しても、相性は良好なようですよ。\(^o^)/

 さて、肝心な音の方ですが、エントリーモデルでありながらも、解像度の高い音で、
 「クリアで臨場感のある空間表現」という同社の特徴を、しっかり受け継いでいます。

 M10、M20については、(同じシリーズですので当然ですが)基本的な音色は共通で、
 箱の大きさの分、低音域の量感が違います。

 また、DMシリーズと比較してどう変わったの?という点も気になるところでしょうが、
 残念ながらDMは、すでに店頭にはありません。

 仕方なく、記憶の中のDMの音との比較・・・ということになるので、多少曖昧ですが、
 新しいEmitの方が、やや高音域が伸びている(Exciteの高音域に近づいている)ように感じます。
 また、低音域の量感については、ある程度ドーピングさせてあるようです。

 エントリークラスであることを意識して、あえて華やかなドンシャリ系の音にした、
 または、高音域が伸びるようになった分、低音域を増強したというようにも解釈できますが、
 DMのタイトで引き締まった低音域が好きだった当店としては、ちょっと・・・。 (^^ゞ

 せっかく高音域のヌケや伸びがよくなってるのに、惜しいなぁ・・・。
 「やっぱ、いつものやっちゃう?」 「うん、やっちゃお♪」

 ということで、早速、低音域を引き締めたライトチューン版の「Ref」モデルを製作しました!
 音色などは変えることなく、気になった低音域のみ、調整を施しております。

 従来のDMでは低音域の量感が物足らなかったという方には、ノーマルモデルがおすすめですが、
 チューンアップモデルも近日中に発売開始となりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

*マサバのお刺身
 

 こちら福岡では、リーズナブルに新鮮な青魚が入手できます。
 少し前になりますが、マサバを刺身でいただきました♪

 サバを刺身??とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんが、
 南方に回遊しない&鮮度抜群なマサバが入手できるので、刺身で食べられるんです。

 ほどよく脂がのって味がしっかりしているのに、しつこさがなく、とっても美味でしたよ!

 お酒は、「悦 凱陣 手造り純米酒」(丸尾本店)で、いつもの「ぬる燗」です。
 酸味がほどよく効いて、しっかり味わいがあり、食中酒にぴったり。 (*^_^*)

 入試が終わってほっとされたご家庭、まだまだ入試真っただ中の方・・・、
 新社会人として入社準備にとりかかっておられる方などなど、いらっしゃるとは思いますが、
 入学、入社時期にあわせ、当店も毎年恒例の「フレッシュマンセール」を始めました!

 セットから単品まで、お買い得商品を数々取り揃えております。
 新たな生活をスタートされる方も、そうでない方も、どんどんお問い合わせください!

 お待ちしておりま~す。 \(^o^)/

2015/12/20 スピーカー新製品のご紹介

 朝晩、すごく冷え込むようになりましたね~。

 おかげさまで、この間の週末の「Fundamental MA10」試聴会は大盛況!
 みなさんの相変わらずの鈴木さんへの期待の高さを感じるとともに、
 出来上がった製品も最高でした!

 MA10の第一報は、店長竹田のコラムをお読みいただくとして、
 私の方は、今回はスピーカーの新製品のご紹介です。

 DALI Zensorシリーズなんですが、「1」よりひとまわり小さい「PICO」が出ました。
 試聴してみると、とてもよくて、コストパフォーマンスが高いです。
 ということで、早速、当店得意のチューンアップ!

 
 左が「Zensor PICO」、右が「Zensor 1」です。
 試聴は、hina CR-N765SEで行いました。

*DALI/hina Zensor PICO-SE (+ hina CR-N765SE)
 

 まず、「REF」ではなく、「SE」なんです!
 デスクトップ用を意識して、いっそう気合の入ったチューンとなってます。

 従来の「REF」モデルでおなじみのチューンを基本として、
 振動対策をさらに徹底的に強化しました!

 また、高音域の補正も、デスクトップ使用を考慮に入れて、何度も試聴を行い、
 「PICO-SE」独自のものとなっております。

 さて、音の印象ですが、「クリアでナチュラル」!

 小さくかわいいサイズなので、低音域の量感が控えめなんですが、
 デスクトップで使用すると、机で低音域がほどよく反射してドーピングされるので、
 ちょうどいい感じになりますよ。

 また、デスクトップで使用する場合、通常よりも耳に近い位置で聴くことになるので、
 高音域の補正も、それを意識して、よりナチュラルに聴こえるようこだわってます。

 コストパフォーマンスの高い、自信作に仕上がっていますよ♪ \(^o^)/

 価格としては、「Zensor1-REF」と重なりますので、デスクトップ試聴だけではなく、
 通常の試聴と同様にスタンドに載せて、ふたつの聴き比べもしてみました。

 「Zensor1-REF」は、サイズの割には低音域の量感もあり、堂々とした鳴りっぷりで、
 マイルドな中にも、高音域にちょっとした華やかさがあります。

 一方、「PICO-SE」は、低音域の量感が控えめな分、中音域がよりくっきり聴こえます。
 高音域も華やかさがない分、よりナチュラルな印象を受けますね。

 価格としては、ほぼ同価格となりましたが、音の印象は上記のように異なりますので、
 使用状況や、音のお好みで、ご選択してください♪

 寒くなってきていますが、当店は熱く「2015 冬のボーナスセール!」を開催中!
 特別価格でお応えいたしますよ~。

 みなさまからの熱いお問い合わせをお待ちしております!

2015/11/14 DAC新製品のご紹介

 今回は、DAコンバーターの新製品のご紹介です。

 コストパフォーマンスの高いDACとしてご好評いただいている、Nmode X-DU1ですが、
 これ以上のクオリティをお求めの場合、PS Audio DirectStream DACとか、
 ちょっと音の傾向は違いますが、SOULNOTE sd2.0とかになってしまいます。

 どちらにしても価格がグッと上がってしまい、なかなかその間の価格帯で、
 スピード、解像度という観点からの、おすすめDACがないのが悩みの種でした。

 今回、PS Audioの新製品「NuWave DSD」を試聴したところ、とってもよかったので、
 早速、ご紹介いたします。 \(^o^)/

 試聴に使ったDAC以外のシステムは次の通りです。
  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  AMP: Nmode X-PM100
  SP : SCANSONIC MB-1

*PS Audio NuWave DSD
 
 標準小売価格:150,000円(税抜)

 製品名からもわかるように、DSDにも対応(2.8/5.6MHz)。
 幅:210mm/高さ:61mm/奥行:360mm、やや小さめサイズです。

 入力は、同軸、光、USBとともに、I2S(HDMI)端子を装備していて、
 同社のトランスポートとの接続に効果を発揮するよう意識されています。
 出力は、XLR、RCAの計2系統で、X-PM100とはXLR接続で試聴しました。

 小柄な弟分ですが、さすがPS Audio。
 ハイスピード、高解像度で滑らかな音は、上位機種をしっかり引き継いでいます。
 情報量(音数)も申し分なく、空間をしっかりクリアに表現!

 同社では、PerfectWave DAC MK2が、惜しまれつつ生産終了となりましたが、
 それにはわずかに及ばないものの、かなり近い音といえるでしょう。
 価格を考慮すれば、驚くべきコストパフォーマンスです。 (^_-)-☆

 このNuWave DSD、NuWave DACの後継機種という位置付けでしょうが、
 音は、NuWave DACから格段に進化していて、まったく別物という印象です。

 PerfectWave DAC(MK2)を買い逃された方も、これは聴いてみる価値アリですよ~♪

*ジンライム
 

 少し前ですが、摘みたてライムをいただきましたので、ジンライムを楽しみました♪
 とってもフレッシュな香りなので、ジンも香りの華やかな「ボンベイ・サファイア」を選択。
 有田焼のロック用カップとも、いい感じでしたよ~。

 おつまみは、鶏もも肉をガーリックとバジル風味で焼いたもので、
 上に散らしているのは、生のバジルです。

 美味しいライム、ごちそうさまでした。 (*^_^*)

 今回ご紹介した、PS Audio NuWave DSDですが、来週には展示機を導入予定です。
 小さめサイズですが、実力はバッチリですので、ぜひ試聴にいらっしゃってください。

 それから、当店は「ホークス日本一おめでとうセール!」を開催中!
 期間もあとわずかとなりましたが、連日「熱男」な価格・サービスで頑張っています!
 みなさまからの熱いお問い合わせをお待ちしております。 \(^o^)/

2015/11/08 スピーカー新製品のご紹介

 こちら福岡も、朝晩かなり冷え込むようになってきました。秋ですね~。

 ところで、9月末より取り扱いを始めた「SCANSONIC」のスピーカーですが、
 展示機がなかなか本領を発揮してくれず、困っていました。
 やっと、いい音で鳴ってくれるようになりましたので、ご紹介します!

 試聴に使ったスピーカー以外のシステムは次の通りです。
  CDT: PS Audio PerfectWave Transport
  DAC: PS Audio PerfectWave DAC MK2
  AMP: Nmode X-PM100

*SCANSONIC MB-1
 

 横幅が比較的狭く、奥行きにしたがってさらに狭くなる(上から見ると「▲」な感じです)ので、
 サイズ以上に小さく見えますが、なかなか鳴らない手ごわいスピーカー・・・。
 ということで、今回の試聴用アンプは、Nmode X-PM100です。

 音ですが、まずは、リボンツィーターらしい華やかで伸びのある高音域が特徴的。
 そして、カーボン製のウーファーは、スピードとパワーを兼ね備えたアンプで駆動すれば、
 密度をともなったキレのよい低音を聴かせてくれます。

 2wayスピーカーは、ドンシャリ系で中抜けしているものもありますが、
 このMB-1の中音域は、密度がしっかりしていて質が高いのも好印象です。

 また、立ち上がりのスピードも速く、空間もしっかり描き出してくれます。
 ハイスピード、高解像度で、空間表現が得意といえば、DYNAUDIOのスピーカーですが、
 この「SCANSONIC」、DYNAUDIOともちょっと違うんです。

 超高解像度で、さらっと軽やかに空間を描き出す(今の)DYNAUDIOに対して、
 解像度で比較すればやや劣るものの、高解像度を保ちつつ、密度の高い音を出す、
 そんな感じでしょうか。 (^_-)-☆

 DYNAUDIOにはDYNAUDIOの良さが、SCANSONICにはSCANSONICの良さがあります。
 どちらが上というわけではなく、それぞれ魅力的に感じますね。

 コンパクトですが、価格以上の魅力を感じさせるスピーカーです♪

*SCANSONIC MB-2.5
 

 こちらは、ウーファーを2基搭載したトールボーイ。
 ウーファーは、それぞれ受け持つ周波数帯域が違うので、2.5wayになっているようです。

 低音域の量感多めがお好きな方にはよいかもしれませんが、当店としてはちょっと出すぎなので、
 バスレフ・ポート(底面にあります)にスポンジをつめました。

 MB-1に低音域の量感を足した感じですが、さらに下の帯域まで伸びているようです。
 オーケストラをメインで聴かれる方には、やはりこちらでしょうね!

 高音域、中音域の印象はMB-1と同様で、とてもバランスのよいスピーカーです。

 トールボーイでも横幅が狭く、それほど広い部屋でなくても圧迫感を感じさせないスタイルですが、
 密度感のある音は、サイズを超えた独特の存在感といえるでしょう。

 ただし、MB-1、MB-2.5、ともに「スピードとパワーを兼ね備えたアンプ」で鳴らすのが大前提。
 いわゆる、「鳴らしにくいが、鳴ると凄いスピーカー」の典型です。
 それなりの覚悟は必要でしょうが、その価値は十分にある魅力的なスピーカーだと思いますよ♪

 価格帯としては、惜しまれつつ生産完了となった「DYNAUDIO Focus」シリーズと同じあたり・・・。
 めっちゃ狙い目のスピーカーの登場です!

*ウスバハギのお刺身
 

 ちょっと前ですが、ウスバハギを刺身で食べました。
 小皿は、左が「キモ醤油」で右が「ぽん酢」です。

 カワハギに比べて身は柔らかめで、味もかなり大味なんですが、
 キモ醤油で食べると、ちゃんとコクが感じられて美味~、
 ぽん酢ともみじおろしで食べると、あっさり美味~でした。 (*^_^*)

 お酒は、「天遊琳 純米 ブルーラベル」(タカハシ酒造)で、ぬる燗です。
 やっぱり、和食と日本酒は相性抜群ですね♪

 食欲の秋でありますが、芸術の秋でもあります。
 美味しいものを食べながら、お気に入りの音楽を聴くのは至福のひとときですよね♪

 今回ご紹介した、SCANSONIC MB-1、MB-2.5は、店頭展示しております。
 小振りなサイズに見合わない、その存在感をぜひ体験してみてください!

 みなさま、お待ちしております。 \(^o^)/

2015/08/29 組合せの妙♪(Nmode アンプ編)

 先日、まだまだ暑い日が続きますね~なんて書きましたが、
 こちら福岡では、台風の後、朝晩が涼しくなって、過ごしやすくなってきました。

 ところで、7月下旬に新発売された「Nmode X-PM100」ですが、
 おかげさまで、ご好評いただいております!

 昨年12月に、同社は「X-PM7」も出していますので、
 見た目も似た感じの1bitアンプ兄弟がそろった感じですよね。 (*^_^*)

 ・Nmode X-PM100 メーカー希望小売価格:480,000円(税別)
 ・Nmode X-PM7 メーカー希望小売価格:270,000円(税別)

 兄貴の方がすごいんだろうけど、価格差もけっこうあるし、実際どうなの?
 と感じておられる方もいらっしゃると思いますので、今回はそのあたりを・・・。

 1bitアンプ兄弟ですので、どちらも、超ハイスピード(音の立ち上がりが速い)、
 高解像度(音が細やか)でなめらかな音、ワイドレンジ、かつフラットな周波数帯域、
 空間再現力が抜群(特に奥行が出る)というのは共通です。

 そのうえで、どこが違うのか?
 いろいろ聴き比べて、スピーカーとのマッチングを探ってみました。

*DYNAUDIO Confidence C1 Platinum + Nmode X-PM100
  

 X-PM100は、X-PM7をベースに、電源部をさらに強化、サンプリング周波数が上げられています。
 サンプリング周波数が上げられたことで、(特に高音域が)より繊細になりました。
 また、一層の電源強化により、速く、かつ重い(質量感のある)低音域を実現しています。

 以前、試作機の試聴の際にも書きましたが、店頭の「DYNAUDIO Temptation」が、見事に鳴ります。
 また、先日入荷した中古の「DYNAUDIO Special25」でも試してみましたが、あの鳴らないといわれたSP25が、
 これまでに聴いたことのないビシビシときまった音を出していました。

 このあたりのスピーカーを完全に鳴らしきろうとすると、やはり兄貴のX-PM100でないとダメなようです。
 ということで、現在取扱中のブックシェルフ型でのベストマッチングは、「Confidence C1 Platinum」でしょう。

 C1は、透明感や独特の品位が感じられる一方、楽器の音を中心に聴く私としては、
 今まで、個人的には、ちょっとおとなしいかなぁ・・・という印象を持っていました。

 それが、X-PM100で鳴らしてやると、C1らしいあの独特の透明感はそのままに、
 今までに聴いたことのないキレ味の音を、聴かせてくれます・・・。
 誤解しててごめんね・・・、これがフルで鳴らしたC1の音なんだ~! \(^o^)/

 演奏会場の空気感まで再現しているのではないか、という圧倒的な臨場感が楽しめました♪

*DYNAUDIO Contour S1.4LE + Nmode X-PM7
  

 X-PM7ですが、X-PM100には及ばないものの、Nmodeの中では、それに次ぐ制動力を誇ります。
 鳴らしにくいといわれるスピーカー以外であれば、軽々とキレ味のよい音を聴かせてくれます。

 低音域は、X-PM100のような重さはないものの、タイトで超ハイスピードなのが魅力です。
 高音域も、X-PM100には一歩及びませんが、他の機種にはない繊細さ、なめらかさを持っています。

 クセが極めて少ないのも1bitアンプの特徴で、スピーカーの音を存分に引き出してくれますが、
 アンプの特徴を活かすなら、やはり空間表現と得意とするスピーカーとの組合せでしょう。

 ということで、DYNAUDIO Contour S1.4LEです。
 音質面からも価格帯からも、これぞベスト・マッチング!

 スピーカーとアンプの長所が、とてもバランスよく、うまくかみあって、
 ハイスピード、高解像度でなめらかなクリア・サウンドが楽しめます♪

 車に例えるなら、小型のスポーツ車のイメージ・・・。
 しっかり作りこまれたシャーシと、レスポンスのよいエンジンのバランスが最高で、
 ワインディング・ロードのコーナーを、クイクイ攻める感じでしょうか。

 キレのある小型スポーツ車には、大型スポーツ車とは、また違った魅力があって、
 個人的にはとても好きなんですが、S1.4LEとX-PM7の組合せもそんな感覚です!

*ケンサキイカのお刺身
 

 先日、新しいお皿と酒杯を買いました~♪

 青いお皿が波佐見焼、桜の絵が描いてある酒杯が有田焼です。
 もともと持ってた白い波佐見焼の徳利とも、いい感じのマッチングですよね。

 おつまみは、ケンサキイカのお刺身です。
 捌く時まで、模様が動いていた(=生きていた)ので、鮮度は抜群!
 1bitアンプの音のように、新鮮や~ん。(←無理やりひっぱってきましたよ・・・。) (^^ゞ

 口にひろがる甘みが、日本酒のぬる燗とこれまたベスト・マッチング。 (*^_^*)
 とっても美味しくいただきました~。

 今月も、残りあとわずかですが、吉田苑は、今月末が決算です♪
 朝晩は涼しくなりましたが、当店は月末まで、熱い「決算SALE」を開催中。 \(^o^)/

 みなさまの気合のこもったお問い合わせ、お待ちしています!

2015/08/23 CDのご紹介(夏にぴったり!編)

 お盆は過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きますね・・・。

 ということで・・・、
 今回は、まだまだ終わりそうにない暑い夏にぴったりの曲を紹介します。

 ここのCD紹介は、私が個人的に所有しているものからセレクトしてますので、
 毎回、一部入手が難しいものもありますが、何とぞご了承ください・・・。

*ビゼー 「アルルの女」第1組曲、第2組曲、「カルメン」組曲
 アンドレ・クリュイタンス:指揮/パリ音楽院管弦楽団
 

 まずクラシックから、「アルルの女」の組曲を。
 フランスものを得意とする指揮者とオケの組合せで、どうぞ。
 1964年の録音で音はそれなりですが、押さえておきたい名演です。

 1曲目の「前奏曲」から、ゆったりしたテンポで始まりますが、色彩感にあふれた演奏♪
 有名な第2組曲の「メヌエット」も、どこまでもやわらかく優美です。
 一方、終曲「ファランドール」では、一気に加速してフィナーレを盛り上げます!

 豪華絢爛な響きというのではなく、南国の太陽を感じさせる独特の色彩感が魅力です。
 南フランスを舞台とした「アルルの女」は、こうでなくっちゃ!と思っちゃいます。 (^_-)-☆
 カップリングの「カルメン」組曲も名演ですよ。

*堀井勝美プロジェクト 「サマーズ」
 

 続いてフュージョンからは、ジャケットのイメージ、そのまんまの音楽!
 残念ながら廃盤のようですが、思いっきり夏っぽいので、ご紹介します。

 堀井さんは、作曲・編曲・プロデュースはするが、ご自身は演奏しないというスタイル。
 このアルバムも、国内外の第一線で活躍中のスタジオ・ミュージシャンが演奏しています。
 曲によってメイン・ソロを務める楽器が代わるのも特徴で、とても新鮮ですよ。

 ソプラノ・サックスがソロをとる2曲目「GREEN」は、NHKの朝の連ドラのテーマ曲でしたね。
 ちなみに、ジャケットのイラストは鈴木英人さんによるものです。

*ジプシー・キングス 「グレイテスト・ヒッツ」
 

 もう1枚、いかにも太陽の日差しが似合いそうな、ジプシー・キングスのベスト盤を。
 某ビールのCMでも有名な「Volare」も、当然入ってます!

 空耳アワーでも採りあげられたという「Bem,Bem,Maria」、冒頭部分、たしかに聴こえます・・・。
 「あんたが~た、ほ~れ見~や、車ないか~ぁ~あ~ぁ~、こりゃまずいよ~ぉ~」  (^^ゞ

 他にも、マイ・ウェイのスペイン語カバー、「A Mi Manera」もいいですよ♪

*白糸の滝(福岡県糸島市)
 

 先日、友人とドライブに行ってきました~♪
 よく晴れた暑い日だったので、とりあえず涼しいところへ行こうということになり、
 福岡市のお隣、糸島市の「白糸の滝」へ。

 夏休み中ということで、家族連れが多かったですが、
 涼しさを満喫してきましたよ~。 \(^o^)/

 それから、この滝の近くに、ふわふわのかき氷で有名なお店があるとのことで、
 そちらもこの際いただいちゃおう!ということに・・・。
 

 ほんとにふわふわで、口に入れるとスッと融けます。
 氷にほんのりと甘みがついていて、トッピングの抹茶ととってもマッチしていました。
 控えめな甘さと、頭にキーンと来ないところもよかったですね。 (*^_^*)

 まだまだ残暑が厳しいとは思いますが、
 ステキな音楽を聴いて乗り切りましょう~!

2015/07/24 スピーカー新製品のご紹介

 なかなか梅雨明けしない福岡ですが、今日は晴れて暑い一日となっています。
 みなさま、いかがお過ごしですか?

 本国ドイツでは、すでに発売されているようですが、
 「quadral RHODIUM200」が、正規輸入されることになるとのことで、
 早速試聴し、得意の当店チューンアップをしてみました。

 ご好評いただいているレシーバー「CR-N765SE」とも、相性ぴったり!
 ということで、今回は・・・。

*quadral/hina RHODIUM 200-ref + hina CR-N765SE
 

 「RHODIUM 200-ref」ですが、ネットワークの見直し、吸音材の調整を行った結果、
 低音域も適度に引き締まり、高音域のヌケ、中音域のにじみも改善できました。

 同社のスピーカーは今までは、「聴きやすいおとなしい音」という印象でしたが、
 今回のチューンでは、比較的、「元気のよい、明るめの音」のスピーカーに仕上がりました!

 驚異のコストパフォーマンスを誇る「DALI/hina Zensor1-REF」と比較しても、
 金属ツィーターらしい芯のある高音域は、シンバル等のアタック感が楽しいですし、
 中音域のクリアさが上回る分、ボーカルもよりナチュラルに聴けるようです。

 価格の差に見合った音の違いは、実感できると思いますよ。

 「B&W CM1S2」と比較した場合、CM1S2ほどの華やかさはないですが、
 中音域を中心に、よりクリアな音を楽しめます。

 DYNAUDIO社のような解像度・スピードを徹底的に追求したスピーカーではないですが、
 その分、聴き疲れしない「ほどよさ」が魅力です。
 クラシックもいけますし、ジャンルを問わず楽しく聴けるでしょう。

 輸入代理店によれば、8月発売予定とのことですが、
 当店では、チューンアップモデルをすでに展示しておりますので、ご試聴可能ですよ♪

*スモーク・サーモン
 

 みなさま、店長竹田のデンマークDALI本社訪問記(店長コラム)は、楽しんでいただきましたか?
 おみやげを先日美味しくいただきましたので、そのネタでも・・・。

 「RØGET LAKS」と書いてあり、デンマーク語は全く読めませんが、
 食べ物なら見るとだいたいわかるのが、いいですね。 (^^ゞ

 見るからにサーモン、スモークされた香りも・・・。ということで、カルパッチョに!
 レモン果汁、塩、オリーブオイルというシンプルな味付けで、
 上にのせた生のバジルもいい感じで、相性ぴったりでした。

 ビールもやっぱりデンマーク産でいこう!ということで、「カールスバーグ」です。
 2本目用として隣に写っているのは、チェコの「ピルスナー・ウルケル」ですが・・・。

 スモーク・サーモンのカルパッチョ、とっても美味しかったです・・・。
 店長、どうもありがとうございました! (*^_^*)

 いよいよ夏!ということで、海や山というのもいいですが、
 涼しくした室内で、ゆっくり音楽鑑賞っていうのも、優雅でいいですよ~。

 お近くの方、福岡にお越しの方は、ぜひ遊びにいらっしゃってください。
 エアコンの効いた試聴室で、お待ちしています! \(^o^)/

2015/06/07 Newアンプ試作機の試聴感想

 Nmode 1bitデジタルアンプ「X-PM7」は、おかげさまでご好評いただいていますが、
 同社が開発中とのフラッグシップ機の、プロトタイプを聴く機会がありましたので、
 今回は、その感想を書いてみたいと思います。

 名称は、「X-PM100」!!
 以前、高価ながら大人気を誇った某メーカーの3ケタシリーズを、
 やはり、意識してしまいますね・・・。 (*^_^*)

 試聴に使ったシステムは以下の通りで、今回はスピーカーを2種類試しました。
  CDT : PS Audio PerfectWave Transport
  DAC : PS Audio PerfectWave DAC MK2
  AMP : Nmode X-PM100・試作機 (←今回の試聴対象)
  SP①: DYNAUDIO Contour S1.4LE
  SP②: DYNAUDIO Evidence Temptation

*「Nmode X-PM100」の試作機(最終決定版?)
                   ~ついに、天はすべてを与え賜うのか!
 

 以前、まだまだ開発初期段階の試作第1号機を聴いたときの印象が、
 (ポテンシャルは感じられたものの)イマイチだったので、恐る恐るだったのですが・・・。

 今回は、まさに「すばらしい!」のひとこと。 \(^o^)/
 鳴らし始めたばかりで、エージングはまだまだですが、これはイケます!

 いや~、「X-PM7」発売時には、出来のよさに大変驚いたんですが、
 比較してみると、「X-PM100」は、さらにそれを上回っているようです。

 まず、1bitならではの史上最速の超ハイスピードはそのまま継承し、
 いっそうの電源強化により、低音域のグリップはさらに向上。
 鳴らしにくい「DYNAUDIO Evidence Temptation」の低音域も、確実に制動しています。

 また、「制動できるか」という問題にとどまらず、低音域の質感もよくなっています。
 キレは素晴らしいものの、どうしても軽めの印象だった「X-PM10」などとは異なり、
 凄みのある低音域を聴かせてくれるのが、嬉しいところです。

 解像度についても、「X-PM7」より、サンプリング周波数を上げられたようで、さらに細やかに。
 滑らかでありながら、情報量(音数)が多く、超ワイドレンジな音も健在です。

 「DYNAUDIO Contour S1.4LE」との相性は抜群で、眼前で演奏されているような臨場感、
 圧倒的な空間再現力を実現しています。

 「DYNAUDIO Evidence Temptation」につなぎ換えると、空間がさらに広がります。
 オーケストラの各楽器がきれいに並ぶとともに、響きにホールの広がりを感じます。

 音を聴いてみて、今回のモデルが「30」や「50」という数字をすっ飛ばして、
 「X-PM100」を名乗る理由が、実感できました!

 入力は、XLR(バランス)×2、RCA(アンバランス)×3で、
 スピーカー出力は、「X-PM7」と同様にH、Lの2モードから選択できます。
 リモコンは、相変わらず付いていませんが、音質最優先ということなのでしょう。 (^^ゞ

 ただ、今回は便利機能として、パワーアンプモード切替スイッチが付いています♪
 背面のスイッチを切替えるだけで、簡単にパワーアンプ仕様となるようです。
 まだ試していませんが、「Fundamental LA10」と組み合わせるのも面白そうですね!

 いろいろなジャンルの音楽を聴いてみましたが、「X-PM7」同様にオールジャンルOK♪

 ボーカルや弦楽器は「滑らかさ」が心地よく、打楽器等は「スピード」が効きます。
 フュージョンやロックも、キレのよさとパワフルな音で楽しめますし、
 オーケストラもジャズトリオも、臨場感あふれる「空間表現」が堪りません。

 メーカーも価格はまだ公表していないようですが、聞いたところ、
 「X-PM7」と比べると、実売20万円くらいの価格アップになりそうです・・・。
 どちらも魅力的なアンプですが、価格に見合った差は期待できますよ。

 音源に込められた空気感まで表現するような、とんでもないアンプ!
 みなさんも、ぜひ実際に聴いて、その音を体感してみてください!

*キアラ(アオハタ)のお刺身、その他
  

 少し前ですが、キアラ(アオハタ)を食べました。

 初日は当然お刺身ですが、白身の上品さと旨みがとっても美味♪ (*^_^*)
 お酒は、「醇辛 天の戸」(浅舞酒造)で、やはりぬる燗です。
 日本酒度「+10」ながら、しっかりした旨みのあるお酒です。

 後日、残りの一部をオリーブオイルでイタリアン風に・・・。
 こちらのお酒は「ABSOLUT」、スウェーデンのウォッカです。

 美味しい食材は、いろいろな調理で美味しく食べられますが、
 個人的には、やはり薄味が一番です!

 今回ご紹介した「X-PM100」(まだ試作機ですが)も、クセが極めて少ない薄味の音で、
 音源に収められた臨場感、空気感をビシビシ感じられるものでした。
 ほんと、発売が待ち遠しいアンプですね。

 と、こんな感じのNmodeのNewアンプ、詳細については製品ページを作成しますが、
 早速、この試作機を使った試聴会、「Nmode X-PM100 緊急試聴会」を、
 来週13日(土曜日)、14日(日曜日)に、当店試聴室にて開催いたします♪

 お近くの方は、ぜひいらっしゃってください。
 お待ちしております! (^_-)-☆

2015/05/17 新製品のご紹介

 なかなか、新しい製品のネタがなかったのですが、
 面白いものが出てきました。

 ちょうど10万円台のCDトランスポートを探していたところなので、
 とても嬉しいお話です。

 今回も試聴は、特徴がわかりやすいシステムで行いました。
  CDT : CEC TL5 (←今回の試聴対象)
  DAC : PS Audio DirectStream DAC
  AMP : Nmode X-PM7
  SP  : DYNAUDIO Contour S1.4LE

*CEC TL5 + Rosenkrantz STB-1
 

 CECのベルトドライブ方式のCDトランスポート。
 低音域をやや厚めにした帯域バランス、躍動感のある音が特徴で、
 高音域にも伸びがあるようです。

 オリジナルのスタビライザー(写真で本体天板に載せている黒色もの)から、
 Rosenkrantzの「STB-1」(写真で使用している金色のもの)に換えると、
 当店の目指す音の方向に、ぐっとレベルアップ!

 具体的には、ふくらみが気になっていた低音域が引き締まって、
 高音域のヌケもよくなり、解像度が上がります。
 ということで、やはり「TL5 + STB-1」のセットがおすすめでしょう♪

 さて、「TL5 + STB-1」と他のトランスポートとの比較試聴した感想です。

 エントリークラスのおすすめ、「Sound Warrior SWD-CT1」と比較した場合、
 情報量(音数)が多いのが一瞬でわかります。

 また、「PS Audio PerfectWaveTransport」の超ワイドレンジ、高解像度には及ばないものの、
 価格以上のレンジの広さ、解像度を楽しむことができるようです。

 そして、躍動感といえば、「SOULNOTE ct1.0」ですが、
 低音域のタイトさ、スピード(音の立ち上がりの速さ)では及ばないものの十分で、
 高音域の解像度の高さは互角だと思います。

 こんな感じで、若干低音域厚めのバランスながら、その分躍動感が楽しく、
 価格以上のワイドレンジ・ハイスピード・高解像度を兼ね備えたトランスポート♪

 久々に楽しい新製品のトランスポートに出会えて、大満足です! \(^o^)/
 早速、おすすめラインナップに加わりましたよ。

*キントキダイのお刺身
 

 ちょっと前ですが、行きつけの魚屋さんですすめられました。
 白身なんですが、旨みがあってとっても美味しかったですよ♪

 お酒は、「綾花 純米 瓶囲い」(旭菊酒造)で、ぬる燗です。
 山田錦+瓶詰熟成が効いて、旨みがとてもいいんです。 (*^_^*)

 刺身とお酒も組み合わせるのにも相性がありますが、
 今回の「CEC TL5 + Rosenkrantz STB-1」のように、相性良好でしたよ。

 CEC TL5と、Rosenkrantz STB-1は、現在店頭展示中です。
 みなさま、いつも聴かれるCDを持って、ぜひご試聴にいらっしゃってください。

 お待ちしていますよ~!

2015/05/10 CDのご紹介(癒し系・その2)

 みなさま、ゴールデン・ウィークはいかがお過ごしでしたか?
 帰省された方、旅行に行かれた方、いろいろいらっしゃると思います。

 つかれがちょっと残ってて・・・、という貴方のために、ぴったりな音楽を♪
 ということで、いろんなジャンルにまたがって、癒し系の続編です。

*クレモンティーヌ 「アニメンティーヌ」
 

 往年のアニメの主題歌を、クレモンティーヌが、ボッサでカバー。
 一部フレーズ以外は、フランス語、英語に訳詞され、アレンジもお洒落です。
 「サザエさん」、「ドラえもん」、「崖の上のポニョ」などなど、親子で楽しめますよ!

 「バカボン」は、日本語歌詞リメイク版がCMでも使われてたはずなので、
 聴いたことがある方も多いかも・・・。

 切ない感じにアレンジされた「一休さん」には、ちょっとびっくりでしたが・・・、
 歌詞の中で「Mr. One Break」と歌われると、思わずクスッとなっちゃいます。 (*^_^*)

*ノート・マヌーシュ 「ノート・マヌーシュ」
  

 アコーディオンとギターを中心とした、パリ・ミュゼット風のジプシー・スイング。
 太陽がとても似合う曲なので、良く晴れた休日に、コーヒーや紅茶を飲みながら、どうぞ!
 私が持っているのは左側のものですが、右側のデザインで入手可能なようです。

*ゴンチチ 「DUO」
 

 二本のアコースティックギターのみの、シンプルな演奏。
 ほっこりした、とっても優しい曲たちばかりで、BGMにぴったり。
 ほんとに、のどか~な休日って感じで、癒されますよ♪

*エビのイタリアン風
 

 先日、エビをオリーブオイルで、イタリアン風に焼いてみました。
 味付けは、塩、ガーリック、唐辛子とバジルです。
 シンプルな味付けがエビの旨みとぴったりで、美味しかったですよ~。

 イタリアンにちなんで、お酒もグラッパにしてみましたが、
 食中酒としては不向きなので、2杯目からは変えました・・・。 (^^ゞ

 ショットグラスは、「St. Louis(サン・ルイ)」。
 写真ではよく見えませんが、小さな「*」模様がかわいいグラスです。

 料理もオーディオも似たところがあって、味付けがシンプルなものは、
 素材の味が最大限に活かせるので、やっぱり好きです。

 クセの少ない「薄味オーディオ」は、当店が得意とするところですので、
 機器にお悩みの方は、是非ともご相談ください!

 みなさまは、今宵どんな音楽を聴かれますか?
 ステキな音楽を聴いて、つかれをしっかり癒してくださいね♪

2015/04/24 Contour S1.4LE 再入荷!

 DYNAUDIOの限定品スピーカーが再入荷しましたので、
 早速、展示して聴いてみました!

 前回入荷時も、音のよさには感心していたのですが、
 おかげさまで、入荷分はあっという間に完売。 \(^o^)/
 エージングも済まないうちに、展示機も売れてしまいましたので・・・。

*DYNAUDIO Contour S1.4LE (Limited Edition)
 

 まだ、全然エージングができていない状態ですが、
 DYNAUDIOらしいハイスピード、高解像度、ワイドレンジな音で、
 抜群の空間表現力を聴かせてくれています。 (*^_^*)

 Focus 160と比較すれば、情報量(音数)がぐんとアップしています。
 また、より細かい音だと感じますので、解像度も上がっているようです。
 結果的に、臨場感はいっそう向上しますね。

 Confidence C1 Platinumの上品な透明感には、一歩譲るところがありますが、
 逆に、Contour S1.4LEは、元気のよさが特徴ともいえそうです。
 PS Audioの「DS DAC」と「PWD MK2」のように、「どっちも魅力的」という感じ♪

 ハイグロスの仕上げも気品があり、音も上記の通り申し分ないので、
 少数限定の入荷なのが、本当に惜しいスピーカーです。

 常時展示してあるので、随時ご試聴もできますし、
 4月25日(土曜日)、5月2日(土曜日)の14時~17時という日程で、
 本製品の試聴会を開催します。

 みなさま、この機会に是非ご試聴ください♪

2015/04/19 CDのご紹介(癒し系ジャズ編)

 最近、なんだか変な天気の日が多い福岡です。

 年度始めでお忙しい方も多いと思いますので、今回は、
 のんびり聴ける「癒し系ジャズ」を、ご紹介しようと思います。

 あくまで、リラックスするのが目的です。
 思いっきりスイングしたい方は、パスしてくださいね・・・。 (^^ゞ

*チャーリー・ヘイデン with マイケル・ブレッカー 「American Dream」
 

 まさにこのジャケット(表紙)写真のイメージ!
 広大なアメリカの田舎で、の~んびり時間が過ぎていく感じです。

*セルジュ・デラート・トリオ 「brazilian like」
 

 フランス人ピアニスト率いるトリオの、とってもお洒落なジャズ。 (*^_^*)
 お気に入りのカフェで、くつろぐひととき・・・って感じでしょうか。

*Hirotaka Izumi Trio(和泉宏隆) 「BEYOND THE RIVER」
 

 長年、T-SQUAREで活躍された和泉さんのトリオ。
 これまたジャケット写真のような、穏やかで美しいメロディが奏でられます♪

 今回は、セルジュ・デラートのお洒落なジャズをご紹介したので、
 その流れで、フランスの美味しいフレーバー・ティーも、おすすめしてみます。

(おすすめ紅茶)
*マリアージュ フレール 「マルコポーロ」
 

 創業は1854年(フランス・パリ)という紅茶の老舗の、
 花と果実のフレーバー・ティー。

 どこまでも「甘~い」香りが、あたり一面に広がります♪
 ご紹介した癒し系ジャズと、相性ぴったりですね。

 今宵も音楽を楽しみましょう。 \(^o^)/

2015/04/17 CDのご紹介(フルオケ編)

 みなさま、いかがお過ごしですか?
 お引っ越しで、お忙しい方もいらっしゃると思いますが・・・。

 先日、フルオケが楽しめるCDについて、お問い合わせを受けました。
 ということで、今回は、録音も良い名演(全く個人的好みですみません)のご紹介です。
 (以前、2014/09/04のコラムでご紹介済みのものは、除いてます。)

*マーラー 交響曲第1番 (1990年録音)
 クラウス・テンシュテット:指揮/シカゴ交響楽団
 

 テンシュテットのマーラーは、とにかく熱く、激しく、美しい!
 そして、シカゴ響の迫力、アンサンブル・・・。稀有の名演です(ライブ録音)。

*ホルスト 組曲「惑星」 (1978年録音)
 エイドリアン・ボールト:指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 生涯5回もこの曲を録音した、ボールトの5度目の録音。
 この曲を知りつくした、圧倒的に説得力のある演奏です。

*ブラームス 交響曲第4番 (1981年録音)
 レナード・バーンスタイン:指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 

 基本的に遅めのテンポですが、緩急のつけられたロマンチックなブラームス。
 名演の多いこの曲ですが、個性的な名演です(ライブ録音)。

*アカムツ(ノドグロ)のお刺身
 

 行きつけの魚屋さんで、刺身用に勧められたので、買ってみました。
 脂がのっているのにクセがなくて、とっても美味でしたよ! (*^_^*)

 酒杯は、阿蘇の久木野窯。
 ほんわかした絵柄が、とっても好きな酒杯です。

 おかげさまで、ご好評いただいている「フレッシュマンセール!」ですが、
 4月からの抱負を語っていただく、「意気込み大賞」の方は低調です・・・。
 こちらの方も、ふるってご参加ください!

2015/04/04 さよなら、CR-N755SE!

 おひさしぶりです。
 4月を迎え、新入社のみなさま、新入学のみなさま、おめでとうございます!

 おかげさまで、私も、吉田苑に入社して丸一年が経ちました。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、ご好評いただいておりました「hina レシーバー CR-N755SE」ですが、
 在庫も、残りあとわずかとなりました。

*hina CR-N755SE & DALI/hina Zensor1-REF ブラック限定 お買い得セット!
 

 「hina CR-N755SE」は、充実した機能とクリアな音質を兼ね備え、
 オーディオ入門機として、またはサブシステムに、ぴったりのレシーバー♪

 引き締まった低音域から、繊細な高音域まで、ナチュラルでクリアな音質は、
 同価格帯では抜群で、驚異のコストパフォーマンスを誇ります。

 後継機種の「CR-N765SE」も、基本的には「CR-N755SE」の音を引き継いでいます。
 在庫は、色がブラックのみとなりますが、お買い得ですよ!

 注:CR-N765SEは、①DSDネイティブ再生対応、②低音域の制動力向上が図られています。
   ①DSD音源のネイティブ再生にこだわられる方は、後継機種をお求めください。
   ②鳴りにくいスピーカーと組み合わせる場合も、CR-N765SEの方がおすすめです。

 癖が少ない音のレシーバーなので、いろいろなスピーカーと組み合わせられますが、
 コストパフォーマンスから選択すれば、やはり「DALI/hina Zensor1-REF」でしょう!

 当店おすすめの中では、ややマイルドなスピーカーですが、
 音の滲みもなく、すっきりと高音域まで伸び、ジャンルを問わず楽しめます。
 CR-N755SEとも、相性ぴったり♪

 AVボードの上などに設置される場合は、写真掲載の「hina THE BABE mk2」を、
 スピーカースタンドとして使用されれば、よりクリアな音を満喫できますよ。

 hina CR-N755SE(ブラック) & DALI/hina Zensor1-REF(ブラック)
 在庫限りの超お買い得セットを、お見逃しなく!!

*アラカブ(カサゴ)のお刺身
 

 こちら福岡では、「アラカブ」と呼ばれる「カサゴ」のお刺身です。
 ちなみに、私の出身地の広島では、「ホゴメバル」と呼ばれていました。

 皮にも味があるので、皮付きのまま、湯霜造りにしてみました。
 上品な中にも旨みがあって、美味でしたよ。 (*^_^*)

 お酒は、「よえもん 純米 無濾過 火入れ」(川村酒造)で、ぬる燗です。
 香りは控えめで旨みがあり、いろいろな料理にあうお酒です。
 コストパフォーマンスが高いところも、CR-N755SEと似ていますね。 (^_-)-☆

 ところで、「よえもん」は漢字で書いてあるのですが、
 「よ」の字が変換できないので、ひらがなで書きました。
 正確には、「●右衛門(●=「酉」へんに「与」)」です。

 先月から今月にかけて、当店では、「フレッシュマンセール!」を開催中!
 お引っ越しを機に、システムの見直しなどがございましたら、
 お気軽にご相談ください。 \(^o^)/

2015/02/08 往年の名演奏を、いざ!

 レンジの広さや情報量では最新のデジタル録音には敵わなくても、
 往年の偉大な指揮者、演奏家の名演奏はたくさんありますよね♪

 そんなちょっと古めの演奏を、気軽に楽しめるお手頃システムを、
 今回はご紹介してみようと思います。

*tangent/hina Spectrum X5 Ref + hina CR-N765SE
 

 当店がいつもおすすめしている、高解像度で情報量の多いスピーカーでは、
 古めの録音は、かえって音の粗さが目立ってしまいます。

 そこで、音数をある程度整理して、すっきり聴かせるタイプの、
 tangent Spectrum X5をチョイス、そして・・・。

 当店が得意とする振動対策、部品の見直し、吸音材の調整により、
 高音域方向のヌケを向上、音のにじみを抑えるチューニングを施しました。

 上品でややソフトな音色ながら、位相は揃っていますので、
 古めの録音をうまく聴かせてくれます。

 CR-N765SEでドライブすれば、低域もそれなりにパワフルに鳴るので、
 価格の割には、オーケストラ曲も十分楽しめますよ。 (^_-)-☆

(おすすめCD)
*ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」 (1961年録音)
 イシュトヴァン・ケルテス:指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 

 不慮の事故により、惜しまれつつ43歳で世を去ったケルテスが、
 若き日に(31歳?)、ウィーン・フィルと組んで残した名演です。

 第1楽章のティンパニの部分から、迫力満点!
 緩急をうまく使った、躍動感あふれる演奏がとっても魅力的です。
 第4楽章も、手に汗握る演奏が楽しめますよ~♪

*リスト ラ・カンパネラ ~ ベスト・オブ・リスト
 ジョルジュ・シフラ:ピアノ (1950年代後半~1978年録音)
 

 「リストの再来」と呼ばれた、シフラによるリストの名曲集です。

 おなじみの「ラ・カンパネラ」や「ハンガリー狂詩曲」などが収録されていますが、
 どれもダイナミックかつ「こってり」した演奏で、近年の演奏家にはない独特のスタイル。
 「愛の夢第3番」も、濃厚ですよ~♪

*海ぶどう(クビレヅタ)
 

 先日、ショッピングモールに買い物に行ったところ、
 沖縄物産コーナーがあり、珍しいので買ってみました。
 プチプチの食感が独特でしたよ!

 お酒は「國権 夢の香」(国権酒造)で、常温です。(*^_^*)
 前回の「ひこ孫」に比べれば、ソフトな味わいで、
 今回ご紹介したシステムみたいな感じですね~。

 酒杯は、これまた波佐見焼です。

 暦の上では立春を過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続きますが、
 当店は寒さに負けず、熱い「店舗移転2周年セール」を開催中です!!

 みなさまのご来店、お問い合わせ、お待ちしています。 \(^o^)/

2015/01/11 Nmode X-PM7 試聴記

 寒中お見舞い申し上げます。

 今年のお正月は寒かったですね。
 帰省していたのですが、三が日は毎日雪かきをしていました。
 美味しいものをいろいろ食べたので、よい運動にはなりましたが・・・。 (^^ゞ

 現在、店頭ではNmodeの新アンプX-PM7がメインで鳴っていますので、
 今回は、その試聴コメントをしてみようかな~って考えています。

 試聴は、特徴がわかりやすいように、クセの少ない機器を組み合わせました。
  CDT:PS Audio PerfectWave Transport
  DAC:PS Audio DirectStream Dac
  AMP:Nmode X-PM7 (←今回の試聴対象)
  SP:DYNAUDIO/hina Focus160 Oberon

*Nmode X-PM7 史上最速のストレートサウンド
                 ~ 覚醒したNmodeを体感しよう!

 

 本機の特徴は、まず何といっても1bitアンプならではの「スピード」でしょう。
 立ち上がりの速さもものすごいのですが、鳴りやむべきところで止まる速さが唯一無二!
 特に、こんなにキレ味の鋭い低域は、今までに聴いたことがありません。

 電源部にこだわったとメーカーも謳っていますが、今までの同社製品では苦手とされた、
 低域のグリップ力をついに手に入れたようです。

 解像度が高く、空間表現に優れていながらも、滑らかという従来の1bitアンプの特徴も、
 当然しっかり引き継いでいますよ。

 いろいろなジャンルの曲を聴いてみました。
 同社アンプは、今までは、小編成のクラシック、ボーカルが得意という印象がありましたが、
 低域の制動力が向上したので、オールマイティになった感じです。

 ということで、新発売のX-PM7では、ぜひ、
 フルオケのクラシックや、ジャズ、フュージョン、ロックも聴いてみてください!

 フルオーケストラでは、空間の広がりととダイナミックな響きを堪能できますし、
 ジャズ、フュージョン、ロックでは、キレのあるタイトなリズムを思う存分楽しめますよ。

 小音量でも空間表現が楽しいアンプですが、ボリュームを上げると、
 今までのNmodeでは体験できなかった世界が広がります!

 覚醒したNmodeを、ぜひ体感してみてください♪

(おすすめCD)
*Grace Mahya 「Last Live at DUG」
 

 今回、試聴で使ったCDのうちの1枚で、1曲目の「Route 66」を聴きました。
 ライブハウスDUG閉店前のラストライブのレコーディング。
 ハイブリッド(SACD/CD)盤ですが、当店ではCD専用機で聴きます。

 ライブの雰囲気もよく出ていて、リズムが弾けるノリノリの曲から、
 しっとりとしたバラードまで、たっぷり楽しめますよ♪
 演奏、歌の素晴らしさと録音の鮮明さを兼ね備えたアルバムです。

*ミル貝(ナミガイ、白ミル)のお刺身
 

 これは昨年末の写真ですが、捌きたてのミル貝のお刺身を食べました。
 独特の香りと甘み、歯ごたえがとっても美味でしたよ。

 お酒は、「ひこ孫 純米」(神亀酒造)で、ぬる燗です。 (*^_^*)
 しっかりとお米の旨みが感じられる、とってもおいしいお酒で大好きなんですが、
 ミル貝には、ちょっとお酒の味が濃すぎたかなぁ・・・って感じでした。

 ちなみに、酒杯は波佐見焼で、形も色も気に入ってます。

 本年もよろしくお願いいたします。

2014/12/14 「いい音」の基準と好みについて

 スタッフのKです・・・。
 「低音の無い高音だけのやかましいスピーカー」ば、好いとるとです・・・。

 スタッフのKです・・・。
 やかましいのは、重々わかっとるとです。
 でも、小さいハコ(会場)のライブは、たいがい(=「とても」博多弁)やかましいとです・・・。

 

 冗談はさておいて、店長竹田が先日のコラムで、
 当店の「いい音」基準について書かせていただいているようなので、
 今回は、そのネタを、私もしてみようと思います。  (^^ゞ

*「いい音」とは?

 “吉田苑の「いい音」基準”のページもよろしかったら、ご参照ください。
 (http://www.yoshidaen.com/qanda/poliocy.html

 基本的には、「目の前で実際に演奏している」というライヴの臨場感に、
 如何に近づけるか?ということだと思ってます。

1.最重要基準

 まず、「位相の揃い」を最重要とするのは、スピーカーの存在を消して、
 眼前に「立体的な音」を空間表現するために、必要不可欠だからです。

2.その他の基準

 続いて、「スピード」、「解像度」、「周波数帯域(レンジ)」、「S/N」、
 「情報量(音数)」などを、基準とします。
 レンジについては、「広さ」とともに「帯域バランス(帯域ごとの量感)」も音に影響します。

 ただし、これらの特性は直接関連性があるわけではないので、たとえば・・・、
 「スピードは速いがレンジが狭い」とか、「S/Nは高いが解像度はイマイチ」というように、
 すべてを兼ね備えた機器を探すのは、なかなか難しいのが現実ですよね・・・。

 したがって、これらの基準については、優先順位をつけなければならなくなります。
 ただし、これが正しいという解答があるのではなく、人それぞれの好みや音楽の聴き方、
 これらの基準の総合的なバランスなども関係してくると思っています。

 お客様におすすめする場合も、聴かれる音楽やお好みを伺いながら、
 上記基準の優先順位を、客観的に判断するよう努めています!

3.個人的な好み
 (⇒以後は、まったくの私的好み・見解です。ご了承ください・・・。)

 ちなみに、私自身は、様々なジャンルを聴くのですが、楽器の音が特に好きなようです。
 シンバル(特にライド)、スネアドラム、ピアノのアタック音と減衰していくまでの響き、
 ギターのピッキングのアタック音、ベースのスラップ奏法の音の弾け方・・・などなど。

 披露できるレベルでは到底ないのですが、個人的に楽器を練習していた時期があり、
 その時に聴いていた音の経験からかもしれません。

 ジャズヴォーカル、ロック、ポップスなども聴きますが、歌にスポットを当てて聴くというよりは、
 たとえば、ドラムが刻むリズムの上に、ベースのグルーヴとルートが乗っかって、
 ピアノやギターが色付けした中を、ヴォーカルが泳いでいくっていう感じで聴いています。

 ということで、みなさん、もうおわかりですよね♪
 上記の4つの基準のうち、個人的な好みで最も重視するのは、「スピード」です。
 楽器のアタック音にこだわれば、自然とそうなります。

 それから、高音域方向のレンジの伸び、高音域の解像度を重視します。
 量感に関わらず、高域が荒くて伸びきらないほうが、私は硬くて聴きづらいと感じるからで、
 このあたりが、シンバルの響きなどに関係するところです。

 また、ライブハウスで聴くことのできるような「速い低音」が出るのなら嬉しいのですが、
 位相の揃いは最重要ですから、ハイスピードな高音域についてこれない低音域ならいらない、
 という結論に至るわけです・・・。

 ここまでなら、DYNAUDIOの小型ブックシェルフの方が高得点かもしれませんが、そこに、
 シンバルや金管楽器等の金属系の音色の好みを加えて「AE1 Classic」になるわけですね♪

 ところで、先日のお休みには、ちょっと贅沢をしました。
 またまた、美味しいもののお話です。 (*^_^*)

*シマアジのお刺身
 

 近所の魚屋さんで新鮮なシマアジをすすめられましたので、
 ちょっと高価でしたが、自分にご褒美といきました。
 プリップリッの食感と独特の旨みがあって美味しかったですよ!

 当然、音楽を聴きながらです♪

 以前、SOULNOTEのアンプをカンパチの刺身に例えましたが(7/12 当コラム)、
 鈴木さん(現SOULNOTE社長)の大手メーカー所属時代の我が家の古いアンプも、
 ゴリゴリの躍動感で、歯ごたえ抜群のお刺身ともぴったりでしたよ~。 \(^o^)/

 ちなみにお酒は、「秀峰 丹沢山」(川西屋酒造店)です。
 燗にしてもいけるお酒で、私は常温とぬる燗でいただきました。

 この週末は、冷え込んでいますね~。雪が降っているところも多いとか・・・。
 暖かくして、音楽を楽しみましょう!

2014/12/07 ELAC BS192 MEISTER EDITION 他 試聴記

 ELACより、新たにスピーカーが入ってきましたので、早速試聴して、
 いつものレシーバーとセットにしてみました。

*ELAC BS192 MEISTER EDITION + hina CR-N765SE
 

 ELAC社は、JETツィーターという独自のツィーターを採用していますが、
 その効果で独特の高域の伸びがあるのが特徴です。

 「BS192 MEISTER EDITION(マイスター・エディション)」は、
 仕上げが豪華なハイグロス・ブラックになっただけでなく、
 上位モデルのJETツィーターが搭載されているとのこと。

 コストパフォーマンスの高いレシーバー「CR-N765SE」と組み合わせて、
 ノーマル機と「MEISTER EDITION」を聴き比べてみました。

 華やかに上まで高域が伸びるのが、JETツィーターの特徴ですが、
 MEISTER EDITIONは、高域の繊細さがさらに向上しています。
 そのため、聴感上、いっそう上まで伸びているように感じます。

 マイスターの名に恥じない上級モデルといえます。
 シンセサイザーの超高音やシンバルの音がとても気持ちいいですよ。

 サイズの割に豊かな低域も、ELACのスピーカーの特徴です。
 これは、ノーマル機をそのまま引き継いでいる感じです。
 豊かですが、スピードはかなり速いので、元気よく聴こえます。

 「hina CR-N765SE」も、すっきり高域まで伸びるクリアな音が特徴ですから、
 とても相性良好な組合せです。

*hina/ELAC BS72 Ref + hina CR-N755SE
 

 DALI Zensor1と比べると、ひとまわり小さなサイズの「BS72」は、
 デスクトップ用にぴったりでしょう。

 小さくても低域の量感があるのは、いかにもELACなんですが、
 エントリークラスの「70 LINE」搭載のシルクドーム・ツィーターの音は、
 JETツィーターのように、高域の伸びやヌケがないのが惜しい感じでした。

 ということで、内部のネットワークの部品を見直し、良質のパーツに交換することで、
 高域の伸びとヌケを大きく向上させ、JETツィーターの音に近づけるような、
 当店チューンアップを施しました。

 コストパフォーマンスの高い「hina CR-N755SE」とのセットでどうぞ。

 ところで、12月になりましたね・・・。今年もあと少し。
 年末=「第九」というイメージがありますが、あれはどうやら日本だけのようですね。

(おすすめCD)
*ベートーベン 交響曲第9番 ニ短調 「合唱」 (1951年録音)
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:指揮/バイロイト祝祭管弦楽団

 

 第九といえば、このライブ録音の演奏ですよね。
 音は悪いですが、高い精神性で貫かれた奇跡の名演です。

 壮大なスケールで始まりますが、フルトヴェングラーらしい緩急自在の展開で、
 終楽章は演奏とともにソリストの歌も秀逸で、まさに圧巻。

 最後のコーダは、さらに加速して、鳴っていない楽器もかなりあるのですが、
 それも全部ふくめて、個人的に「これでないと」という説得力があるんですよね。

 部屋を暖かくして、今宵も音楽を楽しみましょう♪

2014/12/04 X-PM7 試聴記 by バイトくん

 今回は、バイトくんによる試聴レポートです。

 今月新発売となる1bitアンプ、「Nmode X-PM7」ですが、
 バイトくんが、早速試聴レポートを書いてくれました!

 以前は、いいたい砲台に掲載していましたが、多くの方に読んでいただこうと、
 イレギュラーですが、こちらに載せさせていただきます。
 ちなみに、バイトくんと新人君は別人です・・・(念のため)。

*Nmode X-PM7
 

 はじめましての方ははじめまして。そうでない方はご無沙汰しております。今回の記事は、いつまでたってもバイトから昇格できない吉田苑きっての糞耳こと、バイトくんがお送りします(単に他の人が忙しそうにしているので代わりに書いてるだけですが……)。

 さて、ハイエンドショー東京2014では、Nmodeの新製品X-PM7のプロトタイプがお披露目されたようですが、ほぼ製品版という最終版プロトタイプを店頭でお借りすることができました(Nmodeさんありがとうございます)。

 X-PM2FX-PM10など、Nmodeの歴代のアンプは、解像度・分解能、スピード、三次元的な空間表現といった「吉田苑がお薦めのアンプに必要な条件」はすべてクリアした、その価格帯では卓越した能力を持つ機器たちでした。
 となれば、気になるのは「X-PM10X-PM2Fの約45倍の大型電源を搭載」と謳うX-PM7(予価270,000円 税別)が、同価格帯であるX-PM10(定価314,286円)からどのように進化したかでしょう。というわけで今回は、X-PM10X-PM7を様々な条件下でガッツリ聴き比べました。

 最初は「ここは丁重にお出迎え」ということで、普段店頭で鳴らしている普及価格帯ではなく、Nmode純正のX-RM100と高価なスピーカーで鳴らしていたのですが、存外……存外……存外……………………違いがわからない……(店内で見事に駄耳糞耳の謗りを受けました……)。いや、実際に言えばもちろん違いはわかります。確かに電源部、増幅部ともに左右独立モノラル仕様が効いてチャンネルセパレーションはX-PM7のほうが明らかによくなっていますし、そのおかげか空間表現や音像の定位感もX-PM7に若干ではありますが軍配が上がります。
 これは確かにすごいことだと思うのです。X-PM1024MHzではなく、11.2MHzのチップ、つまりX-PM2Fではなく前世代のX-PM2と同じサンプリング周波数でここまでの音を仕上げてきたのは。サンプリング周波数が上がれば上がるほど解像度、音数等々の基本的な能力が上がることはSHARP時代から体験してきましたので、X-PM7の音作りがいかに丁寧になされてきたかという、その凄みは理解できます。
 ですが音作りの方向性は一緒ですし、基本的な思想が大きく変わったわけでもない。となるとあの「約45倍の大型電源を搭載」ってぇ謳い文句はなんなんだよ、と思いたくなるのが人の性。まあ、X-PM10X-RM100との組み合わせで「当店では過去最高と言っても良いぐらいのスピード感、分解能、解像度(音像の明瞭さ)」などと持ち上げていた吉田苑が、あっさり「実はあれは嘘でした!こっちが正解です!」などとX-PM7を持ち上げはじめても、それはそれで微妙な空気になりますが……。

 仕方がないので色々スピーカーを変えて試してみます。47Labo #4737Fundamental RM-10Dynaudio C1Signatur……。よく考えれば2wayブックシェルフばかりで鳴らしていた自分が悪いのですが、X-PM10X-PM7の違いの肝要に気がついたのはDynaudio FOCUS260でした。実を言えば筆者はあまりFOCUS260が好みではありません。確かにダブルウーファーによる低音方向の伸び、量感は魅力なのですが、日頃からスピード(リニアリティ)がどうこう、低音の締まりが云々と言っている身からすればアンプによっては低音が勝ちすぎてしまうこともあり、鳴らすアンプに気を使うスピーカーです(もちろんアンプを選べば素晴らしい音で鳴ってくれます)。
 で、この日もX-PM10につないで低域の解像度のものたらなさにウームと唸っていたのですが、X-PM7をつないだ瞬間、明瞭に違いました。「あ……低域ちゃんと鳴ってんじゃん……」と。「ちゃんと」という言葉が正しいのかはともかく、軽く噴き上がるようなキレのいい低音が無理なくスピーカーから出てくる。以前のX-PM10のレビューなどでも「低音がものたらない」といった記述がありますが、Nmode1bitアンプはそういうものだと思い込んでいたような気がします。生々しいまでの解像度と分解能、空間表現能力を持ちながらも、「大型スピーカーや鳴らしにくいスピーカーをねじ伏せて鳴らすようなアンプ」ではないと(今思えば、だからこそTIDALX-PM10BTLで鳴らす、といった苦肉の策も発案された記憶があります)。しかしX-PM7は蓋を開けてみれば、そのようなイメージを一新する、ちょっと気難しいスピーカーの低域も制動しうる駆動力を有するアンプで「そうか、電源に拘ったというのはこういうことだったのね」と得心しました。もちろん、このX-PM10X-PM7との違いは、たとえばFOCUS160などでも確認できます(逆に言えば、違いのあまり出なかったX-RM100X-PM10にあわせて設計されたこともあり、十分にX-PM10でも鳴らしきれるスピーカーだったと言えます)。

 そしてさらに真価を発揮するのは、音量を普段使いよりも多少上げ、パワーを入れてやったとき。「FOCUS260ってこんなに鳴りっぷりいい音離れのいいスピーカーだったのか」というのは新しい発見でした。このときの低音が軽々出ている、という体験はたとえばX-RM100X-PM10のように限られた組み合わせでしかできなかったものです。FOCUS260がコンパクト2wayのようなキレのよさで鳴る――ウーファーを動かすだけでなく、きちんと止められる1bitならではの低域の解像度。アナログアンプのように大型電源化による高域のロールオフや反応の鈍さといった弊害を生むことなく、この低域をトールボーイから出すことが可能になったというのは魅力と言えます。

 X-PM10のユーザー様が、現在お使いのスピーカーを鳴らしきれているというのであれば、無理に買い替えはお薦めしません。ですが「X-PM10X-PM2Fの約45倍の大型電源」に偽りなし。150W200W(4Ω)という一般的なアンプに比べれば数字の上ではたったの定格25W(4Ω)ですが、普通に部屋の中で大音量で鳴らしても十分な出力です。X-PM10の透明感、生々しさはそのままに、ボリュームをいつもより上げてみた際の鳴りっぷり、空気感を表現する歯切れのよい低域といったオーディオ的な快感を得たいという欲張りな方には、お薦めできるでしょう。

 なお、あまりの鳴りっぷりのよさに驚いてお値段的には全く不釣合いですが、Dynaudio Temptationも鳴らしてみました。鳴らした、と書いておいてなんですが、結果はぜひ……店頭にてご確認ください。

 ~以上、バイトくんによる試聴レポートでした。
 近いうちに、私も試聴レポートを書きたいと思っています。

 寒くなってきましたし、みなさんお体に気をつけてくださいね。

2014/11/26 B&W CM1 S2 試聴記

 おかげさまで、今月15・16日の「秋の吉田苑2014東京OFF会」は、大盛況だったようですね。
 ご参加くださったみなさま、メーカー各社の方々、どうもありがとうございました。

 ところで、年末に向けてどんどん新製品が出ているようですが、
 今回は、マイナーチェンジした「B&W CM1 S2」の試聴レポートです。

 組み合わせたのは、これまた、おかげさまで好評の「hina レシーバー CR-N765SE」。

*B&W CM1 S2 + hina CR-N765SE
 

 CM1 S2は、ひとことで表現するなら、「元気のよさ」が特徴といえるでしょう。

 金属ユニットらしい華やかな高域、サイズの割には量感のある低域。
 いわゆる「ドンシャリ」系の派手めの音です。

 DYNAUDIOのスピーカーように、空間表現や音数で聴かせるタイプではないのですが、
 B&Wならではの「独特の華やかさ」を持っています。
 「DYNAUDIOでは、おとなしすぎるんだよね・・・。」という方は、ぜひ一度お試しください。

 金属製のツィーターは、シンバル等の音が、やはり独特ですね。
 当店展示機で、金属製ツィーターを採用しているものは、「CM1 S2」の他にも、
 「Acoustic Energy AE1 Classic」、「Fostex GX100MA」、「quadral ASCENT 20」があります。

 あの音が苦手な方には、上記スピーカーの高音域はどれも同じっていわれそうですが(笑)、
 金属ユニット・フリーク(=私)としては、それぞれ高音域の特徴が違うのも面白いですね。

 組合せですが、「hina CR-N765SE」は、この価格帯にしてはクリアな音が特徴ですから、
 上記のような音色のCM1 S2とも、相性良好でした。
 お買い得価格の前モデル、「CR-N755SE」でも鳴らしてみましたが、こちらもいいですよ。

 ところで、またまた大好きな食べ物のお話をひとつ・・・。 (^^ゞ

*クロ(メジナ)のお刺身
 

 こちら福岡では「クロ」とよばれている「メジナ」です。
 近所の魚屋さんで勧められて、お手頃価格だったので、とびつきました。

 この時期になると、脂ものってくるようで、とても美味しかったですよ♪
 お刺身は、やはり日本酒と相性ぴったりですね~。 (*^_^*)

 BGMは、またまたジャズでした。

(おすすめCD)
*Chihiro Yamanaka Trio(山中 千尋) 「Madrigal」
 
 クラシックで培われたのであろう、リリカルなメロディ♪
 華奢な体型からは想像できない、力強いタッチ!
 大胆に転調する曲もあり、飽きずに最後まで一気に聴けちゃいますよ。

 朝晩かなり寒くなりましたね。
 暖かくした部屋で、今夜もお気に入りの音楽を楽しみましょう!

 

2014/11/07 相性良好 H-NF1 + ?

 こちら福岡でも、朝晩冷え込むようになりました・・・。
 みなさま、風邪などひかれていませんか?

 ところで、ケーブル交換や設置の見直し等、ちょっとしたことで音が変わるのも、
 オーディオの面白いところですよね。

 そこで今回は、ちょこっと追加しただけで、音がガラッと変わるもののご紹介です。

*hina ACアダプター用ノイズフィルター H-NF1
 

 これ、効きますよ~!

 実は、ノイズを減らす装置って、あまり良いイメージがなかったんですよね。
 ノイズが減るけど、そのかわりに音の鮮度がなくなるって場合もあるので・・・。

 でも、このノイズフィルターは、使うと「音の鮮度が上がる」のがポイントです。
 いくつか繋いで試してみましたが、ノイズ軽減によるS/Nの向上に伴って、
 解像度がワンランクアップするのが、音の鮮度が上がると感じる要因だと思います。

(おすすめ その1)
*Sound Worrior CDトランスポート SWD-CT10 + H-NF1
   
 
(おすすめ その2)
*hina USB D/Aコンバーター HU-02 + H-NF1
   
 
 どちらも、もともとコストパフォーマンスが高く、クリアな音が特徴ですが、
 H-NF1をACアダプターとの間に入れることによって、音がさらにクリアになります。
 曲をかけた瞬間、すぐに実感できるくらい解像度が上がるので、楽しいですよ!

 他の機器にも十分効くと思いますが、この2機種については相性良好、効果絶大です。
 お持ちの方はぜひご導入を、これからご購入の方はぜひセットでご検討くださいね。

 それからまたまた、食欲の秋の相性良好をここでひとつ・・・。 (^^ゞ

*二階堂&かぼす + ・・・
 
 
 今度は、鮮度抜群の「かぼす」をいただきましたので、麦焼酎と楽しんでみました~♪
 とっても香り高く、ジューシーなかぼす、ほんとにありがとうございます。 (*^_^*)

 麦焼酎は、入手しやすく、かつコストパフォーマンスの高い「二階堂」をチョイス。
 グラスにかぼすをしぼって氷を入れ、焼酎を注いで軽くまぜるだけですが、
 かぼすの香りと酸味が効いて、二階堂ととてもよいマッチングでした。

 おつまみは、「ふぐ皮」。味付けは、ぽん酢、刻みネギ、もみじおろしで。
 こちらにも、かぼすをちょっとしぼると、香りがグ~ンとアップ。

 とっても美味しい相性良好でしたよ♪

 ちなみに、BGMはジャズでした。 (^_-)-☆

(おすすめCD)
*The Trio(小曽根 真) 「新世界」
 
 弦楽器をからめつつ、どっぷりクラシックではなく、やはりジャズというのがポイント。
 ドラマー:クラレンス・ペン作曲の4曲目「Bolero」が特に好きです。

 秋の夜長は、音楽鑑賞にぴったりですね~♪

2014/10/25 新製品の秋 その2 ~CR-N765SE

*hina レシーバー CR-N765SE
 

 ONKYOの新レシーバー「CR-N765」の当店チューンモデル、
 hina「CR-N765SE」の販売を始めました。

 CR-N765、見た目は前モデルCR-N755からほとんど変更なしですが、
 音は、前モデルの魅力を引き継ぎつつ、明らかに進化しています。

 中域から高域にかけてのクリアさは、CR-N755をきちんと継承。
 変わったのは低域の制動力で、確実に向上しています。
 DYNAUDIO Focus160を繋いでみても、きっちり鳴らしきります。

 スピード(音の立ち上がり、減衰の速さ)も、1bitアンプほどではないですが、
 単体アンプと比べても、かなり速い方だと思います。

 ということで、部品の交換、振動対策など、当店おなじみのチューンアップ。
 hina 「CR-N765SE」は、S/Nが向上し、よりクリアに細部まで聴こえます。
 低域のグリップを保ちつつ、高域まですっきり抜けるのも特徴です。

 早速、スピーカーとのおすすめセットも組んでみました。
 その中でも、特にバランスがよいと感じたものをご紹介します。

*hina CR-N765SE & DYNAUDIO Excite X14 セット
 
 
 ハイスピード、高解像度、ワイドレンジで、空間表現に優れたスピーカーで、
 CR-N765SEとの相性もバッチリです。

 上記特徴は、ボーカルやクラシックにぴったりですし、
 低域のグリップ感が今回向上しているのが、うまくマッチして、
 ジャズやロックを聴くのも、とても楽しいです。

 ジャンルを問わず、ハイクオリティな音楽が楽しめますよ~♪ \(^o^)/

 フルオケまで満足に聴きたいという方は、Focus160とのセットがおすすめです。
 CR-N765SEは、Focus160の低域もきっちりドライブ。
 価格もかなり上昇してしまいますが、クオリティもアップします。

*ジン・ライム & ・・・
 

 ライムをいただきましたので、「ジン・ライム」を作って飲みました~♪

 国産ライムなんて、なかなか入手できないですし、ありがとうございます。 (*^_^*)
 しかも、摘みたてとのことで、とってもフレッシュ!

 作り方は簡単!(レシピ一例)
 ①グラスに、ライムをしぼってそのまま入れ、氷を入れる。
 ②冷凍庫でキンキンに冷やしたジンを注ぎ、軽くまぜる。

 ほんとに新鮮なライムで、香りが抜群。軽くしぼっただけで爽やかな香りが広がります。
 その華やかな香りをひきたてるため、ジンも香り高い「ボンベイ・サファイア」をチョイス。
 味もしっかりしているようで、ボンベイ・サファイアとベストマッチングでした。

 おつまみは、捌きたての「サザエの刺身」。
 こちらも、とってもフレッシュ。
 hina CR-N765SE & DYNAUDIO X14と甲乙つけがたい「相性良好」でしたよ。

 またまた、食欲の秋ネタでした・・・。 (^^ゞ

 進化したCR-N765SEとおすすめスピーカーの音、ぜひ試聴してみてください♪

2014/09/28 新製品の秋? ~NEWアンプda3.0 試聴記

 秋らしくなってきましたね。
 「○○の秋」とよく言われますが、みなさまにとっては何の秋でしょうか?

 まずは、「食欲の秋」ですね。私としては・・・。 (*^_^*)
 ほんと、サンマが美味しい季節になりました。

 こちら福岡は、新鮮な青魚がお手頃価格で売られています。
 アジはもちろんですが、サバやサンマの刺身も美味しいですよ!

 音楽・オーディオ好きのみなさまにとっては、やはり「芸術の秋」でしょうか♪
 ということで、音楽を聴くのにぴったりの新製品、試聴レポートです。

*SOULNOTE da3.0 アンプ編
 

  発売前からご予約いただいたみなさま、試聴をご希望のみなさま、
  お待たせいたしました。

  SOULNOTEの新アンプ「da3.0」が、ついに入荷してきました!

  今月の6日、7日の試聴会の日は、法事でお休みをいただいていたので、
  今回入荷して、はじめて音を聴くことができました。

  アンプの音を純粋に聴くために、なるべくクセの少ない機器と組み合わせての試聴です。

  CDトランスポート : PSオーディオ PerfectWave Transport
  D/Aコンバーター : PSオーディオ PerfectWave DAC MK2
  スピーカー : DYNAUDIO Focus 160 Oberon

  まず驚いたのが、高域の繊細さ!S/Nのよさ!

  sa3.0Bと比較しても、解像度が確実にランクアップしています。
  S/Nもさらに向上し、音数などの情報量も上がっているようです。

  帯域バランスとしては、中低域を若干強調。そこに躍動感を感じさせるところに、
  いかにもSOULNOTEらしい魅力を感じます。

  ハイスピード、高解像度、ワイドレンジ、高S/Nを高いレベルで実現させ、
  鈴木さんの音は、現代的にどんどん進化しているみたいですね。

  みなさんも、進化を遂げた「SOULNOTE da3.0」の音を、ぜひ聴いてみてください♪

 またまた「食欲の秋」の話に戻っちゃいますが、夕暮れとともに涼しくなるこの季節、
 美味しいものを食べながら、音楽を聴くのは至福の時ですね。 (*^_^*)

 写真は、「サンマの和風ムニエル」。
 

 前日に刺身で食べきれなかった分を、バターのかわりにサラダ油でムニエルに。
 大葉と梅肉ソースでいただきました。

 食欲の秋 & 芸術の秋。
 今宵も、美味しいものを食べながら、音楽鑑賞いたしましょう♪

2014/09/14 中洲ジャズに行ってきました♪

 9/12(金)、9/13(土)、福岡では「中洲ジャズ」というイベントが開催されていました。

 今年で6回目というこのイベント。歓楽街「中洲」の路上に設けられた特設ステージで、
 大御所や地元ミュージシャンの演奏を無料で楽しめる、というスゴイ企画です!

 仕事が終わり次第、私も駆けつけてきました。
 すでに街はすごい熱気でしたが、負けずに楽しんできましたよ~♪

 10箇所以上のステージで同時に演奏されているので、全部聴けないのが残念ですが、
 とにかく多種多様の演奏が楽しめました。

 今回いろいろ聴かせていただいて、個人的に特にご紹介したいのが、
 Grace Mahya(グレース・マーヤ)さん♪
 

 マーヤさんの、時にパワフル、時にしっとりと歌いあげる、表情豊かなヴォーカル。
 ピアノもステキでカッコイイのは、「Last Live at DUG」のCDで予習済みでしたが、
 やはり生のライブは、極上に魅力的ですね。

 トリオメンバーのドラムは、河村亮さん。とてもカッコイイ演奏で、一気にファンになりました。
 ベースは、日野"Jino"賢二さん。Jinoさんの演奏、個人的に大好きなんです。
 今回も、アグレッシブでグルーブ感あふれる演奏に釘付けでした。

 最後の曲は、ゲストでTOKUさん、西藤ヒロノブさんも加わって、超ノリノリなナンバー。
 観客のみなさんの盛り上がりも最高潮でした。

 それから、気持ちよかったのが、エレキ系ライブならではのあの音♪

 ドラムのアタック音の、立ち上がりの速さ、エッジの鋭さ。
 ライドシンバル、ハイハットなどの、キンキン響く金属音。

 グルーブ感あふれるベースの音。低域もとんでもないスピードで飛んできます。
 スラップ奏法のはじけるような音(「ビンビン、パインパイン」っていうやつ)も鮮明でした。

 今回はエレクトリック・ピアノでしたが、エッジが効いて立ち上がりの速いあの音・・・。
 アコースティック・ピアノとは、音を出す構造も違いますし音も違いますが、それでも、
 ピアノが「打楽器」の性格を持っていることを、実感させるものでした。

 「あっ、この音が好きだから、自分はAE1なんだ~!」
  (※AE1:ACOUSTIC ENERGY社のスピーカー。6/22の当コラムを参照ください。)

 アコースティック楽器の生演奏の空間的な再現とか、音色を出そうというのなら、
 別の選択となるのでしょう。でも、それらを諦めてでも、直線的に飛び出してくる、
 エレキ系ライブのエッジの効いた音が、私は好きなようです。

 純粋に音楽を満喫することができたとともに、自分が追求したい音を再認識できた、
 最高のライブでした!

 みなさんも、ぜひ実際の演奏にふれてみてください。
 「こんな音、うちでも出したい!」っていう方向性が見えるかもしれませんよ♪

2014/09/04 フルオケを楽しみましょう!
          ~美味しいお酒と音楽を♪ その7~

 福岡は今日も雨。今年の夏は、カラッと晴れる日が少ないですね。
 こんな日は、大編成のオーケストラでも聴いて、憂さ晴らしでも♪

*SYSTEM-M4.1「Symphony Master」ver.2 編
 

 Sound Worrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(DAコンバーター)
 ROTEL RC-1580MKⅡ(プリアンプ)
 ROTEL RB-1582MKⅡ(パワーアンプ)
 DYNAUDIO Focus 260(スピーカー)

  低域の量感と、ハイスピード、高解像度を両立したスピーカーに、
  各楽器の繊細感を出しながら、厚みのある低域が特徴のアンプの組合せ。
  (詳細は、6/14の当コラムを参照ください。)

  フルオケを楽しむのに、とても適したシステムだと思いますので、
  マーラーの交響曲あたりを聴いてみましょう。

 おすすめCD
 マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調
 レナード・バーンスタイン:指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1987年)
 

  バーンスタインによる、思い入れたっぷりの濃厚で情熱的な演奏。

  第4楽章のアダージェットは、映画「ベニスに死す」で、特に有名ですね。
  トランペットから始まる、重々しい葬送行進曲の第1楽章も、個人的には好きです。

 マーラー 交響曲第5番 嬰ハ短調
 テンシュテット:指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(1988年)
 

  癌と闘うテンシュテットによる、情念が渦巻くすさまじい名演です。

  マーラーの5番はいろいろ聴きましたが、個人的にはこの2枚が好きですね。
  録音がよいのも魅力で、今回のシステムにもぴったりです。

 あわせて飲みたいカクテルが「ミモザ」。
 大編成オーケストラの華やかな音に負けない、ゴージャスなカクテルです。

 ミモザ(レシピ一例)
  シャンパン 1/2
  オレンジ・ジュース 1/2
   
  ↑「1/2」というのは、作る全体量の1/2ということです。
   ここでは、シャンパンとオレンジ・ジュースを同量ということですね。

 作り方:ビルド(グラスに直接作ります)
  ① グラスに、冷やした材料を静かに注いで、軽く混ぜる。

 グラスは、フルート型シャンパングラスがおすすめですが、
 ワイングラスでもよいと思います。

 シャンパン(シャンパーニュ地方のもの限定)を使うので高価ですが、
 とってもゴージャスな、炭酸の効いたオレンジのカクテル♪

 ウォッカのファンタ・オレンジ割りとは、気品がまるで違う・・・はず。 (^_-)-☆
 というか、色は似てても味はまったく別物だ、と怒られそうですが。

 ただ、シャンパンの代わりに、スパークリング・ワインを使うアレンジは、
 味も似ていて、お財布にも優しいので、十分「あり」ですよ。

 今宵もステキな音楽とカクテルを楽しみましょう♪

 さて、今週末は、SOULNOTE da3.0(新アンプ)の試聴会!です。
 みなさまのご来店、お待ちしています♪

2014/08/31 ONKYO C-N7050
          ~美味しいお酒と音楽を♪ その6~

 ONKYOから、CDプレーヤー+ネットワークプレーヤー、C-N7050が新発売。
 これ1台で、CDもネットワークオーディオも、いろいろ楽しめますね。
 価格からすれば、音も十分満足できるレベルだと感じます。

 ということで、今回はこの新製品を楽しむためのシステムの一例をご紹介。
 そして、またまた例のごとく、おすすめCDとお酒もどうぞ。

*ONKYO C-N7050 を楽しむシステム 編
 

 ONKYO C-N7050(CDプレーヤー+ネットワークプレーヤー)
 Nmode/hina X-PW1-SE(アンプ)
 quadral ASCENT 20(スピーカー)

  アンプは、クリアでナチュラルな音が魅力のX-PW1-SEを選択。
  すっきりした音が特徴のONKYO製品とは、相性良好です。

  スピーカーは、ASCENT 20を選んでみました。
  音数の多さで聴かせるタイプのスピーカーではないのですが、
  金属ユニット由来の高域を持ちつつ、キツさがないのが独特です。

  当店おすすめのなかでは、マイルドな音のスピーカーですから、
  ゆったりと音楽を聴いてみましょう。

 おすすめCD
 小野リサ 「プリティ・ワールド」
 

  往年の名曲がボサノヴァにアレンジされていて、夏にぴったりの名盤。
  おしゃれなカフェで流れてきそうな、ほんわりした音楽です。

 ボサノヴァの本場、ブラジルのお酒といえば「カシャッサ」ですが、
 今回のあわせて飲みたいお酒は、あえてビールでいきたいと思います。
 音楽がおしゃれなので、ビールといっても、ひと味違うものをご紹介しましょう。

 よなよなエール(ヤッホーブルーイング)
 

  軽井沢地方の醸造所で造られた、ペールエールという種類のビールです。
  日本で一般的なビールは、ピルスナーという種類のもので、製法が違います。

  香りが芳醇で、甘み・苦味が効いていてコクがあり、炭酸が弱めなのが特徴。
  豊かな香りと濃い味を楽しむために、冷やしすぎないのが、美味しく飲むコツです。

 八月も今日で終わりですね。
 おかげさまで、決算セールも熱く「お開き」を迎えられそうです。
 来月からも、どうぞよろしくお願いいたします♪

2014/08/24 美味しいお酒と音楽を♪ その5

 またまた、カクテルと音楽のお話です。
 飲まない人には (?_?) 、飲みたいのに飲めない人には (>_<) かも知れませんが、
 もうしばらく、おつきあいください。 (*^_^*)

*ELAC BS 312 システム 編
 

 Sound Warrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(DAコンバーター)
 Nmode/hina X-PW1-SE(アンプ)
 ELAC BS 312(スピーカー)

  以前ご紹介したSYSTEM-M2.1のスピーカーを、BS 312に換えた兄貴分システムです。
  BS 312は、小さくてカッコイイスピーカーなのですが、音も魅力的。

  独特の繊細な高域は、独自のJETツィーターが効いているようですし、
  サイズからは想像できない、豊かで骨太の低域にも驚かされます。
  ということで、サックスのジャズバラードあたりを聴いてみましょう。

 おすすめCD
 エリック・アレキサンダー・カルテット 「Gentle Ballads Ⅱ」
 

  タイトル通り、どこまでも優しく、穏やかなバラード集。
  暑い夏に、夏らしいギンギンの曲というのも、ノリノリでよいですが、
  知的で上品な演奏をクールに楽しむのも、「いとをかし」です。

 あわせて飲みたいカクテルが、「モスコー・ミュール」。
 さっぱりした飲み口のカクテルで、アレキサンダーのスマートな演奏にぴったり。

 モスコー・ミュール(レシピ一例)
  ウォッカ 45ml
  生ライム 1/4個 (しぼったジュースで約15ml分)
  ジンジャーエール 適量

 作り方:ビルド(グラスに直接作ります)
  ① グラスにライムをしぼって、そのまま中に入れ、氷を入れる。
  ② ウォッカ、ジンジャーエールを静かに注ぎ、軽く混ぜる。

 このカクテルの由来にちなんで、グラスの代わりに銅のマグカップを使うと、
 冷え冷えの銅マグの口あたりが、格別ですよ~。

 ジンジャーエールは、ショウガの風味が効いてるのが、個人的には好きなので、
 ウィルキンソンの「ジンジャエール」(えんじ色ラベルのビンの方)を使います。
 同社は、赤ラベルのビンの「ドライジンジャエール」の方が、ドライとついても甘口なので。

 また、上記レシピだとアルコールが強すぎるという方は、お好みで調節してくださいね。

 今回、ご紹介したCD、カクテルは、夏をクールに過ごすのにぴったりですが、
 当店は、月末まで、「熱い決算セール」の真っただ中です。

 決算セールならではの超特価、特典サービスが、てんこ盛り。
 みなさんの「熱いお問い合わせ」、お待ちしています♪

2014/08/21 美味しいお酒と音楽を♪ その4

 お酒と音楽のコラボレーション、まだまだ続きます。 (*^_^*)

*AE1 Classic システム 編
 

 Sound Warrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(DAコンバーター)
 SOULNOTE sa3.0B(アンプ)
 ACOUSTIC ENERGY AE1 Classic(スピーカー)

  AE1というスピーカー、情報量はそれほどないのですが、
  キレがあってシャープな音が飛び出してくるのが特徴です。

  打楽器(特にシンバル)、金管楽器、サックス等の音が魅力的で、
  金属ユニットが効いています。

  アンプ、プレーヤーは、いつも同じで申し訳ないのですが、
  コストパフォーマンスが尋常ではない、おなじみの組合せです。

  このシステムは、AE1のキレキレサウンドが特徴ですので、
  それにマッチしそうな曲を聴いてみましょう。

 おすすめCD その1
 スティーヴィー・レイ・ヴォーン 「The Sky Is Crying」
 

  没後に発表された未発表音源集。エレキギターによるブルースです。
  ストラトキャスター独特のキュンキュンした音が、このシステムにぴったり。
  ついついボリュームを上げてしまいそうです。

 おすすめCD その2
 MAYA 「Love Potion No.9」
 

  コケティッシュな魅力のジャズヴォーカル(ラテン系の曲もあり)ですが、
  バンドリーダー松尾明さんのドラムが効いています。
  このシステムで聴く、シンバルと金管楽器の音は、とても楽しいです。

 あわせて飲みたいお酒ですが、AE1があまりに個性的なので、
 今回はカクテルではなく、シングルモルト(スコッチ・ウィスキー)でいきます。

 スプリングバンク 10年
 

  芳醇な香り、甘さとともに塩辛さを感じる独特の味わいは、
  数あるモルトのなかでも、かなり個性的。
  一度これにハマると、なかなか替わりは見つかりません。

  AE1のクセの強さにあわせるなら、アードベッグ10年かなぁ・・・とも思ったのですが、
  個人的に「今夜飲みたい、個性的なシングルモルト」ということで、こちらにしました。

  味と香りを楽しむためにも、ぜひニート(ストレート)で。
  かなりアルコール度数もありますから、チェイサー(お冷)も忘れずに。

 ブルース、ジャズとシングルモルト、ぴったりあいますね~。
 今宵も、音楽と美味しいお酒を楽しみましょう!

 音楽を楽しむシステムをこれから組まないと・・・という方は、
 電話でご相談、または、お気軽に試聴にいらっしゃってくださいね♪

2014/08/15 美味しいお酒と音楽を♪ その3

 暑い夜に、ひんやりカクテルと音楽のコラボレーション、またまた続きです。
 飽きたといわず、おつきあいください。 (*^_^*)

*SYSTEM 0.89SE 編

 

 hina CR-N755SE(ネットワークレシーバー)
 DALI/hina Zesor1-Ref(スピーカー)

  脅威のコストパフォーマンスを誇るシステム。
  オーディオ入門やサブシステムにぴったりですね。

  価格からは考えられない、十分な情報量の音を出してきますが、
  当店おすすめのなかでは、マイルドな音色のスピーカーですので、
  ヴォーカルものを聴いてみましょう。

 おすすめCD
 大貫妙子 「pure acoustic」
 

  シンガーソングライターの大貫さんが、自らの代表作を再アレンジ、
  アコースティック楽器の演奏で再録音されたものです。

  演奏者も、フェビアン・レザ・パネ(ピアノ)、溝口肇(チェロ)、中西俊博(ヴァイオリン)、
  清水靖晃(サックス)と、とっても豪華な顔ぶれ。

  ふわっとした大貫さんの独特の声が、アコースティック楽器の音と調和していて、
  オリジナルよりこちらのほうが、個人的には好きですね。

 あわせて飲みたいカクテルが、「パッソア・グレープフルーツ」。
 パッションフルーツの甘い香りが魅力的で、夏にぴったり。
 パッソアの甘さとグレープフルーツの酸味、苦味が、ラブソングを引き立てます。

 パッソア・グレープフルーツ (レシピ一例)
  パッソア 30~45ml (お好みで調節してください)
  グレープフルーツ・ジュース 適量

 作り方:ビルド(グラスに直接作ります)
  ① グラスに氷(スーパー等で売っているロックアイスなど)を入れる。
  ② 上記の材料を順に注いで、静かに軽く混ぜる。

 最近、福岡は、どうもすっきりしない天気が続いておりますが、
 こんな日には、カクテルでも飲みながら、ステキな音楽を楽しむのが一番ですね。

 お盆休みの真っただ中という会社も多いと思いますが、当店は元気に営業中!
 このシステム聴いてみたい~というものがありましたら、この機会に是非。
 お近くの方は、ご試聴にいらっしゃってください♪

2014/08/09 美味しいお酒と音楽を♪ その2

 ステキな音楽と冷た~いカクテルのコラボレーション、続編です。 (*^_^*)

*SYSTEM-M2.1 編

 

 Sound Warrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(DAコンバーター)
 Nmode/hina X-PW1-SE(アンプ)
 四十七研究所 Model 4737(スピーカー)

  コンパクトですが本格的なシステムで、クリアな音が魅力ですから、
  ピアノトリオのジャズを聴いてみましょう。
  (音の傾向等は、5/30の当コラムをご参照ください。)

 おすすめCD
 スティーブ・キューン・トリオ 「亡き王女のためのパヴァーヌ」(2005年)
 

  5歳からクラシックピアノを始めたというジャズピアニスト、
  キューン率いるトリオの演奏で、クラシックの名曲をジャズで楽しめます。

  どの曲も、クラシックのおなじみのメロディから素直に始まるのですが、
  その後はグイグイと、キューンのセンスが光るジャズが展開されていきます。

  叙情味あふれるピアノがステキですが、ちゃんとスイングしているのも、
  好きなところです。

 あわせて飲みたいおすすめカクテルが「ジン・トニック」。
 夏の夜にぴったりのキリッとした味のカクテルです。
 引き締まったSystem M-2.1の音とも相性良好でしょう。

 ジン・トニック (レシピ一例)
  ドライ・ジン 45ml
  トニック・ウォーター 適量
  生ライム 1/6個

 作り方:ビルド(グラスに直接作ります)
  ① グラスにライムをしぼって、そのまま中に入れ、氷を入れる。
  ② ドライ・ジン、トニック・ウォーターを静かに注ぎ、軽く混ぜる。

 爽やかな香りと引き締まった味を楽しめるので、個人的には、
 ドライ・ジンは「ビーフィーター47度」、トニック・ウォーターは「シュウェップス」を
 使うのが好きですね。

 氷が解けると水っぽくなるので、ロックアイス等の硬い氷を使うのと、
 注ぐとき、混ぜるときは、そっと静かに、がおいしく作るコツでしょうか。

 ビアガーデンで生ビールってのも魅力的なシーズンですが、
 ご自宅で、「カクテルを片手にジャズ」ってのも、なかなかいいですよ~♪
 

2014/08/04 美味しいお酒と音楽を♪ その1

 暑い夏の夜は、お気に入りの音楽を聴きながら、つめた~く冷えたカクテルを、
 ・・・ってのはどうでしょう? (*^_^*)

*SYSTEM-M2.0 「Orchestra Driver」 編

 

 Sound Warrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(DAコンバーター)
 SOULNOTE sa3.0B(アンプ)
 DALI/hina Zensor7-Ref(スピーカー)

  低域が豊かなこのシステムなら、やはりオーケストラを聴きたくなりますね。
  (音の傾向等は、6/14の当コラムをご参照ください。)

 おすすめCD
 ラフマニノフ 交響曲第2番 ホ短調
 アンドレ・プレヴィン:指揮/ロンドン交響楽団(1973年)
 

  この曲は、以前はカット版で演奏されることが多かったようですが、
  全曲版を演奏してその魅力を世に広めたのがプレヴィンです。
  ちょっと録音が古めですが、Zensor7-Refのソフトさがちょうどよいかも・・・です。

  ロマンチックに旋律を歌わせる演奏が、ラフマニノフにぴったり♪
  甘美な旋律が続く第3楽章は、個人的に大好きです。

 そして、あわせて飲みたいおすすめカクテルが「スプモーニ」。
 ちょっと苦味のきいたさっぱり味のカクテルです。
 ラフマニノフの曲が甘~いので、ぴったりかなぁ・・・と。

 スプモーニ (レシピ一例)
  カンパリ 20ml
  グレープフルーツジュース 20ml
  トニック・ウォーター 適量

 作り方:ビルド(グラスに直接作ります)
  ① グラスに氷(スーパー等で売っているロックアイスなど)を入れる。
  ② 上記の材料を順に注いで、静かに軽く混ぜる。

 材料がそろえば簡単なので、みなさんも作ってみてください。
 今宵あたり、美味しいカクテルと音楽鑑賞なんて、どうですか♪

2014/07/31 プラチナ級のゴージャス感をどうぞ

*DYNAUDIO Confidence C1 Platinum

 

 前回の日記の際に、試聴に使用したConfidence C1Ⅱですが、
 マイナーチェンジして、「Confidence C1 Platinum」になりました!

 当店にも展示機が入荷しましたので、そのお知らせです~♪

 メーカーのホームページによれば、パフォーマンスや音質はそのままに、
 同社のフラッグシップモデル「Evidence Platinum」の贅沢な仕上げを施したとのこと。

 モカ、ボルドー、ローズウッド、ピアノブラックの4色展開のようですが、
 当店に入荷したのは、ローズウッドです。

 見てみると、ローズウッドの木目の上にクリアピアノラッカー仕上げがされているので、
 高級感のある、とっても綺麗な仕上げです。

 また、ツィータープレートも黒色にして、シルバー部分を黒くすることで、
 色の統一感もねらっているようです。

 ただ、仕上げにこだわった分、価格も上昇してますが・・・。

 エイジングはまだまだですが、音はやっぱりDYNAUDIO!
 ハイスピード、高解像度で、情報量も多く、リアリティ抜群の空間表現をしてくれます。
 上位グレードのConfidenceともなれば、さすがのクオリティですね!

 C1をまだ聴いたことがないという方は、この際にぜひ、
 聴いたことのあるという方も、このタイミングでぜひ、
 高級感アップ \(^o^)/ 、クリアラッカー仕上げに生まれ変わったC1 Platinumを、
 体感しにいらっしゃってください。

 お待ちしています♪

2014/07/12 アンプ聴き比べ ~ マリアージュその②

*DYNAUDIO Confidence C1Ⅱ + ・・・
 
 今回は、DYNAUDIO社のスピーカーの相性についてコメントしてみたいと思います。

 試聴したのは、「Confidence C1Ⅱ」。
 「ワイドレンジ、ハイスピード、高解像度」という同社の特徴がよく出ています。

 このスピーカーは、空間表現に優れるとともに、アンプ、プレーヤーなど、
 音の上流部分の機器等の音を、本当に素直に出してくるスピーカーだと感じます。

 「香りを特に強調するでもなく、ガツンと個性的な味を出すのでもなく、
 いろいろな料理とマッチして、その味を引き立たせるのが上手なお酒」
 というイメージでしょうか。

 前回の「AE1 Classic」とは、全然違いますね・・・。 (^^ゞ

 ということで、C1Ⅱをお酒に例えたので、今回はアンプを魚料理に例えつつ、
 相性を探っていきましょう!

 多少、無理はありますが、
 「その例え、よかね~!(いいね~!)」、「違うっちゃないと?(違うんじゃないの?)」
 と盛り上がっていただければ幸いです。

*Nmode X-PM10 「ヒラメの刺身」
 
 いけすから上げたばかりのヒラメ、カワハギなど、
 鮮度抜群の白身魚の薄造りというイメージでしょうか。

 超ハイスピード。フラットな帯域バランスで解像度も抜群です。
 もう少しパワーがほしいところですが、透明感あふれるピュアサウンド。

*SOUNOTE sa3.0 「カンパチの刺身」
 
 それに対してこちらは、カンパチ、ヒラマサなどの刺身というイメージ。
 鮮度抜群のプリップリッの食感とともに青魚特有の旨みが美味です。

 ハイスピードかつ高解像度、ライブ感あふれるサウンド。
 引き締まっていて、かつグルーブ感あふれる低域が独特の持ち味です。

*ROTEL RC-1580MKⅡ+RB-1582MKⅡ 「キスの天ぷら」
 
 
 あっさり味の白身魚もカラッと揚げた天ぷらで食べるとボリューム満点。
 キスの繊細な旨みを生かすため、抹茶塩で食べる感じでしょうか。

 繊細でクリアな高域を出しながら、たっぷり豊かな低域を聴かせます。
 スピードも十分で、躍動感もあり、とてもオーケストラ向きの音です。

*LUXMAN L-507uX 「タイのかぶと煮」
 
 板前の腕が冴える、大振りなタイのかぶとの煮付。
 濃すぎず薄すぎず、程よい味付けが素材を生かしています。

 ゴージャスでリッチな暖色系の音色。スピードもそれなりにあります。
 繊細な高域、緻密な中域、豊かだが弾む低域、よい意味で優等生サウンド。

*ATOLL IN100-se 「シタビラメのムニエル」
 
 フレンチシェフの味付けが光るシタビラメのムニエル。
 濃厚な味わいたっぷりのバターソースがポイントです。

 駆動力があり、たっぷり豊かに低域を響かせます。
 中高域にかけての独特な翳りのある響きは、ボーカル向きでしょうか。

*まとめ
 ストレートで色付けの少ないスピーカーだけに、アンプの音がもろに出てしまい、
 相性良好探しというよりは、アンプの聴き比べになってしまいました。

 みなさんは、どの組合せで聴いてみたいですか?

 今回は、「C1Ⅱ」という高めのグレードのモデルで試聴をしましたが、
 「ワイドレンジ、ハイスピード、高解像度」という基本的な音の方向性は、
 Focusシリーズ、Exiteシリーズ、DMシリーズでも貫かれています。

 お好みで、DNAUDIOのスピーカーと各社のアンプとを組み合わせて、
 ぜひ、実際に音を聴き比べにいらっしゃってください。

 お待ちしております♪

2014/07/02 スピーカーとアンプのマリアージュ

*AE1 Classic + sa3.0B = とにかく、楽しんじゃえ~♪

   

 最近、ACOUSTIC ENERGY社のスピーカー、AE1 Classicのご試聴に来てくださる
 お客様が増えてきています。

 社長吉田による懐かしさ満点の商品紹介がよかったのか、
 それとも、このページのハチャメチャコメントがよかったのか、
 いずれにいたしましても、ありがとうございます!

 AE1 Classicは、小さい割には鳴らしにくいスピーカーです。
 試聴の際に、「SOULNOTE sa3.0Bで鳴らせますか?」というご質問を受けました。

 しかし、sa3.0Bがおかげさまで大人気!
 貸出デモ中で、その場ですぐに試聴できません・・・。

 「sa3.0Bはパワーあるし、大丈夫だよ~。」という思いと、
 「いや~、でも、あのAE1やしなぁ・・・。」という心配とが交錯するなか、
 とりあえず、宿題にさせていただきました。

 本日、展示機が戻ってきたので、早速、組み合わせて試聴したところ・・・。

 楽しいじゃん!!
 ボリュームを上げると、「キレキレ」サウンドがすごい迫力で飛んできます。

 真っ青な空に立ち上る入道雲・・・、
 ギラギラ照りつける太陽を見上げながら、
 「梅雨、明けたな・・・。」(あくまで、音のイメージです。)

 シンバル等の金属音がとっても楽しい、あのギラついた独特の高域、
 量感はあまりないものの、引き締まってパンパン出てくる低域・・・。
 sa3.0Bは、AE1 Classicの魅力をちゃんと引き出してくれるようです。

 またひとつ、「相性良好」ができますね。

 真夏の太陽みたいなギンギンな音を聴いて、
 梅雨をふっ飛ばしちゃいましょう♪

2014/06/28 続・製品のご紹介

先日、ご紹介したACOUSTIC ENERGY社(以下、AE社)のスピーカーですが、
新たに、Radiance1が展示機として入ってきましたので、早速試聴してみました。

*Radiance1 「楽しい>正しい」を楽しもう
          ~ジメジメした梅雨・・・カラッと過ごしたいあなたへ



 上位モデル(Reference、Classic)と比べると低域が軽いのですが、
 元気よく鳴るスピーカーです。

 独特の高域の音は、AE社ならではのこだわりを感じます。
 シンバルの音などの、金属音が本当に金属っぽい音がするところは、
 ツィーターが替わっても、ちゃんと引き継いでいるようです。

 DYNAUDIO社のスピーカーのように、情報量の多い音は出ないのですが、
 必要なだけの解像度は備えつつ、キレのよさと開放的な鳴りで聴かせる、
 というのが特徴でしょう。

 DYNAUDIO社が、「正しい=楽しい」音を目指すイメージなのに対し、
 AE社は、「楽しい>正しい」音を楽しもうというスタンスではないかと思います。

 ただし、AE1 Classicほどではありませんが、ある程度パワーのあるアンプでないと、
 なかなか魅力的には鳴ってくれないようです。
 というのも、もともと高域寄りのスピーカーではあるのですが、パワーが不足すると
 低域がまるで出なくなる傾向にあるようで・・・。

 最初、NmodeのX-PM10で試聴したのですが、高域がとてもよい割に低域が出ません。
 そこで、情報量では及ばないもののパワーは上だというX-PW1-SEに替えたところ、
 とてもよいマッチングでした。

 CDを聴くのなら、この組合せに10万円台ならコレがイチオシというCDトランスポートとDAC
 (2014/5/30のコラムをご参照ください)をあわせて相性良好システムが組めそうです。
 ボリューム上げたら、きっと楽しいですよ。

 カラッと元気のよい音を聴いて、ジメジメした梅雨を乗り越えましょう♪

2014/06/22 製品のご紹介

今回は、ACOUSTIC ENERGY というブランドのスピーカーのご紹介です。
メインページでも採りあげられていますが、私なりの感想を書かせていただきます。

*AE1 Classic 若気の至り
           ~正しい音ではイマイチ満足できないあなたへ

 

 音も完全復刻しているのか心配でしたが、音が出た瞬間、「!!!」
 
 「完全復刻です!」(・・・といってもいいと思います。)
 
 20年前に戻るわけにはいかないので、完全な比較試聴はできないのですが、
 朝聴いてきた音とほぼ同じなので・・・。(私の個人所有スピーカーは、20年前のAE1です。)
 
 メインページの商品紹介では、
 「耳から血が出る」などと激しい表現をされていますので、ちょっと違った表現をさせてもらいますと、
 極彩色の音、「エロ・グロ」の極致
 とでも申しましょうか・・・。
 
 臨場感もそれなりにあるのですが、臨場感とは違う、変なナマナマしさがあります。
 個人的には、鈴木清順監督による映画「陽炎座」(1981年公開)の色彩感のイメージでしょうか。
 ギラギラに強調された極彩色の音に、グロテスクなエロスを感じてしまうのでしょう。
 
 低域はサイズの割にはありますが、何といっても高域がキンキンに出ますので、
 高域寄りのスピーカーです。
 ジャズのドラムのシンバルやフュージョンのベースのスラップ奏法とかが気持いいです。
 
 レンジ、解像度、スピードの観点から冷静に聴けば、
 DYNAUDIOなど現代的なスピーカーの方がはるかに上なのですが、
 エッジの効いたキレのよい音を出すので、聴覚上のスピードは速く感じます。
 小さなライブハウスでエレキ系のバンドを聴くような音のイメージでしょうか。
 
 ただし、情報量ではなく、キレのよさと音圧で聴かせるタイプなので、
 ハイスピードでかつ駆動力のあるアンプでないと面白くないと思います。
 (実際に、20年間で、私もアンプを何度も買い換えました。)
 
 お店では、電源強化したNmode X-PW1-SE(2台)で試聴しました。
 自宅では、marantz PROFESSIONAL AF01(プリ)+PA02(パワー、2台をBTL接続)で聴いております。
 
 どちらも、スピードと馬力を兼ね備えたアンプですが、
 Grover Washington,Jr 「Take Five (Take Another Five)」を聴くと、
 自宅のアンプの方が、より馬力があるので楽しい。リズムが弾むし、音がギャンギャン飛び出してくる。
 Rodrigo y Gabriela 「Stairway to Heaven」を聴くと、
 お店の1bitアンプの方が、よりハイスピードなので楽しい。音の立ち上がりがとても速いので、キレがいい。
 ・・・という違いがあって面白かったです。
 
 まぁ、好き嫌いがはっきりわかれるスピーカーだとは思います。
 個人的には、ついついボリューム上げて、アドレナリン出まくり~♪なスピーカーなのですが。
 
 このコラムを見て、このスピーカーに興味を持った方は、楽しいのでぜひ、
 やめとこうかなぁと思った方は、「怖いもの見たさ(この場合は聴きたさ?)」でぜひ、ご試聴を。
 
*Radiance2 ないものねだり①
          ~トールボーイでもキラキラの高域をあきらめられないあなたへ

 

 トールボーイ型で、低域が豊かでありながら、元気よく弾む感じの音です。
 高域もしっかり出ますし、廉価版でもAEらしさがよく出ています。
 よく聴けば、低域が軽い気もしますが、この価格帯では、間違いなくおすすめでしょう。
 早速、相性良好システムに組み込みたい製品です。

*Reference1 ないものねだり②
           ~気品のあるAcoustic Energyがどうしても聴きたいあなたへ

 
 AEらしい高域の伸びを感じさせつつも、レンジが広くなり、低域もしっかり出ます。
 一般的には、よい音なのかもしれませんが、お上品すぎて「う~ん・・・」。
 どうも、個人的に「お上品なAEはAEではない」と思ってしまうのかもしれませんが、
 優等生になろうとして、個性を失っている気がします(あくまで個人的意見です)。
 
ACOUSTIC ENERGYのスピーカー、試聴にいらっしゃってください。
上記の3種のスピーカーは展示試聴モデルがございます。
お待ちしております♪

2014/06/20 この歌は~いつか聴いた歌~♪(「この道」風に)

初めて聴くのに、この曲どこかで聴いたような・・・。
・・・あっ、あの曲のあそこにそっくり!

ということ、みなさんもありませんか?
今回は、今までそう感じた曲たちを紹介したいと思います。

またまた、「そうかな・・・?」、「そうそう!」と盛り上がっていただければうれしいです。

*その①
Led Zeppelin 「Trampled Under Foot」(1975年)
B'z 「(似すぎなので自粛・・・)」(1989年)


 どちらもかなり前の曲ですが、これ有名ですよね。
 当時、バンドをやってた友人から教わって、聴いてびっくり!
 別の友人が、「Trampled ~」にあわせてB'zの歌詞で歌ってくれました。
 調べてみると、実は「Trampled~」も元ネタがあるという説があって、
 Stevie Wonder 「Superstition(迷信)」(1972年)とのこと・・・。
 確かに似ています。

*その②
福山芳樹 「真赤な誓い」(2006年)
桑田圭祐 「銀河の星屑」(2011年)


 割と最近のメジャーどころでは、これです。
 「銀河の~」は、金原千恵子さんのヴァイオリンをフィーチャリングした曲ですが、
 そのヴァイオリンの旋律を聴いたときに、「おっ?」ってなりました。
 「真赤な~」の出だし(=サビの部分?)にとってもよく似ています。
 検索してみると、インターネットでもそれなりに盛り上がっていましたよ。

*その③
L'Arc∼en∼Ciel 「ガラス玉」(1995年)
Rodrigo y Gabriela 「IXTAPA」(2006年)


 ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ、演奏もカッコイイし、録音もよいし、
 気に入って聴いているのですが、初めて聴いたときに「えっ?」ってなりました。
 「IXTAPA」は、出だしの激しいギターの後、すっと静かになって独特のアルペジオが始まるのですが、
 「ガラス玉」のAメロのギターのアルペジオ(波音から始まった後の出だし)と多分ほぼ同じです。
 コード進行が同じならそうなってしまうのかも?ですが・・・。
 この2曲を入れてワード検索しても、今のところ出てきません・・・。両方聴く人はいないのかなぁ・・・。

*その④
和田加奈子 「ジェニーナ」(1987年)
L'Arc∼en∼Ciel 「虹」(1997年)


 「虹」を初めて聴いたときに、どっかで聴いた感じやなぁ・・・って、ずっとひっかかっていて、
 しばらく経って、「ジェニーナ」を思い出したときに、「あっ、これやん!」って。
 出だし=サビの部分が、なんとなく似ているんです。
 和田加奈子さんって、たぶん知らない人も多いと思いますが・・・。
 この2曲のワード検索も、ヒットしませんでした。まあ、両方聴く人いないでしょうね・・・。
 ちなみに、L'Arc∼en∼Cielの「DIVE TO BLUE」は、私のカラオケの持ち歌です。 (^^ゞ

以上、似た曲シリーズでした。機会があれば聴いてみてください。
また、もっと似てるのあるよ~というのも、ぜひ教えてください♪

明日(21日)は、Nmode X-RM100(スピーカー)試聴会!です。
みなさん、お待ちしております♪

2014/06/18 CD紹介~個人的にイチオシ! その2

録音には目をつむって、演奏はこれが個人的にイチオシ!シリーズ・・・。
前回は2枚だけだったので、もうちょっとだけ書いてみようかなと思います。
今回も、「そうかな・・・?」、「そうそう!」と盛り上がっていただければ幸いです。

*マーラー 交響曲第9番
 ブルーノ・ワルター:指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1938年録音)

 
  第二次大戦の前年、ナチスドイツの脅威が増していく中のウィーンでのライブ録音。
  死への恐怖をはらんだ緊張感と現実逃避ともいうべき甘美さを極めたこの演奏は、
  この時期、この場所、このメンバーでしかできない一期一会のものなのでしょう。
  (・・・というふうに、私の耳がプラシーボにかかっているのかもしれませんが・・・。)
  三島由紀夫の「金閣寺」をちょっと思い出しますね。
  この録音、1938年ということを考えれば、割と聴きやすいと思いますが、
  良い音で聴きたいときには、バーンスタイン/ACO(こちらも名盤)を聴いています。

*ブラームス 交響曲第4番
 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー:指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1948年録音)

  タメを効かせた独特な冒頭、その後も緩急自在、フルトヴェングラーらしい濃厚で激しいライブ演奏です。
  個性の強い演奏は、場合によっては表面的に聴こえることもありますが、この指揮者は別次元の極みに達しています。
  どんなにテンポを揺らしても一本筋が通っているというか、背後に揺るぎない高い精神力がみなぎっているため、
  とんでもない説得力で迫ってくる名演が他にも数多くあります。
  音は、上記のワルター盤より悪くてかなり聴きづらいのですが、この曲では一番好きな演奏ですね。
  ただ個人的には、この曲はこれしかダメというわけではなく、好きな演奏はけっこうあります。
  バーンスタイン/VPO、ワルター/CSO、クライバー/VPO、バルビローリ/VPOあたりを持っていて、
  ベーム/VPOもそのうち欲しいなぁと思っています。
 
*チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」
 フェレンツ・フリッチャイ:指揮/ベルリン放送交響楽団(1959年録音)

 
  個性的ですがとても説得力のある、「悲愴」というタイトルにぴったりの名演奏です。
  1963年、白血病で48歳という若さでこの世を去ったフリッチャイ。
  闘病を経て一時的に復帰したこの時期の演奏は、まばゆいばかりの最期の輝きを放っています。
  (これまた、私の耳がプラシーボ・・・?)
  この曲、名盤といわれるものをかなり聴きましたが、「これだ」というものになかなか出会えず困ってました。
  そんなときにめぐり会ったのがこれで、個人的にはこれしかないという演奏です。
  録音もこの年代にしては比較的よいです。

*ショパン ピアノ名曲集
 サンソン・フランソワ:ピアノ(1959~1970年録音)

  
  1曲目の「英雄ポロネーズ」からとても個性的な演奏で、この人たぶん酔っぱらってます(笑)。
  湧き上がるファンタジーとでもいいましょうか。典型的な天才肌の演奏は、リズムやテンポの変化が独特で、
  嫌いな人には全く受け付けられないと思いますが、ハマるともう抜けられません。
  瞬速の「小犬のワルツ」は、本当に小犬がじゃれているようですし、他にも名演奏が目白押しですが、
  個人的にはバラード第1番がいちばん好きです。
  バラード&スケルツォ集も持っていて、そちらと迷ったのですが、
  ショパンの有名曲でおいしいところがいろいろ聴けるので、こちらを推薦盤としました。
  キワモノ演奏をイチオシとしましたが、ルービンシュタインのショパンも好きですよ。
  リパッティによるワルツ集もいいですよね。

*サティ ジムノぺディ~サティ名曲集
 ラインベルト・デ・レーウ:ピアノ(1992年録音)

 
  サティの初期の作品集。有名なジムノぺディ、テンポのあまりの遅さにびっくりされる人も多いかも・・・。
  サティの音楽は音が少ない分、「間」がとても重要だと感じるのですが、個人的には、
  デ・レーウによる極遅テンポから紡ぎだされる独特の「間」が大好きです。
  有名どころは、グノシエンヌも全曲入っています。収録曲の中では、私としては、
  ジムノぺデイとともにオジーヴも好きですね。

ということで、今回の個人的イチオシ!5枚でした。
あらためてみてみると、テンポを揺らしたクセの強い演奏や情熱的な演奏が好きなようで・・・。
最後のサティは、の~んびり聴けますが、ある意味めっちゃ個性的です。

みなさんのおすすめCDは何ですか?
お気に入りのCDを持って、試聴にいらっしゃってくださいね♪

2014/06/15 CD紹介~今回の試聴CD+演奏は個人的にイチオシ!CD

先日、相性良好にオーケストラ再生におすすめのシステムを追加しましたが、
今日は、その際の試聴に使用した私のCDをご紹介しようかなと思います。

*ホルスト 組曲「惑星」
 ウラディーミル・ユロフスキ:指揮/ロンドンフィルハーモニー管弦楽団(2009年録音)

 
  この指揮者、全く知らなかったのですが、某通販ショップのレビューを読んで購入しました。
  最近の録音だけあって、とても音がよいです。各楽器の音が明瞭で、ダイナミックレンジも大きいので、
  フルオケ再生にこだわった今回の試聴にぴったりでした。
  演奏は、最初の火星からかなりの猛スピードで、現代の指揮者にしては、かなり個性的。
  面白いと思いますが、演奏としては、個人的にはボールト(指揮)の5度目の録音の方が好きですかねぇ。

*リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」
 ヴァレリー・ゲルギエフ:指揮/キーロフ歌劇場管弦楽団(2001年録音)

 
  とても濃厚な演奏です。アラビアンナイトのイメージにぴったりという人もいれば、
  濃すぎて全曲通して聴くのは無理という人もいるでしょう。
  こういう感じの豚骨ラーメン、ありますよね~。
  一口飲んだら「このスープ、すごいコク!」、でも半分食べたところでお腹いっぱいみたいな・・・。
  ちなみに録音も、とてもよいです。今回の試聴に、これまたぴったりでした。
  この曲、あっさり味が好きな人には、プレヴィン/VPO盤あたりがおすすめでしょうか。

*J.S バッハ 管弦楽組曲 第1番~第4番
 トレヴァー・ピノック:指揮/イングリッシュ・コンサート(1978、1979年録音)

  とりあえずバロック音楽もすっきり聴けるかということで、試聴してみました。
  今となっては、それほどよい録音ということもないですが・・・。

同じ曲でも、指揮者やオケの違い等で全然違った演奏になるのもクラシックの面白さ。
お気に入りの演奏で録音がよければいうことなしなのですが、なかなか少ないですよね・・・。
そこで、録音には目をつむって、演奏はこれが個人的にイチオシ!というのをちょっとだけご紹介。
「そうかな・・・?」、「そうそう!」と盛り上がっていただけたら幸いです。

*ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
 スヴャトスラフ・リヒテル:ピアノ
 スタニスラフ・ヴィスロツキ:指揮/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団(1959年録音)

 
  リヒテルによる名演奏です。第一楽章冒頭の重々しいピアノタッチで一気に引き込まれ、
  6分~7分すぎあたりの盛り上がるところで、もう完全に降参です。
  切ない第2楽章、華やかな第3楽章も聴き逃せません。
  オーケストラがあっさりと普通の演奏をしているので(かえってバランスが良いのかも)、
  リヒテルの重いタッチ、所々で魅せるものすごいタメ等が際立っているのかもしれません。

*シューベルト 交響曲第8番「未完成」
 ブルーノ・ワルター:指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック(1958年録音)

 
  晩年のワルターによる音楽への慈しみあふれる名演奏。
  ゆったり、たっぷり・・・、本当にうまく旋律を歌わせているなぁと惚れこんでしまいます。
  第2楽章のテンポの遅さは他に類を見ない気もしますが、
  間延びしているとか、じれったいとかいうように感じることはありません。
  むしろこれにハマってしまうと、他の演奏が早すぎるように感じるのが不思議です。

2014/06/14 相性良好更新

相性良好に2つのシステムを追加しました。

吉田苑では、おすすめシステムを組む場合、解像度やスピードの観点から、
小型ブックシェルフスピーカーを中心としたものが多く、
(お求めやすい価格帯のものは、なおさらそうなります。)
「フルオーケストラの再生には限界がありますが」という言い訳もけっこう見受けられます。
そこで今回は、解像度、スピードへのこだわりをちょっとだけ我慢して、
フルオーケストラを楽しむためのシステムを組んでみました。

*SYSTEM-M2.0



 なるべくお求めやすい価格でフルオーケストラを楽しめるシステムを、
 というコンセプトで組んでみました。

 交響曲、管弦楽曲等を聴く場合、どうしても低域の量感が欲しくなります。
 ということで、スピーカーはDALI/hina Zensor7-Refを選択。
 ただし、このスピーカー、豊かな低域はオケ向きなのですが、
 DYNAUDIOのように解像度が高くないのがツライところです。
 価格を考えれば、仕方のないことなのですが・・・。

 ということで、Zensor7-Refの限られた情報量を最大限引き出すために、
 上流部分で如何に情報量を落とさず、鮮度を保った状態の音を入力するか、
 その点に着目して、CDプレーヤーとアンプを選びました。

 情報量とスピードの観点から20万円未満でCDプレーヤーを選ぶとすれば、
 現在いちばんおすすめなのは、前回にも書きました通り、
 SoundWorrior SWD-CT10(CDトランスポート)
 Nmode X-DU1(D/Aコンバーター)
 の組合せです。
 アンプは、低域をしっかりグリップしたいので、SOULNOTE sa3.0をチョイス。

 この組み合わせで、フルオーケストラの低域をたっぷり味わえるだけでなく、
 バロック音楽等も比較的すっきりと聴くことができます。
 クラシック全般を楽しむことができるシステムになっていると思います。

*SYSTEM-M4.1



 オーケストラ再生で満足できる低域の量感を確保しつつ、
 情報量にもこだわったシステムを目指しました。

 解像度、スピードをトールボーイ型で追求すれば、DYNAUDIO Focus260あたりが
 最低限欲しくなってきます。

 これに、SOULNOTEのsa3.0をあわせると引き締まった低域が楽しめるのですが、
 ここはフルオーケストラの再生を想定してROTEL RC-1580MKⅡ、RB-1582MKⅡという
 セパレートアンプを選択しました。
 各楽器の繊細さもそれなりに出しながら、豊かな低域を聴かせてくれますので、
 Focus260との組合せで聴くオーケストラはとても楽しいです。

 CDプレーヤーもROTELのRCD-1570としました。
 この価格帯の一体型CDプレーヤーとしては一番おすすめというのと、
 アンプとの見た目の一体感が理由で、ここはちょっと妥協しています。

 Focus260の情報量をより活かすのは、上記M2.0でも採用した、SWD-CT10、X-DU1の組合せです。
 リモコンもありませんが、音のみで考えた場合、現状のベストマッチングはこちらです。



 このM4.1は、価格もM2.0からするとぐっと上がってしまいますが、
 フルオーケストラからバロック音楽、室内楽まで幅広くクラシックを満喫できるシステムだと思います。

おすすめシステム、ぜひ試聴しにいらっしゃってください♪

2014/05/30 相性良好更新

日記の更新、サボっててすみません・・・。

当店ホームページの相性良好のコーナーですが、販売終了が結構あったので、
おすすめシステムが組めないかなぁ・・・と、いろいろ繋いで試聴を繰り返していました。
社長のOKが出ましたので、ミドルクラスのシステム、一部更新です。

*特におすすめその1~SYSTEM-M2.1



 デスクトップに収まりそうなほどコンパクトサイズながら、音は本格派です。

 SOULNOTEのsc1.0、NmodeのX-CD1が生産中止となってから、
 10万円台の価格帯で自信を持っておすすめできるCDプレーヤーがなかったのですが、
 SoundWorrior SWD-CT10(CDトランスポート)とNmode X-DU1(DAコンバーター)の組合せが
 けっこう頑張っていて、やっとおすすめできるものができました。

 同価格帯の対抗馬は、ROTEL RCD-1570でしょうが、
 情報量とスピードの観点から、個人的には上記の組合せの方が好みです。

 Nmode X-PW1-SEは、1bitアンプならではのハイスピードとなめらかさが特徴で、
 この価格帯では素晴らしいコストパフォーマンスを実現しています。

 四十七研究所の#4737は、フルレンジのよさを生かしながら、
 フルレンジらしからぬ高域の伸びを持ち合わせていて魅力的です。

 オーケストラ再生にはやはり限界を感じますが、
 ヴォーカルものや室内楽などを中心にジャンルを問わず、
 ハイスピードで臨場感あふれる音が楽しめるシステムだと思います。

*特におすすめその2~SYSTEM-M2.2



 CD出力はSYSTEM M2.1と同じで、アンプにSOULNOTE sa3.0、
 スピーカーにDYNAUDIO EXICITE X14という組合せです。

 SOULNOTE sa3.0は、他社のスピーカーを鳴らすことも想定して開発されたとのことで、
 どんなスピーカーでも(極端なものでなければ)、きっちり駆動させてくれます。
 ハイスピードで押し出しが強く、躍動感があるのが特徴でしょうか。

 DYNAUDIO EXICITE X14は、この価格帯ではまず対抗馬が見当たらないくらいの
 情報量、レスポンス、空間表現のよさを持ったスピーカーだと感じます。
 大編成のオーケストラもジャズやロックと同様に満足したいという方には、
 同社のFocus160が最低限必要でしょうが、大きさも価格もかなり違いますので・・・。
 このサイズ、この価格帯なら、自信を持っておすすめしたいスピーカーです。

 このシステム、ジャンルを問わず(上記の通り、大編成オケは限界がありますが)、
 ハイスピードで臨場感あふれる音を楽しむことができます。
 個人的には、フュージョン系が特に楽しいかな・・・、ついボリューム上げたくなりそう・・・
 などど思っています。

 オプションで、スピーカーを当店チューニングモデルX14 Oberonに変更することもできます。
 この「SYSTEM M2.2 Oberon」、個人的にはイチオシです。

 オリジナルのX14も十分に魅力的ですが、チューンモデルX14 Oberonは、
 さらに情報量が上がり、引き締まった低域も躍動感を感じます。
 特に、伸びのある高域は、上位機種搭載のツィーター「エソター」を感じさせるところがあり、
 「えせター」とか「ウソター」とかいって盛り上がっています。
 (「えせ」とか「うそ」とか言っていますが、もじっているだけで敬意をこめて称賛しています。)

おすすめシステム、ぜひ試聴してみてください♪


2014/04/12 ハイレゾ音源

本日は、ハイレゾ音源にご興味を持たれたお客様がご来店され、
PCオーディオでハイレゾ音源を試聴する機会がありました。

店長の選曲は、
Torbjorn Dyrud,Nidaros Cathedral Choir
"Med Jesus vil eg fara"
ノルウェーにあるニーダロス大聖堂の聖歌隊のコーラスのようです。

曲が始まった瞬間、眼前に教会が出現しました。
左右だけでなく高さ、奥行きまで再現する圧倒的な臨場感に
大変驚きました。

CDもしっかり録音されたものを、それなりの機器で再生すれば、
満足できる臨場感を得られると思います。
ただ、さらに生の演奏に限りなく近づけていこうとした場合、
追求していく方向として将来性を感じます。

おそるべし、ハイレゾ音源!

ちなみに、試聴した機器は
ESPRESSIVO SOUND
PS Audio PerfectWave DAC MK2
Spectral DMC-30SS
Spectral DMA-200S
TIDAL PIANO CERA
です。

ハイスピード・高解像度で情報量の多い機器の組合せですので、
ハイレゾ音源の試聴にぴったりだと思います。

その後、お客様のご要望で、いくつかの機器を繋ぎかえて試聴しました。
当店では、できるかぎりその機器の音を試聴していただくため、
その都度繋ぎかえて試聴していただいております。
試聴ご希望の機器がございましたら、どうぞお気軽におっしゃってください。

ハイレゾ音源にご興味を持たれておられる方、まだ聴いておられない方、
ぜひ、当店でお試しください。

また、いくつかの機器を聴き比べてみたい方も、
いつも聴かれているCD等の音源をお持ちになって、
お気軽にご来店ください。

お店でお待ちしております♪


2014/04/05 はじめまして

4月より入社いたしました小櫻と申します
どうぞよろしくお願いいたします。

このページは、新人スタッフの仕事をご紹介しつつ、
オーディオショップに親しんでいただこうという企画(本当かな?)です。

オーディオに関しては大先輩のお客様ばかりだと思いますので、
温かく見守っていただけたらと思います。

入社してまず教わったのが、お買い上げいただいた商品の梱包作業…。
宅急便等で商品を受け取られた際に、箱がプチプチで巻いてあると思いますが、
あれです。
弊社では「キャラメル巻き」と呼ばれています。

慣れない作業ですが、お買い上げいただいた商品が皆様のお手元に届きますよう、
ひとつひとつ大事に梱包させていただいております。

ご注文いただいたお客様、商品が届くまで今しばらくお待ちください。

そのうち、当店お勧めの製品について、
私なりの試聴レポートも書いていきたいと思っております。

新人のつたないレポートになると思いますが、
これからオーディオをはじめようという方々と、
一緒に盛り上がっていければ幸いです。

みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。