ビギナー向けQ&A

ビギナーの方からよくある質問をまとめてみました。

わかりやすように、基本的なことのみ書いていきます。
細部は端折っていますので、あらかじめご了承ください。

1.機器の選び方について

Q:機器のメーカーは揃えなきゃダメですか?
A: 異なったメーカーの機器を組み合わせても、基本的には問題ありません。
  ただ、入出力の端子等の関係で、つなげないものもあるのでご注意ください。

  また、音質的には、相性の良し悪しはあります。
  お手持ちの機器や音のお好みとあわせて、お気軽にご相談ください。

Q:安いアンプなんで、高価なスピーカーは意味ないですか? 
A: 以前は、スピーカー、アンプ、プレーヤーの価格の適性比率がいわれました。
  現在は、技術革新でアンプは低コストでいいものができる時代になりました。
  一方、スピーカーは従来の技術の延長上ですので、コストがかかります。
  
  したがって、スピーカーに重点的に予算投入という選択肢も、十分にアリです。
  また、スピーカーは、他の機器に比べてとても故障が少なく、長く使えますので、
  他の機器を買い替えても、そのまま使うことができます。

  一体型レシーバーCR-N765SEとちょっと高価なスピーカーを組みあわせて、
  おすすめセットとしているのも、そんな理由からです。
  ※セット例はこちら⇒おすすめセット

Q:小さな音でしか聴けないので、あまりお金かけてもダメですよね? 
A: 実は、小音量再生の方が、クオリティの高い音が必要だと感じます。

  とても細やかな音まで再生して、立体的な空間が表現されていれば、
  音量をしぼっても繊細な音楽を、楽しむことができます。
  
  それに対して、大雑把な音は、音量をあげれば迫力でそれなりに聴けますが、
  音量をしぼると細部が聴こえなくなり、不満が出てくるはずです。

  小音量再生のリスナーこそ、コストをかける意味があるでしょう。 

Q:スピーカーの種類について教えてください。 
A: 何に着目するかでいくつか分類方法(呼び名)があります。

  ①アンプ内蔵かどうかによる分類
  アクティブ型(アンプ内蔵)、パッシブ型(アンプなし)です。
  音質的には、パッシブ型でアンプを別にする方が有利ですので、
  オーディオで使うのは、パッシブ型が一般的です。

  ②形状による分類
  小型で、台の上に載せて使用するタイプが「ブックシェルフ型」。
  本来「本棚」の意ですが、本棚の中に突っ込んで聴くのではなくて、
  ちゃんとスタンドに載せて使ってくださいね。

  床に直置きする背の高いタイプは「トールボーイ型」と呼びます。
  大型のものは「フロア型」と呼ばれることもあります。

  ③ユニット数による分類
  ユニット(空気を振動させて音を出す部分)の種類の数による呼び名。

  フルレンジ: 1種類⇒ フルレンジ(全帯域)
  2Way: 2種類⇒ ツィーター(小=高音)、ウーファー(大=低音)
  3Way: 3種類⇒ ツィーター(小=高音)、スコーカー(中=中音)、ウーファー(大=低音)
  ※さらに多い~Wayもありますが、~のところがユニットの種類の数です。 

 上記を組み合わせて紹介されたりもしますね。
 (例) 2Wayのブックシェルフ型スピーカー(パッシブ型)

Q:スピーカーで、ブックシェルフ型かトールボーイ型か迷ってるのですが…。 
A: ブックシェルフ型は、しっかりしたスタンドに載せてこそ真価を発揮します。
  スタンドまで含めば、同グレードのトールボーイ型より高価になることも多く、
  価格は選択の根拠にはなりません。

  ブックシェルフ型は、空間表現が得意な場合が多いです。
  各楽器の位置関係などが、トールボーイ型よりも明確にわかります。

  それに対して、トールボーイ型は低音の量感が出ますので、
  迫力のある音に感じられると思います。

  空間表現の臨場感を重視するか、低音の迫力を重視するかという選択です。

  両者を兼ね備えるとんでもないスピーカーもあるにはあるんですが、
  と~っても高価です…。 

Q:CDプレーヤーとCDトランスポートがありますが、違いって? 
A: CD(コンパクトディスク)は、デジタル音源ですので、
  ①デジタル信号を読み取る、②その信号をアナログ信号に変換する
  という作業が必要となります。

  ①のみを行ってデジタル出力するのが、「CDトランスポート」です。
  ②を行う機器は、DAコンバーター(DAC)と呼ばれます。
  ①と②の両方が1台に入ったものも多く、それが「CDプレーヤー」です。

  CDトランスポートの場合、アンプとの間にDAコンバーターをつなぐか、
  DAC内蔵のアンプを使用しないと音が出ませんので、ご注意下さい。

Q:CDはデジタルだから、CDプレーヤーで音は変わらないですよね? 
A: 結論からいえば、かなり変わります。
  スピーカーほど変わりませんが、聴きくらべればわかります。

  CDは上記の通り、①デジタル信号を読み取る、②アナログ信号に変換する
  という作業を経て、アンプに送られます。

  ②の部分では、アナログに関する技術が数多く関与してきます。
  いかに正確に変換するかについて、機器(DAC)の性能が大きく関わります。
  また、メーカーの音への色付けなども関与してきます。

  ①の部分は、純粋にデジタル信号を読み取るところなので、
  違いが出ないような気もするのですが、聴くとやはり違うんです。
  単純化されていても膨大な量の信号を読み取るので、
  機器によって、読み取りの精度などが違うのではないかと思います。

2.スタンド、ケーブル等アクセサリーについて

Q:スピーカースタンドの高さがいろいろあるけど、どれを選べばいいですか? 
A: 聴かれる位置(イスに座った状態等)での耳の高さにしたがって選んでください。

  低音はいろいろ回り込んで聴こえますが、高音は指向性が強く真っすぐ進みます。
  高音が真っすぐ耳に届くかどうか、がポイントになります。

  したがって、使われているスピーカーをスタンドの上に載せたときに、
  高音を出すツィーター(上についていることが多い小さいユニット)の高さが、
  耳の高さになるように、通常はスタンドの高さを選びます。
  
  2つの高さの間でどちらか迷う時には、音質的には高い方がよいでしょう。
  床で音が反射する影響を少なくするためです。 

Q:ケーブルで音が変わるんですか? 
A: ネットでも大論争されてきていますが、変わります。
  よほど個性の強い機器を使われている場合は、その個性が強すぎて、
  変化に気づきにくいこともあるとは思いますが…。

  ただ、高いものが必ずしもよいとは限らないので、
  ご自分の耳を信じて聴き比べてみてください! 

Q:ケーブルは太いほうが音がいいですよね? 
A: 理科で「太くて短い電線のほうが電気抵抗が小さい」と習いますが、
  音の良し悪しは抵抗値だけで決まるのではなさそうです。

  実際に、音を聴き比べてみましょう。
  太いケーブルは、低音の量感は増しますが、高音のヌケは悪くなります。
  低音の量が多い=良い音という方ならそれでよいのですが、
  高音まですっきり伸びていないと、立体的な空間表現に影響します。

  いろいろ視聴した結果、当店の目指す臨場感を追及すると、
  高音まですっきり伸び、繊細で、歯切れのよい音が必要になります。
  結果として、一般的には「細い」と思われるケーブルに至りました。

Q:インシュレーターもいろいろありますが、どんなものがいいんですか? 
A: そもそも「インシュレーターって何?」という方もいらっしゃると思います。
  スピーカーやCDプレーヤーなどの下に敷くもの、置く台との間に挟むもので、
  木、金属など、いろいろな材質のものが使われています。

  振動を吸収するという発想で、ゴムなど柔らかい素材のものを使われると、
  かえって、ぼやけて曖昧な音になります。

  振動をすばやく拡散させるという発想からアプローチする方が、
  繊細でクリアな音を実現できるようです。
  具体的には、硬い金属製のものをおすすめしています。

  繊細さと透明感のジュラルミン、エネルギッシュなリン青銅など、
  何の金属を使うかによっても音は変わるので、楽しいですよ。
  
  もう少しマイルドな音でゆったり聴きたいと思われる方は、
  木製のものを試してみるとよいでしょう。 

3.ハイレゾ、その他音源ついて

Q:ハイレゾ音源を、よい音で聴きたいのですが…。 
A: 音にこだわるのなら、パソコン(PC)での再生をおすすめします。
  OSがシステムとして持っているカーネルミキサー(音量調節機能等)を、
  回避して送り出すことのできる再生ソフトを使うのがポイントです。

  ソフトのインストールや設定などのPCスキルは必要となりますが、
  ネットワークプレーヤーよりも、低コストで高音質が狙えます。

  なお、USB入力のついたDAコンバーター(DAC)が必要で、
  DACの先の接続は、アンプ⇒スピーカー(ヘッドフォン)となります。 

Q:ハイレゾを聴くなら、ハイレゾ対応の機器でないとダメですよね? 
A: ハイレゾ(ハイレゾリューションオーディオ)は、デジタル音源の定義で、
  サンプリング周波数と量子化ビット数が一定を超えているものをいいます。
  簡単にいえば、理論上、CDよりも滑らかな音が出せるデジタル音源です。

  したがって、プレーヤー、DAコンバーターなどデジタル信号にかかわる機器は、
  ハイレゾに対応していないと、まったく音が出ません。

  一方、アンプ、スピーカー、ヘッドフォンなどアナログ変換された後の機器は、
  アナログ信号が通っていますので、音が出ないということはありません。
  アナログ関連機器では、対応の有無は気にせず、音を聴いて選んでください。 

Q:ハイレゾ(PC再生)、CD、レコード、音がいいのはどれですか? 
A: こだわって突きつめると、それぞれの良さがあります。
  きちんと書くと、めちゃめちゃ長くなるので、あえてひとことで。

  ハイレゾ(PC再生)は、繊細な表現が得意。
  CDは、それに比べると、エッジの効いたキレが特徴。
  レコードは、中音域が厚く、さらにエネルギッシュな音。 

Q:PC(ハイレゾ等)、CD、レコード、お財布にやさしいのは? 
A: とりあえず聴ければいいや…というなら別ですが、
  同じクオリティで聴こうとシステムを組めば…、下記のイメージでしょうか。

 (安い)PC << CD <<<<<<< レコード(高い) 

4.セッティング(設置方法)について

Q:とりあえず設置の基本ポイントを教えてください。 
A: スピーカーのサイズや設置される部屋の大きさ等にもよりますが、
  左右のスピーカーの間隔を1m~2m離して設置します。

  左右のスピーカーを少し内側に振り向け、二等辺三角形を作るイメージです。
  そして、二等辺三角形の頂点付近の位置がリスニングポジションです。 

Q:テレビ台にブックシェルフ型スピーカーを置きたいのですが…。 
A: 左右のスピーカーの間には何もないのが理想ですので、
  スピーカーはなるべく前へ、テレビはなるべく台の奥へ、が基本です。

  スピーカーを台の上へそのまま直接置く(面接地)よりも、
  金属製インシュレーターなど(六角ナットでも代用可)を3つ間に挟んで、
  3点接地にする方が、音はよりクリアになります。 

Q:スピーカーの後ろは、壁にくっつけるとよくないですか? 
A: スピーカーの後ろは、できるだけ壁から離すのが理想です。
  離した方が、音がクリアに、空間表現もしっかりできるようになります。

  当店おすすめのスピーカーは、バスレフポートが後ろのものが多いので、
  より顕著で、壁が近いと低音が膨らんで音が滲みがちになります。 

5.その他

Q:インターネットとかで調べてみると、同じ機器なのに、
  高く評価する人とダメ出しする人がいますが・・・。
 
A: オーディオは好みに関する要素、つまり嗜好性が強い趣味です。

  ある同じ食べ物を食べても、Aさんはとても美味しいと評価し、
  Bさんはあまり美味しくないと感じることがあるのとまったく同じで、
  とても自然に起こり得ることです。

  ご自分の感性で「これが好きだ」と感じる音にめぐり会えたら、
  それが「あなたにとっての正解」ではないしょうか。

  とはいえ、すべての機器を試聴できませんよね。
  そこで、あなたと音の好みのよく似たリスナーや、好みを理解してくれるショップを、
  見つけてみましょう。

  感覚が近い人の意見は、それなりに参考になると思いますよ。 

Q:いろいろ聴きくらべると、何だかよくわからなくなりました…。 
A:新しいケーブルを開発しているときなど、
 次々と比較しながら試聴しまくると、私たちもよくそうなります(笑)

 そんな時は、まずちょっと時間をおいてから再トライ。
 散歩とかちょっと気分転換してくると、いいかもですよ。

 また、生の音を聴いてみるのも、個人的にはおすすめします。
 コンサートもいいですし、楽器がある人は音出してみるとか。
 歌を歌いっこする、小川のせせらぎを聴く・・・。

 生の音を楽しんだら、何かヒントがつかめるかもしれませんよ。 

(随時、追加していく予定です。)
ビギナーの方、お気軽に、どんどんご質問ください!

これらのQ&Aについては、唯一の解答があるわけではなく、
音質に関する評価等、当店の基準や意見も含んだものですので、
その点については、ご了承ください。