好評発売中!

Soulnote ma1.0、ss1.0店頭デモ開始!
プリメインアンプ ma1.0  フルレンジスピーカー ss1.0
  メーカー希望小売価格 357,000円(税込)        メーカー希望小売価格 420,000円(税込)

プリメインと言いながら置き場所に
苦労しそうな別電源。
もうこれはセパレートアンプの面構え。

Soulnote の新製品 プリメインアンプ
ma1.0
販売完了しました。

 鈴木氏グループより
熱いメッセージが届きました。


カタログダウンロード PDF ma1.0  ss1.0

ご予約開始。ページ中段のボタンより価格、ご予約お問い合わせください。

9月17日(月)更新 珍しく吉田が書いております。

待ちに待った昨年からの試聴会でお目見えしていたSoulnote 黒のリファレンスセパレートアンプの完成版である。
本来セパレートで設計されていたが、電源トランスを本体から外す事で見事な内部レイアウトを実現している。
完成品に近いものはすでに試聴会で聴いており、パフォーマンスの高さは納得していたものの、
改めて店頭にて試聴することでこのアンプの真価が見えてきた。
それにしても当初セパレートで120万超の予定が、いくら型が量産効果で下がるとはいっても安すぎるのでは
ないかと思える内容である。

試聴を始めて2日目だが、どんどん調子を上げていっている。

 まずはDYNAUDIO SP25改での鳴り方をチェック。
静けさや諧調の滑らかさ、ひとつひとつの音のダイナミックレンジ、広大である。
願わくば、最近までリファレンスであったSharpのスピードが欲しいところだが、Sharpのスピードは諸刃の剣的な
物があったし、無いものねだりをしても仕方が無い。
とは言えこのクラスのアンプの中ではトップクラスのスピードだし、音の好みを言い出せば好き嫌いもあると思うのだが、
どの部分を取っても最高クラスのレベルで、どこかが落ちているような、聴いていて欠点らしい欠点が無いのである。
普段、良いところ、悪いところ見つけて遊んでいるようなところがあるので、良いところばかりで欠点らしきものが
見つからないとなんだか悔しいのである。

使用できるスピーカーが能率、インピーダンスで限られそうだが、SP25でも問題ないし、よほどの音量で聴くか
かなりの低インピーダンス、低能率の物でなければ実用上は全く問題ない。
元々そういった極端なスピーカーは最初から想定されて無いとはっきり製作時点で言われていたし、
欠点とも言えないだろう。

今のところ唯一欠点と言えば、電源が別なので置き場に困ることくらいだろうか。

   

 次にオリジナルの組み合わせss1.0との試聴だが、まず下記3.高性能な内容での部分で岡島が「ご本人の人格的
成熟と感じられるのは思い過ごしだろうか?」に対してお詫び申し上げたい。
どうしてどうして、この組み合わせはバリバリの鈴木サウンドなのである。
ともかく小さな音から大きな音までの立ち上がりが速い、ともかく速い。ユニットのレスポンスの速さは半端でなく速い。
レンジは決して広くないものの全く過不足を感じないし、ただの情報量の多さでは無い、初動感度が異常に高い
ソフトの中の特に小さな音まで聞こえてくる。すみっこでかさかさした音でも入っていれば出る。
そしてこの口径とは思えない圧倒的なエネルギーなのである。
攻めの組み合わせなので、この組み合わせは好き嫌いがはっきりすると思う。
が、気に入ってしまうと他には得られないサウンドなのである。
苦労しそうだが、鳴るとさすがに鈴木氏本人が一台一台組み上げ、調整しただけの面白さで、
はまると抜けられない。
是非皆さんにはチャレンジャーになって欲しいスピーカーである。

 さてここまでテストしてやはり気になったのが、SP25等普通のスピーカーを使った時のスピードである。
やはりSX300SEに近づけたいが、下手にいじるとバランスを崩しそうなので今回も、da1.0同様にメーカーに
制約がある部分、出力段のハーネスをカプトン線(通称SE線)に交換しテストしてみた、結果はda1.0同様大変
良好でSP25ではよりハイスピードサウンドに仕上がった。
ss1.0では元々が相当速いので効果は限定的だが、ss1.0以外のスピーカーを使用するには効果的だと確認。
今回は9月30日までご予約特典でハーネスをサービスする事にしました。




9月3日(月)更新

1.独自の発想から電源部を分離。
 電源を別筐体にしたアンプに前例が無いわけではない。プリアンプであの歴史的名機、マークレビンソンの
JC-2やKENWOODの野心作L-01A、それが効果的なことはわかっている。ただユーザーのレイアウト都合上や、
チューナー、とのデザインの統一性が取れないなど、ついつい諦めてしまって忘れられていただけのようにも見える。
しかし、強力な電源を別筐体にするメリットも大きくフラックスや振動の影響を最小限にし、ひいては音の静けさS/Nにも
大きく貢献するし、本体の内部レイアウトを見ても分かる様に非常に理路整然と美しい内部レイアウトが可能になるのである。

2.Non-NFB フルバランス構成
 S/N比120dBという数字は他社のアンプと比較しても非常に良い数字で、従来の鈴木グループのアンプと比較しても
特に高S/Nである。ダイナミックレンジも広く、静けさの中から立ち上がる広大な音場は圧巻。
このスペック、音をを支えているのが、鈴木グループが過去から練り上げたNon-NFB フルバランス構成BTLアンプ
である。
今回実用上の音量を重視し大出力を取りだしやすいBTLアンプでありながら、60Wx2(8Ω)とわざと出力を抑えている。
素材部品の特性を生かし小音量から実用音量の上限まで非常に繊細で緻密、ハイスピードな音を実現している。
BTLアンプでありながら、出力を押さえ実用上のダイナミックレンジを稼ぐ手法は普通のメーカーでは考え得ない。

3.超高性能な内容

 ではカタログを見てみよう。出力、全高調波歪率以外にそんなにひどい数字は並んでいない。
というか立派なものである。
全高調波歪率は低いが歪という言葉に表されるイメージは微塵も感じない。
理想の方式イコール理想の音ではないこともステレオ再生の難しさである。
とにかく一度聞いて欲しい。個性が愛された旧作とはすっかり様子が変わり、エネルギッシュな部分を前面に
感じたころから、すこしづつ大人しく変貌を遂げてきていたが、今回のma1.0は膨大なエネルギーを持て余すことなく
十分にコントロールしてスピーカーへ受け渡す、実に挙動が美しいという印象なのである。
一線を画した、熱情と優雅な品格とがうまくバランスしたとの印象である。
  主任設計の鈴木氏、本人いわく「自分でうちにもって帰りたいモノ」だそうで、ご本人の人格的成熟と感じられるのは
思い過ごしだろうか?(笑
  高インピーダンス、高能率のスピーカーでこそ其の真価を発揮するとの謳い文句だが、いやいやどうして
SP25でもその価値は十全に発揮できたことをお知らせしておこう。
特定のスピーカーをターゲットにして練り上げて行くという手法が、このアンプの新しい方向付けに成功している。


          好評発売中

 ss1.0  
 メーカー希望小売価格 432,000円(税込、ペア)

 このフルレンジは一度聴いて欲しいビョーキである。
 シングルユニットの良さは誰でも知っている、たった一つのユニット
 だと質感の統一、位相管理のしやすさ、定位の安定、ネットワークを
 不要に出来る、つまり諸悪(必要悪ではあるが)根源のLC成分の除去
 欠点はフラットな周波数範囲の確保ができない。当たり前のことである。
 しかし、去年辺りから大量のシングルコーンフルレンジが発表され
 ている事は多くの示唆を含んでいると思う。
 家庭内で使うことを前提にすればメリットの方が大きいのだ。
 しかし、価格がなんとも凄いことになったものである。
 吉田苑はユニットの前に置いたイコライザの存在がとんでもない
 価格になることを知っているが、カタログ上では出てこない、
 それ以外にも多分多くのマジックが隠されているだろう事も。
 始めは2台重ねての使用を考えていたプロトからの音は知っているが
 フルレンジの良さを出すために一台での使用で足りうる改良が価格に
 反映しただけのこと。しかもなんと一台一台鈴木氏の手つくり、
 物量がだんだん意味を成さなくなりつつある現代オーディオの
 フルレンジシングルコーンの代表作となるであろう。


鈴木氏グループより熱いメッセージです。

鈴木氏グループより、ma1.0(sa1.0も含)技術コメントを頂くことが出来ましたので、ほぼ原文のままアップいたします。
内容はかなり、専門的なレベルになりますが、開発側の熱い思いが伝わってきます。(強調は吉田苑が行いました)

・パワー段はBTL構成ですが、電圧増幅部は、よくある4ch構成ではなく、完全バランス
構成の上下対称差動2段の2chアンプです。(+、− 2入力で+、− 2出力)
全段抵抗負荷で、カレントミラー等アクティブロードは使用しておりません。
増幅部の各ステージでコモンモードのイズを打ち消しあう構成となっています。(4ch構成ではそうは行きません。)
・当然、電圧増幅部も、2段ダーリントンのパワー段(電流増幅部)も一切のループを持たないNon−NFBアンプとなっています。
・Non-NFBアンプは帰還をかけないため発振しづらく、アマチュアにも設計しやすいと思われがちですが、とんでもありません。
狭帯域のアンプならそうかもしれませんが、位相補償なしに各段のスタガー比を十分に確保し、安定した広帯域のアンプ
を構成するためには、回路構成はもとより、各ステージごとのトランジスタの選択、使用する電流範囲、温度補償、
パターンを含めたレイアウトなどに多くのノウハウがないと、寄生発振、自己発振等でひどいことになります。
CSRの技術陣の頭の中には、使用しているトランジスターを含め世のほとんどの音響用トランジスターのパラメーター、
動作曲線がすべて網羅されています。

現在の構成に行き着くまでに20年弱の背景が存在するのです。
・このアンプの特長(sa1.0含む)のひとつに、歪みが周波数特性を持たないことがあります。
歪みの絶対値は0.2%と決してよくありませんが、カタログスペックのとおり、
100kHzに至るまで変わらないことです。
歪みをキャラクターと考えると、周波数によってそれが変わらないということです。
これは世の通常のNFBアンプでは考えられないことです。
・また、歪みは出力の上昇に応じてじわじわと上昇してゆくタイプのため、実使用出力時は、残留ノイズが低いこともあり、
カタログスペックよりも良い値です。最大出力付近が最も歪みがよいNFBアンプとはこのあたりも大きく違います。
・歪波形そのものも、へんな言い方ですが、非常にきれいな歪波形で、いわゆるソフトディストーンタイプです。
有害な高次高調波もありません。
・パワーサプライ別筐体については、トランスをセパレートするだけでなく、スパイクノイズを発生する整流ダイオード
も分離しています。
・ただし、音楽のエネルギーにかかわるフィルターコンデンサー群はアンプ本体側の終段トランジスター近傍においています。
・また、電源のon/offは、パワーサプライ側のサブトランスの2次巻き線を利用して、パワーサプライのパワーリレーを入り、
切りすることで、本体側でできるようにしています。
(アンプ本体側には、ACの1次側が存在しません。)
・トランスのシャーシをアンプ本体と別にすれば、2次側を含めた巻き線の極性は関係なく思えますが、どっこい音質への
影響は存在するため、しっかりと管理しています。
・パワーサプライの設置も音質に大きくかかわります。