2016.065.13更新

Nmode
1bit DSD IntegretedAmprifier
X-PM7

メーカー希望小売価格 291,600円(税込)



2016.5.13
他のアンプでは類を見ない、入力信号に対する追従性が特徴です。
 
速い信号(音)は速く、遅い信号(音)は遅く、多い信号(音)は多く、少ない信号(音)は少なく、色の付いた信号(音)は、色の付いたままに、正確な信号(音)は正確なままに再現します。

X-PM7の音質サンプルです。
新しい音源サンプルを録りました。
C-1+X-PM7++NuwaveDSD+PWT.wav へのリンク

(Nmode X-PM7 以外の使用機器)
 CDT: PS Audio PerfectWave Transport
 DAC: PS Audio NuWave DSD
 SP: DYNAUDIO Confidence C1 Platinum

*細川正彦トリオ 「Songs and Etudes」

 
 (使用曲は、2曲目:「S.K in E」です)
http://yoshidaen.jp/shopdetail/000000002978/


X-PM7+ConfidenceC1.wavへのリンク


スピーカーはDynaudio ConfidenceC1 Signature
再生音を試聴位置に設置した TASCAM DR-40 にて録音しております。



2015.1.25 スピーカー端子(Lmode、Hmode)の使い方の補足です。


 メールでお問い合わせの多い、X-PM7のスピーカー端子部分、LmodeとHmodeの補足説明です。

 最近メールで、LmodeとHmodeの違いと使用方法について問い合わせが多いので補足説明させていただきます。
 Lmodeのノイズフローは、前作X-PM2(F)、X-PW10と同等くらいで、近距離使用と能率87dB以上のスピーカーの使用でもS/Nが取れ一般的に使用しやすいモードになっています。
能率の高いスピーカーの場合は鳴らしやすい為、Lmodeで十分にドライブ出来ますし、能率が高いとノイズも聴こえやすくなるためLmodeでの使用が適しています。

 次に
Hmodeですが、メーカーに問い合わせたところ、使用するスピーカーは能率86dB以下、インピ-ダンス4Ω以下のスピーカーを想定しているそうです。
当社でしたらFOCUS160(86dB/4Ω)やアコーステックエナジーのAE1(86dB/8Ω)、昔のDYNUDIOのContourやConfidenc(83dB )の様な
能率が低く鳴らしにくいスピーカーをしっかり駆動するのがHmodeの目的の様です。
(想定以上の能率のスピーカーに繋ぐ場合、ホワイトノイズが多く聴こえますから、その場合はLmodeを選んでくださいとの事。)
低能率のスピーカーの場合、ノイズも小さくなりますし、1m程度離れれば気になりませんが、能率が低い分ドライブ能力は要求しますので、その様なスピーカーを使用する場合にはHmodeの方がお勧めです。
当社的にはFOCUS160やAE1、Cofidence5をガンガン鳴らしてる分には
Hmodeの方が楽しいです。

 
 以上の様に、比較的能率が高く鳴らしやすいスピーカーの場合はLmode、能率が低く鳴らしにくいスピーカーの場合はHmodeを推奨しています。フィルターカーブも違いますので、ご使用のスピーカーに実際に繋いで、ご自身にあったポジションを選んでください。

2015.1.8製品版にレポートを更新しました!

 
Nmode 新型1bitアンプ X-PM7がついに発売になりました。
前回、プロトタイプの試聴レポートを書きましたが、製品版の試聴レポートに更新しました。
(一部画像と文章の変更を致しました。)
 ご存知の様に1bitアンプは、アナログ信号を今流行りのDSD信号に変換し、そのままDSD信号を増幅するデジタルアンプになります。
特殊なアンプですが、その正確さと情報量の多さは、下手なアナログアンプやPWMのデジタルアンプとは、一線を画する物があります。
 今回発売のX-PM7は、Nmodeが今まで作った1bitアンプの技術を総導入したモデルに仕上がっている様です。
まず、目を引くのは、Nmodeの従来型とは比較にならない電源部の充実です。
左右モノコンストラクションのパワー基板が、センターのプリアンプ回路を挟み左右に並びます。
そのパワー基板用に大型Rコア電源トランスが、各一個ずつ前面に鎮座します。
プリアンプ回路にも独立したRコア電源トランスを要し、3つの電源トランスの容量は、従来型を大きく上回る容量となります。
 構造的には、プリ(バッファー)、セレクター部分をセンターに配置、左右にパワーアンプを配したモノコンストラクションで、チャンネルセパレーションにも配慮した作りになっています。

 
大型のRコア電源トランスが左右に並ぶ。間にはプリ(バッファー)用に独立したRコアトランスが入る。

物量で、従来のX-PM2F、X-PM10をも大きく上回ります。

X-PM7 X-PM2F

 入力はRCAx3 XLRx2と入力もXLR(バランス入力)が2系統になっています。
スピーカーターミナルも、珍しい銅メッキの大型プラグが採用され、裸線、Yラグ、バナナに対応し、使用感もかなり良い感じです。

 今回出力はL(ニアフィールド)とH(1m以上)の2つの出力モード選べます。
近接、小音量試聴に向いたLモードと、1m以上の距離が取れ、かなり大型のスピーカーまでパワフルに鳴らせるHモードの2つが選択出来ます。
 これはフィルターの使い方が変わるようで、Hモードは近接で使うと若干ホワイトノイズを伴いますが、DYNAUDIOのテンプテーションの様な大型スピーカーでも、鳴らせるドライブ能力を有します。
LモードではS/Nを優先した作りになっていますので、近接で比較的小型のトールボーイまでを想定したモードになっているようです。
 DYNAUDIOのFOCUS160やFOCUS260で、1mくらいの距離で比較した場合、普通の音量ではこの2つのモードの差はあまり感じませんが、音量を上げるとHモードの方がやや低域は締まって聴こえます。
音量調整もスムーズなので、試聴位置(距離)、音量、使用するスピーカーのサイズ(音圧)に合わせて使い分けると、非常に使い勝手の良い機能と言えます。
(使用、接続方法としては、スピーカー端子のマイナス側をLかHのいずれかに接続するだけで、プラス側の変更はありません。)

X-PM7のリアパネル。

 さて試聴ですが、まずはプレーヤーはPS AUDIOのPWTとPWDmk2、スピーカーはDYNAUDIO Focus160で試聴しました。
試聴距離が1m以上超えるので、スピーカー端子の接続はHモードで接続。

 前回の製品版プロトタイプとイメージは同じですが、製品版のプロトモデルより、量産製品版の方が滑らかな感じです。
全く破綻の無い、完成度の高い音が出てきます。今までの1bitアンプのイメージだと、結構電源を入れて温めておかないと本領を発揮しないイメージですが、それが全く感じられないくらい最初から良い音なのです。
 それなのに、時間が経つとまだまだ良くなるのが分かります。
シンプルで余計な音が入らない音が、どれだけ素直に聴こえるかで、これを聴くと前々回、前回とプロトモデルが、まだ未完成品だったのがよく分かります。

 SharpのSXの3桁シリーズのスピードを超えた低域!
中高域のスピードに負けない低域のキレとスピード感!
普通のアンプなら、低域の溜めとして音が聴こえるところだが、全く遅れない低域を聴くとリズムが非常に正確に取れる。
マーカスミラーをかけると、音が飛ぶ、切れる。本当はこのスピードと躍動感だったのね、である。
その上、切れるのに滑らかで自然なのである。
スピーカーを替えてFOCUS260に接続、パイプオルガンを鳴らしてみると面白い。
ひ弱さが全く感じられない。
この手のトールボーイとしては、かなり低いところまで明瞭に階調が出てくる。
サンプリングは12Mhzだが、低域方向の制動力、解像度、馬力は大きく改善されている。
 次に更にサイズを大きくして、テンプテーションで試聴、最初は苦戦。
しかし、時間が経つ毎に鳴り出してきた。
マイケルジャクソンのスリラーをかける。
音像はピンポイントだが、原寸大の音場が展開。冒頭のドアの開閉音が妙に生々しい。
繊細だがダイナミックな音。
さすがにSPECTRALで鳴らす様には行かないが、20分の1の価格でこれだけ鳴れば大健闘である。
Hモードのパフォーマンスは、このクラスとしては大満足だと思います。

 接続を変えてLモードでの試聴。
一旦、電源を切り、Lモードに切り替える。
試聴位置はHモードと同じポジションから、スピーカーは、元に戻してFOCUS160からスタート。
印象的にはほとんどHモードと変わった感じがしない。
気持ち、Hモードより緩く感じるが、よく聴き込まないと、ぱっと聴きでは分からないかもしれない。
徐々に試聴距離を詰めて行くと、S/N重視のポジションなのがよく分かる。
小音量にしても、音像が崩れずそのままダウンサイジングしていく感じで、モノコンストラクションの良さか、チャンネルセパレーションが良く、定位もしっかりしている。
躍動感もしっかり出ていて、基本的な音域バランスは、高低どちらかに寄ることも無く、Nmode従来型に比べてフラットになり、バランス的には、旧SharpのSX3桁に近い感じの仕上がりだが、情報量、位相は改善されて、さすがに現代のアンプと言う感じである。
この帯域バランスは、Hモードで聴いても同じであり、Lモード、Hモードともに試聴環境、スピーカーに合わせて帯域バランスを変えること無く使用が可能だ。
 
 スピーカーのドライブ能力をHモードで見た場合、SX100とSX300(200)との間くらいかもしれない。
手元にSX200(11.2Mhz)があったのでテンプテーションで比較したが、低域の馬力、力感はやや劣るが、SX100よりは上に感じた。
 中高域の滑らかさに関しては、SX200やSX100よりも上で、SX300をお持ちのお客様が自宅試聴されたが、低域の馬力、力感はやや劣るが、中高低、全体域の質感に関してはSX300よりも上の評価だった。
 既存のPWDのデジタルアンプと比較しても、高域特性は良好で、全体に滑らかで細かな表現も得意である。
 X-PM2Fと比較しても、細部に凝った作りになっているせいか、高域の分解能、全体の分解能、情報量でサンプリング周波数の差は感じず、逆に情報量とセパレーションは良好で、定位も良好。
X-PM10と比較すると、X-PM10の独特の細かさ、特化した部分もあるが、滑らかさでも引けを取らない。
Hモード、Lモードどちらで使っても低域に躍動感があり、重心がしっかりしているので、好みで使い分けるのがいいだろう。

 それから製品版の仕様をNmodeに聞いたので少し書くと、前回の試聴会のプロトと違うのは、基板も更に改版され、より低ESRの部品を使用し、内容的にも更にブラッシュアップした基板になった。(前回のプロトとは出来が違うのはその為だろう。)

 スピーカー端子が高級になった。
あまり見ないタイプだが、銅メッキの見るからに高級そうなスピーカー端子になっている。
音質比較してこの端子にしたそうだ。
ロジウムや金、銀メッキと試したが、最も癖が無く、滑らかで高低素直に出るとのこと。(この辺りの効果も大きいと思う。)

銅メッキのスピーカー端子。左から黒マイナスHモード、黒マイナスLモード、赤プラスターミナル

 セレクターのLEDがオレンジからブルーになって、パワースイッチと同じ色になった。
オレンジが安っぽい感じだったので、見た感じ整合性も増して高級感が出た。
 
 まだ公表されていないので分からないが、モノアンプ2台、バッファーが入った分、少し消費電力は上がったようだが、それでも相変わらずの小電力の様で、熱の出ないアンプ。
天板に放熱孔すらない。

 あるといいなの部分ではリモコンだが、マイコンを組まないといけず、相変わらず音が悪くなるので付けていないそうだ。
今後、安いアンプを企画する際には検討するとの事だが、基本高級機は、音質優先を突き通すそうだ。
(でもやっぱり、リモコンは欲しい。が、音を聴くと納得。)

 附属の電源ケーブルだが、おまけ程度であまり大した物は付いていない。
お世辞にも良いケーブルとは言えない。
このクラスを買われる方は、自前でしっかりした電源ケーブルを準備される方も多いので、お好きなケーブルを使って欲しいとの事。
確かに、他のアンプに比べて、電源ケーブルの音もしっかり出てくるアンプなので、電源ケーブルにも気をつけたい。

 ここのところ新製品が無かった同社だが、久々の新型は、シンプルだがしっかり作りこまれた面目躍如のアンプだった。