D/Aコンバーター
 X-DP1
標準価格(税込)  149,000円
生産完了

HIFACE搭載モデル 
X-DP1-HF
標準価格(税込)  167,000円
生産完了

6/02 X-DP1-HF追加


昨年、言いたい砲台の方で少し紹介いたしましたが、今年のNmode第一弾X-DP1が発売となります。
本品はD/Aコンバーターを始め、プリアンプ、D/Dコンバーター、ヘッドホンアンプに使用できます。
デジタル/アナログ機器を全て本機に集められますから、オーディオシステムの中核を担う製品です。

また、リモコンが使用可能なのとサイズが小さいので、ピュアオーディオユース以外にデスクトップオーディオ、PCオーディオユースに便利な機器だと思います。
尚、春から夏ぐらいの間に同社のパワーアンプが発売される予定だそうですが、同じサイズの筐体を使用するのでコンパクトで高音質なシステムが組めそうです。

■ 内部構成 ■

早速バラしてみました。
DACチップは最近のDACの定番(!?)のPCM1792Aが搭載されています。
このチップは現在のTI社製のDACチップのラインナップでは最高のS/Nと高い出力ゲインを発揮するチップで音質にも定評があります。
Nmode以外にもSOULNOTEや最近ではLuxmanのCD/DACも採用しています。
ココで吉田苑の下衆な思考が沸き立ってきます。
「NmodeとSOULNOTEは同じ工場で作ってるから中身はsd1.0のOEMじゃないかな?」
と思い。いきなりバラしてみましたが、2層基板構造で基板パターンも全く違い、完全なオリジナルようです。
トランスもDAC用にしては大型のRコアトランスが搭載されています。


上段基板

下段基板

■ D/Aコンバーターとしての評価 ■

CDプレイヤーからデジタルOUT(同軸デジタル)で繋げてみます。
音質はNmodeらしい帯域に誇張の少ないフラットな音質です。
S/N、情報量、スピード感は10〜20万クラスでは十分と言って良く、同等のスピード感のあるDACだと少しキャラクターは違いますがsd1.0ぐらいでしょう。
ただ、例えば、同社のCDプレイヤーX-CD1やSOULNOTE sc1.0をパワーアップ目的で本機を導入する場合、X-CD1、sc1.0の出来は中々のものですから、本機を導入してもそれなりの音質アップはしますが、大きな変化という程の違いはありません。(激変を望まれる方は少し高いですが、SOULNOTE dc1.0をオススメ致します)
プリアンプとしても中々ですしリモコンが使えるので、AV機器、PCなどを繋ぎたいけど、音質も妥協したくない方にオススメしたいDACです。
いずれにしても、この価格帯のDACの中で考えれば出来は良いと思います。

このクラスのDACは多数ありますので、近い内に、集めてイッキ聴きしてみようかと思います。

■ PCオーディオ用DAC(USBDAC)としての評価 ■

・ベースモデル
X-DP1をUSB入力端子が付いていますが、スペックとしては普通のUSB1.1(USB AUDIO CLASS 1)です。
転送方式はOS標準ドライバーによるアイソクロナス転送のアダプティブ方式のようです。
最近、スペックは立派ですが44.1KHzもうまく鳴らせないのに、192KHzなど鳴るはずがない無い製品も沢山ありますし、当店としては192KHzなどのハイサンプリング対応では無いUSB1.1でも良いと思っておりますが、せめて、非同期方式やASIO/カネール回避などが出来たら良かったかなと思います。
音質ですが元々、DAC自体の性能の高いので、USB経由で聴いていても、それ程不満はありません。
ただ、やはりこのD/Aコンバーターの音質をフルに引出すのであれば、JAVS UDT-1やHiFaceシリーズなど別途D/Dコンバーターを用意して同軸デジタルから入力した方が良いでしょう。

・HIFACE搭載モデルX-DP1-HF 2011/06/03追記

USB入力強化バージョンとしてHIFACE搭載バージョンが追加されました。
見た目は天板と側面シールが貼ってある(気に入らなかったら剥がしてくださいとのこと[メーカー談])
だけで大きく変わりませんが、HIFACEが内蔵されています。
(HIFACEを知らない方はこちらをお読みください。)

X-DP1-HFの特徴としては、
44.1KHz〜192KHz/24bit対応 (X-DP1ノーマルは44.1〜48KHz)
非同期接続によりHIFACE内部クロックで動作 (X-DP1ノーマルはPC側クロックで動作)
カーネルストリーム対応 (X-DP1ノーマルは非対応)
となり、USB接続部分は十分なスペックと内容になりました。

実際、音をだしても、(既に店長日誌に先行で記載しておりますが)
X-DP1ベース機とは比較にならないぐらい音質は良いです。
しかもHIFACEを接続したX-DP1ベース機よりも音が良いです。(恐らく振動面と、HIFACEの電源がバスパワー供給ではなくX-DP1の電源供給になるから音が良くなっているのだと思われます。)
ベース機で同等の音を獲得しようとすると、Hifaceの上位モデル(EVOやArroraSoundさんのPro版)とデジタルケーブルが必要となってきます。
X-DP1HFはベース機からすると、定価が17,000円アップですが、HifaceEVOが49,800円、Proが29,800円ですからコストパフォーマンスも高いと言って良いでしょう。
PCオーディオやろうと言う方には随分、魅力的なUSBDACに生まれ変わりました。

■ ヘッドホンアンプとしての評価 ■

本格的なオーディオ向けのヘッドホンアンプとしては初めての1ビットデジタルアンプ搭載でNmodeならではのコダワリを感じさせてくれます。
音質もヘッドホンから繊細な1ビットの音がして不思議な感じを受けます。
ストレートなサウンドでフラットバランス、情報量も十分でしょう。
ヘッドホンで音場というのは変ですが、耳離れが良いです。
ドライブ力は高く32Ω〜600Ωのヘッドホンも特に関係なく鳴らしてくれます。

注意点としてはX-DP1の製品を購入すると注意書きが付いてきますが、ライン切替をヘッドホンに切替えてゲイン切替がHighのポジションだと、しばらく若干の残留ノイズがします。このノイズは約10分ぐらいしてアンプ部が温まるとと、気にならないレベルまで無くなります。ヘッドホンアンプとして御使用の場合、常時通電しておくか、最初の10分程度はゲイン切替でLowに切替えて聴く事をお薦めします。
アンプの性質上、仕方ないのかもしれません。