SOULNOTE
sa3.0(シルバー)
sa3.0B(ブラック)


定価 178,200円(税込)
生産完了

SOULNOTEからsa3.0が発売されます。
このアンプの特徴は、なんといっても同社では初のリモコン操作が可能になった事とアナログ(トランジスター)アンプとデジタルアンプのハイブリッド構成でしょう。

<構成>

sa3.0のハイブリッド構成について簡単に説明致しますと、
通常、デジアルアンプは増幅も出力もデジタルアンプチップで行ないますが、
sa3.0は増幅段をアナログアンプを使用し出力段にデジタルアンプ用いる事でスピーカー駆動させています。
そうるの音の総帥の鈴木氏も述べていますが、
「アナログアンプの良さはS/Nと分解能」
「デジタルアンプの良さは高速応答性・駆動力」
です。
確かにデジタルアンプはサウンドレベルは申し分ないのですが、ノイズが混入しやすく、S/Nの高いデジタルアンプというのは中々ありません。
ですが、このsa3.0はデジタルアンプの中では高S/Nと言っても過言では無い110dbを獲得できています。
しかも、パワーも115w(4Ω)消費電力は一般的なデジタルアンプ並の消費量。(アイドリング時20W/負荷時56W)
まさに、デジタルアンプとアナログアンプの良いとこ取りの構成です。
ですので商品ジャンルとしてはアナログ・デジタルプリメインアンプになります(笑)

それにしてもなぜ「sa」の名が冠されているか謎です。
saシリーズはモデルが沢山あって複雑なので
販売店からすると混乱するので「da」か全然別名でも・・・・と思ってしまいます。
今度鈴木氏にお会いした時、命名の件を小一時間問い・・・いや聞いてみたいと思います(苦笑)

<デザイン・機能>

筐体は御覧の通りsaシリーズの筐体を利用しています。
入力はXLR/2系統、RCA/4系統と豊富です。
エンブレムの上に赤外線受光部とリモコン対応のボタン式セレクターが並びます。
ボリュームもリモコン対応です。

見た目、sa3.0B(ブラック)ですと特に気になりませんが、当店の展示機のシルバーですとセレクター部のパネル部分はブラックのままになります。個人的好みで言わせて頂ければフロントパネルの色に合わせてもシルバーにして欲しかったなと感じました(笑)

<音質>

ハイブリッド構成が功を奏しているのか、同社saシリーズの音とda1.0の良いとこ取りの音です。
sa系のスピード、高S/N、高い解像度でありながら、(sa系では)最高レベルのパワー感と低音を持っていると思います。
da1.0と比べると、da1.0の良い意味で魅力的だった、暴力的な荒らさ、パワー感、低音の量感は影を潜めましたが、sa3.0は中低域出しつつ上品に音を纏めてきました。
音を聴くとda1.0よりsa1.0の発展形の音です。
今回は特に他社スピーカーでもドライブ力を発揮できるようチューニングされているようで
駆動レベルは丁度、NmodeのX-PM1と同程度かもしれません。
sa3.0のホットでライブを思わせる生々しさ、良い意味でスパイシーなサウンド。リニアなドライブ感。
SOULNOTEの製品らしい元気の良い音が楽しめます。
補足ですが、SOULNOTEは相変わらず、バランス接続がオススメです。より彫りの深い音が楽しめます。


<総括>

奇しくも、ほぼ同時期、同価格帯にNmodeのX-PM2Fが発売されましたが
当店に
「どっちが良いの?」
という御質問を受けそうです。

X-PM2Fは1Bitならではの繊細さ、音の密度、解像度を持っています。
sa3.0はSOULNOTEならではのHOTなサウンド、パワー、そして今回は便利さを持っています。
大音量派、便利さを求める方は、迷わずsa3.0をオススメします。
音質に関しては、先に述べた魅力がそれぞれ有りますから、お好みで。どちらを御選択されても後悔はしないと思います。