QUADRAL
AURUM WOTAN VIII


定価 540,000円(税込)


SPEC
形式:3ウエイ
周波数特性(Hz):33-65,000
クロスオーバー周波数(Hz):330/3200
能率(dB/1W/1m):88
インピーダンス:4-8ohms
Tweeter:リボントゥイーター
Mid Range:135mm Altima
Woofer:135mm Altima × 2
重量(kg)/台:19.2kg
サイズ:(HxWxD,mm)921 x 194 x 428
仕上げ:ピアノブラック

最近当店のお気に入りであるQUADRALの新製品が入荷しました。

名前はWOTAN(ウォータン) [です。ウォータンと言う言葉は馴染みがないですが、調べてみるとゲルマン神話の神の名で、北欧神話におけるオーディンに当たる主神だそうです。

外観はウーファー3発の2WAYに見えますが、最上段のウーファーはMID(スコーカー)として使われているため3WAYスピーカーになります。
ウーファーはアルミ、チタン、マグネシウムの合金をを使用したユニット。ツイーターはQUADRAL得意のリボンツィーター。

QUADRALの作りは(ブックシェルフのPICO等も同じく)クオリティが高くでツキ板の仕上げも綺麗。エンクロージャー自体もハイエンド並の高剛性を誇ります。このクラスのスピーカーの中では最も作りが高級なスピーカーだと思います。
   
 スピーカー底部はボードの上にインシュレーターが組み込まれておりベタ置きでも十分な音質。  ジャンパー線及び内部配線には(仏)リアルケーブル社のモノを使用


音出しても十分納得の音質である。リボンツイーターはシャリ付く物が多かったので当店では敬遠していたのだが、その心配はなく、MIDとウーファーも金属ユニットも同じくキン付きが耳につくことはない。
気になる、ウーファーのMID使用も心配の必要は無かった。きっちり中域の再生がされている。
レンジも広く、解像度も高い。ハイスピードとまでは言えないが、十分な速さは体感できる。決してゆるくはない。

この価格帯は当店ではDYNUDIO FOCUS220がベンチマークとなるが、音質に関しては好みの問題かもしれない。しっとり滑らかで落ち着いたWOTANの音質は十分魅力的だ。
むしろ、仕上げの美しさとスパイクレス構造でポン置きでもそれなりに鳴ってくれる分、WOTAN[の方が初心者の方やオーディオに気を使いたくない方には安心であろう。
組み合わせるアンプは、色々実験してみたが、NmodeならX-PM1よりもX-PM2、SOULNOTE sa1.0や47研のアンプ等締りのあるハイスピードなアンプの方が相性が良いようだ。