D/Dコンバーター
M2TECH HiFACE

売価 20,365円 (税込))

「PCオーディオやってるんだけどUSBの音がイマイチなんだよなぁ」
と言う方に朗報です。
本商品はPCのUSBポートに指すだけで同軸のSPD/IFに変換するコネクターです。
またこの製品の肝は専用のドライバー添付というところでしょう。

ところでUSBって音が悪いと言う話はよく耳にします。
当店でも試聴は行っていますが光デジタル(TOS)と同等レベルで同軸デジタルには及びません。話がそれますがPC系のインターフェースにはFireWire(IEEE1394)というのもあります。
たしかに音質はFIREWIREもUSBよりはまとも(なモノが多い)ではありますが、こちらも我々としてはまだまだ不満を持っています。
勿論、各製品自体の個体差があるので、どのインターフェイスが優れているというのは極論出来ませんが、まだまだ同軸デジタルのアドバンスはあると思います。(個人的にはパーフェクトウェーブのHDMIが唯一同軸SPDIFを超えるかなと思ってますがオーディオ用デジタル転送の主流になれるかは、微妙ですね。)

さて、実際に試聴してみました。
PCはDELL製のSSD内蔵ファンレスノート。
プレイヤーソフトは定評のあるFOOBAR2000を使用。
DACはパーフェクトウェーブDACで音を出してみる。


・・・・・

「大したことねーな。パーフェクトウェーブのUSB接続とあまり変わらんぞ」
「おかしいな・・・」

とマジメに説明書を見なおしてみました。
はい、勘違いしていました。
HIFACEを普通に繋いだだけでは50%しか真価発揮しません。
出力デバイスを「KS」カーネルストリームに変更しないと本当の音はでません。
カーネルストリームとは、WindowsのOSにあるカーネルミキサーをパスできるという意味で
KSモードでは、OSのカーネルによるデジタル信号が改変されないので、より正確な再生が可能です。

この時KSモードにしていなかったので何か物足ない感じだったのですが、KSモードにすると中々良いです。
というか19800円なら十分過ぎる音質と言ってもよいでしょう。
ただし再生ソフト側が対応していないとKSモードは使えません(WMP、iTuneは非対応)

内部クロックも高精度なものを使用していますし転送方式も非同期ものを使用しています。
サンプリングレートも44.1KHz〜192KHz対応です。
特にUSBに不満を持っている方には是非試していただきたいアイテムです。
S/Nが上がって透明度があります。歪みも低減します。
価格面もお手頃ですし、同軸デジタル入力DACをお持ちでUSBを1ランク良くされたい方にはオススメです。


岡島日誌第十四と十五回にも使用インプレを乗せておりますので御覧下さい。