ドラゴンへの道

このごろ、CR-D1SE、CR-D2XRからのグレードアップをする為のお問い合わせが多くなってきました。
セッティングガイドでお知らせしたのだがいい加減なグレードアップをするとやけどしそうな程良くできているのでこの話は慎重に進めて行きたい。

当店で(現実的な価格で)CRシリーズから自信を持ってグレードアップ感のある製品と言えばソウルノートかNMODEであろう。

現在、お使いのスピーカーがソウルノート、マランツプロ、JBL、タンノイ等ならばソウルノートを薦めたい。
今回はスピーカーにディナウディオを使用するので敢えてNMODEを選択。

なんといっても”セコイ”を売りにしている岡島である。
どっちか一方、つまりアンプをグレードアップしドライバビリティをアップする方が効果的なのか
それとも情報量とキレの良さを上げるためにCDPを買い換えるべきなのかである。
もちろんいずれは両方買い換えるのは前提においてである。

そこでせこいグレードアップ大作戦。
CR-D1SEMkUをグレードアップ その1であります。

意外なことに私は、アンプ重視主義者である。今回もアンプのグレードアップが効果的だと主張した、店長はCDPの音を整理した方が早いと言って聴かない。
というわけで、まずは視聴室にリファレンススピーカーSP25を引きずりだしてCR-D2XRで鳴らしてみた。

(以降CR)重たい感じはするものの、4万円そこそこのレシーバーが鳴っているとは思えない、ちゃんとなっている。
さて、SP25では無理があるのは承知だが、これをX-PM1にすればドライバビリティの
グレードアップは一桁上、楽々とSP25が動くという寸法である。



<アンプ:X-PM1 CDP:CR-D2XR内蔵をプリアウト>

岡島「。。。。汗」
竹田「ね、言ったでしょ、」
そうなのである。アンプだけの取り替えは、むなしい。25君は、明確にソースを
展開した、そのソースのアラまでも、だからCRのCDPの弱点が耳に付いてしまった。
気を取り直して、



<アンプ:CR-D2XR(外部入力) CDP:X−CD1>

X-CD1をCRにつなげる。「ほほう」CRにさらに透明感と分解能が
加わって音場の見通しがぐんと広がった。これは議論の余地がない。


いつまでも帰らない酔っぱらいを追い出す、バーのマスターみたいに店長は、機材を
整理に入るところをもう一度お願いして、アンプまで替えてもらう。

<アンプ:X−PM1 CDP:X−CD1>

うんうんこれなら
アンプを買えたうまみが充分に出てくる。

<結論>
一気に総とっかえが一番良いのは当然と言えば当然。
しかし段階的にやるならCDプレイヤーからグレードアップが正解のようです。