スピーカースタンド 第二弾 発表 !
  
”The Base”の弟分 「ダイダロス」
            販売価格 128,000円(税込) 販売終了しました。ありがとうございます

  

大変お待たせしました、”The Base”発表から一年、もう少し安価な物を、FOCUSや一般的小型スピーカーに
見合うランクの物を等の声にお答えして、コストダウンに努力していました。
ようやくできたスタンドが音は吉田苑らしく、デザインは吉田苑らしくないおしゃれなデザインになりましたので
ご報告いたします。

 ”The Base”の肝は後から発表されたインシュレーターボードでも
お分かりの通り天板とそれを浮かす事によりコントロールしている事
なのです。
ですからグラスファイバー充填の4本の足は、ある程度鳴かない素材
であれば代用が効くであろう、そこでアクリルでやってみようという事に
なりました。
最初は丸棒を使用した足の試作からでした。
設計は一緒ですからすぐに上がってきました。「こりゃ簡単だ」
喜んだのも束の間。試作の請求書を見てびっくり!(試作写真左)
殆ど 
”The Base”と同じ金額です。この丸棒が曲者でした、
音質的に考えてキャストの50mm円柱を磨き上げるという物で、
アクリルとは言えキャストは通常の押し出しのアクリルに比べ、コストも
手間が掛かるということでした。(写真右)
ここで、使用目的、強度等を業者さんに説明して出来上がってきた物
、修正した物が「DAEDALUS」に成りました。
脚部がうまくいったので、コストと汎用性を考えてバイスを省略、
今度は、スピーカーが鳴らしている間、鏡面に仕上げるとスピーカーが
エネルギーで後ろに動いていく現象が起きてしまいました。
天板鳴きのコントロールに切れ目を入れ、天板表面を少しブラスト加工し
摩擦を大きくし、滑らないようにしました。
さて写真をご覧になって、「強度は大丈夫?」思われた方も
いらっしゃるでしょう。底版と中間ボードを繋ぐ角材との接合面ですが、
アクリルならではの重合接着とボルトを使用し必要な強度を確保しました。

 リスニングルームが明るく広く感じられる透明アクリルは、かなりおしゃれに決まったと思います。透明度が
高すぎて写真でお知らせするのが,難しいくらいです。セッティングしてみるとスピーカーが宙に浮いているようです。
重量も半分以下になりましたので、セッティングの際も楽になりました、トータルでは兄貴よりお買い得かもしれません。

定格
天板部分:ステンレス合金#7075
脚部:アクリル重合接着構造
3点分離点接触支持 ネジ止め
底板部にスパイクあり。
高さ:70cm
天板サイズ:222cm X 330cm

 音の評価、さすがに”THE BASE”には、音の速度、エネルギー感、辺りで一歩譲ります。
とはいえ、それは”The Base”を相手にした時だけです。 これを最初に設計したら兄貴の方は作らなかったか
もしれません。ハイスピードな音を愛してらっしゃる方でしたら、普通のスピーカースタンドは全く問題にならないでしょう。
納期は、2006年1月から順次出荷いたします。 

  これに伴い、ほとんど儲けの無かった”The Base”を価格改訂させて頂きます。
インシュレーターボード SK-11、SK-25は販売完了させていただきます。
元々利益を殆ど乗せずに販売開始致しましたが、材料費などの高騰によりいよいよ、
価格を維持する事が難しくなりました。申し訳ありません。